ビットコインダンジョン

Bitcoin (ビットコイン)やブロックチェーンを技術に詳しくない人たちのために、面白おかしく、そして真面目に語ります。独自暗号通貨を使った、日本初の読者参加報酬型ブログ。

2017年のビットコイン/ブロックチェーン業界を予想する

少し遅いですが、あけましておめでとうございます!2017年が始まりましたね。

何だか年をとるごとにこういう季節行事的なものに対する感覚が薄くなってきてしまい、もはや普通の日と変わらないくらいの感覚になってしまっているんですが、それでもやはり年始は今年1年やその先のことについて熟考するいい機会です。

 

というわけで、毎年恒例になりつつある、年始の今年のビットコイン/ブロックチェーン業界の予想をします!去年を振り返ってみると解決しなかった問題もありますが、年間を通すと国内外でビットコインにとって大きな前進の年だったと思います。果たして今年はどうなるのか?

 

毎年のことですが、1年の流れを正確に予測するのは難しいので、年末にどれだけ間違っていたか、どんな想定外が起きたかを答え合わせするのを楽しみにしておきます。

(どうでもいいですが、気づいたらまた今年の年末になってそうな気がしていて、今から加齢による時間の流れのスピードアップ化がおそろしいです…)


ビットコイン価格

 

年始なので無責任にビットコインの価格を予想してみましょう!去年は少し現実的に650ドル程度で予想したのですが、結局950ドル程度までビットコイン価格が予想を裏切り上がってしまい、大きく外してしまいました。

 

なので、今年はリップサービスも含めてある程度上で予想していこうと思うのですが、ずばり2017年年末のビットコイン価格は2126ドルと予想します!!!!

 

年間のビットコインの価格の動きを、チャートも全く読めない丸腰状態で無責任予測すると、まず去年末からの爆上げへの調整が入り、ビットコイン価格は1月から2月にかけて一度大きく調整します。どこまで調整するかはよくわかりませんが、まあ700ドルとか言っておきましょうか。


その後SegWitの話などの進展が見られない膠着状態が続いていると想定すると、そこらへんも若干の不安要因になり、しばらく700ドル当たりで上下して停滞するのではないかと。600以下になるのもありえるかと。

ただし、2017年のビットコイン価格により強く影響するのは業界内部の話より、むしろ16年から続いている経済や金融政策の混乱や失敗なのではないかと予想しています「ブラックスワン」と呼ばれる予想外の混乱や金融危機のような事件が、ついに今年来るのではないか…!と個人的には勝手な予感を持っています。もしそれが本当に起きたらビットコインへの注目はさらに増すはずなので、そう考えると年末の2000ドル超えという予想も低くないとは思います。

 

SegWitが通らなったら価格は下がるのではないか、Bitcoin Unlimited派とのハードフォークなどのリスク要因もありますが、SegWitなしでもスケールを確保するための技術が開発されていること、今年の中盤前から危機感がさらに高まることから何とか収束すると自分は考えています。

というわけで、かなり強気に年末のビットコイン価格は2126ドルと予想します。

 

業界内で盛り上がるトレンド


去年は業界トレンドやキラーアプリについては大きく外しましたが、今年盛り上がりそうな分野は、

 

  1. マイクロペイメント×コンテンツ

    マイクロペイメントの技術の実用化がさらに進み、複数のサービスで実際に実装され、稼働します。いずれにせよ今年中に大きな結果を残すサービスはないと思いますが、マイクロペイメントの最もわかりやすい応用方法としてコンテンツの少額支払いなどが注目されるでしょう。

    同時に自分はこの分野はイメージしやすい半面、過去に失敗し続けてきた分野でもあり、実は結構悲観的だったりします。少なくとも今出てきているコンテンツプラットフォームで成功するものは自分は出てこないと思っています。

  2. MUFGCOIN

    ジョークではないですよ笑

    自分は自称MUFGコイナー?なんですが(ただの石原さとみファンとも言う)、今年はMUFGCOIN的なものがもてはやされる現象が起きそうです。

    正確に言えば、MUFGCOINというものはブロックチェーン技術を利用したポイントのようなもので、特に革命的な部分はないのですが(少なくともビットコインなどと比べると)、ただし一般メディアからは「これこそがFintechの本命」的な感じで注目されそうです。

    正直に言えばいずれにせよFintech全般にあまり興味がないですが、ユーザーにとっての利便性が上がるならいいことですし、また「スマホを起点としたペイメント」がより身近になるとしたら、それは実はビットコインにも副次的な好材料になるのではないかとか思うので、まあいいんじゃないかなとも勝手に思っています。

  3. ICOプロジェクトの崩壊

    トレンドとして他にありそうだと予想しているのが、2016年、またはそれ以前にICOを行い多額の資金を調達したプロジェクトが相次いで色んなパターンで事実上崩壊、もしくは黄信号がともされるような現象です。

    これは去年後半にもSynereoの醜い内部抗争みたいなものが明らかになったりしましたが、これは氷山の一角だと自分は思ってまして、17年は他にも開発が想定したより全く進んでいなかったり、内部分裂したり、トークン価格が急落したり、ボロボロになっていくプロジェクトが複数出てくるでしょう。

    17年前半はまだICOで億単位を集めるプロジェクトが出てくると思いますが、過去に期待されたプロジェクトの失敗、成功例が出てきていないことが露呈されると、やはりさすがに中盤から後半にかけて冷めてくるんじゃないでしょうか。

  4. その他

    考えたんですが、実は「これだ!」という盛り上がる分野がほとんどピンときませんでした。

    国際送金はもちろんありますし、他にも最近ヘルスケア分野への応用などのトレンドもあったりするのですが、今年中に盛り上がって成功するような応用はほとんど思いつかないです。(自分たちがやっている分野を紹介してもバイアスしかないのでこの記事では省略)

    しいて言うなら、16年のようなマクロ経済の混乱や不安などが今年さらに広がったとしたら、トレードやビットコイン購入、それに付随する保管サービスやソリューションが盛り上がったりするんじゃないでしょうか?

    また、特にグローバルに展開している企業やサービスの支払い手段としてビットコインが採用され始めるトレンドが加速する可能性はあるとは思っています。特にUberやAirbnbのような会社がこのトレンドを切り開いて行ってくれることをビットコイナーとしてもサービス利用者としても淡く期待しています。

    ただし、コンシューマー向けのサービスはまだ今年1年では一般レベルに昇華出来るサービスはまだ出てこないと思います。今年1年の業界の結束、マイクロペイメント技術の進歩の準備段階を待たなくちゃいけないでしょうね。


アルトコインの動向 

 アルトコインについては正直ほとんど細かいところまで見えてるものはないのですが、予想というか妄想に近いところもありますが、大胆予測してみましょう。去年は年末にかけてビットコイン価格が急上昇するにつれ、アルトコイン価格が軒並み大暴落して完全に沈黙してます状態のアルトコイナーも多かったですが、果たして今年は…


イーサリアム


イーサリアムはビットコインに次ぐ第二位のポジションを今のところ堅持していますが、果たして今年はどのようになるのか。去年は前半のお祭りムードから一点、後半は非常に厳しい状況、批判にさらされたりしました。

今年のイーサリアムは、去年後半よりはまとも、でも全体的に見ると今年も1年試練になるのではないか、と予測します。


まず去年後半にThe DAOハードフォークと分裂、その後のDoS攻撃に対するハードフォークと意図しないコンセンサス形成失敗など、いい意味でも悪い意味でもイーサリアムは悪い材料は大体出した感じはありますし、一時の過剰な期待なども冷めてきています。

その点では今年は開発陣が結束して大きな問題などが起きなければ静かに研究開発が進むんじゃないでしょうか(計画内外のハードフォークなどはまだあると思いますが)

ただし、今年1年内ではイーサリアムの明確で実用的なユースケースも多分見つかりませんし、また去年の過度に期待されたイーサリアム上のICOプロジェクトの崩壊などの悪いニュースも結構あると思います。

後はビットコイン次第のところも大きいですね。もしビットコインがSegWitやスケーラビリティを何とか乗り越えて次のステップを踏めたとしたら、ビットコインの先行者利益、その他のアルトコインとの差はさらに開くと思います。逆にビットコインが課題を上手く解決できないような様相になれば、イーサリアムにもまた盛り上がるチャンスは出てくるとは思います。

匿名系コイン

去年はMonero、Zcashなどに一部注目が集まりましたが、今年もこのトレンドは継続すると見ています。プライバシー、Fungibilityの問題はビットコインにとっても大きなテーマの一つですし、需要や関心は底堅いです。

 

マイクハーン(もうダメです)なアルトコインたち?

それ以外にもアルトコインはたくさんあり、一時的に価格の上下がみられるコインも存在すると思いますが、ビットコインの動向次第では今年は多くのアルトコインの死の宣告になるような年になる可能性もあると思います。

 

特にビットコインのマイクロペイメント技術が前進した時に、「これビットコインでやればよくない?」の一言で片付いてしまう系のアルトコインにとっては、今年中に暴落や崩壊などしなくとも、ほぼ将来的な方向性が決定してしまいそうです。

 

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(カカシ先生、説得力ない…笑)

 

逆にビットコインの停滞が続くと、これらのアルトコインがさらにシェアを伸ばす可能性もあるかなとは思います。(もっと長期的に見ると、ビットコインが成功しようが失敗しようが将来性を感じるアルトコインは少ないですが)

 

他にはイーサリアムへのアンチテーゼ的な「チューリング完全ではないスマートコントラクトアルトコイン(プラットフォーム)」が今年はちょこちょこ注目されそうです。

 

プライベートブロックチェーン

これは以前から正直に言っていますが、自分はプライベートブロックチェーンに関心も薄いですし、技術の詳細など理解してない部分の方が圧倒的に大きいのですが、ビットコインなどとは別軸で今年も進むんじゃないでしょうか。

この時点でこのプライベートブロックチェーン、コンソーシアムチェーンが1年で形骸化する、失敗する、的なシナリオは考えていませんが、ブロックチェーンというかDistributed Ledger Technologyとか言ってB向けでの応用でこのまま進んでいくんじゃないでしょうか。ただし、実際の運用が始まったりするのは多分来年以降になるものがほとんどなので、この領域への最終判断は今年には出来ないでしょう。

 

国内のビットコイン/ブロックチェーン業界


今年は日本国内のビットコイン/ブロックチェーン業界にとっては大きな変化の年になると思います。

やはり一番大きく影響を及ぼすのが先日詳細が発表された、仮想通貨法案(という呼び方でいいかな?)の施行と対応でしょう。

 

平たく言えば、規制の影響で日本の市場は今年1年で大手の参入が始まり、取引所中心のエコシステムにさらに突き進んでいきます。

今回の法令案も結局は取引所を念頭に置いたもので、詐欺的な業者の排除、業界全体の健全化という点ではポジティブで、今年中盤から大手FX企業、その他の企業の参入などが今年は始まることが想定されます。


ただし、同時に国内のビットコイン/ブロックチェーン業界、特にベンチャー的なエコシステムにとっては弊害も多いと個人的に考えており、規制を受けた企業しか営業が出来なくなり、ビットコインもしくはその他のアルトコインやトークンを利用した実験的なプロジェクトやベンチャー企業が参入しづらくなり、国内での関連技術のイノベーションが停滞し始める年になるとも考えています。(ここらへんについては海外にも向けて、近く英語で記事を書こうと実は考えています)

 

トレードやビットコイン購入において、世界的に見ても日本がリードするような状況に今年1年でなることも考えられので、大局的に見ればプラスと捉えていいと思いますが、海外のサービスの日本国内での使用停止、規制強化による大手集中化、プライベートブロックチェーンソリューションの提供特化、人材の国外流出などの得意のある種ガラパゴス化的な流れが始まる年になるのかもしれません…。(まあそれがいいことか悪いことかは個人の判断次第だとは思いますが)

 

最後に

 

というわけで今年1年の予想でした。去年も同じような感じでしたが、やはり1年間通して正確に予測するのは難しいですね。

 

一番大きいところで言えば、SegWitがどうなるのか、Bitcoin Unlimited陣営とのハードフォークのような劇的な展開があるのか、これ次第でアルトコインなども含めて大きく業界内の様相が変わってきてしまいますが、これを今の時点で予想出来る人はいないでしょう。(どうなるかわからないのがこの業界の面白いところでもある)

 

ハードフォークするかどうかと聞かれれば、「(多分)しない」と自分なら答えますが、ぬぐい切れない不安というか、何が起きてもおかしくはないという感覚や覚悟もあります。

 

総合するとビットコインにとって2017年はどのような年になるのか?


内部分裂のリスクなどを抱えつつも、全体としては年末に今年もビットコインにとっていい年だったと言える状況になるとは思っています。仮にSegWitが通らなくても、ハードフォーク分裂のような展開があったとしても、外部の経済環境の変化、技術の進歩などを考えると慎重に楽観視していいのではないかと予想します。同時に悲観的に見ている人たちの主張も十分に理解できますがね。

 

というわけで今年も1年どうぞよろしくお願いします。

それでは。

 

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