ビットコインダンジョン

Bitcoin (ビットコイン)やブロックチェーンを技術に詳しくない人たちのために、面白おかしく、そして真面目に語ります。独自暗号通貨を使った、日本初の読者参加報酬型ブログ。

ビットコインと無銭飲食

このブログを書きながら、今僕は人生最大のピンチに置かれている。

 

1時間ほど前に颯爽と近所の喫茶店に入り、430円のブレンドコーヒーを注文し、パソコンで色々情報収集をしていた。喫茶店などのローカルビジネスのビットコイン決済導入のチャンスはあるのか、ということを最近考えていて、大学生のバイトのお姉さんに注文をした後偉そうにオーナーを呼んでもらった。

 

困惑した顔で出てくるおそらく50歳代のオーナー。間髪を入れず、このお店ってクレジットカードとかって受け付けていますか?と聞く。まだ混乱した感じで「うちは昔ながらの喫茶店だから、クレジットカードとかパソコンとかそういうのは・・・」30年近く地元で喫茶店を経営しているようだが、デジタル化など無縁らしい。それでも2、3さらに質問をしたら、困惑を越えてもはや迷惑な顔になったのでとりあえず話はそこで打ち切った。

 

クレジットカードですら対応したがらないお店にビットコインを導入してみませんか、なんておそらく無理だろう。やはりビットコインだけでどこに行っても支払える日はまだまだ先か・・・。

 

オーナーと話し終わった後に、届いたブレンドコーヒーに砂糖を入れ、優雅に3口ほど飲んだ。とりあえず今考えている企画、プロジェクトでもまとめようか、とパソコンを開いた時、あることに気づく。やば、俺現金ないぞ。

 

そう、2日前の土曜日に手持ちの現金が切れたのだが、キャッシュカードが傷ついているか何かで、ATMでうまく読み取れないと言われていたのだ。つまり、現金がない上に、ちょっとコンビニまで下ろしてきます、ってのもできない。

 

自分が置かれているちょっと面白い状況に気づき、なぜか笑い始めてしまった。どうしよ笑

 

オーナーにビットコインについて一生懸命説明し、ビットコインで払ってみるか。いやまず無理だろう。そもそもパソコンもわからないって話をさっきしたばっかだ。しかもさっき偉そうにクレジットカードないの?とか言いつつ、現金ない俺って・・・。

 

そして正確に言うと、自分って今無職。このままじゃ無職男、喫茶店で無銭飲食ってニュースになっちゃうぞ!それはそれで面白いが。

 

にやにやしつつ、仕方ないのでアルバイトの大学生のお姉さんに助けを求めることにした。あのー・・・、俺、現金ないんですけど・・・。

 

どうやら俺も近くの大学生だと思われたらしく、何学部ですか?貸しましょうか?と言われた。天使だ・・・。しかし、何かのプライドで、「いやー、それはー」と断る俺。何やってんの笑

 

困った店員はオーナーに相談に。オーナーの奥さんが出てきて、まあいいよ、と。明日また払いに来て、と言ってもらえた。非常に申し訳ないが、自分の連絡先をレシートの裏に書き、また明日来ます、ということで許してもらえた。

 

人生最大のピンチはこうして、地元の優しさであっけなく解決してしまった。

 

しかし、私は週末やっていない銀行を許さない。店舗に高い手数料を課して、利益をむさぼるクレジットカード会社を許さない。完全な逆恨みだが、もっとオープンで自由な決済システムを世界に広げることを勝手に地元の喫茶店で誓った。

 

いつか、この店もビットコインを受け付けるようにさせてやるぜ。

 

そう誓いつつ、ちゃっかりバイトのお姉さんの連絡先もゲットし、気持ちを新たに僕は喫茶店を出た。たまには無銭飲食も悪くない。

 

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こんな感じのお店。また来ます。お金返しに。