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ビットコインダンジョン

Bitcoin (ビットコイン)やブロックチェーンを技術に詳しくない人たちのために、面白おかしく、そして真面目に語ります。独自暗号通貨を使った、日本初の読者参加報酬型ブログ。

Crowdsaleの欠陥とは?

Counterparty Crowdsale

現在のビットコイン価格。200ドル程度。

 

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現在少し持ち直しましたが、グラフを見ればわかる通り、200ドルを大きく割った瞬間もあります。リアルタイムで見ていましたが、爽快なくらい価格が落ちていきましたね。

 

今回の価格下落で一番被害を受けたのは誰でしょうか?

 

1.Tim Draper?

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ご存知の方も多いと思いますが、Tim DraperはSilkroadの一回目のオークションで、一人で全てのビットコインを買占めた人です。第二回オークションにも参加した彼は、20億円以上をビットコインに投資していると見られています。

 

彼の平均購入価格がどれくらいかを予想しても、おそらく彼は10億円ほどの損失を出していることになります。価格が下がるたびに、僕は「Tim Draperという勇者がいる限り、自分の損失なんて大したことない」と思いますし、他の人にもそんなことを言っていますw

 

2. マイナー(採掘者)?

 

価格下落でおそらく最も影響を受けるグループの一つがマイナーです。彼らのオペレーションはビットコイン価格の上昇という前提で成り立っている面があり、ここまでビットコイン価格が下落すると、採算が合わずに倒産したり業務を停止するマイナーが出てきます。

ビットコインネットワークの要とも言えるマイナーの離脱や、それに伴う中央集権化の進行は大きな懸念ですし、これ以上の価格の下落はマイニングの観点からみても危険だと指摘する人もいます。

 

詳細はこちらで


ビットコイン急落、マイニング産業への影響は深刻か | ビットコインニュースのBTCN

 

3.Crowdsaleのホスト?

今日のメインのテーマですが、ビットコインの価格下落で、Crowdsaleをした事業者やビジネスは大きな損失をうけます。

 

Mastercoinから始まったクラウドセール。その後、Ethereum,Storj, Gemsなど1億円以上の資金を調達するプロジェクトも複数出てきています。

上記の例で最も被害が少なかったのがGemsですが、彼らは2633BTCをクラウドセールで集めています。Crowdsale開始時のビットコイン価格が380ドル程度でしたので、調達した資金が半分程度の価値になっています。6000万円程度のロスです。

Mastercoin, Ethereum, Storjなどに関しては何億円の損失が出ているケースもあるということです。

 

そもそもなぜビットコインのままとっておくのか?

クラウドセールで集めたビットコインは基本的にドルなどに変換せずそのまま保持しているようです。なぜでしょうか。私が現状考えられる理由としては、

 

1.税金を避けるため

集まったビットコインをドルに変換したらその時点で税がかかる可能性があります。これは国の法律次第プラスまだルールがはっきりしていない領域ですので、何とも言えませんが、何かしらの税務責任がでてくると想定されます。

 

2.持ち逃げを避けるため

この理由がかなり大きいと思います。一度BTCをドルに換えて運営者の銀行口座に入れたとしたら、持ち逃げがいつでも可能な状態になってしまいます。ビットコインのままであれば、KoinifyのようにMultisigを使って持ち逃げを防ぐことができるので、そのためにもビットコインのまま保存しておく必要があるのです。

 

3.マーケティング、バウンティーへの使用

ビットコインプロジェクトには世界中から協力者がいるケースも珍しくありません。バグ修正の謝礼や、マーケティングのばらまきなどビットコインのまま持っていた方が支払いなどが容易という側面もあるのかもしれません。

 

とりあえず上記の理由などなどにより、大部分はビットコインで保持していると考えられます。ビットコインの価格が上がれば全く問題ではないのですが、下がった時に追加のクラウドセールをしたり、プロジェクト自体が頓挫してしまうケースが出てきてもおかしくはありません。

 

つまり、既存通貨(ドルなど)でのクラウドファンディングに対し、ビットコイン払いのクラウドセールはビットコインの価格変動という大きなリスクを背負わなくてはいけません。

少額投資、ボーダーレス参加、参加インセンティブ形成、持ち逃げ防止などメリットも多いクラウドセールですが、この価格変動リスクはかなり大きなデメリットと言わざるを得ません。

 

対策方法はあるのか?

Multisigのエスクローに入れつつ(Koinifyの仕組み)、価格を保証するサービスは現状ありません。

 

ビットコインの価格を固定するサービスとして、CoinapultやBitreserveがあるわけですが、彼らのサービスはMultisigやクラウドセールには対応はしていません。

 

技術的に可能かはわかりませんが、Multisigのエスクロー、クラウドセール、価格ロック機能を兼ね備えたプラットフォームもしくはサービスが出てきたら最強かもしれません。

 

つまり、Koinify+Coinapult....Coinafy?いやKoinapult?....

 

まあともかく笑
クラウドセールもまだ新しい分野で課題も多く、今後のさらなる進化が必要ということは言えると思います。

 

それでは。


Coinapultでビットコイン価格をロックしてみた | ビットコインニュースのBTCN