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ビットコインダンジョン

Bitcoin (ビットコイン)やブロックチェーンを技術に詳しくない人たちのために、面白おかしく、そして真面目に語ります。独自暗号通貨を使った、日本初の読者参加報酬型ブログ。

ビットコインの2014年を数字で振り返る

2014年の振り返りと2015年の展望について、Coindeskに非常によくまとまった記事があったので、特に役に立ちそうなスライドと私の考えを紹介します。数値や事実ベースなので、いい勉強になります。

(※Coindeskには事前に確認はとってないですが、部分的な日本語訳って基本的に許可なしでもOKなのでしょうか?日本にもCoindeskのwriterがいるようなので今度確認しておきます。)

 

 

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まずこれが全体のまとめのようなスライドです。

 

前年比(2013年12月時点)で、Walletダウンロード数が2倍以上になっており、現在800万件程度。Bitcoin受け入れ店舗数も2倍以上で、現在世界で8万2千店舗です。ATMは2013年には世界に4つしかなかったものが、現在では341個あるようです。

また、詳細は後で説明しますが、VCからの投資額も順調に伸び、すでに432.7百万ドルがビットコイン関連ビジネスに投入されています。(520億円程度)

 

ネガティブな数字をみると、去年末はSilkroadの取り押さえ、Mt.Goxの騒動などでメインストリームメディアをビットコインがにぎわしていましたが、去年末比でメディアカバーは76%も減少しています。

また、店舗受け付け数も伸びてはいますが、スピードが低下していきているという見方もできます。

 

最後に、ご存知の通り、ビットコインの価格は2014年は下降を続け、去年比54%と半分程度の市場価値になってしまっています。

 

それではそれぞれの項目をもう少し詳細に見ていきましょう。

 

ビットコイン価格

 

まず価格の振り返りをしてみましょう。

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上記のスライドに詳しくまとめてありますので、特に言うことはないですね。

年初はMt.Goxの倒産騒動などの影響でビットコイン価格は大きく下降し、400ドルを切る程度まで落ちました。その後4月くらいから価格が上昇し始め、1000ドル台に戻るかとも思われましたが、その後8月から継続的に価格下落が続いています。

PaypalやMicrosoftのビットコイン受け入れなどポジティブなニュースに反応し、一時的に価格が上がったりしたこともありましたが、価格下落傾向はまだ止まってないようです。

なお、価格は下がっていますが、トレード量は増えており、去年比57%増となっています。

 

VC投資

VC投資は2014年で爆発的に増えました。2013年比3.5倍程度の、335百万ドルが投入されています。

なお、投資額が最も多かったのが、WalletやBlockchain統計サービスなどを提供するBlockchain.infoと、ペイメントプロセッサーのBitpayで、それぞれ30百万ドルほどの出資を受けています。(36億円程度)

 

1995年のインターネット関連スタートアップへの投資額が250百万ドルなので、ビットコインへのVCからの関心の高さがうかがえます。

 

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またカテゴリーごとにみると、Blockchain.infoを含むWalletサービスへの投資が最も多く、88百万ドル、つまり100億円以上の投資がされています。

興味深いのはExchangeへの投資額は、他のカテゴリーに比べると伸び率が低いことです。Coinbaseなどの有力取引所などは2014年も存在感は大きかったですが、VCの注目はむしろ他の分野の方が大きいということでしょうか。確かに取引所単体のビジネスではあまり収益を出せないですし、リスクも高いことを考慮しての結果でしょうか。先日もBitstampがハックされ、大きな損害を出したばかりですね。

 

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また、国ごとの投資額を見ると、アメリカのリードが明確です。ただし、ヨーロッパでの投資額の伸びは北米を超えており、アメリカの投資額の世界的シェアは11%低下しました。

 

さて、日本はというと、投資額2億円程度、ちーーっさいですね。中国、韓国、シンガポールなどのアジア諸国にも大きく後れをとっています。あー、何か悲しくなってきますね。日本のVCの人たちにもそろそろ目を覚ましてほしいw

また、中国もマイニングの本場であるのにも関わらず、20億円程度と私のイメージより規模は小さいですね。人口の割に投資額が大きいイスラエルも見逃せませんが、スウェーデンがこんなに大きいのも驚きです。

 

メディア、報道

 

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残念ながらWall Street Journalなどのメインストリームメディアでのビットコインの取り上げは、上昇傾向とは言えないようです。日本では1月1日の読売新聞の一面に、Mt.Goxの消失BTCの99%は内部からの操作という報道が(なぜか)されましたが、メディアでの取り扱いは増えてはいないようです。

 

私個人の印象ですと、少なくとも英語メディアでは、ビットコインに好意的な記事や、Blockchain技術の応用への期待などポジティブなものが増えてきている気がします。しかし、日本では残念ながらまだまだ怪しいもの、半分小ばかにした扱いのような記事も多い気がします。また、記者自体の理解度の低さも目立ちます。

 


State of Bitcoin 2015: Ecosystem Grows Despite Price Decline

 

2015年予測 

Coindeskによると、2015年末までにWalletのダウンロード数は現在比50%増の1200万件になると予想されます。また、ATM数は2倍以上の750ATMに達するとも予想しています。

 

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最後にコミュニティーリーダーの2014年のまとめと、2015年の展望です。

 

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 2014年は受け入れ店舗増加、VC投資、技術革新がポジティブ、価格の低下とMt.Gox事件がネガティブとみている人が多いようです。

 

また、2015年の展望ですが、83%が2015年のVC投資額は2014年を上回ると予想しています。私もこれについては同意で、アメリカ以外の地域での投資が伸び、全体としても投資額は2014年を超えると予想します。日本も是非この流れに乗ってほしいですね。

 

まとめ

VC投資の伸び、受け入れ店舗の増加、技術革新などポジティブな面が多かったと思いますが、価格だけは下降しつづけるという残念な結果になっています。

2015年は、2014年の正の側面を加速させつつ、価格も少し持ち直してくれればコミュニティーの士気、メディアの取り扱いも増えると思います。その時に、マスアダプションの第一波が始まるかもしれません。

 

他にもCoindeskのスライドには詳細なデータが載っていますので、原文を読むことも強くおすすめします。私の記事はCoindeskの記事の紹介ということで、是非見逃していただきたい笑

 

それでは。