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ビットコインダンジョン

Bitcoin (ビットコイン)やブロックチェーンを技術に詳しくない人たちのために、面白おかしく、そして真面目に語ります。独自暗号通貨を使った、日本初の読者参加報酬型ブログ。

国内のビットコイン取引所・販売所比較決定版 2015年5月版

Wallet 価格 比較

※2016年の最新の取引所比較は以下の記事を参考にしてください!

 

coinandpeace.hatenablog.com

 


以下は2015年5月時点の古い記事で、1年で取引所のエコシステムは大きく変わりましたので、参考程度にどうぞ。

 


今年の1月に書いたビットコインが購入できる取引所・販売所の比較記事
の最新版をお届けします!この数か月でも国内の取引所を取り巻く環境は大きく変わりました。最新の状況をまとめ直します。

 

私が最初にビットコインにはまった時に、どこでビットコインを買えばいいかわからないのは最も困ったことの1つでした。あの時からもう1年以上経っていますが、国内でもビットコインの購入ができる取引所・販売所は増え、取扱額や質も確実に向上してきています。

 

この記事は、特に一番最初にビットコインを買おうと思っている人の参考になれば嬉しいです。国内の主要5取引所・販売所のそれぞれからコメントもいただいています。それぞれの取引所の特徴を把握し、自分にとって一番マッチした会社を見つけていただければ。

 

比較一覧表

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PDFファイルで閲覧できます。

取引所比較表201505.pdf - Google ドライブ

 

 

補足説明・ポイント

・取引所VS販売所

取引所はユーザーが売買共に希望の金額を指定できます。それゆえユーザー間で競争が発生し、販売所より価格が安いです。

一方販売所は運営側が価格を指定するため取引所と比べて割高ですが、価格について迷ったりする必要がないので取引所より簡単に購入できるとも言えます。

 

 購入可能価格

一番安いのはBTCBox。5社の中でおそらく一番安定的に安い。

 
取引手数料

キャンペーンの手数料0%もインパクトがあるが、Zaifのマイナス手数料はさらにインパクト大。取引するほど自分にボーナスが入るイメージ(限度額はもちろんあり)

 

取引量

取引量は現在BTCBoxが圧倒的。BTCBoxの価格が安いのも取引量の多さが要因。

 

登録方法

本人確認+自撮りとは、免許証などのIDを持った自分の写真を撮る事。

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bitFlyerホームページより

 

気にならない人は気にならないかもしれないが、単純に免許証のコピーを送るより抵抗感は少しあるし、手間にもなるかも。

 

さて、それでは個別の取引所の特徴と担当者のコメントなどを紹介します。(順番はランダムで特に意図はありません)

 

Coincheck

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Coincheckの特徴は何より直感的に使いやすく、デザインもきれいなこと。他の取引所と比較しても一番迷ったり、いらっとすることが少なく、初めての人でも登録から購入までスムーズに行けると思います。

取引所の他には、実店舗やオンラインでの決済サービスも行っており、ブログなどでも簡単にビットコイン支払いのボタンを取り入れることができます。私のブログでもCoincheckさんの支払いボタンを使い、一部記事を30円分のビットコインで販売したりしています。

 

また、若くて少数精鋭のチームのこともあり、常に新しいことにチャレンジしようとする姿勢も個人的に好印象です。最近では信用取引(ショートオプション)を可能にしたり今後も新しくて使いやすいサービスをどんどんリリースしてくれるのを期待できます。

情報やデータをオープンに公開してくれるのも、同業の自分としては非常にありがたいです。Coincheckの売り上げやユーザーのデータはこちらから確認できます。

 

ただし、最近はメインで使っている銀行口座の凍結という不運もあり、右肩上がりに上がっていた取引量も下がり、現在新しく入ってきたZaifに抜かれてしまっています。(詳細はわかりませんが)GW明けには銀行口座凍結が解除されるというアナウンスがありましたが、今のところまだ復旧はしていないようです。

ビットコインを扱っている業者には銀行とのトラブルが相次いで発生しているようですが、急激な伸びに水を差してしまった形になり、口座復活後にどのように巻き返すのか注目です。

担当者のコメント

Coincheckは、安心・安全を前提としつつも「ユーザー体験」を最優先に考える取引所です。CEO兼CTOの和田がユーザーと直接会話をし「ユーザー体験」を考え抜きシンプルな「ユーザー体験」を提供いたします。今後は、取引所に留まらず、よりビットコイン「ユーザー体験」が高まるサービスをシリコンバレー企業と協業しながらリリースしていきます。ご期待ください。

 

BtcBox

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BtcBoxの最大の特徴はやはり国内最大の取引量と最安価格です。特にある程度以上の額のビットコインの購入を考えている人は、取引量が多いBtcBoxで購入するのが賢明かもしれません。余談ですが、私が最初にちゃんと使った取引所はBtcBoxでした。当時はスプレッドがかなりひどかったのを覚えていますが、最近はコンスタントに一日の取引額が1000BTC(3000万円程度)を超えていてスプレッドもかなり改善されています。

 

また、4月末にJトラストとの資金業務提供を発表し、2億円の増資を行い私を含む関係者を驚かせました。これをきっかけに国内でもビットコインへの投資が加速するかもしれない、大きなニュースだったと思います。

 

BtcBoxの課題としては、全体的なサイトのデザインがいまいちあかぬけないところでしょうか。実はデザインは少し前に見直されたようで、前より改善はしたと思いますが、直感的にガンガン進めるCoincheckのような使いやすさはあまりありません。

今回資本が注入されたので、UI/UXに関しても改善があるのではないかと実は少し期待しています。

 

担当者のコメント

2014年(のマウントゴックス事件)から、日本では最大の取引量をもつ取引所です。取引所としての強みは、取引が活発なために売り、買いともに有利な価格で取引ができること、そして数量の多い取引でもスムーズに行うことができることです。
今回のJトラストとの提携により、この先の取引量増加を見越し財務とシステムの安全性を大きく向上させることができました。またこの提携には、2社の強みを引き出しあい、ビットコインを主軸とした新ビジネスを早期に作っていく目的もあります。

 

bitFlyer

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bitFlyerは、日本ではおそらくメインストリームメディアに一番露出しているビットコイン事業者です。リクルートなどからの3億円程度の潤沢な資金を利用し、マーケティング、PRにかなり力を注いでいる印象です。

 

国内のビットコイン業界では一番資金に余裕があることから、頻繁にビットコインプレゼントキャンペーンをしていて、新規ユーザーの発掘を目指しているようです。なので、ビットコインを全くの初心者の人はまずbitFlyerで登録をし、数百円分のビットコインをもらってみるのも悪くはないかもしれません。友達なども少し誘いやすくなりますね。

 

また、先日発表したchainFlyerは、ビットコインネットワークを視覚化したブロックチェーンエクスプローラーです。世界中でリアルタイムに行われているマイニング(ビットコイン採掘)を視覚的、感覚的に捉えられる中々面白いページですので、まだ見たことがない人は一度チェックしてみてください。

 

また、先週Multi-signatureに対応したという発表もあり、セキュリティーに関しては今後も力を入れていくようです。海外の有力取引所は、セキュリティーを高めるためにすでにこのMultisigに対応しているところが多くなっており、日本でもその動きが始まったのには意義があると思います。

 

他には先日ポイントサイトのモッピーを運営するセレスとの協力が発表され、ポイントとビットコイン交換は今後も続けていくようです。

 

逆に課題としては、やはり販売価格の高さでしょう。販売所であるため、他の取引所より割高になっているので、多額のビットコインを買うのには向かないかもしれません。

また、これは私個人の希望になってしまいますが、取引量などあまり情報をオープンにしていないため、健全な競争を促進するためにもオープンにできる情報はもっと出して欲しいと感じています。

 

担当者のコメント

bitFlyerは2クリックで簡単にビットコインを売買できるビットコイン販売所だけでなく、送金、決済、クラウド・ファンディング、ポイントとの交換等のサービスを提供するビットコイン総合プラットフォームです。 外資系金融機関出身の経営陣を中心に堅牢なセキュリティを構築、またリクルートやGMO等から出資を受け、お客様が安心・安全にビットコイン取引できる環境を提供しています。

 

bitbank Wallet

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bitbank Walletの特徴はクレジットカードでビットコインの購入が出来ることです。週末、祝日も関係なく、いつでもクレジットカードでビットコインを購入できるのは大きなプラスです。少額でもいいので今すぐにビットコインを購入したい人はbitbankを使えば一番早くビットコインを買えるかもしれません。

 

ただし、クレジットカードであるゆえ手数料が9%とかなり高く、5社の中で実質購入価格は一番高くなってしまっています。また、購入限度額が一日1万円とかなり小さく、まとまった額のビットコインを購入するのには適していません。

 

bitbankのホームページを見ていると、販売所だけでなく、決済、メディアなどのプラットフォームとしての方向性を目指しているようで、特にbitbank社が運営するビットコインのニュースサイトBitcoin News(BTCN)は、最新ニュースだけでなく、ビットコインの仕組みや相場予想、コラムなどを多数掲載しており、国内のビットコインメディアとしては最も質が高いと思います。(私も一部記事を寄稿したりしています)

 

また、bitbank社は国内のコミュニティーの優秀な技術者を集めているようで、彼らが定期的に主催する勉強会(オンラインでも公開されている)はレベルの高いものが多く、中級者以上に有用な技術情報などを発信しているのは非常に好感がもてます。

 

販売所としては正直に言って、他の会社にリードされている印象ですが、今月中にWalletを刷新するようで、技術力を生かした新しいサービスを仕掛けてくるかもしれません。

 

担当者のコメント

5月末に新しいウォレット(Wallet)をリリースします。こうご期待!

 

Zaif

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今年3月にetwingsを買収してZaifが誕生し、国内の特にモナーコインコミュニティーの中では大きな話題になりました。3月のオープンから着実に取引量を上げてきており、今最も勢いのある取引所と言えます。Coincheckのトラブルもあり、取引量ではすでにBtcBoxに次ぐ2位につけています。

 

Zaifの特徴は何といっても、国内唯一の暗号通貨モナーコイン(Monacoin)も扱っているビットコイン取引所ということです。モナーコインに興味がある人はデフォルトでZaif一択と言った状況と言えます。また、ビットコイン取引所として見ても実績を上げてきているので、今後元々モナーコインには興味がなかった人がZaifを通してビットコイン、モナーコイン間の取引をしていくパターンも増えると考えられます。実際私もモナーコインはほとんど持っていませんが、購入も簡単そうなので試しにちょっと買ってみたくなってます。

 

 また、4月から始めたマイナス手数料(-0.1%)のアイディアも一見すると奇抜ですが、取引量をあげるためアクティブな取引を刺激するための中々スマートな戦略だと私は思っています。取引手数料を0.1%にしてもどうせ大した売上は見込めませんし、それならユーザーに還元してしまえ、ということでしょう。今後も面白いキャンペーンや戦略を見せてくれるかもしれません。

 

また、UIも見やすくて使いやすいので、あまりトレードなどの経験がない人でも問題なく使えると思います。

 

すぐに新しい機能を追加したり改善を行っている様子で、特段大きな課題や不満はないですが、しいて言えばビットコインウォレットとしての機能が最低限しかないこと(QRコード表示などに未対応)と、まだモバイルに対応していないことでしょうか。特に、Coincheckのような支払いにも対応できるモバイルアプリを開発すれば隙がなくなりそうです。

 

担当者のコメント 

"トレードするともらえるマイナス手数料!"
実は当初、代表の朝山がこう言い出した時にはネタだろうなー。
と思っていました。本当に実施して驚きです。(笑)
こんなZaifなので、これからのニュースにも乞うご期待!!

また、Zaifがモナコインを取り扱っている理由ってご存知ですか?
ビットコインの黎明期の体験を日本人に体験してもらう事で
日本での暗号通貨普及のキッカケになれたらと思っています。

是非、ビットコインだけでなくモナコインのトレードにもチャレンジしてくださいね!

 

その他

今回は国内の主要ビットコイン取引所ということで5社の比較をしました。ただしこれ以外にも国内で営業している取引所、販売所は存在します。前回まではZaifの代わりにKrakenを入れていたのですが、現在時点で取引量が一日数BTC程度と目立った成長が見られないため今回は比較対象から外しました。

 

なお、私は全ての会社の人と個人的に親交があり、それぞれ担当者のコメントなどもいただきましたが、記事内の私の意見はかなり率直で特にどこの会社に対してもバイアスはかかっていないと思います。(もちろん私個人の中で好き嫌いはありますが、できるだけ中立な比較をするようにしました)

 

最後に、セキュリティーについての比較はしないのか、と疑問に思った人もいるかもしれませんが、

1.私はセキュリティーのエキスパートではないこと

2.取引所はビットコインのエコシステムの中で、構造的に一番セキュリティーが弱くなること

の理由から比較項目から抜きました。どこどこの取引所が安全、危険という話ではなく、どの取引所も危険とみなし、大量のビットコインを取引所内に入れておくのは避けてください。おすすめのモバイルウォレットについてはこちらを参照。また、中級者以上向けになりますが、もっと詳細なウォレットセキュリティーの話については先日のオンライン勉強会の記事を参考にしてください。

 

私はビットコインを始めた時にどの取引所がいいかものすごく迷いましたが、この記事を参考に自分に一番フィットする取引所・販売所を見つけ、めくりめく暗号通貨の世界の第一歩を踏み出していただければ幸いです。ビットコインを買うのはゴールではなく、スタートですね。

 

それでは。

 

※※※

このブログではトークンを使った実験として、寄付+トークンという切り口で実験をしています。この記事が役にたった場合は、カウンターお財布などのCounterparty対応のWalletからビットコインで寄付してください。詳細についてはこちらの記事からどうぞ。このブログの成功を読者と分け合うwin-winの関係を築けるか、という実験です。

 

また、寄付金額により、お返しのCNPCOINのレートは変わっていきます。最新のレートについてはこちらのスプレッドシートで確認できます。

 

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