Ledger Wallet共同購入(+Coincheckの便利機能紹介)
Hardware Wallet(ハードウェアウォレット)持っていますか!?
よく一番安全なビットコイン保管方法は何ですか、と聞かれることがあるのですが、ハードウェアウォレットは手軽に始められますし、セキュリティも高めなので初心者にもおすすめです。
と偉そうに言いつつ、自分も実はハードウェアウォレット持ってなかったので、格安で中々デザインもいいLedger Walletを買うことにしました。ビットコインでも支払いOK。ビットコイン企業ですから当然と言えば当然ですが、特にこういう国外決済の時にBTCで払えると、上手くビットコインの特徴を生かしている気がして嬉しいですね。
なお、Ledger WalletについてはBTCNに詳細レポートがあるので、そちらでどうぞ。
なにかと話題のLedger Wallet Nanoを買ってみた! | ビットコインニュースのBTCN
買うのはいいんですが、送料が結構かかるようでまとめて購入したいと思い、Facebookで買いたい人を募集しました。
するとすぐに5人以上購入希望者が出てきて、Ledger Walletの注目度にちょっと驚きました。みんなHardware Wallet興味あるんですね。まあ特に多額のBTCを持ってる人たちにとっては安全なBTC保管先っていうのは重要度の高いトピックですね。
ビットコイン送金はまだまだめんどくさい
さあ人が集まったので、ビットコインで先払いしてください、とアナウンスしたのですが、実はこれ案外めんどくさいということに気づきました。
まず最初に、自分のモバイルウォレットのPublic AddressをFacebookに貼って、ここに4600円分のビットコインを送ってください、とやろうと思ったのですが、これには問題があります。
この方法だと着金は確かに確認できますが、誰から送られてきたのかがわかりません。いちいちこのPublic Addressは私のですよ、と申告してもらうのもお互いに面倒です。
基本的にBTC払いの前提として、Public Addressの持ち主が誰かというのを特定しづらいということがあります。そこが魅力でもあるんですが、こういうみんなでオンラインで資金をプールしましょう、といった場面では逆に不便です。
解決策の一つとして、ChangeTipを使うという選択肢も考えられますが、全員がChangeTipを使っているいるわけではありません。また、ChangeTipにいちいちBTCをチャージしてもらうのも面倒です。支払いが公開されてしまうのもいまいちです。
GemsのようにメッセンジャーにBTC送信機能がついているのは便利ですが、これももちろん全員が使ってるわけではありません。将来的にはありえるかもしれませんが、現状この選択肢もありません。
プレミアム記事のBTC支払いについても同様の悩みがあり、誰が送ってきた確認する方法が実は現状そんなになく(私が知らないだけかもしれないですが)、どうしたものかとちょっと困ってました。
Coincheckの便利機能
今回Coincheckの和田さんがいいタイミングで便利な機能を教えてくれました。
Coincheck for ECの機能の一つで、指定した金額(例えば1000円分のBTC)に応じたインボイス(請求書)を作成してくれるだけでなく、支払い者の名前やメールアドレスなども併せて紐づけてくれます。こうすれば自己申告に代わりはないですが、誰が支払ったか確認しやすいですね。
インボイスは下記のように、コードをコピペするだけでボタン型にしてブログに組み入れられたり、単純にリンクとしてSNSなどで共有することも可能です。
https://coincheck.jp/checkouts/Kaf7U_rmBUTA3SYCw9EPtGSIK68
上記のいずれかのリンクを踏むと、下記のような画面にとばされ、自分が普段使っているWalletからQRコードで私向けに送金することが可能です。
Coincheckのこの機能知らなかったんですが、めちゃくちゃ便利ですね。というかこれプレミアム記事のBTC支払いにそのまま応用できるので、次回からこれ使ってみます。
なお、読者の方で本当にLedger Walletを一緒に買いたい人は上記のリンクから4600円分のBTCを今日中に送っていただければ、一緒に購入できますよ。ただし、東京ビットコインミートアップなどに参加可能で、私から手渡しで受け取ることができる人限定です。それ以外の人で注文しても、私から郵送などはしないのでご了承を。希望者は自分の名前と連絡用のメールアドレスを入力し、BTCで先払いしてください。
Coincheckさんはこういう気の利いたサービスが非常に気持ちいいですし、直感的に簡単に使えるデザインは前から私も一押ししています。
課題は?
何かこのまま行くと、ただのCoincheckさんのためのステマになってしまうので一応課題も書いておきましょうw
まず第一に、手数料1%が発生することです。ちょっと今回は実験的にやってみた、かつ社長直々の営業行為がきっかけだったのですが、やはり(当然ですが)手数料発生するのでしょうか!?笑
第二に、マルチシグのエスクローに入れて、実際に商品の到着を確認してからビットコインを解放するわけではないので、先払いされたビットコインを私が持ち逃げすることが可能だということです。知り合いならいいですが、私のことを個人的に知らない人にとってはこれは危険かもしれません。
第三に、これは第二のポイントに少し近いのですが、一度Coincheckさんのアカウントに紐づいたビットコインアドレスに送金するわけなので、Coincheckさんがそのお金を持ち逃げすることもできるというわけです。Goxリスクですね。まあもちろんCoincheckさんがわざわざそんなことをするとは思えないですが、仕組み上そういうリスクがあるということを理解するのは大切かと。
他に細かい注文をつけるとすれば、単一商品の複数個購入というのには対応していないので、今回の場合2つ買いたい人のために私が別のインボイスを作成する必要がありました。まとめ買いにも対応してくれれば非常にありがたいですね。他にそういうニーズがあるかはわからないですが。
まとめ
Ledger Walletを買おうというのがメインの目的だったんですが、Coincheckのサービスが非常に気が利いていて思わず記事にしてしまいました。別に彼らからお金もらったりはしてませんよw私はステマが嫌いなので。
ただ、今回のケースで気づいたのは、まだまだ細かなニーズに対応したビットコインサービスやソリューションというのは存在してないな、ということです。それをあと何年もかけて完成していくことになるのでしょうが、セキュリティをがちがちに固めるだけでなく、ユーザーの使用シチュエーションなどをきちんと考えたサービスを各社もっと出してほしいですね。
というか自分が事業とかやるとなると、自分もそういう視点が必要になってくるので肝に銘じておきます。
それでは。