Synereoの開発に黄信号?
Synereoのトークン(AMP)の売れ行きが今のところぱっとしません。
最終的な目標は一か月で4700BTCを集めることですが、ちょうど2週間くらいたった今、まだ173BTCしか集めることが出来ていません。
一方、同時期にクラウドセールを開始したFactomのクラウドセールの滑り出しは絶好調です。開始1週間足らずで、すでに1421BTCを集めています。これは現在のレートで4000万円分ほどですね。
私個人としては、Synereo、Factoid両方ともプロジェクトして面白いと思いますが、ここまでクラウドセールの結果に差がついたのは興味深いです。
実は何が仮想通貨のクラウドセールの成功決定要因になっているのかを今少しずつ分析しているのですが、今のところ技術というよりはマーケティング力の差な気しかしていません。
FactomもSynereoもWhitepaperを出していますし、技術的なところは両プロジェクトとも十分に検討している印象を少なくとも受けます。ただし、技術をいかにしっかり考えているかは、仮想通貨の世界でも大して重要じゃないのかもしれません。
実際Factomのクラウドセールに参加した人の何割が、Whitepaperを読んだり、プロジェクトの意義や仕組みを十分に理解しているのでしょうか?Factomは他のプロジェクトのコラボ、解説ビデオの作成、またKoinifyの利用などマーケティングは非常に上手い印象がセール開始前からありましたが、今のところの成功要因は技術というよりマーケティングがほぼ全て、というような気もします。
もちろんFactomはマーケティングだけだ、と言っているわけではなく、プロジェクトとしても非常に期待しています。ただし、これは既存のクラウドファンディングにも言えることですが、それっぽいビデオを作ってファンディングを募るプロジェクトの多くが何も完成させることができず、事実上資金を食いつぶすことは多々あります。
つい先日もButtercoinというプロジェクトが1億円以上の投資をうけながら潰れたというのがニュースになりましたね。
私はトークンを使ったクラウドファンディングは近い将来非常に重要な意味を持つようになると考えていますが、トークンを使っているだけで、マーケティングだけの中身が伴わないプロジェクトも今後増えてくると思います。
(どんなDappsが優良かという基準は以下の記事も参考にしてください。)
それらの不良案件に対応するため、Koinifyのようなプラットフォームがあり、Multisigを使いマイルストーンベースで資金の持ち逃げができないような仕組みが日々改良されているわけですが、購入者の事前調査の責任も今後さらに増えていくかな、とSynereoとFactomの対比を見ながらぼやっと感じました。
この二つの比較はもっと詳細を今後したいので、また記事にする可能性が高いです。
とりあえずマーケティングだけのコインだったり、トークンセールには今後も永久に気を付けてくださいw
それでは。