ビットコインダンジョン2.0

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ブロックチェーン2.0は本当にゲームチェンジャーになるのか?(サロン記事)

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タイトル通りの記事をビットコイン&ブロックチェーン研究所オンラインサロン用に書きました。

通貨以外の分野へのブロックチェーン技術の応用を、「ブロックチェーン2.0」と一般的に読んでいるようですが、そういえば「ビットコイン2.0」とは最近はあんまり言いませんね。まあビットコイン2.0はビットコインのブロックチェーンを使わなくちゃいけないのか?などちょっと紛らわしかったので、ブロックチェーン2.0の方が多分よりよい名称だと思います。

 

内容としては、ブロックチェーン2.0って最近は一般メディアでも取り上げられたりしているけど、本当に多くの人が思ってるような効果があるのか?ブロックチェーン技術を応用するとどういうメリットがあるのか、という感じの話です。

 

特にブロックチェーン2.0と言っても、パブリックチェーンを応用するのか、プライベートチェーンを応用するのか、で適するユースケースも全く違うのに、若干パブリックでできることを、プライベートチェーンでも混同していたりするのが気になってこの件について考えてみました。

 

内容の一部を紹介すると、例えばブロックチェーン技術を応用する強みとして、規制や廃止が出来ない分散型アプリケーション(Dapps)を作れるというところがあります。

具体例としては、例えばLaZoozという分散ライドシェアリングサービスや、分散型予測市場Augurなどがあります。

 

これらのプロジェクトにブロックチェーン技術やトークンを組み込むことで、分散を維持し、検閲耐性(要は中々潰せない)という特性を付与することが可能です。

例えばUberは企業が管理する中央集権型のライドシェアリングサービスですが、しょっちゅうタクシー業界から訴えられたり、日本でも使用が一部できないんですかね?予測市場も要は賭け事市場のようなものなので、管理主体がいればおそらく規制されたり、潰されたりするでしょう。

ブロックチェーン技術を利用することで中々潰しにくいプロジェクトを設計できるわけですが、これはパブリックチェーンを使うからこそ意味があって、管理主体が存在するプライベートチェーン上でこういうサービスを作っても全く意味がありません。そもそものインフラの部分が中央集権的に握られているので、元栓を閉めればすぐに規制できちゃいますので。

 

などなど、言われてみれば当たり前の話だと思うのですが、なんだか混同されたりすることが多かった気がしたので、サロン用の記事にしてみました。

 

プライベートチェーン上での2.0応用もコスト削減などのメリットは確かにあり得ると思いますが、個人的には2.0はパブリックチェーン上でやらないとやはり面白いアプリケーションは出てこないんじゃないかな、と思っています。

 

ちなみに記事単体での購入はちょっと高いですが、一応800CNPCOINでも対応していますので、興味のあるかたは、coinandpeaceアットgmail.comまで個別に連絡お願いします。

 

それでは。