ビットコインダンジョン2.0

Bitcoin (ビットコイン)やブロックチェーンを技術に詳しくない人たちのために、面白おかしく、そして真面目に語ります since 2014

2017年のビットコイン/ブロックチェーン業界を予想する

少し遅いですが、あけましておめでとうございます!2017年が始まりましたね。

何だか年をとるごとにこういう季節行事的なものに対する感覚が薄くなってきてしまい、もはや普通の日と変わらないくらいの感覚になってしまっているんですが、それでもやはり年始は今年1年やその先のことについて熟考するいい機会です。

 

というわけで、毎年恒例になりつつある、年始の今年のビットコイン/ブロックチェーン業界の予想をします!去年を振り返ってみると解決しなかった問題もありますが、年間を通すと国内外でビットコインにとって大きな前進の年だったと思います。果たして今年はどうなるのか?

 

毎年のことですが、1年の流れを正確に予測するのは難しいので、年末にどれだけ間違っていたか、どんな想定外が起きたかを答え合わせするのを楽しみにしておきます。

(どうでもいいですが、気づいたらまた今年の年末になってそうな気がしていて、今から加齢による時間の流れのスピードアップ化がおそろしいです…)


ビットコイン価格

 

年始なので無責任にビットコインの価格を予想してみましょう!去年は少し現実的に650ドル程度で予想したのですが、結局950ドル程度までビットコイン価格が予想を裏切り上がってしまい、大きく外してしまいました。

 

なので、今年はリップサービスも含めてある程度上で予想していこうと思うのですが、ずばり2017年年末のビットコイン価格は2126ドルと予想します!!!!

 

年間のビットコインの価格の動きを、チャートも全く読めない丸腰状態で無責任予測すると、まず去年末からの爆上げへの調整が入り、ビットコイン価格は1月から2月にかけて一度大きく調整します。どこまで調整するかはよくわかりませんが、まあ700ドルとか言っておきましょうか。


その後SegWitの話などの進展が見られない膠着状態が続いていると想定すると、そこらへんも若干の不安要因になり、しばらく700ドル当たりで上下して停滞するのではないかと。600以下になるのもありえるかと。

ただし、2017年のビットコイン価格により強く影響するのは業界内部の話より、むしろ16年から続いている経済や金融政策の混乱や失敗なのではないかと予想しています「ブラックスワン」と呼ばれる予想外の混乱や金融危機のような事件が、ついに今年来るのではないか…!と個人的には勝手な予感を持っています。もしそれが本当に起きたらビットコインへの注目はさらに増すはずなので、そう考えると年末の2000ドル超えという予想も低くないとは思います。

 

SegWitが通らなったら価格は下がるのではないか、Bitcoin Unlimited派とのハードフォークなどのリスク要因もありますが、SegWitなしでもスケールを確保するための技術が開発されていること、今年の中盤前から危機感がさらに高まることから何とか収束すると自分は考えています。

というわけで、かなり強気に年末のビットコイン価格は2126ドルと予想します。

 

業界内で盛り上がるトレンド


去年は業界トレンドやキラーアプリについては大きく外しましたが、今年盛り上がりそうな分野は、

 

  1. マイクロペイメント×コンテンツ

    マイクロペイメントの技術の実用化がさらに進み、複数のサービスで実際に実装され、稼働します。いずれにせよ今年中に大きな結果を残すサービスはないと思いますが、マイクロペイメントの最もわかりやすい応用方法としてコンテンツの少額支払いなどが注目されるでしょう。

    同時に自分はこの分野はイメージしやすい半面、過去に失敗し続けてきた分野でもあり、実は結構悲観的だったりします。少なくとも今出てきているコンテンツプラットフォームで成功するものは自分は出てこないと思っています。

  2. MUFGCOIN

    ジョークではないですよ笑

    自分は自称MUFGコイナー?なんですが(ただの石原さとみファンとも言う)、今年はMUFGCOIN的なものがもてはやされる現象が起きそうです。

    正確に言えば、MUFGCOINというものはブロックチェーン技術を利用したポイントのようなもので、特に革命的な部分はないのですが(少なくともビットコインなどと比べると)、ただし一般メディアからは「これこそがFintechの本命」的な感じで注目されそうです。

    正直に言えばいずれにせよFintech全般にあまり興味がないですが、ユーザーにとっての利便性が上がるならいいことですし、また「スマホを起点としたペイメント」がより身近になるとしたら、それは実はビットコインにも副次的な好材料になるのではないかとか思うので、まあいいんじゃないかなとも勝手に思っています。

  3. ICOプロジェクトの崩壊

    トレンドとして他にありそうだと予想しているのが、2016年、またはそれ以前にICOを行い多額の資金を調達したプロジェクトが相次いで色んなパターンで事実上崩壊、もしくは黄信号がともされるような現象です。

    これは去年後半にもSynereoの醜い内部抗争みたいなものが明らかになったりしましたが、これは氷山の一角だと自分は思ってまして、17年は他にも開発が想定したより全く進んでいなかったり、内部分裂したり、トークン価格が急落したり、ボロボロになっていくプロジェクトが複数出てくるでしょう。

    17年前半はまだICOで億単位を集めるプロジェクトが出てくると思いますが、過去に期待されたプロジェクトの失敗、成功例が出てきていないことが露呈されると、やはりさすがに中盤から後半にかけて冷めてくるんじゃないでしょうか。

  4. その他

    考えたんですが、実は「これだ!」という盛り上がる分野がほとんどピンときませんでした。

    国際送金はもちろんありますし、他にも最近ヘルスケア分野への応用などのトレンドもあったりするのですが、今年中に盛り上がって成功するような応用はほとんど思いつかないです。(自分たちがやっている分野を紹介してもバイアスしかないのでこの記事では省略)

    しいて言うなら、16年のようなマクロ経済の混乱や不安などが今年さらに広がったとしたら、トレードやビットコイン購入、それに付随する保管サービスやソリューションが盛り上がったりするんじゃないでしょうか?

    また、特にグローバルに展開している企業やサービスの支払い手段としてビットコインが採用され始めるトレンドが加速する可能性はあるとは思っています。特にUberやAirbnbのような会社がこのトレンドを切り開いて行ってくれることをビットコイナーとしてもサービス利用者としても淡く期待しています。

    ただし、コンシューマー向けのサービスはまだ今年1年では一般レベルに昇華出来るサービスはまだ出てこないと思います。今年1年の業界の結束、マイクロペイメント技術の進歩の準備段階を待たなくちゃいけないでしょうね。


アルトコインの動向 

 アルトコインについては正直ほとんど細かいところまで見えてるものはないのですが、予想というか妄想に近いところもありますが、大胆予測してみましょう。去年は年末にかけてビットコイン価格が急上昇するにつれ、アルトコイン価格が軒並み大暴落して完全に沈黙してます状態のアルトコイナーも多かったですが、果たして今年は…


イーサリアム


イーサリアムはビットコインに次ぐ第二位のポジションを今のところ堅持していますが、果たして今年はどのようになるのか。去年は前半のお祭りムードから一点、後半は非常に厳しい状況、批判にさらされたりしました。

今年のイーサリアムは、去年後半よりはまとも、でも全体的に見ると今年も1年試練になるのではないか、と予測します。


まず去年後半にThe DAOハードフォークと分裂、その後のDoS攻撃に対するハードフォークと意図しないコンセンサス形成失敗など、いい意味でも悪い意味でもイーサリアムは悪い材料は大体出した感じはありますし、一時の過剰な期待なども冷めてきています。

その点では今年は開発陣が結束して大きな問題などが起きなければ静かに研究開発が進むんじゃないでしょうか(計画内外のハードフォークなどはまだあると思いますが)

ただし、今年1年内ではイーサリアムの明確で実用的なユースケースも多分見つかりませんし、また去年の過度に期待されたイーサリアム上のICOプロジェクトの崩壊などの悪いニュースも結構あると思います。

後はビットコイン次第のところも大きいですね。もしビットコインがSegWitやスケーラビリティを何とか乗り越えて次のステップを踏めたとしたら、ビットコインの先行者利益、その他のアルトコインとの差はさらに開くと思います。逆にビットコインが課題を上手く解決できないような様相になれば、イーサリアムにもまた盛り上がるチャンスは出てくるとは思います。

匿名系コイン

去年はMonero、Zcashなどに一部注目が集まりましたが、今年もこのトレンドは継続すると見ています。プライバシー、Fungibilityの問題はビットコインにとっても大きなテーマの一つですし、需要や関心は底堅いです。

 

マイクハーン(もうダメです)なアルトコインたち?

それ以外にもアルトコインはたくさんあり、一時的に価格の上下がみられるコインも存在すると思いますが、ビットコインの動向次第では今年は多くのアルトコインの死の宣告になるような年になる可能性もあると思います。

 

特にビットコインのマイクロペイメント技術が前進した時に、「これビットコインでやればよくない?」の一言で片付いてしまう系のアルトコインにとっては、今年中に暴落や崩壊などしなくとも、ほぼ将来的な方向性が決定してしまいそうです。

 

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(カカシ先生、説得力ない…笑)

 

逆にビットコインの停滞が続くと、これらのアルトコインがさらにシェアを伸ばす可能性もあるかなとは思います。(もっと長期的に見ると、ビットコインが成功しようが失敗しようが将来性を感じるアルトコインは少ないですが)

 

他にはイーサリアムへのアンチテーゼ的な「チューリング完全ではないスマートコントラクトアルトコイン(プラットフォーム)」が今年はちょこちょこ注目されそうです。

 

プライベートブロックチェーン

これは以前から正直に言っていますが、自分はプライベートブロックチェーンに関心も薄いですし、技術の詳細など理解してない部分の方が圧倒的に大きいのですが、ビットコインなどとは別軸で今年も進むんじゃないでしょうか。

この時点でこのプライベートブロックチェーン、コンソーシアムチェーンが1年で形骸化する、失敗する、的なシナリオは考えていませんが、ブロックチェーンというかDistributed Ledger Technologyとか言ってB向けでの応用でこのまま進んでいくんじゃないでしょうか。ただし、実際の運用が始まったりするのは多分来年以降になるものがほとんどなので、この領域への最終判断は今年には出来ないでしょう。

 

国内のビットコイン/ブロックチェーン業界


今年は日本国内のビットコイン/ブロックチェーン業界にとっては大きな変化の年になると思います。

やはり一番大きく影響を及ぼすのが先日詳細が発表された、仮想通貨法案(という呼び方でいいかな?)の施行と対応でしょう。

 

平たく言えば、規制の影響で日本の市場は今年1年で大手の参入が始まり、取引所中心のエコシステムにさらに突き進んでいきます。

今回の法令案も結局は取引所を念頭に置いたもので、詐欺的な業者の排除、業界全体の健全化という点ではポジティブで、今年中盤から大手FX企業、その他の企業の参入などが今年は始まることが想定されます。


ただし、同時に国内のビットコイン/ブロックチェーン業界、特にベンチャー的なエコシステムにとっては弊害も多いと個人的に考えており、規制を受けた企業しか営業が出来なくなり、ビットコインもしくはその他のアルトコインやトークンを利用した実験的なプロジェクトやベンチャー企業が参入しづらくなり、国内での関連技術のイノベーションが停滞し始める年になるとも考えています。(ここらへんについては海外にも向けて、近く英語で記事を書こうと実は考えています)

 

トレードやビットコイン購入において、世界的に見ても日本がリードするような状況に今年1年でなることも考えられので、大局的に見ればプラスと捉えていいと思いますが、海外のサービスの日本国内での使用停止、規制強化による大手集中化、プライベートブロックチェーンソリューションの提供特化、人材の国外流出などの得意のある種ガラパゴス化的な流れが始まる年になるのかもしれません…。(まあそれがいいことか悪いことかは個人の判断次第だとは思いますが)

 

最後に

 

というわけで今年1年の予想でした。去年も同じような感じでしたが、やはり1年間通して正確に予測するのは難しいですね。

 

一番大きいところで言えば、SegWitがどうなるのか、Bitcoin Unlimited陣営とのハードフォークのような劇的な展開があるのか、これ次第でアルトコインなども含めて大きく業界内の様相が変わってきてしまいますが、これを今の時点で予想出来る人はいないでしょう。(どうなるかわからないのがこの業界の面白いところでもある)

 

ハードフォークするかどうかと聞かれれば、「(多分)しない」と自分なら答えますが、ぬぐい切れない不安というか、何が起きてもおかしくはないという感覚や覚悟もあります。

 

総合するとビットコインにとって2017年はどのような年になるのか?


内部分裂のリスクなどを抱えつつも、全体としては年末に今年もビットコインにとっていい年だったと言える状況になるとは思っています。仮にSegWitが通らなくても、ハードフォーク分裂のような展開があったとしても、外部の経済環境の変化、技術の進歩などを考えると慎重に楽観視していいのではないかと予想します。同時に悲観的に見ている人たちの主張も十分に理解できますがね。

 

というわけで今年も1年どうぞよろしくお願いします。

それでは。

 

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ビットコインの2016年を自分の記事で振り返る…

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残り数時間で今年も終わりですね。おそらくこの記事を読む人はそんなに多くないと思いますが(笑)、この1年を自分の記事で振り返ってみます。この1年はもう終わっちゃったと思うと同時に、個人的にもやりたいことも大部分は達成できたことも多いと感じていましたし、中々濃密な年でした。

 

ブログの更新が中々出来ない日が続いたり、記事の質が落ちてるのではないかというまことしやかな噂もありますが(事実!?笑)、来年も何か面白い話があった場合、重要な技術やプロジェクトの解説などを細々とこのブログも続けていこうと思ってます。特にやることがなかったので始めたブログにしては頑張っていると思います笑

そして、先日ビットコイナー反省会の年末特別回でも今年1年を振り返ったので、まだの人はそちらも是非見てください。そして今年のビットコイナーにやらせで選出されました笑

www.youtube.com

 

今年自分の記憶に残ってる記事

coinandpeace.hatenablog.com

 

小ネタ検定なんてやったなー!!笑

 

思った以上に受けてくれる人がいて驚いたのですが、タイトルの通り本当に役に立たない小ネタの質問が多かった記憶がありますw設問で覚えているのは、「ビットコインのGenesis Blockに刻まれたSatoshiのメッセージは?」「一番最初にビットコインを使ってICOをしたのはどのプロジェクト?」「VitalikがEthereum以前にかかわっていたビットコインメディアは?」「Dorian Nakamotoがインタビューを受けるのにメディアに要求したものは?」などです。


結構難しいんですが、まだ受けたことがなかった人は年末の暇つぶしに受けてみるといいかもしれません。全20問なのでちょっとしたクイズとしてはイケます。

 

(ちなみに答え合わせ記事はこちら

 

coinandpeace.hatenablog.com


こちらの記事はRootstockの概要をBTCNに寄稿した記事に関するブログ記事ですが、もはや何を書いたかは覚えてないですが、かなりまとめるのに苦労した部分そこそこいい記事が書けたんじゃないかと思います。Rootstockは来年重要になってくるプロジェクトの一つになる可能性があるので、自分も復習しなおしておきます笑

 

coinandpeace.hatenablog.com

 

今年前半に大きなインパクトがあったニュースがDMM.comのビットコイン決済受付でしょう(忘れてたけどw)このタイミングで便乗してcoincheckさんにお話をきけたので、インタビュー記事にしてます。

 

coinandpeace.hatenablog.com

 

取引所比較記事ですね。もうすでに古くなってしまっている気がしますが、各取引所にインタビューさせていただき、かなり細かいところまで話を聞いてきました。未だにやはりこの記事が一番アクセス数が多いですね。取引所のみなさま、ご協力ありがとうございました。

 

coinandpeace.hatenablog.com


今年はベトナム、シンガポール、台湾、アメリカ、スイスで現地のビットコイナーに話を聞いて来たり、現場の雰囲気を掴んできたのですが、その中でも特に一番印象に残っていて評価も良く、自分的にも中々いい記事がかけたなと満足しているのが、上記の台湾のファミマとビットコインの話です。

 

実は今台湾にいるので、上記のBitoExにも後日また話を聞いたんですが、上記の記事がきっかけでなんか日本の会社からコンタクトがあって、何か一部進展したりみたいなことがあったそうです笑このブログ読んでる経営者がいるんですねw

ちなみに台湾のビットコイン業界についてはさらに追加で何か記事を書こうと思ってますが、毎週ビットコイン勉強会があったり、月2のイーサリアムミートアップあったり、ある種日本が辿った状況に近いかもしれないですが、何かボトムアップで沸々と業界が成長して出来上がってきているそういうエネルギーを感じます。

 

coinandpeace.hatenablog.com

 

これはビットコイン&ブロックチェーン研究所用に書いた記事なのですが、面白かったですねー、偽サトシ騒動笑未だに現実に起きたことなのかよくわからないというか、こんな謎な事件が起きるのはビットコイン業界くらいのものかもしれませんwとりあえずチューリップトラストの出現を全力で待ちましょう。

 

coinandpeace.hatenablog.com

 

こちらの記事は書いたことすらもう忘れていたくらいだったんですが、今年前半The DAO前にイケイケになっていたイーサリアムに対して、平たく言えば冷静になった方がいいんじゃないのか、本当の試練はこれからなんじゃないのか、という内容の記事でした。まあ今振り返ってみるとここに書いたことは結構的を得ているところもあって、今イーサリアムは今年前半の見る影もないほど本当に苦しんでますね。復活するのか、それともこのまま沈んでいくのか、正念場は来年でしょう。

 

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こちらも元々サロン用に書いた記事ですが、いやー、The DAO事件はやはり今年一番印象に残っている事件です。リアルタイムでまさか後世に語り継がれる伝説が見れるとは、というのもありますし、色々考えさせられる重要な意味を持つ事件でした。

 

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今年書いたネタ記事の中では中々クオリティ高いものの一つです笑一体私たちビットコインーはいつまで苦難の日々を過ごさなくてはいけないのでしょうか…w

 

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そしてこのビットコイン合コン記事笑

 

なぜかプライベートと飲み代を犠牲に、自ら、ビットコイナーの虐殺を詳細に(気合入りすぎて長すぎ)レポートするという企画通りのクソ記事でした…。

ちなみにMUFG丸の内OL系女子と合コンする企画が実はこの後浮上していたんですが、くそビビりまくっててまだ開催していません。果たしてこの企画の第二弾は現実するのか…。こうご期待する必要はないでしょう笑

 

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そしてランダムに書いたKim.comの記事。彼は本当に面白い人ですね。

そして今だからこっそり言いますが、この記事書いた直後にKim.comからTwitterでDMもらったっていうね爆笑そして記事のリツイートもしてくれました。半端ねーっす、ドットコムさん。来年はBitcacheのおかげでビットコイン価格が爆上がりすると公言している人なので、どうなるのか期待しておきましょう。

 

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そしてやはり今年界隈に一番衝撃を与えたのがRarepepeでしょう(ある意味w)

この記事をきっかけに儲けるために暗号通貨に足を突っ込んでいたはずが、なぜかPepeアーティストデビューしてもう現実世界には戻れないほど、道を踏み外してしまった人たちが複数人出ています笑今は若干盛り上がりも落ち着いていますが、多分17年も何か仕掛けてくると思うので、もう一度盛り上がるタイミングがあるかもw

 

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これもかなりの内輪ネタなんですが、業界内の人からは高い評価をいただいたブロックチェイナーの分類記事笑

 

来年はダークサイドブロックチェイナーに対するビットコイナーの逆襲となるのか…。

 

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こちらはまじめに書いたSynereoの崩壊の話とICOのリスクなどに関する記事です。今のうちから予言しますが、17年はICOプロジェクトの崩壊が連発する可能性があるので、今のうちに心の準備をしておいた方がいいでしょう。

 

coinandpeace.hatenablog.com

 

これは特に説明不要でしょう。クリスマスはマイクハーン。

 

 

というわけで、思ったよりかなりのボリュームになってしまいましたが、今年もこのブログを毎日のように読んでくださる読者の方には本当にお世話になりました。ブログが活動の中心では今はないですが、啓蒙、告知、自分の勉強へのモチベーションもしくは単純に自分の自己満のためにもこのブログを始めて本当によかったなと思っているので(まさかここまでまじめに長く続くとは…!)来年もまたよろしくお願いいたします。とりあえず元旦からがっつり働いて17年の予測記事なども出そうと思っているので、来年も一緒にビットコイン、ブロックチェーンに関して濃い一年にしましょう。

 

追伸:CNPCOINの拡散協力配当について

 

今年中にみそぎをしなくてはいけないことの一つなのですが、ここ3か月ブログの拡散に協力してくれた人へのCNPCOINでの配当が配れていませんでした!(本当にすいません)Twitterでのリツイート状況をモニターしたりするのが手動で結構大変で、かつ更新頻度も以前ほど多くはないこともあり、今年を持って拡散協力でのコイン配布は終了しようと思います。このブログがここまで認知されるようになったのも特に初期に色々協力してくれた方たちのおかげで、その人たちに何かしらのインセンティブを提供するという点では上手くいったのかな、と思います。

もし自動化できるようなツールが出てきたらそのタイミングでまた再開してもいいかと思いますが、それまでは一度ここで打ち切ります!(ちなみにここ三か月分に関してはみそぎと記念として普段より多めに今まで協力してくれていた人たちにコインをこの後お送りします。遅れてしまい申し訳ない…)

後は、Tokentalkがいまいち不安定で今移動なども含めて検討しています。元祖国産トークンとしてCNPCOINを使った実験、交流などは来年も継続させていくつもりですので、こちらも今後とも是非よろしくお願いします。

 

それではみなさん、よいお年を。と言いつつまた明日から普通に働くんでまたすぐに会いましょう笑

 

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年始の自分のビットコイン/ブロックチェーン業界予想の答え合わせ!

さて、今年もそろそろ終わりということで、自分が今年の1月1日にした予想がどこまで合ってたか(間違っていた)かを答え合わせ、採点してみようと思います。

年始に予想した記事は以下です。

 

coinandpeace.hatenablog.com

 

価格

ビットコイン価格は現在進行形で今すごいことになってますね!正直上がり過ぎてて自分もちょっと困惑してるくらいなんですが(笑)、自分が年始にした年末の価格予想は650ドル、現在の価格が930ドル程度。一度850ドルくらいまで下がった後に1日ちょっとでここまでまた戻してきて、1000ドルをうかがっている感じでビビっています。

 

ビットコイン価格の予想は大きく下に外してしまったようです。が、これについて文句を言うビットコイナーはそんなにいないでしょう笑

絶対値は外しましたが、年始の時点でビットコイン価格はある程度強気でもいいんじゃないかという根拠として、ビットコイン半減期と既存の仕組みの混乱、金融危機などでビットコインに注目が集まるのではないか、というのが主な主張でした。

 

これに関してはある程度予想通りで、半減期直前でビットコイン価格が上昇し、また現在のビットコイン価格の高騰もやはり半減期によるマイナーへの報酬減というところがある種ボディブローのようにじわじわ効いてきている結果とも見れます。

また、ご存知の通りBrexitや、トランプの大統領戦勝利、インドでの高額紙幣廃止、ベネズエラのハイパーインフレーションなど、足元の経済の状況がなんだかグラグラしてきている感じはあり、そういう動きは総じてビットコイン価格に関して言えばプラス材料になることが多いですね。

  

また、今年後半にかけて一般企業やメディアへのビットコインへの注目が増して、ビットコインのイメージが改善されていくのではないか、という予想もしていたのですが、これに関してはほぼ的中というか、想定よりもむしろ特に日本国内でのビットコインのイメージの改善は大きかったと思います。Bitgirlsのようなテレビ番組にもビットコインをイメージさせるものが出てきたり、また先日bitFlyerが一般層に向けて有名な女優さんを起用したCMを始めたり、正直国内でここまでビットコインが盛り上がるというのは自分の予想の上を言ってました。

www.youtube.com

 

ただし、ネガティブ要因としてはやはりブロックサイズの問題などを挙げていて、自分は楽観的だと言っていたのですが、想像以上に泥沼、苦しい展開になっているという部分は間違っていたと思います。また、R3CEVなどが勢力を持つ可能性もビットコインに対する懸念としてあげてましたが、どちらかといえばこれは勝手にマイクハーンしそうな雰囲気が出てきてますねw


自己採点: B+

ビットコイン vs ブロックチェーン

 

年始の予想では、前半は(プライベート)ブロックチェーン無双が続き、ただし後半にかけてブロックチェーンの意義や効果が見直されたり、疑われたりして、ビットコイン回帰の動きが出てくるのではないか、と予想していました。

もはや今年前半がどんな様子だったのか覚えてないのですが(笑)、シナリオとしてはおおむね外してはないのかなと思います。

今もまだある程度ブロックチェーン神話みたいなのはありますが、段々ハイプや夢物語みたいなものは収まってきて、脱ブロックチェーンの動きが見られたり、業界内外からの冷静な批判も起きていたり、ビットコインの価格上昇なども含めてですが、エネルギーが段々ビットコイン周辺に戻ってきている感覚もあります。


ただし、想定以上にブロックチェーンハイプが強かったというか、勘違いなども含めて定着してしまった感じもあり、その点では自分が予想した感じ(大部分失敗して使い物にならない、みたいになる)とは少し違った様相になっているかと思います。

自己採点: B-

ビットコインの上のレイヤーの話

 

年始は、今年中にライトニングやサイドチェーンが実用されることはないけど、ただしその原型のようなものが現れてくるのではないかと予想しました。

ただし、実際にはSegWitの公開が予想より遅かったこと、ブロックサイズなどを巡る業界内での政治抗争的なものの影響もあり、想定したよりセカンドレイヤーの部分は進まなかったというのが正直な印象です。とはいえ、何も起きていなかったわけではなく、見えないところで開発は進んでいるわけですが、これに関して言えば自分が予想した楽観的なシナリオと現実は大きくかい離していると思います。

 

自己採点: C

ブロックチェーン2.0

ブロックチェーン2.0の領域はイーサリアムなどでスマートコントラクトを利用したDappsなどが盛り上がる、スマートコントラクトで全てを分散化しようとする動きが出てくる、ただし上手く行かないものがほとんど、という予想でした。

まあかなりざっくりした予想なので「予想通り!」とは言いづらいところもありますが、控えめに言ってもまあこんな感じです笑

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やはり一番衝撃的だったのがThe DAOのハイプと崩壊、他にも色々スマートコントラクトを利用したプロジェクトがバンバンICOをして数億円規模の資金を一瞬で集めたりなども相次ぎましたが、正直に言えば大部分は中身のないもので17年以降崩壊劇みたいなのが続くのではないでしょうか…(来年の予想はまた年始にやりますが)

 

また、イーサリアムに近い分散アプリケーションプラットフォームを標榜していたSynereoの空中分裂も記憶に新しいですし、その点では大きく盛り上がるけど、失敗が続くみたいな自分の予想はあっていたかな、と思います。まあでもこれは業界内の人ならそこまで予想するのは難しくなかった気もしますが。

自己採点: A

 

キラーアプリ

 

年始はキラーアプリは出てこないんじゃないか、ただしその中で可能性があるとしたら、ゲーム、国際送金、またIoTへの応用、というところにしていましたが、これはそこまで近くなかったかな、と正直思います。

 

まあ、ゲームの領域に関しては自分もここらへんをメインにやってるのでかなりバイアスがかかってしまうのですが、自分が中心に進めているProject ORBが正式に稼働したり、SoGとイギリスの有名テレビチャンネルChannel4とのパートナーシップ、他にもゲームの領域ではGameCreditsが注目されることもありましたし、ゲームとブロックチェーンという領域は着実に進んではいますが、まだキラーアプリと呼べるレベルまでは到達していません。全体的に見ると来年に向けて準備が進んだ年、くらいの位置づけでしょう。

国際送金ですが、Circleなどがビットコインを使った送金にフォーカスして一定の結果を残してはいるようですが、Abraについても最近ほとんど話を聞かないですし、想像以上にこの分野は今年盛り上がらなかったですね。やはりビットコインと法定通貨間の交換の部分での摩擦、お金受け取りの部分にかかる手間やコストのところなど、思った以上にこの分野は難しい、時間がかかるということが今年わかったと言えるかもしれません。

 

また、IoTへの応用もいくつか取り組んでいるプロジェクトはありますが、少なくとも今年中に何かインパクトを残した企業やプロジェクトがあるかと言えば皆無です。本当はSlock.itがここらへんでイケイケ行くはずだったんですけどね~…w


ふたを開けてみると今年ビットコイン躍進のキラーアプリになったというのは、中国元切り下げと資産移動、高額紙幣廃止問題やハイパーインフレーションなど既存システムの崩壊という意味合いの方が強かったですね。

 

自己採点: C-

 

国内の業界

 

国内の業界の予想は、前半はブロックチェーン祭りで後半にかけて失速という感じだったのですが、まあ遠くはないかな、くらいな感じです。

 

実際にはそこまで失速というほどではなく、むしろブロックチェーン関連の書籍がバカ売れしたり、よく言えば「ブロックチェーンの定着」、悪く言えば「勘違いの固定化」とでもいえる状況になったと思います。


企業はPrivate chain、もしくはスマートコントラクトから入ってくる、そして大企業も入ってくるというのはあってましたが、これはそこまで予想は難しくなかったので、なんともですね。

後は楽天結局何もやってないじゃん!笑

 

自己採点: B̠-

 

総評

 

というわけでどうでしょうか?

 

自分的には外したところもあるとは思いますが、概ね予想通りだったところの方が多いかな、と思います。

同時にイーサリアムの前半の躍進と後半の失速の落差、他にはMonero、Zcashなどの匿名系のコインへの注目辺りはちょっと想定してなかったりもありますが、Dappsのハイプと失敗など大きな視点からは外してはなかったかな、と。

 

というわけで最後に自分で総合評価をすると、ずばりB!(超微妙笑)くらいですね。ただ年始予想した時点では外れると思ってたことも多いので、むしろ満足してます笑


2017年の予想はまた年始にする予定なので、そちらも是非ご期待ください。今年は業界全体では前進の年であったことは間違いないと思いますし、見方によっては最も楽観的なシナリオの上を行くくらい業界全体として前進したと言えるかもしれません。同時にブロックサイズやスケーラビリティの問題など今年中に解決できなかった問題もあり、果たして来年ここらへんの話がどうなるか、もし解決の方向に向かったら17年はビットコイン、ブロックチェーン技術全般に関してさらなる飛躍の年になるのではないでしょうか。

 

そして最後にお知らせですが、明日12月29日に上記のような今年の振り返りも含めたビットコイナー反省会年末スペシャル放送があるので、是非リアルタイムで視聴して一緒にこの1年を振り返りましょう!

今回はリスナーを交えた投票なども行っているので、そちらも是非参加してください。詳細は以下です。

coinandpeace.hatenablog.com

 

 

来年はビットコイナーとしてワンチャン来るかな…笑

それでは。 

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