ビットコインダンジョン2.0

Bitcoin (ビットコイン)やブロックチェーンを技術に詳しくない人たちのために、面白おかしく、そして真面目に語ります since 2014

2015年後期のビットコイン業界をゆるく予想してみる

気づいたら2015年もそろそろ半分近く過ぎてしまい実はあせってます。今年目標に立てたことは結構色々あるんですが、果たして後半分でやりきれるのか・・・。毎日、毎週のように新しいことが起こるこのスペースのスピードと予測不能さを楽しんでいたらもうこんなに立っていたとは・・・。

 

前半の振り返りはまた後でしたいですが、先に今年後半の海外、国内の動きを勝手に予想してみようと思います。

 

ちなみに年始に勝手に今年の動きを予想した記事はこちらです。

 

価格

価格についてはもはや私は全然予想する技術も何もないですが、年末までには今の水準よりは高くなっているだろうという見方が大勢だと思います。まあ下がってても驚きはしませんがw

 

私は1月1日に1211USDで予想してたのでこの数字はそのまま残しておこうと思います。どう考えても無理そうだけど、何が起こるかわからないのがビットコイン価格笑

 

ビットコイン受け入れ企業

年始に、国内だと楽天はビットコイン受け入れを開始するのではないか、との予想をしましたが、楽天はアメリカの法人ではビットコイン受け入れをすでに開始しています。

 

残り6か月で日本国内でも受け入れを開始するか・・・、答えはおそらくNoでしょう。現状ビットコイン受け入れを日本国内で開始しても特に利用者もいないと思いますし、価格が爆上がりしてメディアや一般の注目が再燃する、とかがない限り楽天は静観を続ける気がします。まあもちろん期待を裏切って欲しいですけど。

 

他にビットコイン受け入れを開始する国内企業ですが、大企業ではあまり浮かばないです。ただし、ベンチャー企業などリスクをおそれない中小の会社でビットコイン受け入れ、もしくはサービスへの本格的なビットコインの組み込みなどを始めるところは今年中に出てくると思います。

(Coincheckを使ってペイメント手段としてビットコインを入れているところはすでにありますが、ビットコインを成長戦略の鍵として扱ったりするところはまだ出てきてませんね。)

 

規制

規制に関してはNYCの通称Bitlicenseの施行が始まりました。

http://www.coindesk.com/ny-bitcoin-business-45-days-bitlicense/

 

NY居住者にビットコイン関連のサービスを提供する場合は、最低でも5000USDを払い、ライセンスを取得しなければなりません。健全なビジネスの選別、消費者保護などをうたっていますが、正直これは腐ったくそ法律だと思ってます。

というか自分も今後ビジネス展開して、自然とNYに住んでいる人がサービスを使うこともあると思いますが、Bitlicenseを取得しなくてはいけないのでしょうか?罰則などはまだ詳細不明ですが、とりあえずNYはビットコインの領域で大きく遅れることが決定的です。

 

私は年始にカリフォルニアでも同様の悪法が適用されていくのではないか、と予想しましたが、どうやらカリフォルニアでもBitlicenseに似た法律が提案されているようです。まだ何も決定してはいないようですが、カリフォルニアでもライセンス法などが通ってしまったら、イノベーションのスピードに大きな負の影響を与えかねません。

 

国内では最近は規制の議論があったかはわからないと思っていたら、今日国内のビットコイン規制についてちょうど記事が出ていました。テロ活動への利用などが懸念され、規制について再検討を始める予定のようですが、嫌な予感しかしません。いや、これを書きながらも本当に嫌な予感しかしません・・・。(そもそもなんだかんだよくわかってないものをどうやって正しく規制するつもりなのか・・・)

 

Bitlicenseの前例も出来てしまいましたし、国内でも同様な規制が入るのでは。今年中に実現しなくてもそんな気がします。

 

Dapps

年始の予想ではDappsがたくさん出てきて、今年中にはある程度の成功をするものもあるのでは、と言いましたがちょっと甘く見過ぎていたかな、と。

 

確かに今年に入ってからもFactom、Synereoなど新しいDappsは出てきていますが、まだまだ開発途上ですし、少し前から存在するStorj、Maidsafe、Ethereumなどは開発が遅れすぎていてもはや本当にリリースできるかあやしいものも多いです。DappsクラウドセールプラットフォームのKoinifyがピボットしたり、あまり最近はいいニュースは多くないですね。

 

ただし、今後もAugur、Spells of Genesisなど良質なプロジェクトは出てくるので、自分はそこまで悲観的ではありません。しかし、今年中にDappsとして成功ケースが出てくるかと言われると、難しいだろう、というのが本音です。しいていうならFactomとホンジュラス政府の土地権利記録のプロジェクトは気になりますが。

 

Altcoin

今年広範伸びるであろうAltcoinを大胆予想してみると・・・、Dashはしばらく低迷していましたが(価格的には)コミュニティーもしっかりしてますし、開発もきちんと進めているあたり期待を結構しています。ちなみにDashについてはこちらの記事を参考にしてください。

 

他にもAltcoinはたくさんあるのですが、正直わかってないものの方が圧倒的に多すぎてコメントのしようがないですね。ただ、自分が今Counterpartyを中心に色々やっているので、XCPにも頑張って欲しい気持ちはあります。

 

国内

割と適当な予想ですが、今年後半に国内でもあっと言わせる規模の資金調達や企業とのコラボレーションなどがある気がします。具体的な予想などはできませんが、そろそろ出て欲しいという希望も含めてです。国内の銀行もそろそろ動き始めないとやばいのでは?海外の銀行はもうかなり積極的です。

 

まとめ

今年の予想を中間地点で振り返ると、価格、Dappsは結構外しそうな気がします。ただし、規制、受け入れ企業は今のところそこそこ当たりそうかなとも思います。

 

まあきちんとした予測でもなく、単純にそんな気がする、といったレベルのものが多いのであまり真に受けすぎないようにしてくださいw

 

半年先のこともよくわからないからビットコインの世界は面白いのです。

 

それでは。

 

※※※

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