ビットコインダンジョン

Bitcoin (ビットコイン)やブロックチェーンを技術に詳しくない人たちのために、面白おかしく、そして真面目に語ります。独自暗号通貨を使った、日本初の読者参加報酬型ブログ。

The DAO事件の衝撃とEthereumの未来(サロン記事)

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衝撃のThe DAO事件からすでに1週間ですね。その間にもBrexitがあったり、なんだか激動の一週間だった気がします。1週間前はまだ自分もスイスにいたのか…。(ちなみにスイスに関するちょいネタ記事はこの次に書きます)

 

タイトルの通り、ビットコイン&ブロックチェーン研究所用に、The DAO事件の事件のざっくりした概要とEthereumに突き付けられている選択し、その他のプロジェクトへの影響や今回の事件の大きな学びは何だったのか、などを書きました。

 

いやー、今回の事件は単純なThe DAOの失敗だけでなく、それ以上に大きな意味を持っている事件でした。EthereumのMt.Goxと言ってもいいくらいの衝撃を関係者に与えましたし、今もEthereumはハードフォークするべきか、スマートコントラクトの脆弱性など議論は続いています。

 

自分も今回の記事は書くことが多すぎて、説明するのも大変ですし、しかも文章書くのが遅いのもあって非常に苦戦しました笑思ったより時間かかりましたけど、かなり詰め込みました。

詳細はオンラインサロンに入らないと読めないので、参加も是非検討してもらいたい!ですが、気になっている人も多いと思うので、このブログでもざっくりとした内容を紹介します。

 

今回の事件で気づかされたこと

 

The DAOに何が起きたかはすでに他のサイトでもすでにいくつか解説記事があるので、特に説明はしませんが、簡単に言えば、The DAOのコードの脆弱性をハッカーにつかれてThe DAOが保有してたEtherのうち三分の一、60億円ほどのEtherが想定外の形でThe DAOから勝手に移動されてしまったということです。

 

これが示唆することは色々ありますが、

 

・そもそもバグのないスマートコントラクトを書くことは難しい

 冷静に考えればバグが全くないコードを書くのは非常に難しいので、今後もThe DAOのように狙われるプロジェクトやコントラクトも出てくると思いますし、そうするとコードの変更が難しく、ロールバックなどが基本的に出来ないパブリックチェーン上でのスマートコントラクトってそもそも現実的なのか?という冷静な見方も出てきます。

・Ethereumと分散化

 

現在進行形で議論はされていますが、Ethereumがハードフォークをして今回の事件がなかったことに本当にしてしまうと、改ざん不能性というパブリックチェーン上の原則を破ってしまうことになりますし、ハードフォークをEthereum Foundationが主導して決定してマイナーたちがそれらにすんなり追従してしまった場合、そもそもEthereum自体が分散プロトコルとして成り立ってないという批判ができます。

 

・スマートコントラクトの法解釈


そしてなかなか興味深いのが、今回の事件の法的解釈です。The DAOはCode is Lawと大々的に宣伝して、あたかもスマートコントラクトを使った組織は既存の法の仕組みの外に存在するかのようなアピールをしていましたが、もし本当に「コードが法律」という主張が成り立つなら、今回のハック事件は、コードのルールに従ったら引き出しができてしまったということで、なんら違法性がないのではないか?ということになってしまいます。

 

これは現在業界内の法律の専門家などが議論していますが、どうやらスマートコントラクトやThe DAOも結局既存の法の世界を逸脱することはなく、結局今回のような事件が起きた時に結局ブロックチェーンの外の司法の世界に頼るとしたら、そもそもスマートコントラクトにどんな効果や意義があるのか?という話にもなりますよね。

 

その他のプロジェクトへの影響

 

今回The DAOが派手にやられてしまったのですが、これはほかのプロジェクトにも影響があると思います。

 

同様にスマートコントラクトを使用して大きな価値をブロックチェーン上にエスクローするタイプのAugurやDigixなどのプロジェクトはThe DAOと同じリスクを背負っていることにもなります。

他にも、今回のThe DAOの崩壊でICOバブルは正式に終了だと自分は思っています。The DAOの前に相当な額の資金調達を行ったWavesですが、トークン取引開始後もICO価格割れしてしまったようですし、もともとバブルに乗っかって大量のお金を集めていただけだったようなプロジェクトはどんどん沈んでいくでしょう。

 

今後の予想

今回Ethereumは非常に苦しい選択を迫れているわけですが、自分は何もしないのが分散プロトコルとしての正しい姿だと思ってますし、そう考えている他のコアなビットコイナーや関係者も多いです。

 

ただし、結局最低でもソフトフォーク、場合によってはハードフォークをEthereumはやってしまうのかな、と予想しており、その結果最悪のケースでは熱心な開発者が失望してEthereumを離れ、じわじわと衰退していってしまうという危険性もあると思います。実際事件前までEthereumに大きな期待をしていた開発者で今回の事件とその後の事後対応に失望して、持ってたEtherも全て売り払ったという中々見切りの早い人も周りにいました。

Ethereumがどういう決断をするのか、自分も見守っている状態です。

 

 

という感じで、実際の記事は上記のポイントの根拠の説明や解説をしてますが、結構ぶっちゃけているというか、今回の記事に関しては相当自分もポジションをとって記事を書いてます。

Ethereumサポーターとか開発者から見ると、また違った解釈もあると思いますが、今回のThe DAOの一連の事件と事後対応は、コアなビットコイナーからは猛烈に批判されていて、自分も正直に言うとその一人です。

 

そして最後に宣伝ですが、The DAO事件の解説も含めて、明日26日の20時から6月のビットコイナー反省会をお送りします。ゲストはビットコイン研究家、ブロガー、作家の大石さんに来ていただき、今回の事件についても多分結構過激な発言が出ると思うのでお楽しみに笑

 

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それでは。

 

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