ビットコインダンジョン2.0

Bitcoin (ビットコイン)やブロックチェーンを技術に詳しくない人たちのために、面白おかしく、そして真面目に語ります since 2014

2015年のビットコイン業界の振り返り(年始予想の採点)

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早いもので2015年も終わりですね。びっくりです。

 

この一年はいわゆる「フルタイムビットコイナー」として、ビットコイン以外のことはほぼやってないような生活でしたが、あっという間にもう一年経ってしまいました。1年これだけやってもまだわからないことが多いですが、それでも1年前と比べて色々理解が進んだこともあったり、見えてくるようになったこともあります。

 

というわけで、1年程前に自分が考えていたことはもちろん間違っていたり、外れていたことも多いのですが(という言い訳を事前にしておきますが)、2015年1月1日にした自分の予想がいかに外れていたかの採点をしてみましょう!あー、見事に外していて恥ずかし笑

 

価格

現在のビットコインの価格は430ドルほどですが、年始にした、自分の今年の年末価格予想は1211ドルです!

 

えーーー、もうこの時点で(笑)になってしまうのですが、なぜここまで外れたのか冷静になってみましょう笑

 

まあもちろんテクニカル分析したわけでもなんでもない、ただの勘だったのですが、想定以上に2015年は200ドル台での攻防が長く続きました。自分のあまーい予想では、それこそギリシャのような事態が引き金になって後半にかけてぐわっといくタイミングあるんじゃないかと思ったんですが、ギリシャの件も結局、ビットコイン価格には一瞬しか影響しなかったですね。

 

また、2015年後半は世間の注目はビットコイン(通貨)ではなく、ブロックチェーン技術にシフトしました。これが果たして今後どのような展開になっていくかはまだちょっとわからないですが、今年後半にメディアからビットコインへの注目が始まるといった自分の予想もこれで見事に外れるわけです。

 

まあでも、まだ12月30日だから。あと一日で奇跡の1211ドルまでのとぅざむーんあるでしょ?(いえ、絶対ないです笑)

 

ビットコイン受け入れ企業

 

年始の予想では、Googleがビットコイン支払い受入れ、それをきっかけに他のテック企業などのビットコイン受け入れが加速するのでは、という予想をしていました。

 

また、国内では楽天がビットコイン支払い解禁を今年中にするのではないか、という予測と芸術家とかミュージシャンでも受入れ開始する人たちが出てくるのではないか、と予想しました。

 

結果から言うと、うーん、なんか半々といったところでしょうか。

 

Googleは結局ビットコインについては特にこれと言ったスタンスを示すにはまだ至ってないですし、他のテック企業がビットコインに一気に注目って感じでもなかったですかね。

 

ただし、IBM、インテルなどがブロックチェーンの領域に本格参入しようとしていたり、マイクロソフトがBlockchain as a Service(BaaS)を出して来たり、ブロックチェーン技術というのは確実に巨大企業にとっても無視できない存在にはなってきていますね。が、これはビットコインとはまた少し違う話なので、ビットコインに注目、ビットコインを受け入れる、という点では自分の予想は間違っていたかな、と。

 

楽天は今年国内でもFintechの大きなカンファレンスを主催したり、予想通り積極的でしたね。国内はまだですが、海外の法人ですでにビットコイン支払いを解禁しています。ただ、国内のアーティストなどでビットコインを利用する人は残念ながらまだいないですね。海外へのプロモーション、直接の支払い手段になるし、相性いいのにな~。なにか海外にも自信を持ってアピールできるコンテンツ持っている人がいるなら、ビットコイン支払い解禁した瞬間に数十万円分くらいの投げ銭がバンバン飛んでくると思うんですけどね。まあ来年に期待しましょう。

 

規制

規制に関しては大した予想はしてなかったですが、NYのBitLicenseのような厳しい規制がカリフォルニアでも起こり、企業がシリコンバレーから流出する状況があるのではないか、と予想しました。

 

結論として、カリフォルニアではNYのような厳しい規制が入るのは回避され、企業の流出もほとんど起きてはないようです。(Xapoがスイスに移動したりはありましたが)というわけでここでも見事に外してしまいましたね。

 

10月にはヨーロッパでは、消費税非課税という判断が下ったり、最近国内でも円とビットコインの交換を扱う取引所は登録が必要という大枠の規制の方向性が決まったり、ビットコインの規制に関しては割と良心的というか、全体的にそこまでひどい規制が起きたりとかはあまりなかった印象です。まあ、今のところは、ですがね・・・笑

 

Dapps(ブロックチェーン2.0)

年始の予想では、Dapps(分散アプリケーション)の数が爆発的に増えるだろうという予想をしたのですが、これはまあ当たっていましたね。少なくとも数だけで言えばそれこそもう追いきれないほどの色々なDapps、ブロックチェーン2.0系のプロジェクトが出てきています。

 

が、自分の予想では年末までに何かしらある程度の成功を収めるプロジェクトが出てくるのではないかと予想していましたが、残念ながら今のところ成功と言えるレベルまで言っているプロジェクトはありません。

 

まだまだ概念の域を出ていないプロジェクトがほとんどですし、マーケティングが先行している感じですね。来年こそは、一般の人とまでは言わずともビットコイナーの中でヒットし、明らかなベネフィットを感じられるDaapsが出てくることを期待しましょう。

 
なお、最新のブロックチェーン2.0事情に関しては、こちらのページからの資料を是非参考にしてください。

 

国内の業界

国内の業界は、今年年初の時点では取引所しか存在しなかったので、今年はブロックチェーン2.0系のプロジェクトも含めて、非取引所のサービスが出てくるのでは?と予想していました。

 

結果としては、やはり取引所中心のエコシステムは国内では変わりませんでしたし、コンテンツ系と絡めたものなどもほとんど出てきてないですね。(IndieSquareはそっち系ですけどね)

 

むしろ、企業ソリューションとしてのブロックチェーンが先行して、そちらに関してはご存知の通り後半にかけてかなり盛り上がりましたし、結構進んでるところもありそうです。

 

ただ、こうしてみると結局取引所とその周りにいくつかプライベートチェーンやその他の企業向けのミドルウェア提供企業などがあるほどで、全く多様性にはかけるなーというのが個人的な意見です。

 

総評

 

えー、すがすがしいほどの外しっぷりだったと思います。自己採点するなら10点くらいでしょうか笑

 

何だか色々あったような気もしますが、同時に何もなかったと言えば何もなかったような年だったとも言えます。少しづつビットコインやブロックチェーンに興味を持ち正しく理解する個人や企業が増えたのは間違いないですが、ビットコイナーが夢見ているような爆発的な普及や、キラーアプリの登場はなかったですし、価格面でも大部分は停滞した年だったと言えます。国内の関係者の層もまだ薄いですし、メンバーも実際1年前とそんなに変わってないですし、理解している開発者の数もそんなには増えてないと思います。

 

そういう意味では自分としても何だか消化不良だった年でしたね。もう少し色々と面白い展開が起きたり、もっと素早く物事が進展することを期待していましたが、そこまでは行かなかったという感じでしょうか。まあそれでも本当はものすごい勢いでこの業界進んでるし、変わって行ってるんですけどね(ちなみに自分個人としての自己採点はCNPCOINぶっちゃけメルマガで書きます)


今年が仕込みの年になって、2016年は今までの努力が花開く年だという予想も国内外でも結構ありますが、そうなることを祈っています。ただし、自分にはなんだかもう少し時間がかかるような予感もします。まあ2016年の予想は年始にまた恥を覚悟でするのでお楽しみに笑

 

それでは。明日は流行語大賞の発表!まだの人は是非投票してみてください。

 

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