中国のビットコイン業界の最近の動向と内情
(画像:https://tab-trader.com/deepening-yuan-devaluation-fuels-bitcoin-support/)
最近ビットコイン業界内で注目を集めてるのは中国くらいですね。
取引所への政府の介入による取引高激減や資金引き出し停止など、衝撃的な事態が続いています。また、SegWitとBitcoin Unlimitedとビットコインのスケーリングの問題に関しても中国が大きな影響力を持っており、一体今中国で何が起きているのか個人的にもものすごく気になっていました。
というわけで、最近中国への興味が以前に増して強くなっているのですが、中国の事情に詳しい現地の人数人に直接話を聞き、現地事情や雰囲気などについて質問することが出来たので、ビットコイン研究所の方にFAQの形でレポートにまとめました。
質問としては、
Q. 現在中国の取引所に起きていることを考えると、ビットコインは今後中国で禁止されることになるのか?
Q. 中国のトレード量が急激に下がったが、中国政府の意図は何なのか?
Q. 中国政府が本気でビットコインを厳重に規制、禁止などしようとしたらビットコインは終わりか?
Q. なぜ中国だけでここまでマイニングが盛んなのか?
Q. なぜ中国のマイナーはSegWitに賛成しないのか?
Q. 中国の事情は日本にどう影響するか?
Q. 現在の中国国内の雰囲気はどんな感じか?
Q. ビットコイン以外のアルトコイン、プロジェクトで中国で注目されているものは何か?
について回答しています。
全体としてみれば、現在の状況は中国にとっても予想外の事態であり、中国のビットコイン業界全体が今大きな変革期を迎えているという認識は間違いないようです。今までなんでもありの世界から、これからは政府が本腰を入れて管理・チェックを入れて産業全体を取り込み国益にしていこうと狙うでしょう。
また、ビットコインは中国に支配されていて、中国がビットコインを禁止したらその時点でビットコインは崩壊するというような指摘がありますが、現地の人と話すとこれはほぼ完全な間違いであるということもわかってきます。中国のマイニングの世界というのはかなりディープな世界で、政府が一声で潰せるようなものではなくなってきています。
さらに、SegWitの受け入れに関しても停滞が続いており、中国の主要マイニングプールの動向が注目されていますが、現地の人の話を総合すると、中々コア開発者(中国外のリーダー)と中国のマイナーの溝は深く、この問題はやはり簡単には解決しないと思いました。
というわけで以上のような内容を詳しく説明しているので、もっと詳しく知りたい方は是非ビットコイン研究所ものぞいてみてください。ちなみに中国のFAQに加えて、日本の仮想通貨規制に関するFAQもボーナスで掲載しています。規制の話を専門家に聞くとかなり難しい印象を受けてしまうので、一般ユーザーにもわかりやすいように平易な言葉で回答しているので、そちらも規制に対する理解を深めるのに役に立つかと。
少なくとも今年前半は中国の動向がビットコイン業界に大きな影響を及ぼしそうだということで、引き続きウォッチしていきます。今年は中国にも間違いなく自分も行って、がっつり調べてこようと思ってます。
それでは。
***
このブログではトークンを使った実験として、寄付+トークンという切り口で実験をしています。この記事が役にたった、もしくは面白かった場合は、上記の寄付ボタンをクリックして、IndieSquare Walletからビットコインで是非寄付をお願いします!このブログの独自コインCNPCOINをお返しします。
CNPCOINを集めると、CNPCOINを持っている人にしか見れないトークンフォーラムで自分のぶっちゃけ話を読めたり、トークンを使ったブロックチェーンゲームのカードの購入などに使えます!CNPCOINについて詳しくはこちらのページを参考にしてください。(もしくはサイドバーのCNPCOINについてという部分)
また、寄付金額やこのブログのアクセス数の推移により、お返しのCNPCOINのレートは変わっていきます。(初期に応援してくれる人ほどインセンティブがあるようにしています)最初は、CNPCOIN=1円から始めて、2016年8月時点でCNPCOIN=3円のレートでビットコイン寄付に対してお返ししています。