ビットコインダンジョン2.0

Bitcoin (ビットコイン)やブロックチェーンを技術に詳しくない人たちのために、面白おかしく、そして真面目に語ります since 2014

Stablecoin(価格安定通貨)は過大評価されているのか?

昨日、ビットコイナー反省会で、「安定コイナー反省会」ということで、少し前から注目がかなり集まっていたStablecoinについて、おそらく日本で最もStablecoinに詳しいDRIの稲垣さん と、Enigma反省会にも出演してくれた「西野カナゴールド」さんにゲストに来てもらい、特にDaiとBasisを中心に概要と欠点、今後の予想などを議論しました。

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さて、Stablecoinの分類やそれぞれの仕組みの概要はこちらの動画を見てくれたり、または他にも日本語でもStablecoinについては複数良い記事がすでにあるので、そちらを参考にしてみてください。以下にいくつか紹介します。

 

blockchain.gunosy.io

 

www.slideshare.net

 

individua1.net

 


概要の把握などは反省会動画+上記の記事などを読めばよいと思います。以下に一部放送中にも話した自分の所感を手短にいくつか。

 

Stablecoinは過大評価されてないか?

 

自分が最初にStablecoinに興味を持ったのは今は亡き?Nubitsだったと記憶していますが、確かに当時からStablecoinは面白いことをやっていましたし、注目している人もいました。また、問題も多そうですが、Tehterはトレーダーを中心に広く使われており、市場規模も3000億円を超える規模になってますし実際便利です。

 

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(Nubitsよ、永遠に…)

 

ただし、Stablecoinが特にここまで注目されるようになったのはここ半年くらいな印象で、ICOでの巨額資金調達を成功させたり、有名VCやファンドからの投資を受けたことでDaiやBasisなどは特に注目されています。

 

今回の放送の為に直前にざっと調べはしましたが、自分もそれぞれまだ細かく仕組みや背景の事情を理解してるわけではない、と注意書きをした上になりますが、ただし現在のStablecoinへの期待は若干過熱感があるな、と今回の放送を通しても思いました。

 

100億円以上の資金調達をしたBasisもまだ稼働すらしてないですし、稼働前から価格下落時のBondトークンの購入インセンティブ欠落による価格低下スパイラルや、Sharesトークンの組み込み設計の問題などが指摘出来ると思います。

 

Daiの方はすでに稼働していますが、事前にEtherを供託しなくてはいけない仕組みなので、利用はまだ限定的ですし、またすでに一回Pegが壊れたのを無理やり運営が戻す、みたいなことがあったり、利用率と仕組みの問題点双方で若干期待が先行している感はあります。

 

とはいえ、Daiなどもまだ始まったばっかりですし、課題なども当然認識して今色々議論改善しているところだと思うので、これから伸ばしていく可能性はあるとは思いますが、今の時点ではその他の全てと同じく少し期待されすぎだなー、というのが反省会で話しながら受けた今のところの所感です。

 

巨額の資金調達をしたから優れている、はず…?

 

ここまで期待と注目が膨らんでいる主要因は資金調達金額などなわけですが、多額の資金を集めたプロジェクトだから優れているはずだ、自分が理解不足、読み間違えているだけだ、というような指摘(自省)も出来るとは思います。

 

同時に別に多額の資金調達したから優れているとか、将来的なポテンシャルがある、というわけでは必ずしもないですし、それは過去のICOハイプの推移なども見ると明らかな気がします。重要なのは、お金を入れている人たちはどのように儲けようとしているのか?の部分が重要で、それ次第では実は別にプロダクトが優れているかどうかはあまり関係ありません。要は著名投資家中心に盛り上がっているからすごい、上手く行くとすぐに思わない方がいいでしょう。これは今のStablecoin以外にも言えることなので、次の記事で最近のICOのトレンドと考察みたいな感じで書ければ書こうと思います。


Stablecoinから考えるプロトコルインセンティブの話

 

最後に、今回の放送でも少し話が出て面白かったことの一つに、Stablecoinの経済規模(Marketcap)がどれくらいの大きさに将来的になりえるか?という話です。Daiの場合は事前に供託するタイプのモデルなので、市場規模はそこまで大きくなりえないのではないか、という話も昨日出ましたが、Basisなどシニョリッジシェアタイプだと、発行の裏付けになる供託は必要はないので、理論上は上手くいけばかなり大きな市場規模になりえますし、Basisのサイトとかを見ていると、中央銀行発行通貨を置き換えられるかも、くらいの壮大なビジョンが書いてありました。

 

ただし、Basisは結局Etherのパブリックチェーン上のトークンなので、Ethereumマイナーのインセンティブなども考えると、Etherの市場規模を超えるようなBasisトークン経済圏が形成されるようなことはあり得ないと思います。(あり得るが、そうすると土台のプロトコルが攻撃されたり、まずい事態になりそう)

 

coinandpeace.hatenablog.com

 

実は以前に上記の記事で、トークン化が進むと実は問題だよね、という話を少しだけしていたのですが、現在Ethereumを中心にこういう流れが加速している中、具体的な対策などはそろそろ考えないと、理論上の話ではなく、実際にEthereumのプロトコル自体が攻撃されたりする事態もありえます。先日のMonacoinのBlock withholding attackなど、理論上考えられる攻撃は今後全てされると考えた方が良いので。

(この記事ではビットコインブロックチェーン上でのトークン化について話していますが、Ethereumでも全く懸念は一緒)

 

というわけで、プロトコルセキュリティの面で考えても、Stablecoinがそこまで大きくなるのは必ずしも好ましくないですし、そこまで大きな規模のものになりえない気がします。

 

まとめ

というわけで諸々考えると、やはり若干過剰評価されている感は否めないのと、すごい、と言われて調べてみると、以前とやっていることが本質的には変わらなかったり、などが多い印象を受けました。

 

例えばNubitsなど過去に失敗した事例はありますが、細かい仕組みは違えど、本質的な価格下落ショックの吸収が出来ないとか、運営による市場操作の必要性などの部分は結局変わらないのではないかと。

 

同時に、Ethereumが出てきて、スマートコントラクトによる自動化が出来るようになったことで、中央集権的な取引所や運営への信頼などに(あまり)頼らないで自律的に価格が大部分安定しているコインが出来るようになったのは非常に面白いですし、法定通貨担保型からの大きな進化ともいえると思いました。

 

とりあえず、今回の放送をきっかけにある程度調べたり、興味が少しまた出てきたので、出来る範囲で自分もキャッチアップしたり、また放送したりしたいです。

 

次は今回の記事でも一部話しましたが、最近のICOの変化とその問題点などについて書こうと思います。ちょっと久しぶりになんかブログ記事を書くやる気があるのでw

 

それでは

単純な支払い手段を超えたLightning Network応用の最新事例

一つ前の記事でもLightning Networkのユーザー体験などについて書きましたが、ビットコイナー反省会の動画で、最新事例やユースケースを実際にデモで見せつつ、Lightning Networkの今後の応用可能性や今の時点での課題などについて説明しました。ビットコインダンジョンの方でも要点を紹介しておきます。

 

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Lightningは単純な支払い手段の代替ではない

 

Lightning Networkについて考えるときに、まだまだ単純なペイメント手段としてとらえている人が多い気がします。確かにLNが広く使われるようになれば、今までの通常のオンチェーントランザクションより速く(ほぼ即時着金)、安いペイメントも可能になり、店舗での支払いなどの多くがLNに移る可能性は大いにありますが、単純にLNを支払い手段としてとらえた場合、わざわざその為にビットコインを用意して、チャネルをセットアップする理由や既存のSuicaやAlipayみたいなものに対する優位性も余りありません。

 

また、LNをビットコインのスケーラビリティの解決策として見る見方もありますが、個人的にはLNはスケーラビリティの問題とは本来切り離して考えるべきだとも思っています。確かに大部分の細かい送金がLNベースになればスケーラビリティの大きな向上も見込めますが、LNは比較的大きな額の送金に向かないことや、オンチェーンTxに頼る部分もあり、結局LNとは同時並行で各種その他のオンチェーン、オフチェーン技術の改善が必要なのは間違いないでしょう。

 

重要なのは、LNを使うと「今までできなかったタイプのアプリケーション」が可能になるということで、それらの新しいコンセプトがここ数か月で少しづつ見え始めています。以下に自分が面白いと思ったものを一部紹介します。

 

Satoshi's place

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  1. Satoshi's placeはオンライン上の共有お絵かきボードみたいなもの
  2. ただし、自分のイラストを書き込むには1pixelごとに1satoshi課金が必要
  3. オンライン上の細かいアクションに対して、1円以下のマイクロペイメントを組み込むことで、新しいタイプのPaywall的な仕組みが作れたり、細かい課金が可能になることの証明

 

Lightning Spin

 

  1. LNを利用したProvably Fairなオンラインギャンブルサイト(のコンセプト証明)
  2. LNを利用することで、少額からBetできるだけでなく、即時着金やLNの双方向ペイメントを利用したWithdraw(払い戻し)が出来る
  3. LNの即時着金という特性を使うことで、ゲームやサービスのユーザビリティーやUtilityの向上

 

LightningJP (API Callごとの課金)

 

  1. Lightningで1円くらいの金額を送ることで、特定のアカウントでツイートが出来るというコンセプトサイト
  2. BlockstreamのIFTTTという仕組みを利用
  3. APIコールごとの1円以下の細かい課金やコントロールを利用することで、事業者の新しい集金方法や、スパム対策などにも利用可能か

 

Zigzag

  1. Lightningを一部組み込んだShapeShift的なサービス
  2. 完全なトラストレスな形ではまだないが、LNを通してビットコインをZigZagに送ることで、各種アルトコインを送り返してくれる
  3. LNの即時着金の特性を利用したもので(ShapeShiftのように着金時間を数十分待つ必要がない)、LNを一部だけでも組み込むことで、ユーザー体験の向上や為替リスクの回避などが可能に
  4. 取引所が今後LNをどう組み込んでいくか、特に即時着金とユーザー資金を取引所が持たない形(Non-custodial exchange)、また、LNを利用したクロスチェーンスワップによるDex(分散取引所)が2018年後半~19年のトレンドになってくるはず

 

その他

  1. ゲームやエンタメ領域でユースケース考案が先行している
  2. LNでお金を先にデポジットして、ゲームをクリアしていくごとに返金がされる「実質無料ゲーム」。返金機構としてのLN。
  3. 他にもTwitchなどのゲーム視聴プラットフォームにLNを組み込むことで、ユーザー(視聴者\ファン)からのリアルタイム送金が、実際のゲーム攻略やゲームシステムに影響を及ぼす形のもの、エンタメ的なものとの相性が良さそう

 

まとめ

 

  • Lightning Networkは単純な送金手段の改善ではない
  • おそらく支払い部分の置き換えの前に、その他のサービス、今まで出来なかったことや、存在しえなかったサービスなどの部分の応用が先行して、支払い手段としての浸透はその次だと考える
  • すでに上記のようなLapps(Lightning Apps)が出てきており、応用はさらに今後加速していく
  • 同時にインフラ部分やウォレットなどのインターフェースなどはまだまだ未成熟で、そこそこリテラシーの高いクリプトユーザーが使い始めるのは半年~1年、ライトユーザーの利用などは1年半~2年先か?
  • しばらくは使いたい人は実験と失敗、セルフゴックスの連続を覚悟すべき笑

7月21日のHashHubのカンファレンスでも複数セッションでLightning Networkについては解説、議論がされます。まだ席ももう少し残っているので、是非スケジュールが合う方はこちらのカンファレンスでお会いしましょう。内容は今回は自分が中心に企画しましたが、Lightning以外にも最新の事例や議論、考察が聞け、自分も含め色々勉強になることが多そうです。

 

conference.hashhub.tokyo

Lightning Networkのユーザー体験から見た課題と今後の展望

いやー、最近はLightning調べるのにどっぷりはまっています。他にも色々やっているので、本当はもっと時間をとって細かい部分を理解したり、新しいウォレットやサービスの実験をしたいのですが、休日の趣味でLightningについて色々いじっているような状態です笑

 

そこで色々本格的に調べたり、いじったり、どういうサービスや改善が今後必要になってくるのかを考えているのですが、今回特にユーザー体験の観点からLightningが現状ではどういう問題を抱えているのか、今後どのような改善が考えられるか、そして開発者だけでなく、ビジネスマンや投資家、企業などがLightning Networkを初めとしたセカンドレイヤー技術に早いうちから注目すべき理由、ということで、ビットコイン研究所のサロンの方でレポートを書きました

 

こちらのブログでも一部要点の紹介と今の個人的な見通しを簡潔に書いておきます。

 

Lightning txと通常のオンチェーンtxの違い

 

Lightning txと通常のオンチェーンtxは支払いのフローやステップがユーザー体験的に全然違い、オンチェーンtxに慣れている人でも最初は戸惑うことが多いと思います。

 

オンチェーンtxが相手のアドレスさえ知っておけば、ビットコインやその他のトークンを送り付けられるの対し(プッシュ)、Lightningの方はInvoice(請求書)形式なので、受取り側と送信側のコーディネーションコストが少し高くなっています。これは送る時に相手側がオンラインであることが必要なども含め、LN送金やウォレット、サービス構築する上の基本的な違いになります。

 

ちなみに最近Lightning関連のウォレットがどんどん出てきているのですが、それぞれの開発者がどのように最適なLNウォレット体験を提供しようと実験しているのかを見て考えるのが最近の自分のもっぱらの喜びの一つですw

 

現状のLightning Networkのユーザー体験の主要な課題

 

Lightningのポテンシャルや現在進行形で新しい技術やウォレット、ユースケースなどがどんどん登場してきている現状に自分個人としてはものすごい期待をしているのですが、同時に今のままのLightning Networkではユーザビリティ上の致命的ともいえる課題がまだまだ多いです。以下に大きなものを簡潔に紹介します。(研究所の方のレポートではそれぞれ詳細に解説しています)

 

  1. LNチャネル上の流動性の問題

    LNの仕組みとして、事前にある程度の金額をデポジットする必要があることはすでに知っている人が多いと思います。Suicaに事前チャージして、その分電車や自販機で高速に使えるようになるイメージですね。これは割と直感的です。

    問題はLNの技術の仕組み上、チャンネルにためている金額≠自分が実際に送れる金額、ではない、ということです。これは中継するハブに貯まっている金額やお金の流れの方向性が関わっていたり中々複雑なのですが、ユーザーにはこれは非常にわかりづらいと思います。0.1btcチャンネルにデポジットしたからこれを丸々送りたいのに、実際に送れるのは0.01btcまで、みたいな感じですね。


  2. チャンネル構築時の混乱

    LNは事前に複数のチャンネルを色んなハブと空けておくことで、LN上でつながっている人(ノード)の数が増えるのですが、どのノードにつないでおくべきか、どうすれば効率的か、というのはユーザーからはぱっと見全然わからないです。

    通常のオンチェーンTxだと、特に何も考えずに相手のアドレスさえわかれば、自分の持っている残高の送金は出来るのですが、LNの場合はもう少し複雑で事前にどのノードにいくらのBTCをデポジットしておくのか、というのを今の時点ではユーザーが能動的に考えないとまともに送金も出来ません。

  3. バックアップの問題

    通常のオンチェーンウォレットだと、12文字、もしくは24文字のパスフレーズを保管することで、スマホ端末などを紛失しても中のコインを復元することが出来ます。大部分のユーザー(というかこのブログの読者なら)これはすでに慣れていて問題ないと思います。

    ただし、LNウォレットの場合はこちらのパスフレーズに加えて、LN上のチャンネルの最新残高をそれぞれ保管しておく必要があり、バックアップのオーバーヘッドコストが高くなり、今のところはそういうのを快適に提供しているウォレットやソリューションもありません。

    秘密鍵なくしたら中身Goxだよ、というのすら人類に早すぎる、という指摘もある中、それに加えてLightningの最新ステートは暗号化して複数のサーバーに分散保管しなくちゃいけないよね、というのは結構つらいですし、場合によってはステートの保管サーバへの信頼が発生する部分が必要になったり、ハードルはまだ高めです。


などなど、他にも細かいユーザビリティ上の課題は色々あり、まだまだ一般のユーザーどころかある程度慣れているユーザーにも普通に使うのはレベルが高いのは事実です。同時に上記のような問題を克服するための基礎技術も色々研究、提案されており、上記問題の大部分は最終的には解決されるのではないか、と自分は考えています。


また、基礎技術だけではなく、Lightning上の超少額課金を利用したSatoshi's placeなどのLightningゲームも複数出てきており、ユーザー間、企業とユーザー、企業間の間で実用的な双方向の少額課金ネットワークが出てきた時に、そこに新しいサービスやコミュニケーション、経済圏の形が自分の中でも少しづつ見えてきている感覚があります。何よりこのボンボン次から次へ、新しいタイプのもの、今までの技術では出来なかったコンセプトが立ち上がってきており、非常に今楽しいです。

感覚的にはまだトークンを利用したアプリケーションや応用例がまだほとんどなかった2014年くらいにトークンをいじっていて、「これはすごい」「すごい色んな応用が考えられるぞ!」と勝手に興奮していたくらいの時に近い感覚を今持っています。

(ちょうど今日たまたま、初めてこのブログで記事を書いたつくばのカフェにいます笑)

今後ブロックチェーン関連のアプリケーションがセカンドレイヤーにどんどん移行していくことが想定され、出来るだけ早くこの動きにキャッチアップするだけでなく、どんなものが今後作られているのかを予想しつつそこの領域を作っていけるようになれればめちゃくちゃ面白いことが出来るだろう、と今考えています。これらの動きは開発者や自分のようなビジネスデベロッパーだけでなく、投資家や大企業なども見逃してはいけないトレンドになると思います。

 

というわけで、まだ難解であるのは間違いないですが、非技術者とかにもある程度わかるようにまとめたので、興味がある方は是非ビットコイン研究所への参加もご検討ください。

 

P.S.

というわけで心機一転!このブログのタイトルも「ビットコインダンジョン」から「ビットコインダンジョン2.0」に改称することにしました!笑

この謎の2.0は、昔からの読者なら覚えているかもしれませんが、昔使っていた「ビットコインを語ろう2.0」の2.0は、「ビットコイン2.0」つまり、送金だけでなく、トークンなどのブロックチェーン応用の2.0の意味ででした。

 

今回の2.0はセカンドレイヤーの2.0。これが今後3.0、4.0になっていくのか、それともまた気分で名前が変わるのか、自分でもまだわかりません笑最近ブログ更新が全く出来てなかったのですが、出来ればこれからもうちょいこっちの更新も頑張りたいので、色々と引き続きよろしくです。