ビットコインのCEOが逮捕された・・・らしいので、素人ながらに調べてみた
ここ数日ニュースを騒がしているビットコインとかマウントゴックスとか。
自分もテレビで見かけましたけど、いやー、怪しい怪しい。よくわからないフランス人の太った代表が「Effortless French」とかいうおしゃれなのかよくわからないTシャツ着ながら逮捕されたり、もう変な匂いがプンプンしますね。
自分は、ビットコインはまだまだ素人みたいなものだけど、普通の人よりはちょっとはわかっているつもりです。それにしてもビットコインのCEO逮捕か・・・。もうビットコインってやつも終わりかな、テレビを見ている感じだと。ちょっと報道をまとめてみて、自分の理解とずれてないか確認してみるか。テレビや新聞での扱いを見ると、どうせ怪しい詐欺みたいなものなんだろうけどね!ぷぷ。
ほら、テレビで「"ビットコイン"の元CEOを逮捕」って書いてあるし、どうせあの逮捕されたフランス人が作ったわけのわからないネズミ講的な詐欺の話なんでしょ、どうせ。
あれ、でもおかしいな。ビットコインって管理者がいないとかそういうのを聞いたことがあるけど。もしそれが本当だとしたらビットコインのCEOなんているの?うーん。もうちょい調べてみるか。
お、ほらほらNHKでもビットコインの社長が逮捕されてるってタイトルに書いてある。NHKが間違っているはずがないからやはり自分が勘違いしていたのか。どれどれ、本文も一応読んでみるか。
えー、一文目。
インターネット上の仮想通貨「ビットコイン」の大手取引仲介会社のフランス人の社長が、社内のシステムを操作し、利用者から預かった現金の残高を改ざんして、自分の口座の残高を100万ドル不正に増やしたとして、私電磁的記録不正作出・供用の疑いで警視庁に逮捕されました。
あれ、「ビットコインの大手取引仲介会社のフランス人社長が」って書いてあるけど、ん、こいつはビットコインの社長ではないのか?どっちなんだよくわからないな。ちょっと他に信頼できる情報ソース、そうだな、読売でも調べてみようか。
ほら、やっぱりビットコインの社長が逮捕って書いてある。一応本文も読んでみるか。
インターネット上の仮想通貨ビットコイン(BTC)の取引サイトを運営していた「マウントゴックス」(東京都渋谷区、破産手続き中)のシステムから巨額のBTCが消失した事件で、警視庁は1日午前、データを不正操作して自分名義の口座の現金残高を水増ししたとして、フランス出身の同社社長マルク・カルプレス容疑者(30)(豊島区東池袋)を私電磁的記録不正作出・同供用容疑で逮捕した。
あれ、でも本文には取引サイトの運営者が逮捕って書いてあるな。
どっちなんだ。こいつはビットコインの社長なのか、それともビットコインに関する事業の代表者なのか。自分が素人ながらにビットコインについて調べた限りでは、「運営主体」がいないっていうのがビットコインの特徴みたいだから、やっぱりビットコイン社長が逮捕されたって間違ってるのかな。いや、でもNHKがまさかそんなミスリードな報道するはずないし・・・。
よくわからないけど、ただ他の記事もいくつか読んでるとどうやらこのフランス人はただの取引所の代表のようだ。よかった、よかった。特定の運営者がいなくて、ネットワーク参加者全体でシステムのセキュリティーを守ってるっていうのがビットコインっていうものだと素人ながらに理解していたから、自分が間違ってるのかと一瞬思ったよ。なんだよ、NHKも読売も紛らわしいな。
いや、それより口座に100万ドル水増しって書いてあるぞ!これは日本円にして1億円以上。これは問題だな!どうせこの怪しい「ビットコイン」っていうのを勝手に増やして自分のものってことにしたんだろう。こんな誰が作ってるかもわからない、自由に数を上下させられるもの信頼できるわけないよな、やっぱり。
いやでも待てよ、何か前にちょっと調べた感じだと、ビットコインってのは最大供給量が決まってて、特定の個人や企業が自由に発行したりすることはできない、とか取引を改ざんしたりできないって聞いた記憶があるけど。おかしいな、どっちが正しいんだろう。他の記事読んでみるか。
お、出たな。社長だけの秘密部屋で改ざんか。これは間違いないな!怪しい小部屋でビットコインのシステムを悪用して、大量にビットコインを水増ししていたんだな。危ない危ない、危うくインターネットの情報に騙されるところだった。やっぱ新聞とかそういう信頼できるメディアじゃないとね。一応本文も読んでみるか。
同社には、カルプレス容疑者しか入れない部屋があったことも判明。警視庁は、一人でシステムのデータ改ざんを繰り返していたとみて全容解明を進める。
あれ、この文章だけ見ると、システムのデータ改ざんって書いてあるけど、これはビットコインのシステムのことだよね?それともマウントゴックスの社内システムのこと?そもそも違いってなんなのかわからなくなってきたなー。ビットコインのシステムはP2Pの全く新しい仕組みに基づいているって聞いたこともあるけど、 社内システムは今まで通りのサーバー立てて自分たちで管理するものだろう。
どっちなんだろう。うーん、別の記事読んでみるか。
お、テレビ朝日の記事ではっきりとビットコインのシステム悪用って書いてある。これでわかったぞ、ビットコインシステム自体が脆弱性のあるくそシステムで、それをいじって自分のためにコインを作ったり勝手にコインを自分のものにしたに違いない。一応本文も読んでみるか・・・。
マウントゴックスの社長、マルク・カルプレス容疑者(30)は、自社のシステムを悪用して自分の口座残高を不正に1億2000万円増やした疑いが持たれています。
あれ、本文では自社のシステムって書いてあるぞ。これってビットコインとは関係ないマウントゴックスの独自のシステムが悪用された、もしくは書き換えられたってことだよね。テレビ朝日が全国ネットでこんあミスリーディングな書き方するはずないしな、おかしいな。
NHKの記事がもう一個あったぞ。どれどれ。
この事件は、インターネット上の仮想通貨ビットコインの大手取引仲介会社で、東京にあった「マウントゴックス」の社長、マルク・カルプレス容疑者(30)が社内のシステムを不正に操作し、自分の現金口座の残高を100万ドル水増ししたとして、私電磁的記録不正作出・供用の疑いで逮捕されたものです。
お、社内システム不正操作って書いてあるな。他にもいくつか調べてみたけど、どうやら不正操作されたのはマウントゴックスの社内システムのようだ。ビットコインのシステム自体は勝手に改ざんとか不正とかができない仕組みって自分が素人ながらに調べた感じでは書いてあったので、よかったよかった。自分はどうやら間違えてはなかったようだ。
いや、でもこのNHKの記事読むと、ビットコインの総量が把握できない仕組み悪用って書いてあるな。なるほど、どうせビットコインていうのは、一部の人だけしか発行量を確認できないし、情報が一部の人にクローズドにでもなってるってことだろう。それを利用して詐欺に利用しているに違いない。
いやでも待てよ。確かビットコインって透明性が高くて、オープンソースで誰でも参加できるって聞いたことがある。さっきの記事もよく読んでみると、社内のシステム内での資産総額が逮捕された社長以外把握できないって書いてあるようにも見えるし、どっちなんだろう。NHKが間違っているわけないしなー、うーん・・・。
続く(かもしれない・・・)
おまけ
この記事のタイトルを読むと、「ビットコイン」が逮捕されたそうです。珍獣かなんかなのか。
※※※
このブログではトークンを使った実験として、寄付+トークンという切り口で実験をしています。この記事が役にたった場合は、カウンターお財布などのCounterparty対応のWalletからビットコインで寄付してください。詳細についてはこちらの記事からどうぞ。このブログの成功を読者と分け合うwin-winの関係を築けるか、という実験です。
また、寄付金額により、お返しのCNPCOINのレートは変わっていきます。最新のレートについてはこちらのスプレッドシートで確認できます。
1ABG119jVm2jRw6sz4ewurc5jFRJkwu6aj