ビットコインダンジョン2.0 Bitcoin (ビットコイン)やブロックチェーンを技術に詳しくない人たちのために、面白おかしく、そして真面目に語ります since 2014 2019-02-25T22:17:22+09:00 coinandpeace Hatena::Blog hatenablog://blog/8454420450067778054 Defiの概要 特徴、メリットと課題を考える hatenablog://entry/17680117126980137492 2019-02-25T22:17:22+09:00 2019-02-25T22:17:22+09:00 今回は最近話題のDefi(Decentralilzed Financeの略)について、共通の特徴やポテンシャル、課題やリスクについて概要を話してみました。 同タイトルの動画をビットコイナー反省会の方で説明、考察しているので詳細に興味のある方は是非そちらをご覧ください。通常通りブログの方でも一部ポイントだけかいつまんで書いておきます。 www.youtube.com Defiとは何か 読み方は「ディファイ」。「デフィーじゃないよ」 最近注目されている気がするけど、実際これは何か新しいものではなく、以前からあった様々なブロックチェーン上のプロジェクトやコンセプトに名前をつけたもの。その点では何かい… <p>今回は最近話題のDefi(Decentralilzed Financeの略)について、共通の特徴やポテンシャル、課題やリスクについて概要を話してみました。</p> <p>同タイトルの動画をビットコイナー反省会の方で説明、考察しているので詳細に興味のある方は是非そちらをご覧ください。通常通りブログの方でも一部ポイントだけかいつまんで書いておきます。</p> <p> </p> <p><iframe src="https://www.youtube.com/embed/64qw6kp2A-0?start=344&amp;feature=oembed" width="459" height="344" frameborder="0" allowfullscreen=""></iframe><cite class="hatena-citation"><a href="https://www.youtube.com/watch?v=64qw6kp2A-0&amp;t=344s">www.youtube.com</a></cite></p> <p> </p> <p><strong>Defiとは何か</strong></p> <div> </div> <div> <ol> <li> <p>読み方は「ディファイ」。「デフィーじゃないよ」</p> </li> <li> <p>最近注目されている気がするけど、実際これは何か新しいものではなく、以前からあった様々なブロックチェーン上のプロジェクトやコンセプトに名前をつけたもの。その点では何かいきなり新しいものが出てきたわけではない。(まあ名前がつくのは重要だけど)</p> </li> <li> <p>Defiの特徴として、「信頼が必要なMiddleman(中間に入ってくる機関)がいない、もしくはMidllemanを極力排除しようとしている」というものが大きい</p> </li> <li>例えばDefiの一種であると考えられているDexの場合、取引所などの信頼を必要とする主体がなくても、秘密鍵を保有するユーザー同士で分散取引、似たようなトレード機能を直接利用することが出来る。</li> <li> <p>Fintechなどは銀行やMiddlemanの効率性をテクノロジーで改善していこうという流れに対し、Defiはブロックチェーン技術、特にスマートコントラクトを利用することでMiddlemanをそもそもなくして同様の金融サービスなどを提供しようとするもの</p> </li> <li> <p>Defiの定義はまだ完全に決まってはないが、「Dex(分散取引所)」「P2P lending」「Stablecoin(価格の安定したコイン)」「Prediction market(予測市場」「Security token(証券のブロックチェーン上でのトークン化)」などが入ると主に考えられている</p> </li> </ol> <p> </p> <strong>Defiのベネフィットとポテンシャル</strong> <p> </p> <p>下記のようなものが考えられている/主張されている<br /><br /></p> <ol> <li>誰でも参加できる(オープン、本人確認など不要で使用可能)</li> <li>ブロックチェーン上での自動執行による低コスト化、高効率</li> <li>検閲耐性</li> <li>検証可能性/透明性</li> </ol> <p> </p> <p>Defiのベネフィットやサービスの詳細などは他の記事などですでに色々日本語でも情報が出ているので、こちらの記事などを読んでおけばよいかと。</p> <p> </p> <p><iframe class="embed-card embed-webcard" style="display: block; width: 100%; height: 155px; max-width: 500px; margin: 10px 0px;" title="次世代の分散型金融(Defi)サービスを一通り体験してみた - Stir Lab" src="https://hatenablog-parts.com/embed?url=https%3A%2F%2Flab.stir.network%2F2019%2F02%2F07%2Ftried-experiencing-the-next-generation-of-defi-service%2F" frameborder="0" scrolling="no"></iframe><cite class="hatena-citation"><a href="https://lab.stir.network/2019/02/07/tried-experiencing-the-next-generation-of-defi-service/">lab.stir.network</a></cite></p> <p>  </p> </div> <div> </div> <div><strong>Defiの課題、限界は?</strong></div> <div> </div> <div> </div> <div> <ol> <li>誰でも参加できる、オープン性が大きなベネフィットとして挙げられるが、ここはすでに検閲や規制が入っている領域も多く、今後もDefiのオープン性の特徴が規制などにより限定されてしまう可能性</li> <li>例えば、すでにDexやSecurity tokenはKYCを導入し、一部のユーザーしかアクセスできないようにする動きも出てきており、オープン性が損なわているという批判も出来る</li> <li>誰でも参加できる反面、預託金(事前にEtherなどを預ける)必要性があるため、伝統的な金融などに比べて高い利率を提供していけるか、参加する投資インセンティブなどが十分なものになるかは微妙(MakerDAOに関しては<a href="https://medium.com/@souta.watatata/%E3%82%A2%E3%83%B3%E3%83%81makerdao-dai%E3%81%AB%E3%81%AA%E3%81%A3%E3%81%A6%E8%AA%B2%E9%A1%8C%E3%82%92%E6%95%B4%E7%90%86%E3%81%97%E3%81%A6%E3%81%BF%E3%82%8B-81dd216e54b7">こちらの考察記事</a>なども参考)</li> <li>また、本当に低コスト、高効率化につながるかはまだ微妙にわからない部分も。特に規制の対象になればコンプライアンスのコストなどは下がらないのと、ブロックチェーン技術の進展がないと、高いTx手数料などの問題で低コスト化にはまだつながっていない。</li> <li>Middlemanはいないといったがオラクルなど信頼のポイントはDefiプロジェクトの多くにいまだに存在する</li> <li>また、ブロックチェーン金融アプリケーションの複雑さが増していき、その一方預託金の規模が大きくなってくると、The DAO事件のようなハック事件や意図しない形で資産が凍結されて動かせなくなったり、などの事故が起きる可能性も。信頼がなくなったわけではなく、コードへの信頼や、関連トークン発行者への信頼などに変わっただけ。</li> <li>(事故が起こった時に特定のトランザクションのロールバックなどが検討されてしまった場合、それは果たして今の仕組みと何が違うのか、という批判も)</li> </ol> </div> <div> </div> <div><strong>DeFiの見通しや個人的感想</strong></div> <div> </div> <div> <ol> <li>DeFiという考え方は面白いし、ブロックチェーンとの相性も比較的いい、多様なプロジェクトが出てきていて単純にすごいと思う(が、別に自分の金融に対する知識が深いわけでもないのもあり、自分自身はそこまですごくハマっているとかはない)</li> <li>金融サービスへの参入障壁を下げられるのが一番期待している。規制ヘビーな先進国ではなく、発展途上国の人たちが先に使い始めるなどの現象が起きたらすごい面白い。</li> <li>ただし先進国のユーザーが使うことを想定しているようなサービスは今の集権的なものといずれ大差ないような状況になってしまう気もする。</li> <ol> <li>Dexやセキュリティトークンなど</li> </ol> <li>将来的にどうなるか?</li> <ol> <li>先進国では多分規制が厳しくなってきて、本来の効果が発揮しづらく方向性に行くのではないか。</li> <ol> <li>Defiが完全にCentralizedなFintechを置き換えるとは思わない。(StablecoinをDefiに含むとするなら、銀行などの集権的な機関がDefiを組み込んでいくことはありえるが)</li> </ol> <li>まだまだ色んなサービスが出てきそうだし、利用自体も今後増えていくのでは?(Daiやその他のLendingサービスなど)</li> <li>同時に何かしらの事件や事故は規模はともかくそのうち出てきそう。そうなった時にプロジェクト、もしくはプロトコルがどのような対応をするのか、に興味がある。</li> </ol> <li>オラクルの問題やコントラクトセキュリティの監査などの研究は進んで、その内本当に分散金融と呼べるレベルのものが実現するのかもしれない。</li> <ol> <li>ただし今は無駄なトークンが組み込まれていたり、スケーラビリティーの問題などもあり、過渡期とも思う。しばらくは(2~3年)そんな感じが続くのでは。</li> </ol> </ol> </div> coinandpeace フルノードの重要性とフルノードが広がった世界について改めて考える hatenablog://entry/98012380858514918 2019-02-06T12:49:01+09:00 2019-02-06T13:04:42+09:00 昨日ビットコイナー反省会の方でフルノードに関してなぜ改めて最近自分はその重要性をすごい感じているのか、今後フルノードの役割がどのように変わっていくか、などについて動画で説明しました。本当は10分強くらいで話すつもりだったのですが、結構熱く色々話していたら25分以上と長くなってしまったので、要点はブログでもまとめてもおきます。 www.youtube.com フルノードとは? 全てのブロックとトランザクション情報をダウンロードして、検証するノード(コンピューター) 他にもフルノードはトランザクションをリレーしたり、ネットワークの分散性や検閲耐性を維持する上で非常に重要な役割を果たす フルノードを… <p>昨日ビットコイナー反省会の方でフルノードに関してなぜ改めて最近自分はその重要性をすごい感じているのか、今後フルノードの役割がどのように変わっていくか、などについて動画で説明しました。本当は10分強くらいで話すつもりだったのですが、結構熱く色々話していたら25分以上と長くなってしまったので、要点はブログでもまとめてもおきます。</p> <p> </p> <p><iframe src="https://www.youtube.com/embed/eEq72uWOAYA?feature=oembed" width="459" height="344" frameborder="0" allowfullscreen=""></iframe><cite class="hatena-citation"><a href="https://www.youtube.com/watch?v=eEq72uWOAYA&amp;lc=z230yrn5xmu3xlfa004t1aokgj1bud5ra0bdlyuqtnvzrk0h00410.1549305249300278">www.youtube.com</a></cite></p> <p> </p> <p><strong>フルノードとは?</strong></p> <p> </p> <ul> <li>全てのブロックとトランザクション情報をダウンロードして、検証するノード(コンピューター)</li> <li>他にもフルノードはトランザクションをリレーしたり、ネットワークの分散性や検閲耐性を維持する上で非常に重要な役割を果たす</li> <li>フルノードを自分のPCで立てる人もいれば、Raspberry piのような専用の端末を用意する人もいれば、開発用にAWSやAzureなどクラウド上で立てる人たちも</li> <li>フルノードは全ての履歴を持っていて、自分で検証する、というのが重要</li> <li>よく「Don't Trust, Verify」とか言われることがあるが、(基本的には)フルノードになることで誰も信頼することなくトランザクションなどを検証して分散性を保つ、してというのは、<strong>フルノードを自分で建てる前提</strong>である。</li> <li>(フルノードに関するもう少し詳細な解説は<a href="http://www.jpbitcoinblog.info/entry/20170213/1486912581">こちらの記事などを参照</a>)</li> </ul> <p> </p> <p><strong>一般ユーザーがフルノードを立てるメリットは?</strong></p> <p> </p> <ul> <li>プライバシーの向上<br /><br />フルノードを自分で立てているユーザーが少ないと、<a href="https://jp.cointelegraph.com/news/japanese-security-company-tracked-stoled-cryptocurrency-from-zaif-exchange">Monacoinのノード伝播の仕組みを利用したIPアドレスの特定手法</a>、など犯罪者などでなくてもプライバシーが侵害される可能性が。<br /><br /></li> <li>第三者を信頼しないで自分でTxを検証可能。セキュリティーの向上<br /><br /></li> <li> ネットワーク参加、ネットワークへの意思表示<br /><br />ビットコインとビットコインキャッシュ、SegWit2x、UASFの時なども、フルノードが支持するチェーンを表明出来たりするだけでなく、特定のブロックの伝播を拒否したりすることで、分裂時などにおいて一定の方向付けや役割を果たすこともある。<br /><br /></li> <li>逆に言うと、フルノードを立てる明確なメリットは他にはなかった⇒が、それが新しいレイヤーの出現などで少しづつ変わってきている(後述)</li> </ul> <p> </p> <p><strong>フルノードを立てるのが困難になるとどうなるか?(Ethereumのケース)</strong></p> <p> </p> <ul> <li>Ethereumはビットコインより多くの情報を記録する必要があるため、フルノードの肥大化のスピードがビットコインより比較して早く、最新状態にノードを同期するのが難しくなってきている。<br /><br />単純なディスク容量の問題ではなく、署名の検証と最新Stateへの同期が主な課題。通常のスペックのPCやクラウド上でも、最新Stateに中々追いつかない状態が頻発している。SSDなどを使えばいいがコストがどんどんかさんできている。<br /><br />(これはArchival node(1.5テラ)の問題で、Fast syncのフルノードは大丈夫!という人もいるが、Full nodeでもかなりきつくなってきているという話を自分はよく聞く)<br /><br /></li> <li>フルノードを自分で維持するのが難しくなると、結局Infuraなどよりリソースを持っている第三者を信頼する必要があり、分散性、検閲耐性が損なわれる<br /><br />そもそもそれなら最初からクラウド、コンソーシアムチェ―ン、Private chainでいいじゃないか、問題が発生しかねない<br /><br /></li> <li>ここら辺については、<a href="https://www.theblockcrypto.com/2019/01/23/ethereum-essentials-node-nuances/?fbclid=IwAR2NxoxLBspPVdZhrQzzNIux7Nhsg6LIYlU5IXT6xGDNbP2L5MCaVercI84">The Blockの記事でよくまとめている記事</a>があったので、詳しくはそちらで。</li> </ul> <p><br /><strong>フルノード立てるのは難しくなってきているのか?</strong></p> <p> </p> <ul> <li>コインによる。</li> <li><a href="https://coin.dance/nodes/all">ビットコインのフルノードの数は微増傾向</a>で今合計一万ほど。一方Ethereumは数え方次第の部分はあるがこの1年でもかなり減った。</li> <li>最近だとBTCPayserverなど誰でも割と簡単にクラウド上でビットコインノードを構築できるようになってきている</li> <li>他にもCasa Nodeなどノードをパソコンなどにぶっさすだけで使えるボックス型のノードみたいなものも出てきており、比較的安価に具体的知識不要でフルノードを持てる環境が出来ている。(端末は1万円程度)</li> <li>EOSなどはEthereumよりさらにサイズが大きくなっていくので、フルノードを立てられるのは事実上Block Producersのみ、などになると思う。元々EOSはBPへの信頼で成り立っているので、これは設計通りでもあるが。</li> </ul> <p> </p> <p><img class="hatena-fotolife" title="f:id:coinandpeace:20190205150917p:plain" src="https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/c/coinandpeace/20190205/20190205150917.png" alt="f:id:coinandpeace:20190205150917p:plain" /></p> <p>(Coin.danceのビットコインフルノード数の推移データ) </p> <p><br /><br /></p> <p><img class="hatena-fotolife" title="f:id:coinandpeace:20190205150022p:plain" src="https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/c/coinandpeace/20190205/20190205150022.png" alt="f:id:coinandpeace:20190205150022p:plain" /></p> <p>(The Block集計のビットコインとEthereumノード数の推移比較)<br /><br /></p> <p><strong>フルノードがなぜ改めて重要だと最近思っているか?</strong></p> <p> </p> <ul> <li>フルノードが重要という話は以前からあるし、ある程度詳しい人なら特に違和感はないと思う。なぜ今さら注目?</li> <li>今までフルノードを立てるメリットやインセンティブがあまりなかった、と言われていたところから、だんだんこのフルノード運用のインセンティブ構造が変わってきているから。</li> </ul> <p>具体例 Lightning Network</p> <p><br /> * Lightning NetworkではNetworkというように、LN上でビットコインを経由するフルノードのネットワークが非常に重要になる。<br /><br /> * また、Lightningのユーザビリティの課題の一つに、トラストレスに運用するにはユーザーは常にオンラインでいなくてはいけないこと。また、オンラインではないと支払いの自動受け取りが簡単に出来ない、などの課題がある。<br /><br />*これらの問題は仮に全員がフルノードを持っていたとしたら容易に解決できる問題だが、フルノード構築や維持は面倒なので、自分はこの世界線は今まで来ないと思っていた。<br /><br /> * ただし、LNのフルノードになることで、前述したプライバシーの改善だけでなく、LN上のビットコインのルーティング手数料を稼げるようになる。それだけではなく、フルノードを常に自前でオンラインにしている場合、ルーティングの手数料だけでなく、例えばオンラインの広告を見る代わりに自分のフルノード向けにマイクロペイメントが少しづつ自動的に振り込まれたり、LN上の新しいサービスや収益化の恩恵を預かりやすくなる(これはフルノードなしでも可能ではあるが、サービスの幅が狭くなったり、中間業者を信頼したり、費用を払わなくてはいけなくなると思う)<br /><br /> * 要はよくわからなくても、とりあえずLNのフルノードを立てておいた方がエンドユーザーとしても経済的なメリット、インセンティブが大きくなってくれば、自然とフルノードを立てる人が増え、フルノード保有を前提とした多様なサービスが広がる可能性。インターネットのルーターみたいなイメージで、<a href="http://doublehash.me/the-true-objective-of-small-block/">最終的にはスマホみたいな小型端末に最初からビルトインされたりもありえる</a>。<br /><br />まとめると、Lightning networkの利用が広がってきた時に、Lightningに対応しているフルノードを自前で立てるか、もしくはCasa nodeみたいなものを買ってくることで、実は何かしらの収益がスムーズに入ってくるような日が来る気がしている</p> <p><br /> *Lightningの他にもProof of StakeのコインでStaking報酬を得る為にフルノードを構築したいという需要も出てきており、それに対応するサービスや市場も出始めている。利子収入みたいなのがみんななんだかんだ好き。(昔からクラウドマイニングが好きな人多いのもこの辺) </p> <p> </p> <p><strong>まとめ</strong></p> <ul> <li>自分は一般の人がフルノードを運用しよう、みたいな日はほぼ永遠に来ないのではないか、と思っていたが、ここ最近自分の意見も変わってきている部分があり、フルノード維持のインセンティブ構造が変わってきたことで、広くフルノードを持つ人が増えるのではないか、と思ってきた。<br /><br /></li> <li>フルノードがもっと一般的に使われることで、長期的に見てよりトラストレスで自由な基盤やサービスを広げる前提となるし、単純にそちらの方が自分の信条、思想とも近いし、是非そういう流れを推進したい。<br /><br /></li> <li>偉そうなことを言っているが自分自身も今フルノードを構築、運用していないので、今月~来月くらいにネット環境なども整えて再チャレンジしようと計画中(それに関してまた何か情報を共有するかも)<br /><br /></li> <li>ちなみに、ビットコイン、Lightning Network、Liquidサイドチェーンの具体的なノードのセットアップ方法などは、大石さんがかなり前から<a href="https://lounge.dmm.com/detail/828/">ビットコイン研究所</a>内のスタートアップマニュアルみたいなものでわかりやすく手順や概要を説明してくれているレポートがすでにあるので、興味のある人はそれを見るのが一番良いと思う(有料グループです)</li> </ul> <p> </p> coinandpeace 2019年暗号通貨業界のトレンド予想 hatenablog://entry/10257846132696902607 2019-01-04T14:37:04+09:00 2019-01-04T14:37:04+09:00 昨日ビットコイナー反省会で年始の予想特別放送をしました。結構想定した以上にリアルタイムでコメントや質問も来て、かなり真面目に回答しているものも多かったです。詳しくは動画で見て欲しいですが、その中で重要なものに関しては一部ビットコインダンジョンの方で記事にもしておいて予想しておきます。いつも通り年末に答え合わせしましょう。ちなみにこういう予想は当然当たらないことの方が多いですが、年始の時点でどういう風に考えていたか、どういう根拠だったか、というのを残しておくのは非常に重要だと思います。 ちなみに他のリサーチャー含むより詳細な予想や論点に関してはビットコイン研究所の方でレポートにして来週公開予定な… <p>昨日ビットコイナー反省会で年始の予想特別放送をしました。結構想定した以上にリアルタイムでコメントや質問も来て、かなり真面目に回答しているものも多かったです。詳しくは動画で見て欲しいですが、その中で重要なものに関しては一部ビットコインダンジョンの方で記事にもしておいて予想しておきます。いつも通り年末に答え合わせしましょう。ちなみにこういう予想は当然当たらないことの方が多いですが、年始の時点でどういう風に考えていたか、どういう根拠だったか、というのを残しておくのは非常に重要だと思います。</p> <p> </p> <p>ちなみに他のリサーチャー含むより詳細な予想や論点に関しては<a href="https://coinken.info/">ビットコイン研究所</a>の方でレポートにして来週公開予定なので、是非そちらも確認してください。</p> <p> </p> <p><iframe class="embed-card embed-webcard" style="display: block; width: 100%; height: 155px; max-width: 500px; margin: 10px 0px;" title="2019年年始特別放送" src="https://hatenablog-parts.com/embed?url=https%3A%2F%2Fwww.youtube.com%2Fwatch%3Fv%3DQ7aYgHYLMPU" frameborder="0" scrolling="no"></iframe><cite class="hatena-citation"><a href="https://www.youtube.com/watch?v=Q7aYgHYLMPU">www.youtube.com</a></cite></p> <p> </p> <h3>Liquidによる取引所送金は盛り上がるか?</h3> <p> </p> <p>BlockstreamのサイドチェーンソリューションLiquidに関しては<a href="https://coinandpeace.hatenablog.com/entry/liquid_as_token_platform">こちらの記事</a>でトークンプラットフォームとしてのLiquidについて詳しく考察しました。</p> <p> </p> <p>今年はLiquidの利用がどこまで進むと予想されるかですが、個人的には取引所内で一部のユーザーがヘビーに利用しかなり便利になる。Liquidを採用する取引所も拡大する。ただし、取引所外でのトークンプラットフォームとしての応用、決済手段としての流通などは今年はまだ限定的だと思います。大部分のユーザーは取引所から資金を引き出さないですし、ビットコインそのものじゃなくLiquidで引き出して保存するのにもある程度の教育と、関連ツール(ウォレットなど)の改善などが必要です。ただしLiquidの匿名性の高い送金はかなり便利なので、一部のヘビーユーザーはたくさん使う、というのがLiquidに関する今年の現実的な目標値だと考えています。</p> <p> </p> <h3>日本のホワイトリストに新しいコインは載るか?</h3> <p> </p> <p>これは載ると思っています。というより常に新しいコインが出てきて、力関係もすぐに変わるこの業界においてこの許可制の「ホワイトリスト」制度自体に問題があると思っているのですが、今年は少なくともいくつか新しいコインが追加されると思いますし、それがないと日本の取引所、市場の世界での存在感はさらに薄くなっていくと思います。</p> <p> </p> <h3>2019年末のマーケットキャップtop10はどのようなコインになると予想されますか?</h3> <p> </p> <p>順不同ですが、<br /><br />Bitcoin, Ethereum, XRP, Bitcoin Cash(ABC), EOS, Tether, Litecoin, Binance Coin, Stablecoin(どれか新しく一つ)、Monero、ですかね~。予想案外難しいです。後はDfinityとかその辺が結構来るかもしれないですが、Top10に入るかどうかは微妙ですね。</p> <p> </p> <h3>セカンドレイヤーは今年は来るか?</h3> <p> </p> <p>かなりざっくりした質問ですが、セカンドレイヤー(Lightning,Plasmaなど)は今年来るか、という質問は結構もらいます。逆に言えば去年は想定したよりセカンドレイヤーあまり来なかったよね、という認識だと思うのですが、実際は開発コミュニティーなどは大きく盛り上がっており、開発アクティビティもかなり活発でした。それが今年ユーザー層まで降りてくるか、という質問だと思いますが、Lightningに関して言えば取引所での一部扱いや、ユーザーが使えるミニマルなプロダクトなどは今年中に起こると思っています。まだ今年いっぱいでは広く使われるところまでは多分行かないですが、急速に広がる土台が出来てユーザーも付き始める感じでしょうか。</p> <p> </p> <p>Plasmaなどはまだ実装や実利用まではまだまだ時間がかかる印象で、今年も開発やリサーチは進むと思いますが、実際に意味のある形で機能するのにはまだ時間かかるでしょう。</p> <p> </p> <h3>Ethereumは今年無事PoS移行するか?</h3> <p>もう何年も噂されてまだ実行されていないEthereumのPoS移行。かなり勘による部分が多いですが、今年は新型ブロックチェーンとの競争などの要因もあるので、ついに実現すると思います。</p> <p> </p> <p>その上で最初の方は上手くいった感じに見受けられ、市場でも好感されるのではないかと思いますが、個人的な中長期の見立ては必ずしもポジティブでもありません。が、それはおそらく19年以降の議論、問題になるかと思います。</p> <p> </p> <h3>ETH vs EOS</h3> <p>最近聞かれることの一つに、EOSはEthereumと比較してどうですか、というタイプの質問。今年は力関係ではEOSはアプリケーション数が増えたりなどして、相対的な力関係ではEOSが少し押してくる形になると思います。同時により長期で見ればEthereumとEOSでは特性とターゲットにすべきユースケースが違うので、今年後半にかけて単純比較からすみわけ云々という議論も増えるでしょう。EOSに関しては広がると同時に課題面も色々露呈されると思います。ガバナンスやBlock Producers投票に関する批判や形骸化、ノード維持費増加によるBPの離脱、などです。</p> <p> </p> <p> </p> <h3>今年もハッキングはあるか?</h3> <p>規模、国内かどうかは知りませんが、あります。今の時点ですでに HitBTCやばそう、という噂もあったりしますね。</p> <p> </p> <h3>今年ブロック男は結果を出すか?</h3> <p>出します。頑張りましょう笑</p> <p> </p> <p> </p> <p>というわけで、他にもビットコイナー反省会の<a href="https://www.youtube.com/watch?v=Q7aYgHYLMPU">動画</a>の方ではもう少しざっくばらんに色んな質問に回答しています。またもう少し細かい考察や根拠などは他のメンバーの意見も含めて<a href="https://coinken.info/">ビットコイン研究所の方で書いて公開</a>するので、そちらを是非見てみてください。</p> coinandpeace 2018年年始予想の答え合わせ&振り返り hatenablog://entry/10257846132691840349 2018-12-29T12:20:44+09:00 2018-12-29T12:20:44+09:00 気づいたら2018年もほぼ終わりということで、やばいですね…。まあそれはさておき、年末なので果たして年始にした予想が正しかったのか、をせっかくなので振り返ってみようと思います。 こちらのブログの方では、年始に「暗号通貨業界の大胆?予想」、ということで、起こる確率は高くはないかもしれないけど、ありえること、という予想をしていました。 coinandpeace.hatenablog.com ちなみに、もう少しちゃんとした今年の予想は色んなテーマについてビットコイン研究所の方でしていて、昨日ちょうどそちらの答え合わせと一年の振り返りに関するレポートを書いたのですが、ちゃんと予想した方で当たっていたの… <p>気づいたら2018年もほぼ終わりということで、やばいですね…。まあそれはさておき、年末なので果たして年始にした予想が正しかったのか、をせっかくなので振り返ってみようと思います。</p> <p> </p> <p>こちらのブログの方では、年始に「暗号通貨業界の大胆?予想」、ということで、起こる確率は高くはないかもしれないけど、ありえること、という予想をしていました。</p> <p><iframe class="embed-card embed-blogcard" style="display: block; width: 100%; height: 190px; max-width: 500px; margin: 10px 0px;" title="2018年の暗号通貨業界の大胆?予想 - ビットコインダンジョン2.0" src="https://hatenablog-parts.com/embed?url=https%3A%2F%2Fcoinandpeace.hatenablog.com%2Fentry%2F2018_bold_predictions" frameborder="0" scrolling="no"></iframe><cite class="hatena-citation"><a href="https://coinandpeace.hatenablog.com/entry/2018_bold_predictions">coinandpeace.hatenablog.com</a></cite></p> <p> </p> <p>ちなみに、もう少しちゃんとした今年の予想は色んなテーマについて<a href="https://lounge.dmm.com/detail/828/">ビットコイン研究所</a>の方でしていて、昨日ちょうどそちらの答え合わせと一年の振り返りに関するレポートを書いたのですが、ちゃんと予想した方で当たっていたのは、</p> <p> </p> <p><img class="hatena-fotolife" title="f:id:coinandpeace:20181229121844p:plain" src="https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/c/coinandpeace/20181229/20181229121844.png" alt="f:id:coinandpeace:20181229121844p:plain" /></p> <p> </p> <ol> <li>ビットコインキャッシュ(BCH)は今年中に分裂する</li> <li>ICOプロジェクトはプロダクトがほとんど出てこなく、18年後半に価格なども崩壊、SECなどからの締め付けも厳しくなる</li> <li>Lightning Networkのメインネットの立ち上がりと進捗(ただし今年中にはまだ大きな浸透とかはない)</li> </ol> <p> </p> <p>などでした。</p> <p> </p> <p>逆に外したものは、</p> <p> </p> <ol> <li>国内はアルトコインを中心に17年に引き続き取引が盛り上がる</li> <li>ビットコインの送金手数料はSegWit導入後も引き続き高い水準で推移する</li> <li>価格予想(20,000ドル⇒10,000ドル程度⇒31,000ドル<br /><br /></li> </ol> <p>などです。まあ価格予想とかは毎年余興としてやっているのですが、やはり当たりませんね笑自分以外も含めてちゃんとしたアナリストとかも年末に向けてまた大きな上昇の動きがあるだろう、と予想している人が多かったのですが、やはり市場の動きは読めませんね。</p> <p> </p> <p> </p> <p> </p> <p>では、こちらのブログで<a href="https://coinandpeace.hatenablog.com/entry/2018_bold_predictions">別にした大胆予想</a>は果たして正しかったのか?振り返ると実はドンピシャで当たっているもの、カスってもないもの両方ありましたね。</p> <p> </p> <p> </p> <h3>ビットコインマイニングの本場が中国から北欧などに移動する</h3> <p> </p> <p>こちらの予想は当たっていましたね。</p> <p> </p> <p>今振り返ると、まあそんなものでしょう、くらいに感じるかもしれませんが、17年、また18年の初めくらいまでは、ビットコインマイニングと言えばやはり中国、中国国内のマイニング集権化云々、という批判なども多かったです。それがこの1年で全てではないですが、確実に中国国内から北欧やカナダなどへマイニングの拠点が移って行った動きがありました。</p> <p> </p> <p>結局中国国内ではマイニングは明確に禁止されているわけでも許可されているわけでもないようですが、より電気代が安い、有利な環境を求めて各地にマイニングファームが散らばっていっているのは検閲耐性などの点から見ても悪いことではないと思います。そしてBitmain以外にも複数のASIC製造業者が出てきたのも事実でしたが、ただ先日ちょうどGMOがASICの製造販売から撤退、というニュースがあったり、こちらはまだまだ複数業者間で熾烈な競争が起きている、という感じではまだないですね。</p> <p> </p> <p> </p> <h3>ビットコインの市場規模を抜くコインが出てくる</h3> <p> </p> <p>こちらの予想は完全に外れていましたね。一年を通してみると、むしろBitcoinのDominanceは年始の40%くらいから50%強くらいまで上がってきています。</p> <p> </p> <p><img class="hatena-fotolife" title="f:id:coinandpeace:20181229115128p:plain" src="https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/c/coinandpeace/20181229/20181229115128.png" alt="f:id:coinandpeace:20181229115128p:plain" /></p> <p> </p> <p>これはビットコインの占有率が上がったというよりは、暗号通貨市場全体の価格が軒並み崩壊したことで、より市場規模が大きいビットコインが下位のコインと比べると下げ幅が相対的に小さかっただけ、という感じです。ちなみに17年の過去最高値からの下落率を<a href="https://www.coingecko.com/ja?view=all_time_high">Coingeckoで一覧できる</a>のですが、ご覧の通りの惨状ですw(下位に行くともっとひどくなる)</p> <p> </p> <p><img class="hatena-fotolife" title="f:id:coinandpeace:20181229115934p:plain" src="https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/c/coinandpeace/20181229/20181229115934.png" alt="f:id:coinandpeace:20181229115934p:plain" /></p> <p> </p> <p>こちらは外れましたが、何が言いたかったかというと、特に去年17年のような狂乱相場が18年ももう少し続いていたとしたら、中身や実態が伴っているかどうかは別として単純なハイプだけで特定のコインの市場規模がものすごく上がってしまう事態も想定出来ましたし、それは長期的にはサステイナブルではないのですが、それくらいかなり過剰な投機熱がまだ続いていた、というのが年始の雰囲気でした。(出川のテレビCMもなつかしいですね)</p> <p> </p> <p>また、CoinMarketCapなどでよく使われる上記の占有率やそもそも市場規模の測り方自体もこれが適切なのか、という問題があり、運営が大量にコインを保有している場合の市場規模の算出方法の妥当性(ロックアップしたりしているものは市場規模に含むべきではない、など)、もしくはそもそもビットコインとその他の完全に集権化されているコインの規模を横並べに比べること自体が、ビットコインと楽天ポイントとかTポイントの市場規模を比べているくらいおかしいような気もします。</p> <p> </p> <p>というわけで、暗号通貨の市場規模ランキングは未だに重視される項目の一つですが、そもそも測り方が正確なのか、比較対象は妥当なのか、はもう少し意識されるべきでしょうね。来年以降例えば新しいコインや、かなり広く流通するStablecoinが出てきて市場規模の上ではビットコインを抜く、という事態が起きたとして、果たしてそれはビットコイン的にはそんなに重要な要素と言えるのか、などの議論も出てきそうです。</p> <p> </p> <h3>草コインのマーケットシェアが50%を超える</h3> <p> </p> <p>これも上記で見た通り外れでしたね。実際は今年は1年を通して大きな下落相場になり、去年盛り上がったのが完全に反転し、一番被害を受けたのは弱小草コインでした。…まあ、これは長期で見れば草コインの定義的に当たり前なのですが、もう少し今年はまだ草コインが頑張るタイミング出てくるかな、と思っていましたが、途中から一瞬でへばりましたね…、草。</p> <p> </p> <p> </p> <h3>取引所が複数大規模Goxする</h3> <p> </p> <p>うん、まあこれは残念ながら当たっていました。これに関してはコインチェックとZaifでのハック事件などすでにみんなよく知っていると思うので、詳しくは割愛。</p> <p> </p> <p>自分が年始の記事で書いたものをそのまま引用すると、</p> <p> </p> <blockquote> <p>〔年始の時点でしばらくGox事件を聞かないのは〕取引所のベストプラクティスが少しづつ確立されてきているから、ともいえると思いますが、同時にこれだけ新興取引所がアグレッシブに新しいコインを追加したり、新規ユーザーの流入で一杯一杯になっているような状況はGoxリスクの観点から言っても結構怖いところはあります。中には今の時点であまりいい噂をきかない取引所も会ったり、今年自分は久しぶりに大規模なGoxがあり、Goxに慣れてない初心者層が大量に焼かれる危険性があると懸念しています。</p> </blockquote> <p> </p> <p> こちらの予想をした時は必ずしも国内の取引所で大きなGox事件が起きることを具体的に予想していたわけではないですが、大きなインシデントが過去でなかった日本の取引所の状況を考えると、どのような形であれ何かしらの事故は避けられないだろうと思っていました。特にやはり市場が急激に大きくなりすぎて対応が間に合ってなかったのは、国内も海外も一緒だったとは思いますが、そういう時がやはり事故が起きやすいタイミングなんですよね…、というのはまあわかっていたので。</p> <p> </p> <p> </p> <h3>日本の仮想通貨マーケットシェアの低下</h3> <p> </p> <p>こちらの予想は自分は少し自信薄だったのですが、結果的には当たっていましたね。以下のようなことを言っていました。</p> <p> </p> <blockquote> <p><span style="color: #454545; font-family: 'Helvetica Neue', Helvetica, Arial, 'Hiragino Kaku Gothic Pro', Meiryo, 'MS PGothic', sans-serif; font-size: 15.2px; font-style: normal; font-variant-ligatures: normal; font-variant-caps: normal; font-weight: 400; letter-spacing: normal; orphans: 2; text-align: start; text-indent: 0px; text-transform: none; white-space: normal; widows: 2; word-spacing: 0px; -webkit-text-stroke-width: 0px; background-color: #ffffff; text-decoration-style: initial; text-decoration-color: initial; display: inline !important; float: none;">普通に考えると草コインなども含めこのまま日本の市場は伸びていきそうですし、一応大枠はその方向性で予想していますが、別の方向で大胆予想するなら、ICOスキャンダル、取引所Gox、相場崩壊による関心の低下、海外(韓国など)のマーケットの成長による相対的ポジションの低下など、今より今年の年末は日本の市場の存在感が薄くなっている可能性も微妙にはあるな、と。</span></p> </blockquote> <p> </p> <p>うーん、まあこれは結構書き方からも色々ヘッジしている感はありますが、結果的にはICOスキャンダル、取引所Gox、海外の伸長などもありここに書いてある通り日本の仮想通貨マーケットでの存在感は17年に比べてかなり落ち込んだと思いますし、今もまだ清算出来てないような状況ですね…。</p> <p> </p> <p> </p> <p>というわけで、5個予想したうちの3つはあたり2つは外れでした!まあそんなものだろう、って感じですが、年始の無責任予想は中々面白く毎年やっているので、19年の年明けもまた大胆予想記事を書こうと思います。お楽しみに。</p> <p> </p> <p>ちなみにビットコイナー反省会の方でも年末の緩い振り返り放送を12月30日誰が聞くか知らないですが緩くやる予定なので、暇な人は是非見てくださいw時間などはTwitterとかで改めて告知します。</p> <p> </p> <p>それではよいお年を。読者の皆さん今年もありがとうございました。</p> coinandpeace 12月28日にCNPCOIN老人会を開催します… hatenablog://entry/10257846132686126960 2018-12-17T16:59:40+09:00 2018-12-18T22:44:04+09:00 タイトルの通りかつ手短な投稿になりますが、12月28日に「CNPCOIN老人会」を開催します。内容としては、長く界隈に生息していて、このブログを以前から応援してくれていた方たちと、2018年を振り返ったり、過去の話で盛り上がりなら老人のように、「あー、あんなことあったね~」などと過去を美化しながら話し合う会です。 そもそもCNPCOINって?という人もいるかもしれないですが、あえてノーヒントで何も書きません笑知っている人はすでに知っていると思いますし、あえて書かない方が老人が集まるので良いでしょうw 今年の後半どこかでやりたい、と言っていたのですが、今回忘年会みたいなのも兼ねて以前から応援して… <p>タイトルの通りかつ手短な投稿になりますが、12月28日に「CNPCOIN老人会」を開催します。内容としては、長く界隈に生息していて、このブログを以前から応援してくれていた方たちと、2018年を振り返ったり、過去の話で盛り上がりなら老人のように、「あー、あんなことあったね~」などと過去を美化しながら話し合う会です。</p> <p> </p> <p>そもそもCNPCOINって?という人もいるかもしれないですが、あえてノーヒントで何も書きません笑知っている人はすでに知っていると思いますし、あえて書かない方が老人が集まるので良いでしょうw</p> <p> </p> <p>今年の後半どこかでやりたい、と言っていたのですが、今回忘年会みたいなのも兼ねて以前から応援してくれている読者の方たちと是非色々お話出来ればと思います…。正直何人来るかわからないですが、決行します!w</p> <p> </p> <p>以下要項</p> <p> </p> <p>日時:12月28日(金) 19時半~適当な時間<br /><br />場所: HashHub 東京都文京区本郷3–38–1本郷信徳ビル7階 (この日はもう閉館していると思いますが、特別に開放して隅っこの方でやりますw)<br /><br />食事:自腹で適当なデリバリーフードか何かを用意する予定(その後近所のレストランか何かでちゃんとご飯食べるかも)<br /><br />内容:</p> <ol> <li>みんなで今年を振り返る<br />(愚痴が多い可能性w)</li> <li>みんなで過去を振り返る</li> <li>来年2019年の抱負について</li> </ol> <p>つまり緩いオフ会です。</p> <p> </p> <p>参加費用:3,000 CNPCOIN</p> <p>当日各自のCounterparty対応のウォレットから、自分のウォレットの方に送金(Burn)してもらいます。CNPCOIN保有者以外はFiatも暗号通貨も受け付けません。</p> <p> </p> <p>参加人数(想定):多分5人くらい</p> <p> </p> <p>もし来れそうな人はTwitterか記事へのコメントか、何でもいいのですが、一応事前に教えていただけると参加人数がわかるので嬉しいです。</p> <p> </p> <p>では、もしCNPCOIN保有者で来れる方がいたら、是非また年末に色々緩く話しましょう。多分来る人はそこまで多くないと思いますが、中々濃い人たちが集まる気がしますw</p> coinandpeace トークンプラットフォームとしてのLiquidサイドチェーンの特徴と適したユースケース hatenablog://entry/10257846132676919755 2018-12-01T19:34:57+09:00 2018-12-01T19:34:57+09:00 長い開発期間の後、ついに先日Blockstream社が開発していたFederated sidechain(サイドチェーン)プロダクト「Liquid」がメインネットで稼働を始めました。 Liquidは元々取引所間の資金の移動をより円滑にしてトレード体験の向上をさせることなどがメインの狙いとして期待されていましたが、ふたを開けてみるとむしろ重要なのは取引所内での使用というよりは、取引所の外でもオープンプラットフォームとして使えることかもしれない、ということなどが少しづつ明らかになってきています。 その中でも特にLiquid上でトークンを発行する機能はまだあまり注目されていない気がしますが、今後Li… <p><img class="hatena-fotolife" title="f:id:coinandpeace:20181201185739p:plain" src="https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/c/coinandpeace/20181201/20181201185739.png" alt="f:id:coinandpeace:20181201185739p:plain" width="437" /></p> <p>長い開発期間の後、ついに先日Blockstream社が開発していたFederated sidechain(サイドチェーン)プロダクト「<a href="https://blockstream.com/liquid/">Liquid</a>」がメインネットで稼働を始めました。</p> <p> </p> <p>Liquidは元々取引所間の資金の移動をより円滑にしてトレード体験の向上をさせることなどがメインの狙いとして期待されていましたが、ふたを開けてみるとむしろ重要なのは取引所内での使用というよりは、取引所の外でもオープンプラットフォームとして使えることかもしれない、ということなどが少しづつ明らかになってきています。</p> <p> </p> <p>その中でも特にLiquid上でトークンを発行する機能はまだあまり注目されていない気がしますが、今後Liquidがトークン発行プラットフォームの一つとして重要なポジションを握る可能性もあるので、現状のトークンプラットフォームの課題なども含めて少し考えてみます。 </p> <p> </p> <p>ちなみにLiquidの全体像、オーバービューなどは<a href="https://lounge.dmm.com/content/2286/">ビットコイン研究所のレポート</a>で大石さんがかなり上手くまとめてくれているので、興味のある人はそちらを是非読んでください。こちらのブログ記事では一部かぶる部分もありますが、特にLiquidとトークン発行に限定して考えます。</p> <p> </p> <p><img src="https://scontent-nrt1-1.xx.fbcdn.net/v/t1.0-9/46866263_2164172733838251_5636708542330175488_n.jpg?_nc_cat=103&amp;_nc_ht=scontent-nrt1-1.xx&amp;oh=e3326898b6c25cf7c62fcf1349d86d76&amp;oe=5C73875E" alt="èªå代æ¿ãã­ã¹ãã¯ããã¾ããã" width="433" /></p> <p>(せっかくなので研究所のレポートで図解で使ったものを一部掲載)<br /><br /></p> <h3>Ethereum上のトークンの現状と課題</h3> <p>さて、Liquid上のトークンの話をする前に今のトークン周りの現状を少し振り返ってみます。</p> <p> </p> <p>元々ブロックチェーンを利用したトークン発行はビットコインブロックチェーン上で始まり、Colored Coin、Omni、Counterpartyなどで先に実験が進みました。ただし16年~17年にかけて特にビットコインブロックチェーン上の手数料高騰もあり、トークンプラットフォームの中心はイーサリアムに移行し、今に至ります。現在存在するトークン発行の大部分はEthereum上のもので、17年のICOブームの基盤となったERC-20や、Cryptokittiesで確立されたERC-721のNon-fungible tokenが特によく使われるトークンスタンダートです。</p> <p> </p> <p>Ethereum上のトークンに関してはすでに知っている人が多いので細かい説明はしませんが、ビットコインのブロックチェーン上のColored Coinなどと比べてEthereum上のトークンは、</p> <p> </p> <ol> <li>トークンをカスタマイズして必要な機能や制限を加えることが出来る柔軟性(最重要)</li> <li>対応ウォレットや外部関連ツール、Ethereum上の別のDappsなどが多く存在し、トークンの為のインフラが整っている</li> <li>(少なくとも当初は)ビットコイン上のトークンと比較して送金手数料が安かった</li> </ol> <p>などの要因が大きかったです。<br /><br /></p> <p>他にもWaves、Stellar、NEMなどトークンを発行できて比較的実用的なプラットフォームは複数あるのですが、手数料がより安くても、より使いやすくてもあまり利用が広がっていないところを見ると、スマートコントラクトによる拡張性、またEthereum自体のプラットフォームとしての求心力の強さなどはやはり大きかったと思います。</p> <p> </p> <p>ただし、同時にEthereum上のトークン発行では現在以下のような問題が認識され始めています。</p> <p> </p> <ol> <li><strong>手数料の高騰</strong><br /><br />これは特に説明する必要もないですし、使っている人なら気付いているとは思いますが、Ethereum上のトークンの送金手数料が以前に比べて高騰しています。(が、<a href="https://bitinfocharts.com/comparison/ethereum-transactionfees.html">Bitinfocharts</a>で平均tx feeをちらっと見たら、今は平均で10円程度なので別段高くはないようですが)<br /><br /></li> <li><strong>スピード<br /><br /></strong>Etheruemのブロック承認時間は10~15秒くらいと必ずしも暗号通貨の中では遅い方ではないですが、これはよりリアルタイムに近い承認を必要とするゲームや高速トレードなどのユースケースを考えると遅い、と特にスピードを売りにする新型ブロックチェーンのEOSなどに指摘されています。<br /><br /></li> <li><strong>スケーラビリティー</strong><br /><br />手数料と表裏一体なのですが、トークン発行からのICOなどEthereum上のトランザクション数が増えて手数料が高騰すると同時に、いわゆる「詰まり」現象が起きて中々トランザクションが認識されなかったり、ノードのメンテナンスにかかるコストも肥大化しています。<br /><br /></li> <li><strong>安全性</strong><br /><br />Ethereum上のトークンの強みは柔軟性や拡張性なのですが、同時にそれは予期しないバグが混入し、トークンが動かせなくなったり、トークンを勝手に追加発行されたり、などのリスクも招きます。実際過去に<a href="https://medium.com/@peckshield/alert-new-batchoverflow-bug-in-multiple-erc20-smart-contracts-cve-2018-10299-511067db6536">そういうインシデント</a>は何回かあり、今後さらにトークンに付与する条件が複雑化するほど同様の事件は出てくると思います。</li> </ol> <p> </p> <h3>Liquid上のトークンの特徴 </h3> <p>さて、話をLiquidに戻します。</p> <p><br />Liquidはメインチェーン上のビットコインと1対1で裏付け(ペッグ)をされたL-BTCをサイドチェーン上で発行し、通常のビットコインより高速により匿名性が高い送金を可能にする技術です。ただし、同時に独立したオープンなブロックチェーンとして、独自トークンを発行するプラットフォームとも捉えられます。<br /> </p> <p>細かい話はここでは省略しますが、Liquid上のトークンには主に以下のような特徴、強みがあります。</p> <p> </p> <ol> <li><strong>匿名性</strong><br /><br />L-BTC(Liquid上のビットコイン)の大きな強みの一つがConfidential transactionsという技術を利用した匿名性の高い送金なのですが、これはLiquid上のトークンにも応用可能で、Liquid上の匿名送金が可能なトークンは「Confidential Assets」と呼ばれます。これにより送金されたトークンの金額やアセットの種類が秘匿され、トークン送金時のプライバシーが大きく改善されます。<br /><br />例えば、トークン化された証券を保有していたとして、自分が○○の株式をいくら保有していて、いつどれだけ取引所に移動したりしているか、などの情報を外部に漏れてしまうとしたらトークン化の実利用の大きな問題になりえますよね。その点でも匿名性というのはビットコインやEtherなどの通貨型のコインだけでなく、トークンにとっても非常に重要な機能です。<br /><br />匿名性の高い独自トークンの送金が可能というのが、おそらくトークンプラットフォームとしてのLiquidの最も重要なポイントになると思います。<br /><br /><br /></li> <li><strong>低コスト</strong><br /><br />Liquidのウリは必ずしも低手数料などのコスト面ではないですが、おそらくしばらくはLiquid上のトークンの送金手数料は1円以下、利用が増えてもせいぜい数円レベルと比較的安価になると想定されます。<br /><br />数円というのはトークンのユースケースによっては高く感じるかもしれないですが、Liquidは取引所連合が管理するサイドチェーンなので、必要であればブロックサイズの拡張による手数料の引き下げなども将来的にはそこまで難しくないと思います。<br /><br /></li> <li><strong>安定性</strong><br /><br />Liquidはビットコインのコードベースを基に作られており、少なくともその他のアルトコインと比べれば比較的安定、安全であると言えます。Ethereum上のトークンは柔軟性や拡張可能性が強みと言いましたが、同時にこれはトークンのコードにバグが入り予想外の資金喪失や凍結なども起こりうるわけで、安定性と柔軟性はちょっとしたトレードオフの関係にあると言えるかもしれません。<br /><br /><br /></li> <li><strong>アトミックスワップ機能(分散取引)</strong><br /><br />そしてLiquid上のトークンのもう一つの重要な機能として、トークンとLBTC間のアトミックスワップ、要はトークンとビットコイン、もしくはトークン間の第三者を信頼しない形での分散取引が出来る機能がついているということです。これによりLiquid上で発行されたトークンは需要さえあれば市場ですぐに取引が可能になります(遵法の話などは無視しますが)</li> </ol> <p>  </p> <h3><em>Liquid上のトークンに適したユースケースは何か?<br /><br /></em></h3> <p>Liquid上のトークンでやはり<strong>一番特徴的なのは匿名性の高い送金(Confidential transactions)が出来る、ということになりますが、この特徴が上手く発揮されるのは「通貨性の高いトークン」、今のところStablecoin等ではないか</strong>と自分は考えています。</p> <p> </p> <p>すでに多くのStablecoinが存在しますが、なんだかんだ一番使われているのはTetherというOmni上のトークンです。それからもわかるように、案外Stablecoinには多機能は要求されず、特にトレーダーのツールの一つ、分散取引のトレードペアとして、もしくは店舗での利用などを想定されているのであれば、Liquidの特徴である匿名性、手数料が低いこと、安定性、がむしろ重要という見方も出来ると思います。</p> <p><br />Stablecoinは今のところEthereum上で発行されることが多いですが、ERC-20などEthereumのトークンは一つのアドレスを使い回しするので、プライバシーが非常に低いという欠点があります。Collectiblesなどトークンのユースケースによっては匿名性はあまり重要ではない場合もありますが、Stablecoinにとって匿名性はかなり重要な性質の一つでしょう。</p> <p> </p> <p>Tetherに話を戻して考えると、TetherはLiquidネットワークにも参加しているBitfinexが実質発行しているStablecoinなので、もしかしたらTetherをLiquid上のトークンとして発行する、という展開も場合によってはありえるかもしれません。</p> <p> </p> <p>もう一つLiquidトークンのユースケースとして考えらえるのは、シンプルなセキュリティートークンの発行、というのもあり得るかもしれません。LiquidトークンはEthereum上のトークンと比べると特別なカスタム機能付加などが難しいですが、同時にシンプルな配当機能だけが必要なセキュリティートークンなどを発行する場合は、拡張性より安定性が重視される場合もあるかもしれません。<br /><br /></p> <h3>Liquidの課題は? </h3> <p>Liquidの課題は、一言でいえばまだ関連ツールも乏しいですし、まだ何も実証されていないことでしょう。理論上は上述の特徴や強みがあるという話をしましたが、実際に利用が広がるかどうかは、どれくらい開発者や起業家などを巻き込めるかなどにもかかっており、ここらへんはまだまだイーサリアムに分があると思います。</p> <p> </p> <p>また、限りなくオープン化しようとはしているものの最終的なトランザクション承認者は取引所連合であり完全なトラストレスではないのもネックの一つでしょう。検閲の可能性など、ここら辺が忌避されると、取引所エコシステム外でのLiquidトークンプラットフォームとしての利用は期待する程広がらないかもしれません。</p> <p> </p> <p>仮に匿名性の高い送金を活用したStablecoinやその他の応用が出てきた時に、国家や規制者から何かしらのプレッシャーをかけられ検閲されたり、トークンの利用を禁止されたりする可能性もありえるな、とは思いました。ここら辺がトラストレスではない仕組みの常にボトルネックに当たる部分になります。<br /><br />まあとは言え、管理主体がいるトークンの場合、Ethereumのようなパブリックブロックチェーンを使おうが、LiquidのようなトラストレスではないFederated sidechainを使おうが現実的には潰せてしまうという点ではあまり差はないという反論もできますが。<br /><br /></p> <p>他にもLiquidのブロック承認時間は1分で、これはEtheruemやそれよりさらに早いブロック承認時間のブロックチェーンと比べると非常に遅いです。(Bitcoinの10分よりは大分早いですが)ここら辺も考えると、Liquidはやはり万能なトークンプラットフォームでは全然なく、ユースケース次第、という気がします。</p> <p> </p> <h3>まとめ </h3> <p>というわけで、今回はLiquidのトークンプラットフォームとしての側面についてフォーカスしましたが、Liquidは当初想定されていたような取引所ユーザーのみに利用されるだけでなく、より広範な領域でオープンに利用可能という部分は重要ポイントとして抑えてほいた方がいいと思います。</p> <p> </p> <p>今まではとりあえずトークンを発行しようと思ったら特に何も考えずにEthereumで、ということが多かったと思いますが、スケーラビリティーの課題などにぶつかったEthereumから、LiquidやEOSなどの別チェーンでのトークン利用の移行、というトレンドが少し見えてきています。</p> <p> </p> <p>同時に、スピードやコストでのメリットだけならすでにWavesやStellarなどのトークンプラットフォームが存在しているにも関わらず、それらの利用がEthereumと比較してかなり限定的であることも考えると、スマートコントラクトの柔軟性はやはり大きな強みで、何だかんだイーサリアムのトークンプラットフォームとしてのポジションを崩すのは難しかった、という展開も十分にあり得ます。</p> <p> </p> <p>とりあえず、自分個人としては完全トラストレスではないが、よりプライベートな送金がビットコイン及び、トークンでも使えるというのには非常に興味があり、今までとは少し違うサービスの考案、ビジネスを構築できる機会はあるのではないかと感じました。この数か月以内に取引所内での実利用が始まったり、対応ウォレットが出てきたり色々動きが出てくるので、他の人もある程度注目しておいて損はないでしょう。</p> <p> </p> <p>Liquidに関するより細かい解説や考察などは、また追って機会があればやっていこうと思います。</p> <p> </p> <p>ではでは。</p> coinandpeace 長期保有を検討する上で知っておくべき、Sound Moneyとしてのビットコイン理論 hatenablog://entry/10257846132674971614 2018-11-25T18:05:27+09:00 2018-11-25T18:15:20+09:00 さて、ご存知の通り暗号通貨マーケットが死んでますね(今年何度目でしょうか) 年始の時点で一回BTCの価格が5000ドルくらいまで落ちるのではないか、と言っていたので、5000を切るのは特に驚かなかったのですが、4000ドルを切って今3700ドルくらいです。さらに、ここからもしかしたらさらにもう一段階落としていく様相を見せています。関係者の想定より下げ圧力が強かったのと、厳しい相場が少し長引きそうです。 アルトコインに至ってはビットコインよりさらにひどい状態で、17年に国内外で大きく盛り上がった「仮想通貨」市場ですが、昔はあんなに盛り上がっていたアフィリエイトやブロガーも息をひそめ、仮想通貨はオ… <p><img src="https://images-na.ssl-images-amazon.com/images/I/41Gz2ego6jL._SX332_BO1,204,203,200_.jpg" /></p> <p> </p> <p>さて、ご存知の通り暗号通貨マーケットが死んでますね(今年何度目でしょうか)</p> <p> </p> <p>年始の時点で一回BTCの価格が5000ドルくらいまで落ちるのではないか、と言っていたので、5000を切るのは特に驚かなかったのですが、4000ドルを切って今3700ドルくらいです。さらに、ここからもしかしたらさらにもう一段階落としていく様相を見せています。関係者の想定より下げ圧力が強かったのと、厳しい相場が少し長引きそうです。</p> <p> </p> <p>アルトコインに至ってはビットコインよりさらにひどい状態で、17年に国内外で大きく盛り上がった「仮想通貨」市場ですが、昔はあんなに盛り上がっていたアフィリエイトやブロガーも息をひそめ、仮想通貨はオワコン、とか言われていますね。(これも今年何度目か)</p> <p> </p> <p><img class="hatena-fotolife" title="f:id:coinandpeace:20181125164735p:plain" src="https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/c/coinandpeace/20181125/20181125164735.png" alt="f:id:coinandpeace:20181125164735p:plain" /></p> <p> (<a href="https://www.coingecko.com/ja">Coingecko</a>で一覧を見てみると惨状がわかります…)</p> <p><br />ただし、残っている人はまだうろうろ残っていますし、今年に入ってからの下落局面で仮想通貨の終結を結論付けるのは近視眼的です。個人的な経験としても2014年~15年は同じような下落局面が長く続き、「ビットコインは終わった」とかいうのはもう聞き飽きているわけで、その裏で開発や浸透が進んでいたのを知っていたのでそこまで大きな心配はなかったですし、あの時は絶好の買い場になっていたという面もあります。</p> <p> </p> <p>とはいえ、今まで大丈夫だったから今回の下落も大丈夫だろう、というのはさすがにちょっと浅はかすぎるとも思います。中長期で考えてなぜビットコインを買うべき(もしくは買わないべき)かを判断する為のもう少しちゃんとした判断材料や仮説が必要でしょう。</p> <p> </p> <p>その中で、今年に入ってから公開された経済学者のSaifedean Ammousさんが書いた「The Bitcoin Standard」(英語)という本で、ビットコインがなぜ重要で、今後も価値を持ち続けるか、ということについて整理した本が「ビットコインとは何か」ということを考える上で非常に興味深い教材になると思いました。<br /><br /></p> <p>今回はその内容を一部紹介しつつ、なぜ今の短期的下落に関わらずビットコインの長期的価値は棄損されないと考えられるか、ということについてまとめてみます。</p> <p> </p> <p><iframe class="embed-card embed-webcard" style="display: block; width: 100%; height: 155px; max-width: 500px; margin: 10px 0px;" title="The Bitcoin Standard: The Decentralized Alternative to Central Banking: Saifedean Ammous: 9781119473862: Amazon.com: Books" src="https://hatenablog-parts.com/embed?url=https%3A%2F%2Fwww.amazon.com%2FBitcoin-Standard-Decentralized-Alternative-Central%2Fdp%2F1119473861" frameborder="0" scrolling="no"></iframe><cite class="hatena-citation"><a href="https://www.amazon.com/Bitcoin-Standard-Decentralized-Alternative-Central/dp/1119473861">www.amazon.com</a></cite></p> <h3> </h3> <h3>ビットコインとSound Money理論</h3> <p> </p> <p>この本の前半部分は貨幣の歴史や特性、Sound Money(日本語翻訳は難しいのですが、「正当なお金」もしくは「健全なお金」とでも言いましょうか)とは何か、ということについてかなり多くのページを割いて考察しています。Sound moneyは今の円やドルなどの法定通貨、中央銀行などの判断により価値の裏付けなしで発行が可能なFiat moneyとの対比となっています。</p> <p> </p> <p>細かい部分は自分で是非直接読んで欲しいですが、ビットコインに関連した部分だけ抽出するとしたら、Sound Moneyとしてのビットコインとして重要なのは、</p> <p> </p> <ol> <li><strong>インフレーション耐性があること</strong><br /><br />Sound moneyもしくはStore of Valueとして重要な要素の一つとして、生産できる量が限られること。そうでなければ市場価値がついて広がった時に、生産量を引き上げようとする動きが常に発生し、結果として供給過剰⇒価格の崩壊⇒Store of Valueとしての機能を果たせなくなる、ということが常に起きる。<br /><br />市場価格に応じて供給量を調節できないビットコインというのは、市場価格安定という点では批判の対象となることが多いが、固定した供給スケジュールが変わらない、予測可能であるStore of Value,もしくはデジタルゴールドとして捉えた場合、強みでもある。<br /><br /><br /></li> <li><strong>変更が非常に難しい(現実的に不可能)であること</strong><br /><br />①のポイントとも関連して、供給スケジュールも含めた特定の団体や管理主体による後方互換性のない勝手な仕様の変更が出来ないのがビットコインの価値源泉となっている。<br /><br />これはPoWのマイニングコストをかけたセキュリティ担保なども含むが、ユーザー、開発者、マイナーなどの複数の分散したステークホルダーの思惑が絡み合っている状況で、ハードフォークなどを通した変更を加えるのが非常にリスキーであり、現状維持(Status Quo)バイアスが存在し、変化しないということがゲーム理論的な均衡になっているのが、ビットコインの特徴である。<br /><br /></li> </ol> <p>かなりかいつまんでいますが、上記のような点がビットコインがSound Moneyの機能を果たすのに重要であるという主張を展開しています。</p> <p> </p> <h3>The Bitcoin Standardの仮説から洞察されることは何か?</h3> <p>The Bitcoin Standardで展開されている主張が正しいとすれば、ビットコインとアルトコイン、ブロックチェーン技術全般に以下のような洞察が得られます。</p> <p> </p> <ol> <li><strong>アルトコインの多く(もしくは全て)は、Sound Moneyとしての特性がないのでいずれ失敗する</strong><br /><br />上記二点の、通貨の供給スケジュールが固定化され、それを変えることが現実的に非常に難しいというのは現状の暗号通貨ではビットコインのみである、と筆者は主張しています。もしそうであれば、ビットコインよりいかに速く安いコインが存在したところで、長期的にそれらのコインはビットコインと競争しているというよりは、既存の集権化された電子マネーのシステムなどと競合していることになり、長期的には政府や銀行などが発行したコインとの競争に勝つのは難しいことになります。<br /><br />よくビットコインとアルトコインの市場規模を比較することがありますが、上記の視点から考えてそれは本来は比較対象として不適とも言う考え方です。<br /><br /></li> <li><strong>今考えられているブロックチェーン応用の多くは無意味</strong><br /><br />また、Ammousの主張の興味深い点の一つとして、彼はビットコイン以外のブロックチェーン応用のほぼ全てを切り捨てていることです。<br /><br />元々ビットコインはこのSound moneyを実現するために作られたシステムであり、それ以外の領域への応用は理解は出来るがそれは副次的なもので、Sound moneyを実現させる、もしくはそのMoneyを利用する以外のユースケースに関してはブロックチェーンより適切なアプローチ、テクノロジーがすでに存在するはずで、それらの多くは長期的には無意味であると主張しています。<br /><br />これは、オラクルなどの外部情報ソースに依存するスマートコントラクトや現実世界の証券やその他のアセットのブロックチェーン上でのトークン化も全て含めてです。<br /><br /></li> <li><strong>既存のお金の仕組みが非効率である限りビットコインに価値はあり続ける</strong><br /><br />ブロックチェーン構造というのが、検閲耐性があり、変更が不可能なSound Moneyを作るためだけに生み出されたとして、既存のお金の仕組み(円やドルなどのいわゆるFiatと呼ばれるもの)が非効率である限りはビットコインには価値は存在し続けるはずです。これは現状のスケーラビリティの欠如による手数料が高騰する状況であっても変わりはないとしています。<br /><br />この視点からビットコインに最も近いのはゴールド(金)ということになりますが、例えば、1億円のゴールドをアメリカから中国に輸送するのにかかる輸送費が、ビットコインのトランザクション手数料を超え続ける限りはビットコインの方が優位性を持っている、などの点の指摘が非常に興味深いです。</li> </ol> <p> </p> <h3>Bitcoin Standard説への批判は何か?</h3> <p>自分はThe Bitcoin Standardの主張と個人的に自分の考えが近い部分もあり、主張はおおいに理解できますし、読み物としてもまとまっていて面白いと思いました。ただし、同時に以下のような批判も出来るとも思います。</p> <p> </p> <ol> <li><strong>PoW不要論</strong><br /><br />本の主張とは矛盾はしないが、Sound Moneyの要件を満たせるのであれば、別にPoWのいわゆるナカモトコンセンサスを使用する必要はないのではないか。もしそうであるとすれば、PoW以外のより効率的なマイニング方式で変更が難しく、供給量が限られているコインが出現したら、ビットコインではなく、そちらが勝つことになります。<br /><br /></li> <li><strong>Bitcoin価格の不安定さへの批判</strong><br /><br />この本では一般社会での実利用の上でのビットコインの価格の不安定性に関してはあまり記述がなかった気がします。確かにSound moneyとしてのビットコインが社会にいずれ価値を認められるとしても、価格が安定しない限りには日常生活での実利用は難しい部分も確かにありますし、もしそうであれば浸透にもかなりの時間がかかるのではないか、ということです。<br /><br />確かにデジタルゴールド、Store of Valueとしての存在意義を認める人は世の中に少なからずいるとは思いますが、一般の人はそんなことより何か便利なことに使えるか、などを当然重視する傾向があります。現代社会で大部分の人がゴールドを保有はしておらず、日常的にゴールドを使用する人がほとんどいないのがその証拠の一つとも言えるかもしれません。<br /><br /></li> <li><strong>Digital Cash以外の応用のポテンシャル<br /><br /></strong>AmmousはSound money,Digital Cash以外のブロックチェーン応用はほとんど全てバッサリ切り捨てていますが、同時にもともと特定のユースケースのために作られたものが進化し、別の応用領域でも予想外に効果を発揮する可能性も捨てきれないとは思います。(同時に今のブロックチェーン応用の多くが筋が悪いというのも個人的にも同意しますが)<br /><br />なので、仮にもし彼の主張が正しかったとしてもその他の分野での応用や実験というのは引き続き意味があるのではないか、という反論をすることは出来ると思います。</li> </ol> <p> </p> <h3>考察</h3> <p>というわけで、Sound moneyとしてのビットコインに長期的に価値があるとする上記の主張は中々興味深いと思います。</p> <p> </p> <p>当然上記主張に(全く)賛同できない人も少なからずいると思いますが、ビットコイン及びその他のアルトコインの根源的価値(の欠如)とは何か、ブロックチェーンの応用の意義と無意味さはどこにあるのか、というのを<a href="https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AA%E3%83%BC%E3%82%B9%E3%83%88%E3%83%AA%E3%82%A2%E5%AD%A6%E6%B4%BE">オーストリア派経済学</a>の視点から分析しており、主張の一つとして理解しておいて損はないかと思いました。上記の紹介はあくまで一部なので、興味のある人は是非自分で<a href="https://www.amazon.com/Bitcoin-Standard-Decentralized-Alternative-Central/dp/1119473861">Amazonとかで自分で買って読んでみてみてください。</a></p> <p> </p> <p>特にここしばらく入ってきた人たちの特徴として、単純な手数料やスピード、柔軟性、企業とのパートナーシップの有無などの点のみを重視したり、ビットコイン自体は調べもしないし、関心がない人も多いと思います。ただし、仮想通貨全ての起点になっているビットコインの設計が特定の目標を実現させるためになされたものであるなら、もしその他のコインへの関心の方が強かったとしても、オリジナルの設計思想を理解しておくことは非常に重要だと思います。</p> <p> </p> <p>じゃあ最後に結局ビットコインは買いなのか、という話ですが、まあ上記のような仮説が自分自身で納得、信じられるなら長期的に保有しても問題はないとは思います。ただし、短中期ではもっと振り落としがあるかもしれないですし、ビットコインも仕様変更の波に飲まれて上記の仮説が破綻したり、ビットコインより良いものが出てくる可能性も当然否定はしきれません。</p> <p> </p> <p>いずれにせよ、しばらくパチンコ玉やペニーストックみたいな形でなんでもかんでも仮想通貨を買って上がった下がった、というような現象が特に去年は凄かったですが、市場も大分落ち着きを取り戻し現実が見え始め、こういう経済学的もしくは技術的な観点から優れたもののみが長期的には生き残っていくという動きが増しているという見方も出来るかもしれません。それは暗号通貨(仮想通貨)市場全体としては健全だとも思います。</p> <p> </p> <h3>ビットコイン以外のコインのファンダメンタルズ材料について</h3> <p> </p> <p>今回の話はビットコインの存在価値に関する話でしたが、他にも今後注目されるトレンドやコイン、またそれらのトレンドへの批判や懸念などのファンダメンタルズ材料については、今回の市場下落のタイミングで<a href="https://lounge.dmm.com/detail/828/">ビットコイン研究所</a>の方で一部まとめました。興味がある方はそちらも是非ご参加ください。具体的なトピックとしては、<br /><br />・イーサリアムの苦境<br />・PoSコインの将来性<br />・ICOコインはもうゲームオーバーか<br />・ガバナンスコインは本当に機能するのか</p> <p>などです。</p> <p><br />また、どのコインが上がる下がるという話ではなく、暗号通貨の仕組みや課題、最近のトレンド、安全にコインを管理するセキュリティ体制の構築ど、より根本的な部分の知識を蓄えておけば、短期的なノイズは結構無視できるようになると思います。 </p> <p> </p> coinandpeace EOSのアカウントを無料で作成する方法+EOSの課題 hatenablog://entry/10257846132668469127 2018-11-12T15:24:47+09:00 2018-11-12T15:24:47+09:00 こちらの記事は、ビットコイナー反省会の動画で解説した、EOSのアカウントを簡単に無料で作ってみる方法を紹介しつつ、EOSの課題にも少し触れようと思います。 正直にいうと、想定していたよりはEOSアカウント作成に関して関心がまだあまり高くないなーという印象ですが、せっかく無料で一個アカウントを作って、EOSがどんな感じで動くのか体験する機会ですので、興味のある人は今のうちにやっておいて特に損はないと思います。BitcoinやEthereumと使用体験が全然違う部分も多いですね。 www.youtube.com 今回のアカウント作成はirexさんの無料キャンペーンを利用しているのですが、irexの… <p><img class="hatena-fotolife" title="f:id:coinandpeace:20181112152341p:plain" src="https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/c/coinandpeace/20181112/20181112152341.png" alt="f:id:coinandpeace:20181112152341p:plain" /></p> <p> </p> <p>こちらの記事は、ビットコイナー反省会の動画で解説した、EOSのアカウントを簡単に無料で作ってみる方法を紹介しつつ、EOSの課題にも少し触れようと思います。</p> <p> </p> <p>正直にいうと、想定していたよりはEOSアカウント作成に関して関心がまだあまり高くないなーという印象ですが、せっかく無料で一個アカウントを作って、EOSがどんな感じで動くのか体験する機会ですので、興味のある人は今のうちにやっておいて特に損はないと思います。BitcoinやEthereumと使用体験が全然違う部分も多いですね。</p> <p> </p> <p><iframe src="https://www.youtube.com/embed/EsJuxy8Jqkk?start=467&amp;feature=oembed" width="480" height="270" frameborder="0" allowfullscreen=""></iframe><cite class="hatena-citation"><a href="https://www.youtube.com/watch?v=EsJuxy8Jqkk&amp;t=467s">www.youtube.com</a></cite></p> <p> </p> <p>今回のアカウント作成は<a href="http://irex.io">irex</a>さんの無料キャンペーンを利用しているのですが、irexの方で記事でもやり方が詳細に説明してあるので、こちらも一応紹介しておきます。</p> <p> </p> <p><iframe class="embed-card embed-blogcard" style="display: block; width: 100%; height: 190px; max-width: 500px; margin: 10px 0px;" title="アカウント作成ガイド - irex HELP" src="https://hatenablog-parts.com/embed?url=https%3A%2F%2Fhelp.irex.io%2Fentry%2F2018%2F11%2F07%2F160051" frameborder="0" scrolling="no"></iframe><cite class="hatena-citation"><a href="https://help.irex.io/entry/2018/11/07/160051?fbclid=IwAR1EHLzyZgtTmUQRS5G5HwLUVHKU0LdYuqkY5gVwl5sy5Ht6ijO0sqWBQjc">help.irex.io</a></cite></p> <p> </p> <p>チュートリアル動画をやりながら一部説明していますが、EOSはこのアカウント作成部分が今までかなりハードルが高く、EOSを使い始める為にアカウントを作るのにも一苦労って位だったのですが、最近こういう外部のサービスやウォレットとの統合も大分改善してきており、前よりは大分使いやすくなってきています。改善のスピードはかなり早いですね、正直。</p> <p> </p> <p>なのでユーザービリティは少しづつ上がってきているのですが、後はこれを使って何を出来るのか、EOSじゃなきゃ出来ないことが果たしてあるのか、というとこらへんの話がそろそろ増えるかな、という印象です。</p> <p> </p> <p>同時に、開発者用の環境はどんどん改善している一方、まだまだ開発ツールがバラバラだったり、実際EOSを使った開発をしている人たちの数もそこまでは多くないことから、多様なアプリケーションが出てくるみたいな状況はまだしばらく先でしょう。その点ではEOSが競合として意識して、いい意味で真似しているEthereumの方がまだ大きなリードはありますが、EOSアプリケーションのEVMとの互換性なども予定されており、半年、1年後でどういう状況になっているかはわからない、といったところでしょうか。</p> <p> </p> <p>一方、少なくとも部分的に競合と見なされるEthereumは(正確にはConsensysが分析をスポンサー)、EOSの概要と問題点を詳細に分析するレポートを出しており、<a href="https://cdn0.tnwcdn.com/wp-content/blogs.dir/1/files/2018/11/EOS_Report.pdf">こちらのレポート</a>はいずれにせよ非常に良いまとめレポートになっているのでお勧めです。</p> <p> </p> <p>具体的な内容を説明すると、それだけで単独の記事になってしまいそうですが、大きな指摘として、</p> <p> </p> <ol> <li>EOSはそもそもブロックチェーンというよりは分散データベースに近い</li> <li>EOSが公式に発表しているTxパフォーマンス(秒間数千~数万程度)は実際には、250tpsくらいしか出ない</li> <li>EOSトークンを基軸としたComputationリソース市場は実際に機能するか懐疑的</li> </ol> <p>などの指摘をしています。</p> <p> </p> <p>というわけで、当然全てが完璧なものはいずれにせよないですが、色々調べたりした中で個人的に今一番簡単で無料なアカウント作成方法を紹介したので、とりあえず入り口として試してみるのには最適です。</p> <p> </p> <p>また、EOSに関しては先日<a href="http://hashhub.tokyo">HashHub</a>でもイベントを開催して、そこで議論に上がったことについてコインストリートの方でも色々議論しました。興味がある人はそちらも覗いてみてください。</p> <p> </p> <p><iframe title="【イベント感想】EOS WEEKENDを振り返って(2018/11/08)" src="https://player.vimeo.com/video/299376433?app_id=122963" width="640" height="340" frameborder="0" allowfullscreen=""></iframe><cite class="hatena-citation"><a href="https://vimeo.com/299376433">vimeo.com</a></cite></p> <p> </p> coinandpeace ビットコインキャッシュの11月15日のハードフォーク展開予想 hatenablog://entry/10257846132667997140 2018-11-11T22:05:17+09:00 2018-11-11T22:11:24+09:00 ビットコインキャッシュのハードフォークの件、支援者やホルダーだけでなく、市場やトレーダーも巻き込んで盛り上がっていますね。Bitcoin Cashだけでなく、Bitcoinにも一部影響のある重要な話だと思います。 去年8月に、Bitcoinがスケーリングとブロックサイズ変更の是非を巡って分裂のリスクが高まっていた時にこちらのブログでその後のSegWit2xの予想記事を書いていました。こちら当たらなかった部分もありますが、やはり事前に予想して後で答え合わせをするのは結構面白いので、今回のBitcoin Cashのハードフォークについても簡潔に展開予想をしておこうと思います。(まあこういう記事とか… <p>ビットコインキャッシュのハードフォークの件、支援者やホルダーだけでなく、市場やトレーダーも巻き込んで盛り上がっていますね。Bitcoin Cashだけでなく、Bitcoinにも一部影響のある重要な話だと思います。</p> <p> </p> <p>去年8月に、Bitcoinがスケーリングとブロックサイズ変更の是非を巡って分裂のリスクが高まっていた時にこちらのブログでその後のSegWit2xの予想記事を書いていました。こちら当たらなかった部分もありますが、やはり事前に予想して後で答え合わせをするのは結構面白いので、今回のBitcoin Cashのハードフォークについても簡潔に展開予想をしておこうと思います。(まあこういう記事とかは後で見返しても当時の混乱とかを覚えてないと、誰でもこんなの簡単に当てられるだろう、とか思うかもしれませんがw)</p> <p> </p> <p><iframe class="embed-card embed-blogcard" style="display: block; width: 100%; height: 190px; max-width: 500px; margin: 10px 0px;" title="8/1ビットコイン分裂危機のシナリオ予想 ~8月にビットコインは分裂しません~ - ビットコインダンジョン2.0" src="https://hatenablog-parts.com/embed?url=http%3A%2F%2Fcoinandpeace.hatenablog.com%2Fentry%2Fbitcoin_split_scenerio" frameborder="0" scrolling="no"></iframe><cite class="hatena-citation"><a href="http://coinandpeace.hatenablog.com/entry/bitcoin_split_scenerio">coinandpeace.hatenablog.com</a></cite></p> <p> </p> <p><iframe class="embed-card embed-blogcard" style="display: block; width: 100%; height: 190px; max-width: 500px; margin: 10px 0px;" title="SegWit2xのハードフォークが起こらないと考えられる理由(SW2x展開予想) - ビットコインダンジョン2.0" src="https://hatenablog-parts.com/embed?url=http%3A%2F%2Fcoinandpeace.hatenablog.com%2Fentry%2FSegWit2x_predictions" frameborder="0" scrolling="no"></iframe><cite class="hatena-citation"><a href="http://coinandpeace.hatenablog.com/entry/SegWit2x_predictions">coinandpeace.hatenablog.com</a></cite></p> <p> </p> <h3>ビットコインキャッシュのハードフォーク騒動に関しての予備知識</h3> <p>今回の件の基本的な解説は他にも日本語で色々有用な記事や動画があるので、いくつか紹介しておきます。そちらを見てもらえれば改めて説明する必要はないかと思います。</p> <p> </p> <p><iframe class="embed-card embed-blogcard" style="display: block; width: 100%; height: 190px; max-width: 500px; margin: 10px 0px;" title="ビットコイン専門会社として、エンジニア視点からなるべく正確にBCHのハードフォークについて解説してみる① - Yenom開発者ブログ" src="https://hatenablog-parts.com/embed?url=https%3A%2F%2Fdevelopers.yenom.tech%2Fentry%2F2018%2F11%2F08%2F215126" frameborder="0" scrolling="no"></iframe><cite class="hatena-citation"><a href="https://developers.yenom.tech/entry/2018/11/08/215126">developers.yenom.tech</a></cite></p> <p> </p> <p>Bitcoin Cashのウォレットを開発しているYenomさんの、そもそもソフトフォーク、ハードフォークとは何か、リプレイプロテクションとは?などの基本的な事項を解説してくれているシリーズです。合計3記事で基本からまとめてくれています。</p> <p> </p> <p><iframe class="embed-card embed-webcard" style="display: block; width: 100%; height: 155px; max-width: 500px; margin: 10px 0px;" title="ビットコインキャッシュのハッシュウォーの結論(分裂が不可避な理由)" src="https://hatenablog-parts.com/embed?url=http%3A%2F%2Fdoublehash.me%2Fbitcoin-cash-hard-fork%2F" frameborder="0" scrolling="no"></iframe><cite class="hatena-citation"><a href="http://doublehash.me/bitcoin-cash-hard-fork/">doublehash.me</a></cite></p> <p> </p> <p>Bitcoin Cashが、ABCとSVの二つに分裂する可能性が高い理由、またユーザーの対応策などについて大石さんがまとめています。</p> <p> </p> <p>また、ビットコイン研究所の方ではさらに詳しい「そもそもABCとSVの技術的な差異やそれぞれのメリット、デメリットは何か?」「分裂時にユーザーやトレーダーがとらなくてはいけない具体的な行動や対策、注意点」などをわかりやすくまとめるレポートを複数公開して、他に参加者から質問があれば随時回答しています。</p> <p> </p> <p><iframe class="embed-card embed-webcard" style="display: block; width: 100%; height: 155px; max-width: 500px; margin: 10px 0px;" title="大石哲之、東晃慈 - ビットコイン研究所 - DMM オンラインサロン" src="https://hatenablog-parts.com/embed?url=https%3A%2F%2Flounge.dmm.com%2Fdetail%2F828%2F" frameborder="0" scrolling="no"></iframe><cite class="hatena-citation"><a href="https://lounge.dmm.com/detail/828/">lounge.dmm.com</a></cite></p> <p> </p> <p>また、動画で色々聞きたいという人は昨日ビットコイナー反省会の方で、Yenom代表の宇佐美さんとビットコインキャッシュの普及活動に取り組んでいる雨弓さんに来ていただき、基本的な部分の解説や今後の展開などについて議論しています。</p> <p> </p> <p><iframe src="https://www.youtube.com/embed/0E-JrkXSYms?feature=oembed" width="459" height="344" frameborder="0" allowfullscreen=""></iframe><cite class="hatena-citation"><a href="https://www.youtube.com/watch?v=0E-JrkXSYms">www.youtube.com</a></cite></p> <p> </p> <p>他にも色々公開されている情報はありますが、とりあえず上記のものなどを参考にしていただければよいかと思います。</p> <p> </p> <h3>11月15日のハードフォーク展開予想</h3> <p> </p> <p>さて、事前解説は他のソースに任せるとして、11月15日以降どういう展開になりそうか自分の予想をしておきます。</p> <p> </p> <p>なお、当然ですが、必ずしもこの通りの展開に確実になるわけではないですし、自分も今回の件に関してはYenom宇佐美さんの解説などを参考に考察しているだけで、あまりそれぞれの陣営の力関係や細かいコミュニティーの様子などは把握していません。なので外れたらすいません、という感じにはなりますが、後で答え合わせしましょうw</p> <p> </p> <h3>BCHネットワークは二つに分裂する</h3> <p> </p> <p>これは上記Yenomや大石さんの記事などを参考にして欲しいですが、少なくとも技術的には2つのチェーンに分岐して、BCH ABCコインと、BCH SVコインの二つが存在することになるのはほぼ間違いないと思います。</p> <p> </p> <p>一応、結局直前に双方の歩み寄りがあったり、結局11月15日に焦ってハードフォークをする必要がないという結論になり、ABCのアップデートが中止され、現状のバージョンを走らせつつ妥協案を探そう、という展開も考えられます。個人的にはこの展開がBCHコミュニティー全体にとって今考えられる最も友好的かつ現実的な解決だと思います。</p> <p> </p> <p>ただし、今の時点でABC側とSV側のリーダー格同士のいざこざや罵り合いなどが見られ、技術というか人間関係的な要因でこのような歩み寄りは可能性は低いと自分は見ています。なので、一時的でもABCとSV二つのコインが取引所でリストされ、トレードされる展開は避けられないでしょう。</p> <p> </p> <h3>ABCとSVの現在の力関係 </h3> <p>まず、今の時点でのABCとSVの力関係を把握しましょう。</p> <p> </p> <p><img class="hatena-fotolife" title="f:id:coinandpeace:20181111163845p:plain" src="https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/c/coinandpeace/20181111/20181111163845.png" alt="f:id:coinandpeace:20181111163845p:plain" /></p> <p> </p> <p>Poloniexではすでに<a href="https://poloniex.com/exchange#usdc_bchsv">BCH ABCとBCH SVのコインの先物市場</a>が用意されており、これが現在のコインの勢力関係を測るための一つの指標になっています。なお、Bitcoinの分裂騒動の時も似たような市場が立ち、結構正確な指標の一つになっていたと記憶しています。</p> <p> </p> <p>これを見ると、今の時点(11月11日5時PMくらい)ABCが450ドル、SVが100ドルくらいで、ABCがまだ大幅に有利な状況となっています。</p> <p> </p> <p>また、価格に加え、ABCとSVを支持するハッシュパワーも予想材料の一つとして重要です。Coin.danceというウェブサイトでBitcoin Cashのマイニングパワーの分布が見れます。</p> <p> </p> <p><img class="hatena-fotolife" title="f:id:coinandpeace:20181111173021p:plain" src="https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/c/coinandpeace/20181111/20181111173021.png" alt="f:id:coinandpeace:20181111173021p:plain" /></p> <p> </p> <p><iframe class="embed-card embed-webcard" style="display: block; width: 100%; height: 155px; max-width: 500px; margin: 10px 0px;" title="Coin Dance" src="https://hatenablog-parts.com/embed?url=https%3A%2F%2Fcash.coin.dance%2Fblocks%2Fthisweek" frameborder="0" scrolling="no"></iframe><cite class="hatena-citation"><a href="https://cash.coin.dance/blocks/thisweek">cash.coin.dance</a></cite></p> <p> </p> <p>自分が聞いている限りでは、Coingeek, SVPool, BMG PoolはCraigと関係があり、BCH SVを支持しているプールとのことです。この3つだけで直近2週間で40%のハッシュレートを持っていることになります。しかもこの数日でHashrateがさらに上がっていて、現在時点ではおよそBCHのおよそ半分のHashrateがSVを支持していることになります。</p> <p> </p> <p>ただし、ハッシュレートが強い方が最終的に勝つのか(大多数に正当なチェーンとして受け入れられるか)、というとそうでもありません。ハッシュレートは価格や流動性に最終的には追随するので、価格が高いコインの方が圧倒的に有利、それはつまり取引所での取り扱いやウォレットでの取り扱いなどに大きく影響されます。取引所やウォレットは、ABCを今まで通りのBCHとして取り扱うところの方が多く、この点ではABCが有利です。先物市場でもABCコインの値段の方が上なのはここら辺が大きな理由でしょう。</p> <p> </p> <h3>15日の分裂後どうなるか?</h3> <p> </p> <p>今の時点ではハッシュパワーで上回るSV側ですが、取引所や事業者、支持者の数ではABCの方が多いようです。そこらへんも含めると、分裂後もABCの方が高い価格をつけて取引所で取引されると思います。また、ハッシュパワーが現在SV側が上回っているとしても、ABC側につくJihanがBTC側のプールから一部ハッシュパワーを借りてきたりすればこれは比較的容易にひっくり返せるわけで、今の時点でのハッシュパワーはそこまでうのみにしない方がいいと思います。</p> <p> </p> <p>ただし、SV側としては価格が相対的に低いのは問題ではなく、無視できないほどの一定の市場規模や注目度、取引所での取り扱いなどがあれば十分大きな混乱をBCHネットワークに及ぼすことが可能で、長期的な泥沼に持ち込めます。</p> <p> </p> <p>自分が理解している限りではCraig Wright率いるSV側は、自分たちのポジションを貫きとおす為に徹底抗戦する姿勢を見せているようで、数週間以上Bitcoin Cash上での送金がまともに出来ないような状況になるのをみんな恐れています。(ここら辺の話はリプレイプロテクションの有無の話なのですが、冒頭紹介した記事や動画を確認してください)</p> <p> </p> <p>では15日以降、具体的にどうなるかですが、自分の今の予想ではSVには少なくとも無視出来ないくらいの市場規模がつくはずで、またトレーダーの札束の殴り合いの状況次第では、分裂数日以内に価格的にSVがABCを上回るタイミングがあってもおかしくないと思います。<br /><br /></p> <p>ただしSVがABCより高い価格を維持し、最終的に取引所や事業者がSVの方が正当なBCHフォーク、という認識になる可能性は低いと思います。ここらへんは技術の仕様がどちらが優れているか、というよりは、政治的に誰がどちらのサイドについているのか、それぞれのコミュニティーの大きさや支持者の数がどれくらいなのか、による推測にはなりますが。<br /><br />最終的にはSVも中々死なないし、その間はABCも送金機能が麻痺してしまうので、1週間~2週間以内くらいでABC側が折れてリプレイプロテクションをつけ、完全に二つのネットワークとして、Bitcoin Cash(ABC)とBitcoin Cash SVという二つのコインに完全に分かれて決着、というのが一番可能性が高い展開だと予想します。</p> <p> </p> <h3>その他考えられる事態</h3> <p>一応上記の予想が自分の今のところの展開予想ですが、他の攻撃シナリオもあり、予想外の展開もありえるとは思います。</p> <p> </p> <p><iframe class="embed-card embed-webcard" style="display: block; width: 100%; height: 155px; max-width: 500px; margin: 10px 0px;" title="ハッシュウォーの攻撃手法と、その結果に関する考察(敵対的HFは必ず2つのコインに分岐する)" src="https://hatenablog-parts.com/embed?url=http%3A%2F%2Fdoublehash.me%2Fthe-result-of-hash-war%2F" frameborder="0" scrolling="no"></iframe><cite class="hatena-citation"><a href="http://doublehash.me/the-result-of-hash-war/">doublehash.me</a></cite></p> <p> </p> <p>大石さんのブログの方で説明されている、実質有効ブロックサイズを利用したSVからABCへの攻撃、みたいなものが実際に行われたとしたら、ABC側のノードを断続的にクラッシュさせることが可能かもしれず、そうすると市場もABCよりSVの方を高く評価を付け始めるような展開もありえます(まあそれを防ぐためにもリプレイプロテクションを余儀なくされるのかもしれないですが)</p> <p> </p> <p>他には、ABCがリプレイプロテクションをつけるのを拒否する展開ですね。ABC側の様子を見ていると、SVよりは強硬な感じではないので、SVにほとんど価格がつかない場合やSVにその他の致命的なバグが見つかって自爆したり、とかではない限り、これもちょっと考えづらい気もします。</p> <p> </p> <p>もう一つあるかもしれないのが、BTCマイナーの参戦展開です。これはJihanが一部のBTCマイニングのハッシュパワーをBCHのハッシュ競争に振り分けるのではないか、という説も含めですが、BTC側のマイナーが意図的にどちらかのネットワークを攻撃し、価格をクラッシュさせてショートポジションをとって儲ける、みたいなこともありえなくはないと思います。</p> <p> </p> <p>ここら辺の細かい部分は実際に何が起こるかはさすがにまだわからないですね。</p> <p> </p> <h3>Bitcoin Cashへの評価はどうなるのか</h3> <p> </p> <p>さて、自分は最終的には2週間以内くらいに今回の事態は一定の収束を見ると予想しますが、同時に今回の件はABC,SV双方、Bitcoin Cashそのもの自体にダメージを残すと思います。</p> <p> </p> <p>17年の8月にBitcoinとBitcoin Cashが分かれた時、二つのコインの価格の和は、元々一つだった時の価格を上回りました。なので、分裂したことでどこからかお金が降ってきたような、保有者にとっては美味しい展開になったわけです。これは長く続いたスケーリングの議論が一定の決着を見せ、二つの別の方向性のコインとして前進できることが好感されたから、と自分は考えています。</p> <p> </p> <p>一方、今回のBCHの分裂騒動で明らかになったのは、比較的些細な仕様変更を巡り、ネットワークが分裂し、全体のネットワークが使用不可になったり、事業者やユーザーに多大な混乱を与えるような状況です。こうなると、BCHの根本的なオンチェーンの仕様変更や定期的なアップグレードをしていくアプローチ自体への疑念というのも出てくると思いますし、実際今回の一連の騒動で冷めてきてしまっている人たちもいるように見えます。<br /><br /></p> <p>その点では、おそらく分裂後何とか2つのネットワークが安定したとしても、BTCとBCHの分裂の時とは違い、ABCとSVの合計価格は分裂前のBCH価格を下回るのではないかと思います。<br /><br /></p> <p>ただし、実は今回の話はBCHだけの話ではなく、 Bitcoin含むその他の暗号通貨にも直接関わる話であり、管理主体のいないはずの暗号通貨に実は実質的独裁者がいた方がいいのではないか、GPUのPoWマイニングベースのコインで似たような事態が起こる可能性、など色々考えさせられます。その点では別に「BCHのやり方が間違ってた」と全否定するよりは、今回の一連の事件を通して暗号通貨のガバナンスや今後その他のコインへどういうことが起こりえるか、という教訓にしてけばよいのではないでしょうか。</p> <p> </p> <p>とりあえず15日前後はまだ絶対何かしら動きは出てくると思うので、特に保有者や影響を受ける人たちは最低限の学習やフォローをして、最低でもコインを失ったり、予想外の機会損失したりしないようにお勧めします。</p> <p> </p> <p> </p> coinandpeace 「Ether価格は崩壊する」論の妥当性を考える hatenablog://entry/10257846132620472460 2018-09-06T17:58:55+09:00 2018-09-06T17:58:55+09:00 数日前にTechcrunchに寄稿されたこちらの記事が物議を一部醸していましたね。 The collapse of ETH is inevitable – TechCrunch まあこれを書いた人はBitcoin Coreの開発者であったり、今Ethereumと一部競合しているStellarにも協力しているJeremy Rubinさんという人だということもあり、「こんなのただのポジトーク」「こんな馬鹿な理論はない」、という感じた人もいると思いますが、記事の主張とVitalikの反論も見てみると中々興味深い論点だとは思うので、自分も少し考えてみました。 記事が主張していることは何なのか? まず記… <p>数日前にTechcrunchに寄稿されたこちらの記事が物議を一部醸していましたね。</p> <p> </p> <p><a href="https://techcrunch.com/2018/09/02/the-collapse-of-eth-is-inevitable/amp/">The collapse of ETH is inevitable – TechCrunch</a></p> <p> </p> <p>まあこれを書いた人はBitcoin Coreの開発者であったり、今Ethereumと一部競合しているStellarにも協力しているJeremy Rubinさんという人だということもあり、「こんなのただのポジトーク」「こんな馬鹿な理論はない」、という感じた人もいると思いますが、記事の主張とVitalikの反論も見てみると中々興味深い論点だとは思うので、自分も少し考えてみました。</p> <p> </p> <h3>記事が主張していることは何なのか?</h3> <p> </p> <p>まず記事の主張は本質的には何なのでしょうか?Rubinの主張をまとめると、Ethereum上のアプリケーション(特に独自トークン)とEtherの関係性で以下の問題点を上げています。</p> <p> </p> <p><strong>Ethereum上で発行された独自トークン保有者にとって、別コインであるEtherを別に用意してきて、手数料支払いに使うのは面倒だし非効率。Etherなんて使わずにトークンを直接ネットワーク使用の手数料代わり(マイナーへのインセンティブ)に使えた方が便利。「Ethereumネットワーク」に多数のアプリケーションや独自コインが増えると、むしろそれらのコインを軸にしたトークン設計の方が合理的で、Etherの重要性や市場価格は下がる。</strong></p> <p> </p> <p>これに関してはEthereum(Ether)支持派の人でも、少なくとも一部は納得の指摘だと思いますし、すでにEthereumコミュニティー内でもこの問題については議論されていると認識しています。</p> <p> </p> <p>確かにEthereumにとってEtherとは車でいう走行距離を決める為のGas(ガソリン)代わりに必要なだけであり、Ethereum上のDappsを動かせるGasとして機能するのであれば、マイナーへの支払いは本質的にはEtherというコインである必要はありません。</p> <p> </p> <p>Rubinの記事の主張は簡単に言えばこれだけなのですが、これは確かに重要なポイントをついているかなと思います。</p> <p> </p> <p>このような動きに対して、Rubinはよく言われる4つの反論を紹介しつつ、それぞれに対する反論も展開しています。細かく説明する必要性はあまりないので、要点だけ言うと、<br /><br /></p> <ol> <li>Ether抜きEthereumはソフトウェア開発の視点から言えば問題なく実現可能(だし、そうなるべき)<br /><br /></li> <li>EthereumのマイナーはすでにEther建てではなく、Fiat建てで収益性を図っている。なので支払い報酬が他のトークンになっても本質的には何も差はない<br /><br /></li> <li>独自トークンを使用しないコントラクトも、ウォレットの改修とかをすれば問題なくEtherではないコインでFeeの支払いは出来る<br /><br /></li> <li>Proof of StakeもEtherをStakeしなくても、複数のコインをStakeするモデルで(多分)行ける</li> </ol> <p> </p> <p>Etherがないとそもそもマイニングインセンティブがないからプロトコルのセキュリティーが守られずダメじゃないか、という反応もあるかと思いますが、マイナーに各種トークンで直接報酬与えた方がシンプルでマイニングへのインセンティブもつけられるし、ソフトウェアの改善とかで実現できるからそちらの方が良くない?ということです。</p> <p> </p> <p>ちなみにこれだと同じ理論は、ビットコインのマイニングとセキュリティモデルにも直接当てはまりそうですが、ビットコインとイーサリアムでは状況は違います。なぜかというとビットコイン自体は少なくとも今の時点ではネットワーク上のコインというのはbitcoinのみを想定して設計されており、ビットコイン上のアプリケーションが価値を持っているというか、「通貨(コイン)としてのbitcoin」自体がアプリケーションと見なせるからです。ビットコインネットワーク上の独自コインで同じスキームを採用するのも理論上は出来ると思いますが、Dappsとか独自トークンをプロトコル開発者も奨励しているイーサリアムとは事情が少し違います。<br /><br /><br />Etherもそれ自体が通貨、Medium of Exchange、Store of Value的な機能もある、という指摘も出来ますが、Etherの最大のユースケースとはEthereum上のアプリケーションを動かすためのGas(ガス)である、というのはEthereum開発者自体が言っていることでもあります。</p> <p> </p> <p>「Ether抜きEthereum」の主張には他にもメリットがあり、土台のEtherのマイニング報酬と、Ethereumネットワーク上にのっている価値の不均衡問題がこれだと回避しやすいです。(詳しくは以前自分がこのブログで書いたことがあるので、<a href="http://coinandpeace.hatenablog.com/entry/bitcoin_price_and_token_economy">こちらの記事</a>を読んでみてください。自分はこれはビットコイン上のトークンについて言っていましたが、この話は今はイーサリアムにより当てはまりますよね)<br /><br /></p> <p> <img src="https://www.instagram.com/p/BH4dAR0hWlC/media/?size=l" alt="Image result for 麺æãã©ã¼ã¡ã³" width="348" /></p> <p>(麺抜きラーメンは個人的には全くなしなんですが、Ether抜きEthereumはありなのか…?)<br /><br /></p> <h3>Rubinの主張に対するVitalikの反論</h3> <p>さて、<a href="https://www.reddit.com/r/ethtrader/comments/9ch5ls/the_collapse_of_eth_is_inevitable_techcrunch_can/e5av470/">こちらの記事を見てVitalikがすでにReddit</a><a href="https://www.reddit.com/r/ethtrader/comments/9ch5ls/the_collapse_of_eth_is_inevitable_techcrunch_can/e5av470/">でコメント、反論</a>しているようですが、その内容は以下のようなものです。</p> <ul> <li>現在、EtherでのTx fee(手数料) の一部(最低基準値)をBurnして、Ethereumの供給量を調整するスキームを検討していること</li> <li>Storageへデータを保存するための支払い手段としてEtherを利用すること</li> <li>(説明は省略しますが)Rubinが提案している、単一ではなく、複数のトークンをStakeするタイプのProof of Stake(heterogeneous deposit PoS)は実現が非常に難しい(なのでEtherを利用したPoSが必要になる)<br /><br /></li> </ul> <p>といった点を指摘しています。</p> <p> </p> <p>このうち3つ目の主張は妥当性はともかく、自分も理解できるのですが、1つ目と2つ目の主張は、Rubinの主張への直接の反論としては成り立ってなく、EtherをBurnしなくても、特定の条件に沿って複数のトークンをBurnしていけば同じような効果はある程度期待できると思いますし、そもそもEtherをBurnして、Etherの投機的価値を半ば人工的に調整することと、そもそもEther抜きでシステムを構築した方が合理的、という話の直接の反論にはなっていないと思いました。</p> <p> </p> <h3>本当にEther価格は崩壊(ゼロに収束する)するのか?</h3> <p>さて、RubinとVitalikの主張を見ましたが、最後に個人的な私見と予想を。</p> <p> </p> <p>まず記事のタイトルにある通り、本当にEther価格は崩壊するか、ですが、自分はRubinの指摘は理解できますが、実際にはEther価格がゼロに収束したりすることはないと思います。</p> <p> </p> <p>記事にも書いてありますが、Etherを抜いてEthereumネットワークを機能させるスキームというのはPareto Improvemingだ(関係している人全員が、損をすることをなくより高次のベネフィットを享受できる)、と言っているのですが、これは<strong>「既存のEther保有者を抜くと」</strong>という大きな前提が入ります。</p> <p> </p> <p>逆に言えば、現状のEther保有者がEtherを抜くなんてありえない、と主張して仕様変更などに対して抗議や妨害をすれば、Ether抜きEthereumはおそらく実現しないですし、Vitalikもこちらの方向性は考えていないようなので、それだけをとってもEtherがなくなるシナリオはあまり現実的ではありません。<br /><br /></p> <p>また、市場で価格がつきそうにもない独自トークンを利用したトランザクションを作る時に、もしEtherのような「中間通貨」がないと不便ですし、Fiatとのトレードペアを持たない(持ちえない)トークンの価格形成手段の一つとしてEtherがあるメリットもあると思います。本当にEtherなしでマイナーにインセンティブを付与したとして、どのトークンの組み合わせをどれだけ、どの条件でマイナーに支払うのか、というユーザーとマイナーのコーディネーションにかかるコストとかも小さくなさそうです。</p> <p> </p> <p>が、同時に、Rubinの指摘は、現在のブロックチェーン業界全体の環境を考えると、今後のEthereumやその他のスマートコントラクトプラットフォームに関して示唆もあると思います。</p> <p> </p> <p>まず第一に、「EtherがなくてもDappsは機能する」という指摘はEthereum上でEtherを払わなくてもEthereum上のトークンによる報酬体系を構築すればシステムは機能する、ということでもありますが、Ethereumのコードをそのままコピペしてその他のチェーンに移行することが出来るなら、これはある意味「Etherを使わないで(別チェーン上で)Dappsが機能する」と見ることも出来ます。もし仮にこの動きが今後進んでいくなら、Rubinの主張とは少し違う形でEtherの価格がゼロに理論上は収束していく可能性はあります。</p> <p> </p> <p>また、完全にEtherを抜きにしないとしても、Rubinの指摘のような独自トークンの「Economic Abstraction」 が進んで行くと、相対的にEtherの必要性が低下し、Ether価格もそれに釣られ低下する可能性もあります。このハイブリッド形式こそむしろ一番現実的だし、合理的に考えるメリットも大きいな、と思いました。</p> <p> </p> <p> </p> <p>また、今回のトピックとは少しずれますが、先日<a href="https://www.ethnews.com/deconstructing-the-ethereum-issuance-debate">Etherのブロック報酬量を3ETHから2ETHに次のハードフォーク時に変更する提案</a>、というのが出ていましたが、これに加えてPoSへの移行など、価格のついている通貨としてのEther、の今後の行方というのは非常に興味深いです。(PoSに移行したらこうなるだろう、というなんとなくの仮説は個人的にあるので、こちらもできたらもうちょい考えてみたいです)</p> <p> </p> <p>というわけで、Ether価格が崩壊する!というのは少しセンセーショナルにしている気がしますが、Ether抜きEthereumの合理性を考えるというのは面白いですし、確かにEthereumネットワーク、もしくはスマートコントラクトプラットフォームの成功とEther価格は必ずしも正の相関はないかもしれない、という認識は持ってもいいと思います。<br /><br />では。</p> coinandpeace Coingecko第二四半期まとめレポート 暗号通貨トップランキングの推移、Twitterセンチメント分析、Dapps利用推移など hatenablog://entry/10257846132612371730 2018-08-19T13:52:35+09:00 2018-08-19T13:52:35+09:00 www.youtube.com 先日の反省会の動画でも少し紹介したのですが、Coingeckoの第二四半期のまとめレポート、かなり面白い情報があったので、ブログの方でもいくつか自分が気になったデータを紹介してコメントしておきます。 Q2のデータなので、すでに最新情報、て感じではないですが、このレポートでしかとってない切り口や、中長期的に参考になる情報もあるので、まだ見てない人はさっと目を通しておいて損はないと思います。Coindeskなども似たようなレポートを毎四半期出してますが、個人的にはCoingeckoのものの方がクオリティが高くて切り口も新鮮だと思ってます。 第二四半期の日本語でのレポ… <p><iframe src="https://www.youtube.com/embed/sxAXa396YSc?start=22&amp;feature=oembed" width="480" height="270" frameborder="0" allowfullscreen=""></iframe><cite class="hatena-citation"><a href="https://www.youtube.com/watch?v=sxAXa396YSc&amp;t=22s">www.youtube.com</a></cite></p> <p> </p> <p>先日の反省会の動画でも少し紹介したのですが、Coingeckoの第二四半期のまとめレポート、かなり面白い情報があったので、ブログの方でもいくつか自分が気になったデータを紹介してコメントしておきます。</p> <p> </p> <p>Q2のデータなので、すでに最新情報、て感じではないですが、このレポートでしかとってない切り口や、中長期的に参考になる情報もあるので、まだ見てない人はさっと目を通しておいて損はないと思います。Coindeskなども似たようなレポートを毎四半期出してますが、個人的にはCoingeckoのものの方がクオリティが高くて切り口も新鮮だと思ってます。</p> <p> </p> <p><a href="https://assets.coingecko.com/reports/2018-Q2-Report/CoinGecko-2018-Q2-Report-JP.pdf">第二四半期の日本語でのレポートの閲覧リンクはこちら</a>。</p> <p> </p> <p><img class="hatena-fotolife" title="f:id:coinandpeace:20180819131440p:plain" src="https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/c/coinandpeace/20180819/20180819131440.png" alt="f:id:coinandpeace:20180819131440p:plain" /></p> <p> </p> <ul> <li>仮想通貨の時価総額ランキングの推移を四半期ごとに比べたもの</li> <li>上位の顔ぶれはなんとなくは変わってないけど、EOSがかなり上げてきたり、などはある</li> <li>10位以下は変動がかなり激しくて、みんな大好きBitconnectが最高13位とかに以前入っていたのが笑える。</li> <li>あまり細かくは追ってないけど、Stellarとか静かに上がってきているものがあるのと、なんだかんだIOTAとかも上位に残っているのは少し意外。</li> </ul> <p> </p> <p><img class="hatena-fotolife" title="f:id:coinandpeace:20180819131704p:plain" src="https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/c/coinandpeace/20180819/20180819131704.png" alt="f:id:coinandpeace:20180819131704p:plain" /></p> <p> </p> <ul> <li>これは見れば明らかですね。取引高は全体だと下がってきているのに対し、取引所の数は増えてきてる。</li> <li>最近はもはや自分も全く知らない草取引所がたくさんあって、それを日本からも使っている人たちも結構多くてすごいなーと。</li> <li>日本でもちょうど交換業登録の審査が再開、というニュースがあったけど、今ぼろもうけしている取引所も少しづつ真っ赤な競争の激化、手数料競争や利益率の低下、などは避けられないでしょうね。それくらい儲かるということで。</li> </ul> <p> </p> <p><img class="hatena-fotolife" title="f:id:coinandpeace:20180819133059p:plain" src="https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/c/coinandpeace/20180819/20180819133059.png" alt="f:id:coinandpeace:20180819133059p:plain" /></p> <ul> <li>ICO色々ありましたが、EOSのICOで集めた金額が半端ない、というものを一発で図示しているもの</li> </ul> <p> </p> <p><img class="hatena-fotolife" title="f:id:coinandpeace:20180819133111p:plain" src="https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/c/coinandpeace/20180819/20180819133111.png" alt="f:id:coinandpeace:20180819133111p:plain" /></p> <p> </p> <ul> <li>EOSに関してのローンチ前後の経緯など。超ゴタゴタしている印象ありましたがまとめてくれています。</li> <li>EOSに関しては<a href="https://lounge.dmm.com/detail/828/">ビットコイン研究所</a>とかでも結構詳しいレポート書いたのと、自分でも最近結構調べています。</li> <li>ちなみに、EOSはかなり注目されていて、今後も盛り上がる可能性はあると思ってますが、同時に根本的な問題も(まだ)多い、というくらいの認識。</li> </ul> <p> </p> <p><img class="hatena-fotolife" title="f:id:coinandpeace:20180819133122p:plain" src="https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/c/coinandpeace/20180819/20180819133122.png" alt="f:id:coinandpeace:20180819133122p:plain" /></p> <p> </p> <ul> <li>Twitterでのセンチメント分析。Coingeckoらしいユニークな切り口。</li> <li>Twitterでの言及数などはBotとかである程度操作出来てしまうので、必ずしも正確な分析材料にはならないですが、暗号通貨界隈の温度感を測るための重要なツールですね。</li> <li>日本でもTwitterを見ていればどのコインが人気で市場の過熱感や絶望感などは感覚的にわかります。</li> <li>TRONのメンション数が時価総額とかに比べて高いんですが、これ日本のなんとか教団の影響じゃないのか笑</li> </ul> <p> </p> <p><img class="hatena-fotolife" title="f:id:coinandpeace:20180819133132p:plain" src="https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/c/coinandpeace/20180819/20180819133132.png" alt="f:id:coinandpeace:20180819133132p:plain" /></p> <p> </p> <ul> <li>一次的な盛り上がり、絶対教団のせいだろ笑</li> </ul> <p><img class="hatena-fotolife" title="f:id:coinandpeace:20180819134326p:plain" src="https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/c/coinandpeace/20180819/20180819134326.png" alt="f:id:coinandpeace:20180819134326p:plain" /></p> <ul> <li>Dappsの利用数と取引高の推移</li> <li>Dappsの利用数はまだまだ全然少ない、という指摘を自分もしてきていますが、データを見るとただTx数や平均取引高はこの半年でも着実に増えているのがわかります。</li> <li>こちらのデータはEthereumオンリーだと思いますが、これが今後さらに加速して増えていくのか、どこかのタイミングで手数料高騰などもあり頭打ちするのか、もしくはその他のスマートコントラクトプラットフォームに移行したりするのか、次のQの分析も面白そうです。</li> </ul> <p> </p> <p>というわけで他にもパッと見て直感的に興味深いデータやチャートなどを出しているので、是非目を通してみてください。全体の3分の1も上記ではカバーしていないので。<br /><br />Coingeckoのレポート回を重ねるごとに良くなってきているので、次回Q3のレポートもどういう仕上がりになるのか楽しみです。</p> <p> </p> <p>最後に<a href="https://assets.coingecko.com/reports/2018-Q2-Report/CoinGecko-2018-Q2-Report-JP.pdf">閲覧リンクはこちら</a>です。再掲。</p> coinandpeace Stablecoin(価格安定通貨)は過大評価されているのか? hatenablog://entry/10257846132601356945 2018-07-15T15:32:55+09:00 2018-07-15T15:32:55+09:00 昨日、ビットコイナー反省会で、「安定コイナー反省会」ということで、少し前から注目がかなり集まっていたStablecoinについて、おそらく日本で最もStablecoinに詳しいDRIの稲垣さん と、Enigma反省会にも出演してくれた「西野カナゴールド」さんにゲストに来てもらい、特にDaiとBasisを中心に概要と欠点、今後の予想などを議論しました。 www.youtube.com さて、Stablecoinの分類やそれぞれの仕組みの概要はこちらの動画を見てくれたり、または他にも日本語でもStablecoinについては複数良い記事がすでにあるので、そちらを参考にしてみてください。以下にいくつか… <p>昨日、ビットコイナー反省会で、「安定コイナー反省会」ということで、少し前から注目がかなり集まっていたStablecoinについて、おそらく日本で最もStablecoinに詳しい<a href="https://twitter.com/hiroingk">DRIの稲垣さん</a> と、Enigma反省会にも出演してくれた「<a href="https://twitter.com/hereisyourbtg">西野カナゴールド</a>」さんにゲストに来てもらい、特にDaiとBasisを中心に概要と欠点、今後の予想などを議論しました。<br /><br /></p> <p><iframe class="embed-card embed-webcard" style="display: block; width: 100%; height: 155px; max-width: 500px; margin: 10px 0px;" title="安定コイナー反省会 Stablecoinの概要と課題について考える" src="https://hatenablog-parts.com/embed?url=https%3A%2F%2Fwww.youtube.com%2Fwatch%3Fv%3DXu7RLV6vXBs" frameborder="0" scrolling="no"></iframe><cite class="hatena-citation"><a href="https://www.youtube.com/watch?v=Xu7RLV6vXBs">www.youtube.com</a></cite></p> <p> </p> <p>さて、Stablecoinの分類やそれぞれの仕組みの概要はこちらの動画を見てくれたり、または他にも日本語でもStablecoinについては複数良い記事がすでにあるので、そちらを参考にしてみてください。以下にいくつか紹介します。</p> <p> </p> <p><iframe class="embed-card embed-blogcard" style="display: block; width: 100%; height: 190px; max-width: 500px; margin: 10px 0px;" title="価格が安定している暗号通貨 &quot;Stablecoin&quot; 概要 - Gunosy Blockchain Blog" src="https://hatenablog-parts.com/embed?url=https%3A%2F%2Fblockchain.gunosy.io%2Fentry%2Fstablecoin-summary" frameborder="0" scrolling="no"></iframe><cite class="hatena-citation"><a href="https://blockchain.gunosy.io/entry/stablecoin-summary">blockchain.gunosy.io</a></cite></p> <p> </p> <p><iframe style="border: 1px solid #CCC; border-width: 1px; margin-bottom: 5px; max-width: 100%;" src="https://www.slideshare.net/slideshow/embed_code/key/fQZ3n6nPVzMXct" width="427" height="356" frameborder="0" marginwidth="0" marginheight="0" scrolling="no" allowfullscreen=""> </iframe></p> <div style="margin-bottom: 5px;"><strong> <a href="https://www.slideshare.net/HiroInagaki/dai-a-decentralized-stablecoin-98528079" title="分散型Stablecoin &quot;Dai&quot; の仕組み" target="_blank">分散型Stablecoin "Dai" の仕組み</a> </strong> from <strong><a href="https://www.slideshare.net/HiroInagaki" target="_blank">Hiro Inagaki</a></strong></div> <p><cite class="hatena-citation"><a href="https://www.slideshare.net/HiroInagaki/dai-a-decentralized-stablecoin-98528079">www.slideshare.net</a></cite></p> <p> </p> <p><iframe class="embed-card embed-webcard" style="display: block; width: 100%; height: 155px; max-width: 500px; margin: 10px 0px;" title="アルゴリズミック中央銀行「Basis Protocol」の仕組みと疑問" src="https://hatenablog-parts.com/embed?url=https%3A%2F%2Findividua1.net%2Falgorithmic-central-bank-basis-protocol-system-and-question%2F" frameborder="0" scrolling="no"></iframe><cite class="hatena-citation"><a href="https://individua1.net/algorithmic-central-bank-basis-protocol-system-and-question/">individua1.net</a></cite></p> <p> </p> <p><br />概要の把握などは反省会動画+上記の記事などを読めばよいと思います。以下に一部放送中にも話した自分の所感を手短にいくつか。</p> <p> </p> <h3>Stablecoinは過大評価されてないか?</h3> <p> </p> <p>自分が最初にStablecoinに興味を持ったのは今は亡き?Nubitsだったと記憶していますが、確かに当時からStablecoinは面白いことをやっていましたし、注目している人もいました。また、問題も多そうですが、Tehterはトレーダーを中心に広く使われており、市場規模も3000億円を超える規模になってますし実際便利です。</p> <p> </p> <p><img class="hatena-fotolife" title="f:id:coinandpeace:20180715145929p:plain" src="https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/c/coinandpeace/20180715/20180715145929.png" alt="f:id:coinandpeace:20180715145929p:plain" /></p> <p>(Nubitsよ、永遠に…)</p> <p> </p> <p>ただし、Stablecoinが特にここまで注目されるようになったのはここ半年くらいな印象で、ICOでの巨額資金調達を成功させたり、有名VCやファンドからの投資を受けたことでDaiやBasisなどは特に注目されています。</p> <p> </p> <p>今回の放送の為に直前にざっと調べはしましたが、自分もそれぞれまだ細かく仕組みや背景の事情を理解してるわけではない、と注意書きをした上になりますが、ただし現在のStablecoinへの期待は若干過熱感があるな、と今回の放送を通しても思いました。</p> <p> </p> <p>100億円以上の資金調達をしたBasisもまだ稼働すらしてないですし、稼働前から価格下落時のBondトークンの購入インセンティブ欠落による価格低下スパイラルや、Sharesトークンの組み込み設計の問題などが指摘出来ると思います。</p> <p> </p> <p>Daiの方はすでに稼働していますが、事前にEtherを供託しなくてはいけない仕組みなので、利用はまだ限定的ですし、またすでに一回Pegが壊れたのを無理やり運営が戻す、みたいなことがあったり、利用率と仕組みの問題点双方で若干期待が先行している感はあります。</p> <p> </p> <p>とはいえ、Daiなどもまだ始まったばっかりですし、課題なども当然認識して今色々議論改善しているところだと思うので、これから伸ばしていく可能性はあるとは思いますが、今の時点ではその他の全てと同じく少し期待されすぎだなー、というのが反省会で話しながら受けた今のところの所感です。</p> <p> </p> <h3>巨額の資金調達をしたから優れている、はず…?</h3> <p> </p> <p>ここまで期待と注目が膨らんでいる主要因は資金調達金額などなわけですが、多額の資金を集めたプロジェクトだから優れているはずだ、自分が理解不足、読み間違えているだけだ、というような指摘(自省)も出来るとは思います。</p> <p> </p> <p>同時に別に多額の資金調達したから優れているとか、将来的なポテンシャルがある、というわけでは必ずしもないですし、それは過去のICOハイプの推移なども見ると明らかな気がします。重要なのは、お金を入れている人たちはどのように儲けようとしているのか?の部分が重要で、それ次第では実は別にプロダクトが優れているかどうかはあまり関係ありません。要は著名投資家中心に盛り上がっているからすごい、上手く行くとすぐに思わない方がいいでしょう。これは今のStablecoin以外にも言えることなので、次の記事で最近のICOのトレンドと考察みたいな感じで書ければ書こうと思います。<br /><br /><br /></p> <h3>Stablecoinから考えるプロトコルインセンティブの話</h3> <p> </p> <p>最後に、今回の放送でも少し話が出て面白かったことの一つに、Stablecoinの経済規模(Marketcap)がどれくらいの大きさに将来的になりえるか?という話です。Daiの場合は事前に供託するタイプのモデルなので、市場規模はそこまで大きくなりえないのではないか、という話も昨日出ましたが、Basisなどシニョリッジシェアタイプだと、発行の裏付けになる供託は必要はないので、理論上は上手くいけばかなり大きな市場規模になりえますし、Basisのサイトとかを見ていると、中央銀行発行通貨を置き換えられるかも、くらいの壮大なビジョンが書いてありました。</p> <p> </p> <p>ただし、Basisは結局Etherのパブリックチェーン上のトークンなので、Ethereumマイナーのインセンティブなども考えると、Etherの市場規模を超えるようなBasisトークン経済圏が形成されるようなことはあり得ないと思います。(あり得るが、そうすると土台のプロトコルが攻撃されたり、まずい事態になりそう)</p> <p> </p> <p><iframe class="embed-card embed-blogcard" style="display: block; width: 100%; height: 190px; max-width: 500px; margin: 10px 0px;" title="トークンエコノミーとビットコイン価格がもっと上昇しなくてはいけない理由 - ビットコインダンジョン2.0" src="https://hatenablog-parts.com/embed?url=http%3A%2F%2Fcoinandpeace.hatenablog.com%2Fentry%2Fbitcoin_price_and_token_economy" frameborder="0" scrolling="no"></iframe><cite class="hatena-citation"><a href="http://coinandpeace.hatenablog.com/entry/bitcoin_price_and_token_economy">coinandpeace.hatenablog.com</a></cite></p> <p> </p> <p>実は以前に上記の記事で、トークン化が進むと実は問題だよね、という話を少しだけしていたのですが、現在Ethereumを中心にこういう流れが加速している中、具体的な対策などはそろそろ考えないと、理論上の話ではなく、実際にEthereumのプロトコル自体が攻撃されたりする事態もありえます。先日のMonacoinのBlock withholding attackなど、理論上考えられる攻撃は今後全てされると考えた方が良いので。<br /><br />(この記事ではビットコインブロックチェーン上でのトークン化について話していますが、Ethereumでも全く懸念は一緒)</p> <p> </p> <p>というわけで、プロトコルセキュリティの面で考えても、Stablecoinがそこまで大きくなるのは必ずしも好ましくないですし、そこまで大きな規模のものになりえない気がします。</p> <p> </p> <h3>まとめ</h3> <p>というわけで諸々考えると、やはり若干過剰評価されている感は否めないのと、すごい、と言われて調べてみると、以前とやっていることが本質的には変わらなかったり、などが多い印象を受けました。</p> <p> </p> <p>例えばNubitsなど過去に失敗した事例はありますが、細かい仕組みは違えど、本質的な価格下落ショックの吸収が出来ないとか、運営による市場操作の必要性などの部分は結局変わらないのではないかと。</p> <p> </p> <p>同時に、Ethereumが出てきて、スマートコントラクトによる自動化が出来るようになったことで、中央集権的な取引所や運営への信頼などに(あまり)頼らないで自律的に価格が大部分安定しているコインが出来るようになったのは非常に面白いですし、法定通貨担保型からの大きな進化ともいえると思いました。</p> <p> </p> <p>とりあえず、今回の放送をきっかけにある程度調べたり、興味が少しまた出てきたので、出来る範囲で自分もキャッチアップしたり、また放送したりしたいです。</p> <p> </p> <p>次は今回の記事でも一部話しましたが、最近のICOの変化とその問題点などについて書こうと思います。ちょっと久しぶりになんかブログ記事を書くやる気があるのでw</p> <p> </p> <p>それでは</p> coinandpeace 単純な支払い手段を超えたLightning Network応用の最新事例 hatenablog://entry/10257846132600718008 2018-07-13T11:10:56+09:00 2018-07-13T11:10:56+09:00 一つ前の記事でもLightning Networkのユーザー体験などについて書きましたが、ビットコイナー反省会の動画で、最新事例やユースケースを実際にデモで見せつつ、Lightning Networkの今後の応用可能性や今の時点での課題などについて説明しました。ビットコインダンジョンの方でも要点を紹介しておきます。 www.youtube.com Lightningは単純な支払い手段の代替ではない Lightning Networkについて考えるときに、まだまだ単純なペイメント手段としてとらえている人が多い気がします。確かにLNが広く使われるようになれば、今までの通常のオンチェーントランザクシ… <p><a href="http://coinandpeace.hatenablog.com/entry/lightning_UX_issue">一つ前の記事でもLightning Networkのユーザー体験</a>などについて書きましたが、ビットコイナー反省会の動画で、最新事例やユースケースを実際にデモで見せつつ、Lightning Networkの今後の応用可能性や今の時点での課題などについて説明しました。ビットコインダンジョンの方でも要点を紹介しておきます。</p> <p> </p> <p><iframe src="https://www.youtube.com/embed/TIbzNlFdxXY?feature=oembed" width="480" height="270" frameborder="0" allowfullscreen=""></iframe><cite class="hatena-citation"><a href="https://www.youtube.com/watch?v=TIbzNlFdxXY">www.youtube.com</a></cite></p> <p> </p> <h3>Lightningは単純な支払い手段の代替ではない</h3> <p> </p> <p>Lightning Networkについて考えるときに、まだまだ単純なペイメント手段としてとらえている人が多い気がします。確かにLNが広く使われるようになれば、今までの通常のオンチェーントランザクションより速く(ほぼ即時着金)、安いペイメントも可能になり、店舗での支払いなどの多くがLNに移る可能性は大いにありますが、単純にLNを支払い手段としてとらえた場合、わざわざその為にビットコインを用意して、チャネルをセットアップする理由や既存のSuicaやAlipayみたいなものに対する優位性も余りありません。</p> <p> </p> <p>また、LNをビットコインのスケーラビリティの解決策として見る見方もありますが、個人的にはLNはスケーラビリティの問題とは本来切り離して考えるべきだとも思っています。確かに大部分の細かい送金がLNベースになればスケーラビリティの大きな向上も見込めますが、LNは比較的大きな額の送金に向かないことや、オンチェーンTxに頼る部分もあり、結局LNとは同時並行で各種その他のオンチェーン、オフチェーン技術の改善が必要なのは間違いないでしょう。</p> <p> </p> <p>重要なのは、LNを使うと「今までできなかったタイプのアプリケーション」が可能になるということで、それらの新しいコンセプトがここ数か月で少しづつ見え始めています。以下に自分が面白いと思ったものを一部紹介します。</p> <p> </p> <h3><a href="https://satoshis.place/">Satoshi's place</a></h3> <p><img class="hatena-fotolife" title="f:id:coinandpeace:20180713104642p:plain" src="https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/c/coinandpeace/20180713/20180713104642.png" alt="f:id:coinandpeace:20180713104642p:plain" /></p> <p> </p> <ol> <li>Satoshi's placeはオンライン上の共有お絵かきボードみたいなもの</li> <li>ただし、自分のイラストを書き込むには1pixelごとに1satoshi課金が必要</li> <li>オンライン上の細かいアクションに対して、1円以下のマイクロペイメントを組み込むことで、新しいタイプのPaywall的な仕組みが作れたり、細かい課金が可能になることの証明</li> </ol> <p> </p> <h3><a href="https://www.lightningspin.com/">Lightning Spin</a></h3> <p> </p> <ol> <li>LNを利用したProvably Fairなオンラインギャンブルサイト(のコンセプト証明)</li> <li>LNを利用することで、少額からBetできるだけでなく、即時着金やLNの双方向ペイメントを利用したWithdraw(払い戻し)が出来る</li> <li>LNの即時着金という特性を使うことで、ゲームやサービスのユーザビリティーやUtilityの向上</li> </ol> <p> </p> <h3><a href="https://light.yuyaogawa.com/tweet/">LightningJP (API Callごとの課金)</a></h3> <p> </p> <ol> <li>Lightningで1円くらいの金額を送ることで、特定のアカウントでツイートが出来るというコンセプトサイト</li> <li><a href="https://blockstream.com/2018/03/27/ifpaytt-brings-lightning-micropayments-to-ifttt.html">BlockstreamのIFTTT</a>という仕組みを利用</li> <li>APIコールごとの1円以下の細かい課金やコントロールを利用することで、事業者の新しい集金方法や、スパム対策などにも利用可能か</li> </ol> <p> </p> <h3><a href="https://zigzag.io/#/">Zigzag</a></h3> <ol> <li>Lightningを一部組み込んだShapeShift的なサービス</li> <li>完全なトラストレスな形ではまだないが、LNを通してビットコインをZigZagに送ることで、各種アルトコインを送り返してくれる</li> <li>LNの即時着金の特性を利用したもので(ShapeShiftのように着金時間を数十分待つ必要がない)、LNを一部だけでも組み込むことで、ユーザー体験の向上や為替リスクの回避などが可能に</li> <li>取引所が今後LNをどう組み込んでいくか、特に即時着金とユーザー資金を取引所が持たない形(Non-custodial exchange)、また、LNを利用したクロスチェーンスワップによるDex(分散取引所)が2018年後半~19年のトレンドになってくるはず</li> </ol> <p> </p> <h3>その他</h3> <ol> <li>ゲームやエンタメ領域でユースケース考案が先行している</li> <li>LNでお金を先にデポジットして、ゲームをクリアしていくごとに返金がされる「実質無料ゲーム」。返金機構としてのLN。</li> <li>他にもTwitchなどのゲーム視聴プラットフォームにLNを組み込むことで、ユーザー(視聴者\ファン)からのリアルタイム送金が、実際のゲーム攻略やゲームシステムに影響を及ぼす形のもの、エンタメ的なものとの相性が良さそう</li> </ol> <p> </p> <h3>まとめ</h3> <p> </p> <ul> <li>Lightning Networkは単純な送金手段の改善ではない</li> <li>おそらく支払い部分の置き換えの前に、その他のサービス、今まで出来なかったことや、存在しえなかったサービスなどの部分の応用が先行して、支払い手段としての浸透はその次だと考える</li> <li>すでに上記のようなLapps(Lightning Apps)が出てきており、応用はさらに今後加速していく</li> <li>同時にインフラ部分やウォレットなどのインターフェースなどはまだまだ未成熟で、そこそこリテラシーの高いクリプトユーザーが使い始めるのは半年~1年、ライトユーザーの利用などは1年半~2年先か?</li> <li>しばらくは使いたい人は実験と失敗、セルフゴックスの連続を覚悟すべき笑<br /><br /></li> </ul> <p>7月21日のHashHubのカンファレンスでも複数セッションでLightning Networkについては解説、議論がされます。まだ席ももう少し残っているので、是非スケジュールが合う方はこちらのカンファレンスでお会いしましょう。内容は今回は自分が中心に企画しましたが、Lightning以外にも最新の事例や議論、考察が聞け、自分も含め色々勉強になることが多そうです。</p> <p> </p> <p><img src="https://s3-ap-northeast-1.amazonaws.com/peatix-files/event/395730/cover-HZwrzgMKcjn8moofRc8HYoXXH8Jb50hV.jpeg" /></p> <p><iframe class="embed-card embed-webcard" style="display: block; width: 100%; height: 155px; max-width: 500px; margin: 10px 0px;" title="HashHub Conference" src="https://hatenablog-parts.com/embed?url=https%3A%2F%2Fconference.hashhub.tokyo%2F" frameborder="0" scrolling="no"></iframe><cite class="hatena-citation"><a href="https://conference.hashhub.tokyo/">conference.hashhub.tokyo</a></cite></p> coinandpeace Lightning Networkのユーザー体験から見た課題と今後の展望 hatenablog://entry/17391345971655334116 2018-06-18T17:06:07+09:00 2018-06-18T17:06:07+09:00 いやー、最近はLightning調べるのにどっぷりはまっています。他にも色々やっているので、本当はもっと時間をとって細かい部分を理解したり、新しいウォレットやサービスの実験をしたいのですが、休日の趣味でLightningについて色々いじっているような状態です笑 そこで色々本格的に調べたり、いじったり、どういうサービスや改善が今後必要になってくるのかを考えているのですが、今回特にユーザー体験の観点からLightningが現状ではどういう問題を抱えているのか、今後どのような改善が考えられるか、そして開発者だけでなく、ビジネスマンや投資家、企業などがLightning Networkを初めとしたセカ… <p>いやー、最近はLightning調べるのにどっぷりはまっています。他にも色々やっているので、本当はもっと時間をとって細かい部分を理解したり、新しいウォレットやサービスの実験をしたいのですが、休日の趣味でLightningについて色々いじっているような状態です笑</p> <p> </p> <p>そこで色々本格的に調べたり、いじったり、どういうサービスや改善が今後必要になってくるのかを考えているのですが、今回特にユーザー体験の観点からLightningが現状ではどういう問題を抱えているのか、今後どのような改善が考えられるか、そして開発者だけでなく、ビジネスマンや投資家、企業などがLightning Networkを初めとしたセカンドレイヤー技術に早いうちから注目すべき理由、ということで、<a href="https://lounge.dmm.com/detail/828/">ビットコイン研究所のサロンの方でレポートを書きました</a>。</p> <p> </p> <p>こちらのブログでも一部要点の紹介と今の個人的な見通しを簡潔に書いておきます。</p> <p> </p> <h3>Lightning txと通常のオンチェーンtxの違い</h3> <p> </p> <p>Lightning txと通常のオンチェーンtxは支払いのフローやステップがユーザー体験的に全然違い、オンチェーンtxに慣れている人でも最初は戸惑うことが多いと思います。</p> <p> </p> <p>オンチェーンtxが相手のアドレスさえ知っておけば、ビットコインやその他のトークンを送り付けられるの対し(プッシュ)、Lightningの方はInvoice(請求書)形式なので、受取り側と送信側のコーディネーションコストが少し高くなっています。これは送る時に相手側がオンラインであることが必要なども含め、LN送金やウォレット、サービス構築する上の基本的な違いになります。</p> <p> </p> <p>ちなみに最近Lightning関連のウォレットがどんどん出てきているのですが、それぞれの開発者がどのように最適なLNウォレット体験を提供しようと実験しているのかを見て考えるのが最近の自分のもっぱらの喜びの一つですw</p> <p> </p> <h3>現状のLightning Networkのユーザー体験の主要な課題</h3> <p> </p> <p>Lightningのポテンシャルや現在進行形で新しい技術やウォレット、ユースケースなどがどんどん登場してきている現状に自分個人としてはものすごい期待をしているのですが、同時に今のままのLightning Networkではユーザビリティ上の致命的ともいえる課題がまだまだ多いです。以下に大きなものを簡潔に紹介します。(<a href="https://lounge.dmm.com/detail/828/">研究所の方のレポート</a>ではそれぞれ詳細に解説しています)</p> <p> </p> <ol> <li><strong>LNチャネル上の流動性の問題</strong><br /><br />LNの仕組みとして、事前にある程度の金額をデポジットする必要があることはすでに知っている人が多いと思います。Suicaに事前チャージして、その分電車や自販機で高速に使えるようになるイメージですね。これは割と直感的です。<br /><br />問題はLNの技術の仕組み上、チャンネルにためている金額≠自分が実際に送れる金額、ではない、ということです。これは中継するハブに貯まっている金額やお金の流れの方向性が関わっていたり中々複雑なのですが、ユーザーにはこれは非常にわかりづらいと思います。0.1btcチャンネルにデポジットしたからこれを丸々送りたいのに、実際に送れるのは0.01btcまで、みたいな感じですね。<br /><br /><br /></li> <li><strong>チャンネル構築時の混乱</strong><br /><br />LNは事前に複数のチャンネルを色んなハブと空けておくことで、LN上でつながっている人(ノード)の数が増えるのですが、どのノードにつないでおくべきか、どうすれば効率的か、というのはユーザーからはぱっと見全然わからないです。<br /><br />通常のオンチェーンTxだと、特に何も考えずに相手のアドレスさえわかれば、自分の持っている残高の送金は出来るのですが、LNの場合はもう少し複雑で事前にどのノードにいくらのBTCをデポジットしておくのか、というのを今の時点ではユーザーが能動的に考えないとまともに送金も出来ません。<br /><br /></li> <li><strong>バックアップの問題</strong><br /><br />通常のオンチェーンウォレットだと、12文字、もしくは24文字のパスフレーズを保管することで、スマホ端末などを紛失しても中のコインを復元することが出来ます。大部分のユーザー(というかこのブログの読者なら)これはすでに慣れていて問題ないと思います。<br /><br />ただし、LNウォレットの場合はこちらのパスフレーズに加えて、LN上のチャンネルの最新残高をそれぞれ保管しておく必要があり、バックアップのオーバーヘッドコストが高くなり、今のところはそういうのを快適に提供しているウォレットやソリューションもありません。<br /><br />秘密鍵なくしたら中身Goxだよ、というのすら人類に早すぎる、という指摘もある中、それに加えてLightningの最新ステートは暗号化して複数のサーバーに分散保管しなくちゃいけないよね、というのは結構つらいですし、場合によってはステートの保管サーバへの信頼が発生する部分が必要になったり、ハードルはまだ高めです。</li> </ol> <p><br />などなど、他にも細かいユーザビリティ上の課題は色々あり、まだまだ一般のユーザーどころかある程度慣れているユーザーにも普通に使うのはレベルが高いのは事実です。同時に上記のような問題を克服するための基礎技術も色々研究、提案されており、上記問題の大部分は最終的には解決されるのではないか、と自分は考えています。</p> <p><br />また、基礎技術だけではなく、Lightning上の超少額課金を利用したSatoshi's placeなどのLightningゲームも複数出てきており、ユーザー間、企業とユーザー、企業間の間で実用的な双方向の少額課金ネットワークが出てきた時に、そこに新しいサービスやコミュニケーション、経済圏の形が自分の中でも少しづつ見えてきている感覚があります。何よりこのボンボン次から次へ、新しいタイプのもの、今までの技術では出来なかったコンセプトが立ち上がってきており、非常に今楽しいです。<br /><br />感覚的にはまだトークンを利用したアプリケーションや応用例がまだほとんどなかった2014年くらいにトークンをいじっていて、「これはすごい」「すごい色んな応用が考えられるぞ!」と勝手に興奮していたくらいの時に近い感覚を今持っています。<br /><br /></p> <p><img src="https://pbs.twimg.com/media/Df9HnU9UwAEjdwP.jpg" /></p> <p>(ちょうど今日たまたま、初めてこのブログで記事を書いたつくばのカフェにいます笑)<br /><br /></p> <p>今後ブロックチェーン関連のアプリケーションがセカンドレイヤーにどんどん移行していくことが想定され、出来るだけ早くこの動きにキャッチアップするだけでなく、どんなものが今後作られているのかを予想しつつそこの領域を作っていけるようになれればめちゃくちゃ面白いことが出来るだろう、と今考えています。これらの動きは開発者や自分のようなビジネスデベロッパーだけでなく、投資家や大企業なども見逃してはいけないトレンドになると思います。</p> <p> </p> <p>というわけで、まだ難解であるのは間違いないですが、非技術者とかにもある程度わかるようにまとめたので、興味がある方は<a href="https://lounge.dmm.com/detail/828/">是非ビットコイン研究所への参加</a>もご検討ください。</p> <p> </p> <p>P.S.<br /><br />というわけで心機一転!このブログのタイトルも「ビットコインダンジョン」から「ビットコインダンジョン2.0」に改称することにしました!笑<br /><br />この謎の2.0は、昔からの読者なら覚えているかもしれませんが、昔使っていた「ビットコインを語ろう2.0」の2.0は、「ビットコイン2.0」つまり、送金だけでなく、トークンなどのブロックチェーン応用の2.0の意味ででした。</p> <p> </p> <p>今回の2.0はセカンドレイヤーの2.0。これが今後3.0、4.0になっていくのか、それともまた気分で名前が変わるのか、自分でもまだわかりません笑最近ブログ更新が全く出来てなかったのですが、出来ればこれからもうちょいこっちの更新も頑張りたいので、色々と引き続きよろしくです。</p> coinandpeace 仮想通貨市場の第1Qが予想以上に死んでたことに今さら気付く hatenablog://entry/17391345971641423171 2018-05-04T18:23:21+09:00 2018-05-04T18:23:21+09:00 仮想通貨の価格ランキングサイトとして有名なCoingeckoがまとめているクオーターごとのレポートが中々良く出来ており、それをビットコイナー反省会の方でも一部紹介して、市場の動きなどに関して簡単に考察したりしました。(レポートのPDFファイルのダウンロードリンクも動画のディスクリプションに貼ってます) www.youtube.com で、まあレポート自体や、上記の動画を見てもらえればわかるんですが、18年の第1Q(1月~3月)って体感的にもきつい下落相場だったんですが、データで見ると、「え、こんなやばかったっけ?」というレベルだということに今さらですが気付きました笑 まあとりあえず以下の画像を… <p>仮想通貨の価格ランキングサイトとして有名な<a href="https://www.coingecko.com/ja">Coingecko</a>がまとめているクオーターごとのレポートが中々良く出来ており、それをビットコイナー反省会の方でも一部紹介して、市場の動きなどに関して簡単に考察したりしました。(レポートのPDFファイルのダウンロードリンクも動画のディスクリプションに貼ってます)</p> <p> </p> <p><iframe src="https://www.youtube.com/embed/zGj65REkxHc?start=786&amp;feature=oembed" width="480" height="270" frameborder="0" allowfullscreen=""></iframe><cite class="hatena-citation"><a href="https://www.youtube.com/watch?v=zGj65REkxHc&amp;t=786s">www.youtube.com</a></cite></p> <p> </p> <p>で、まあレポート自体や、上記の動画を見てもらえればわかるんですが、18年の第1Q(1月~3月)って体感的にもきつい下落相場だったんですが、データで見ると、「え、こんなやばかったっけ?」というレベルだということに今さらですが気付きました笑<br /><br /></p> <p>まあとりあえず以下の画像を見てもらえれば全てわかりますが…。</p> <p> </p> <p><img class="hatena-fotolife" title="f:id:coinandpeace:20180504175632p:plain" src="https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/c/coinandpeace/20180504/20180504175632.png" alt="f:id:coinandpeace:20180504175632p:plain" /></p> <p> </p> <p><strong>これは、やばーーーーーーー!!!</strong>やばいとは思ってたけど、改めてこう主要暗号通貨の最高価格からのここ数か月での下落率を見ると、それは息をしてない人たちもいるわけで…。<span style="text-decoration: line-through;">というか冷静に考えると自分も息をしている場合なのか!?w</span></p> <p> </p> <p>まあ自分の場合は落ちる落ちるというのは当然想定の範囲内でしたし、あまり数か月単位の価格変動などは特に気にしてないのですが、これは年末年始に意気揚々と入ってきた初心者の多くが死亡状態になっていても驚きはしないですね。</p> <p> </p> <p>上がる下がるは運の部分もありますが、ここまで全体的に死んでるとは…。XEMとかもコインチェックの事件があったり下がっているのは知ってましたが、9割近くATHから価格が下落していたのは知りませんでした。<br /><br />去年末とかは億り人どうの、という話で盛り上がってましたが、第1Qが終わった時点で気付いたら、1000千万人くらいにグレードダウンしてしまった人たちも少なくなさそうですね。(まあネーミングとかはどうでもいいですがw)<br /><br /></p> <p>自分が中々他の人に買うべき、とか投資のお勧めみたいなことをあまりしてないのもこういうことが起きえるというのもありますね。恐ろしすぎる…。<br /><br />逆に言うと、仮想通貨トレードお勧めだよ、ここで取引所使えるよ(コインチェックとかのアフィリエイトも盛り上がってたし…)とお勧めしていたブロガーたちも、若干煽りとかが過ぎたよなー、と思っているわけで、責任取れ、とか言われている人たちもいたようですね苦笑<br /><br />当然、最終的には投資判断は個人の責任なので別にブロガーとかのせいにしてもどうしようもないですが、ただ彼らにとって都合の良いこと(特定のコイン(自分の保有銘柄)を煽ったり)、リスクの部分を伝えないで都合のいい取引所の誘導や購入の推奨とかに関しては気を付けた方がよいでしょう。<br /><br /></p> <p>ちなみに価格が落ちて死にそうになっている人たちのために、少し前に以下のような動画も作ってたんですが、まあCoingeckoのレポートの数字見ると、そんな冷静になれない気持ちもまあわかりますね、残念ながら…。</p> <p> </p> <p><iframe src="https://www.youtube.com/embed/XlSl3iQoz2A?start=2&amp;feature=oembed" width="480" height="270" frameborder="0" allowfullscreen=""></iframe><cite class="hatena-citation"><a href="https://www.youtube.com/watch?v=XlSl3iQoz2A&amp;t=2s">www.youtube.com</a></cite></p> <p> </p> <p>で、これからどうなるのか?ですが、さすがにここまで全体的に落ちるとそろそろちょっとずつ市場全体がリバウンドする気配を見せているようです。<br /><br />特に下げ幅がひどかったアルトコインは新しいバブルが形成されると、下げ幅がひどかった分、上げ幅もすごいことになったりすることもあるので、少しづつそこらへんのタイミングを狙っている人たちが出てきているような様子です。まあ正直どのコイン買うべきとかそういうのはないですし、仮に価格が上がりそうだと思っても、自分は特に根本的価値を見出せなかったり、自分で使う必要性のないものはあまり買わないのですが…。<br /><br />価格がこんなに死亡状態になって、お通夜みたいな状況になるのもちょっとあれですが、正直に言うとここしばらく去年のアホみたいな煽りや、勝ち誇ったりドヤったりする人も減り、非常に静かでより重要な話に集中出来ていた部分もあったので、価格が上がり始めるのはいいですが、去年より業界全体のレベルや成熟度が引き上げられているといいですね…、まあ淡い夢でしかないことはわかってますが…。</p> <p> </p> <p> </p> coinandpeace 分散SNSの可能性とALISの構造的課題 hatenablog://entry/17391345971640779995 2018-05-02T20:32:04+09:00 2018-05-02T20:32:04+09:00 同名の記事を先日βローンチし、トークンの配布を始めたALIS上で試験的に投稿してみました。こちらのブログでも記録用にコピペし、またALIS上の記事に追加する形で自分が記事を書いた後に、プラットフォーム上で起きていること、今後どうなるのか自分の予想、私見を書いておきます。 alis.to <p>同名の記事を先日βローンチし、トークンの配布を始めたALIS上で試験的に投稿してみました。こちらのブログでも記録用にコピペし、またALIS上の記事に追加する形で自分が記事を書いた後に、プラットフォーム上で起きていること、今後どうなるのか自分の予想、私見を書いておきます。</p> <p> </p> <p><iframe class="embed-card embed-webcard" style="display: block; width: 100%; height: 155px; max-width: 500px; margin: 10px 0px;" title="分散SNSの可能性とALISの構造的課題 | ALIS" src="https://hatenablog-parts.com/embed?url=https%3A%2F%2Falis.to%2Fkojisan%2Farticles%2F3bNEnd19MnyJ" frameborder="0" scrolling="no"></iframe><cite class="hatena-citation"><a href="https://alis.to/kojisan/articles/3bNEnd19MnyJ">alis.to</a></cite></p> <p> </p> <p> </p> <div class="area-content" style="grid-area: content / content / content / content; color: #000000; font-family: 'Yu Gothic', YuGothic, 'Helvetica Neue', Helvetica, Arial, 游ゴシック体, '\游ゴシック', '\ヒラギノ角ゴProN W3', 'Hiragino Kaku Gothic ProN', '\ヒラギノ角ゴPro W3', 'Hiragino Kaku Gothic Pro', '\メイリオ', Meiryo, 'MS ゴシック', 'MS Gothic', sans-serif; font-size: medium; font-style: normal; font-variant-ligatures: normal; font-variant-caps: normal; font-weight: 400; letter-spacing: normal; orphans: 2; text-align: start; text-indent: 0px; text-transform: none; white-space: normal; widows: 2; word-spacing: 0px; -webkit-text-stroke-width: 0px; background-color: #ffffff; text-decoration-style: initial; text-decoration-color: initial;" data-v-4e10707f=""> <p style="color: #040404; font-size: 16px; font-weight: 500; letter-spacing: 0.1em; line-height: 1.8; text-align: justify; word-break: break-word;">初投稿です。</p> <p style="color: #040404; font-size: 16px; font-weight: 500; letter-spacing: 0.1em; line-height: 1.8; text-align: justify; word-break: break-word;"> </p> <p style="color: #040404; font-size: 16px; font-weight: 500; letter-spacing: 0.1em; line-height: 1.8; text-align: justify; word-break: break-word;">まだβですが、ALISがトークン配布も含めてローンチしたということで、素晴らしいことですね。ICOをしたプロジェクトの多くがロードマップ通りにいかなかったり、ロードマップが極端にのんびりしてたりする中、スケジュール通りプロダクトを形にしてリリース出来ているのはかなりの努力と集中、コミットメントが必要なのでこれはサポーターにもよいニュースなのではないでしょうか。</p> <p style="color: #040404; font-size: 16px; font-weight: 500; letter-spacing: 0.1em; line-height: 1.8; text-align: justify; word-break: break-word;"> </p> <p style="color: #040404; font-size: 16px; font-weight: 500; letter-spacing: 0.1em; line-height: 1.8; text-align: justify; word-break: break-word;">ただし、ここまでのリリースでは、フォーラム、いわゆる通常のウェブサービスの構築とそこまで変わらないので、本当のチャレンジはこれから先トークンやブロックチェーン部分を生かした部分がどう機能していくか、だと思います。</p> <p style="color: #040404; font-size: 16px; font-weight: 500; letter-spacing: 0.1em; line-height: 1.8; text-align: justify; word-break: break-word;"> </p> <p style="color: #040404; font-size: 16px; font-weight: 500; letter-spacing: 0.1em; line-height: 1.8; text-align: justify; word-break: break-word;">実は分散SNSについては、<a href="https://www.coinstreet.club/single-post/2018/03/21/%E3%80%90%E8%A7%A3%E8%AA%AC%E8%80%83%E5%AF%9F%E3%80%91Steem%E3%81%AE%E6%A6%82%E8%A6%81%E3%81%A8%E5%88%86%E6%95%A3%E5%9E%8BSNS%E3%81%AB%E3%81%A4%E3%81%84%E3%81%A6%E3%81%AE%E8%80%83%E5%AF%9F20180321" style="background-color: transparent;">すでに自分が運営している「コインストリート」の方でSteemitやALISの仕組みと構造の本質的な課題などについて考察、解説したことがある</a>のですが、ALISについて自分が思っていること、考えなくてはいけないだろうことを書きます。</p> <div class="medium-insert-images" style="text-align: center; margin: 1em 0px;"> <figure style="display: block; margin: 0px; position: relative;" contenteditable="false"><img style="border-style: none; max-width: 100%; margin-top: 0px; vertical-align: top;" src="https://alis.to/d/api/articles_images/kojisan/3bNEnd19MnyJ/14091991-fcb5-4274-a2c4-ec3e81d21181.png" alt="" /></figure> </div> <p style="color: #040404; font-size: 16px; font-weight: 500; letter-spacing: 0.1em; line-height: 1.8; text-align: justify; word-break: break-word;"> </p> <hr style="box-sizing: content-box; height: 2px; overflow: visible; border-right: none; border-bottom: none; border-left: none; border-image: initial; border-top: 3px dotted #e3e3e3;" /> <p style="color: #040404; font-size: 16px; font-weight: 500; letter-spacing: 0.1em; line-height: 1.8; text-align: justify; word-break: break-word;"> </p> <h2 style="font-size: 20px; letter-spacing: 0.1em; line-height: 1.5;">1.「良質な」情報を判断することの難しさ</h2> <p style="color: #040404; font-size: 16px; font-weight: 500; letter-spacing: 0.1em; line-height: 1.8; text-align: justify; word-break: break-word;">ALISとSteem双方が掲げていることの一つとして、「良質な」情報の発見や、そのコンテンツへのリワードを提供するような仕組みです。それをトークンを使ったインセンティブ設計を用いて実現させようとする発想は面白いですが、この「良質な」情報の判断は実際言うほど簡単ではないと思います。</p> <p style="color: #040404; font-size: 16px; font-weight: 500; letter-spacing: 0.1em; line-height: 1.8; text-align: justify; word-break: break-word;"> </p> <p style="color: #040404; font-size: 16px; font-weight: 500; letter-spacing: 0.1em; line-height: 1.8; text-align: justify; word-break: break-word;">例えば、自分の頭では到底理解できないような科学的な研究や新規性のある技術やアイディアに関する「良質な」考察記事が出てきたとしても、大部分の人にはそのコンテンツは難しすぎて理解できず、価値を見いだせないでしょう。</p> <p style="color: #040404; font-size: 16px; font-weight: 500; letter-spacing: 0.1em; line-height: 1.8; text-align: justify; word-break: break-word;"> </p> <p style="color: #040404; font-size: 16px; font-weight: 500; letter-spacing: 0.1em; line-height: 1.8; text-align: justify; word-break: break-word;">より具体的な例を言うならば、2012年にビットコインに関して、今の状況を予言して、今後こういう世界が来るのではないか、という記事を書いてたような人たちはいましたが、それを理解したり、反応した人たちはごく一部でした。それを理解できる人たちはほぼいなかったですし、それを見た人たちもこんなものは上手く行かない、新手の詐欺だ、と記事としての評価も高くなかったと思います。</p> <p style="color: #040404; font-size: 16px; font-weight: 500; letter-spacing: 0.1em; line-height: 1.8; text-align: justify; word-break: break-word;">数年後、今どんな記事が界隈で「良質」(人気がある)と評価されるかというと、特定のコインのポジショントーク的煽りだったり、ポジティブな論考(このコインは頑張ってる、きっとこれからすごくなる)になってしまい、人間の「<a href="https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%A2%BA%E8%A8%BC%E3%83%90%E3%82%A4%E3%82%A2%E3%82%B9" style="background-color: transparent;">確証バイアス</a>」(自分が聞きたいと思っていることに反応して、反対意見などは無視する傾向)の壁もあります。</p> <p style="color: #040404; font-size: 16px; font-weight: 500; letter-spacing: 0.1em; line-height: 1.8; text-align: justify; word-break: break-word;"> </p> <p style="color: #040404; font-size: 16px; font-weight: 500; letter-spacing: 0.1em; line-height: 1.8; text-align: justify; word-break: break-word;">ALISもトークンを利用した仕組みではありますが、この投票によるコンテンツ評価の仕組みは美人投票のような形になるおそれがあり、果たしてどれくらい狙い通り「良質な」コンテンツに報酬を与えるという狙いが機能するのか懐疑的にならざるを得ない部分もあります。(ALISの場合は記事のトークン報酬が記事作成者の保有量にも左右されるという設計が、この問題をさらに悪化させる可能性もあり)</p> <p style="color: #040404; font-size: 16px; font-weight: 500; letter-spacing: 0.1em; line-height: 1.8; text-align: justify; word-break: break-word;"> </p> <p style="color: #040404; font-size: 16px; font-weight: 500; letter-spacing: 0.1em; line-height: 1.8; text-align: justify; word-break: break-word;">実際すでに先行しているSteemitでも同じような問題はすでに起きており、記事の高い評価を得る為には、Steemトークンを大量に保有しているホルダーや、その他のユーザーの共感を得られるような、「Steem礼賛記事」や「ポップ音楽みたいな耳に聞こえがいい記事」が多くなってきている気が、自分の観察からもします。まあこれらの記事が「良質」かどうかの判断は個々の主観的な判断の集合のことなんでしょうが、一般が良しとするものが必ずしもハイクオリティでも、正確でもない、というのはわかると思います。</p> <p style="color: #040404; font-size: 16px; font-weight: 500; letter-spacing: 0.1em; line-height: 1.8; text-align: justify; word-break: break-word;"> </p> <p style="color: #040404; font-size: 16px; font-weight: 500; letter-spacing: 0.1em; line-height: 1.8; text-align: justify; word-break: break-word;">これを突き詰めていくと、常識やモラルとは何か、質とは何か、というなんかちょっと哲学的な方向に行くので、これ以上は行かないですが…笑</p> <p style="color: #040404; font-size: 16px; font-weight: 500; letter-spacing: 0.1em; line-height: 1.8; text-align: justify; word-break: break-word;"> </p> <p style="color: #040404; font-size: 16px; font-weight: 500; letter-spacing: 0.1em; line-height: 1.8; text-align: justify; word-break: break-word;">ALISはまだ始まったばかりなので、これからどんな記事が増えていくのか、その経過を自分も興味深く見ています。</p> <p style="color: #040404; font-size: 16px; font-weight: 500; letter-spacing: 0.1em; line-height: 1.8; text-align: justify; word-break: break-word;"> </p> <h2 style="font-size: 20px; letter-spacing: 0.1em; line-height: 1.5;">2.ALISトークンの売り圧力について</h2> <p style="color: #040404; font-size: 16px; font-weight: 500; letter-spacing: 0.1em; line-height: 1.8; text-align: justify; word-break: break-word;"> </p> <p style="color: #040404; font-size: 16px; font-weight: 500; letter-spacing: 0.1em; line-height: 1.8; text-align: justify; word-break: break-word;">ALISトークンはSteemと比べて一つのトークンのみを利用したシンプルな仕組みを特徴として挙げています。確かにSteemitは仕組みが複雑すぎてちょっと何が起きているのか上手く理解できてない人が大半でしょう。(Steemの仕組みなどは<a href="https://zoom-blc.com/what-is-steemit" style="background-color: transparent;">Zoomさんのこちらの記事</a>で日本語で上手くまとまっているのでお勧めです。)</p> <p style="color: #040404; font-size: 16px; font-weight: 500; letter-spacing: 0.1em; line-height: 1.8; text-align: justify; word-break: break-word;"> </p> <p style="color: #040404; font-size: 16px; font-weight: 500; letter-spacing: 0.1em; line-height: 1.8; text-align: justify; word-break: break-word;">ただし、Steemがあのような複雑な仕組みを採用している理由の一つに、遠回しに市場でのSteemitトークンの売り圧力を減らす(売りのインセンティブを減らす)、という狙いがあります。</p> <p style="color: #040404; font-size: 16px; font-weight: 500; letter-spacing: 0.1em; line-height: 1.8; text-align: justify; word-break: break-word;"> </p> <p style="color: #040404; font-size: 16px; font-weight: 500; letter-spacing: 0.1em; line-height: 1.8; text-align: justify; word-break: break-word;">ALISの場合は売り圧力を減らすために、トークンの移動をするとスコアが下がったりなどのペナルティーを設けていますが、シンプルなゆえにトークンの売り圧力の抑止がSteemに比べて低くなってしまっている可能性があります。(記事で報酬をもらったらみんなすぐに市場に売りに行って、結果としてトークン価格がどんどん下がっていく)</p> <p style="color: #040404; font-size: 16px; font-weight: 500; letter-spacing: 0.1em; line-height: 1.8; text-align: justify; word-break: break-word;"> </p> <p style="color: #040404; font-size: 16px; font-weight: 500; letter-spacing: 0.1em; line-height: 1.8; text-align: justify; word-break: break-word;">また、ALISの初期インフレ率もSteemに比べて現在高く設定されており、市場での売り圧力を減らすためにインフレ率などを調整する必要が出てくる可能性はありますが、これを何パーセントに設定するかは中々悩ましい問題だと思います。完全にALISトークンの経済政策ですねw</p> <p style="color: #040404; font-size: 16px; font-weight: 500; letter-spacing: 0.1em; line-height: 1.8; text-align: justify; word-break: break-word;"> </p> <h2 style="font-size: 20px; letter-spacing: 0.1em; line-height: 1.5;">3.トークンの投機需要とプラットフォームの有用性</h2> <p style="color: #040404; font-size: 16px; font-weight: 500; letter-spacing: 0.1em; line-height: 1.8; text-align: justify; word-break: break-word;"> </p> <p style="color: #040404; font-size: 16px; font-weight: 500; letter-spacing: 0.1em; line-height: 1.8; text-align: justify; word-break: break-word;">売り圧力の話とも関連してですが、新規生成されるトークンを買い支えるのは基本的には投機需要です。ALISトークンの現実世界のユースケースを増やすことで、一部実需を生み出すことも出来ると思いますが、その他のプロジェクトとかを見ていてもこれは中々大変です。</p> <p style="color: #040404; font-size: 16px; font-weight: 500; letter-spacing: 0.1em; line-height: 1.8; text-align: justify; word-break: break-word;"> </p> <p style="color: #040404; font-size: 16px; font-weight: 500; letter-spacing: 0.1em; line-height: 1.8; text-align: justify; word-break: break-word;">この投機需要がプロジェクトの生死に直接関わってくるというのは、Steemも含めてですが、個人的には面白い実験だとは思います。今のところSteemitは問題もありますが、何とか機能しているように見えますが、ALISがこのトークンの経済政策と投機需要のコントロールをどうしていくのか、が肝になるのかなーと自分は理解しています。</p> <p style="color: #040404; font-size: 16px; font-weight: 500; letter-spacing: 0.1em; line-height: 1.8; text-align: justify; word-break: break-word;"> </p> <p style="color: #040404; font-size: 16px; font-weight: 500; letter-spacing: 0.1em; line-height: 1.8; text-align: justify; word-break: break-word;">その他のICOプロジェクトはトークン価格はただの市場のセンチメントや投機需要の強さを数値化したものでしかなく(無目的のICOトークン)、良くも悪くもプロジェクトの成否とトークン価格は必ずしも相関してないのですが、ALISやSteemの場合はトークンの供給や価格などがプラットフォームの魅力と機能性に直接関係してくるのが特徴かと思います。</p> <p style="color: #040404; font-size: 16px; font-weight: 500; letter-spacing: 0.1em; line-height: 1.8; text-align: justify; word-break: break-word;"> </p> <p style="color: #040404; font-size: 16px; font-weight: 500; letter-spacing: 0.1em; line-height: 1.8; text-align: justify; word-break: break-word;">その点ではある意味で本当にブロックチェーンを利用したトークンエコノミー感があって、他のプロジェクトよりはブロックチェーンの文脈で面白そうです。まあ、供給スケジュールなどが変更が容易に可能なところを考えると、ポイントシステムと本質的にはあまり変わらない、という批判も出来ますが。</p> <p style="color: #040404; font-size: 16px; font-weight: 500; letter-spacing: 0.1em; line-height: 1.8; text-align: justify; word-break: break-word;"> </p> <hr style="box-sizing: content-box; height: 2px; overflow: visible; border-right: none; border-bottom: none; border-left: none; border-image: initial; border-top: 3px dotted #e3e3e3;" /> <p style="color: #040404; font-size: 16px; font-weight: 500; letter-spacing: 0.1em; line-height: 1.8; text-align: justify; word-break: break-word;"> </p> <p style="color: #040404; font-size: 16px; font-weight: 500; letter-spacing: 0.1em; line-height: 1.8; text-align: justify; word-break: break-word;">というけで自分がALISを含めた分散SNSに関して課題だと感じていることを3点挙げてみました。</p> <p style="color: #040404; font-size: 16px; font-weight: 500; letter-spacing: 0.1em; line-height: 1.8; text-align: justify; word-break: break-word;"> </p> <p style="color: #040404; font-size: 16px; font-weight: 500; letter-spacing: 0.1em; line-height: 1.8; text-align: justify; word-break: break-word;">当然完璧な仕組みはまだ存在しないですし、おそらく今後も存在しないでしょうが、実験としては非常に面白いと思うので、今後どうなるのか自分の考えは合ってたのか間違ってたのか、注意深く見ておきます。失敗する可能性も当然小さくはないですが、まあスタートアップとか新しいプロジェクトなんてみんなそんなものですしね。</p> <p style="color: #040404; font-size: 16px; font-weight: 500; letter-spacing: 0.1em; line-height: 1.8; text-align: justify; word-break: break-word;"> </p> <p style="color: #040404; font-size: 16px; font-weight: 500; letter-spacing: 0.1em; line-height: 1.8; text-align: justify; word-break: break-word;">最後に、ちょっと上の文章を読んだだけでは何の話をしているかよくわからない部分もあるかもしれないですが、より口頭で詳しく解説しているので、<a href="https://www.coinstreet.club/single-post/2018/03/21/%E3%80%90%E8%A7%A3%E8%AA%AC%E8%80%83%E5%AF%9F%E3%80%91Steem%E3%81%AE%E6%A6%82%E8%A6%81%E3%81%A8%E5%88%86%E6%95%A3%E5%9E%8BSNS%E3%81%AB%E3%81%A4%E3%81%84%E3%81%A6%E3%81%AE%E8%80%83%E5%AF%9F20180321" style="background-color: transparent;">興味のある人はコインストリートの方の動画</a>を是非見てみてください。月850円ですが、他にも動画で面白い議論や解説をしているので、お勧めです。最後に宣伝しときます笑</p> <p style="color: #000000; font-family: 'Yu Gothic', YuGothic, 'Helvetica Neue', Helvetica, Arial, 游ゴシック体, 游ゴシック, 'ヒラギノ角ゴProN W3', 'Hiragino Kaku Gothic ProN', 'ヒラギノ角ゴPro W3', 'Hiragino Kaku Gothic Pro', メイリオ, Meiryo, 'MS ゴシック', 'MS Gothic', sans-serif; font-size: medium; font-style: normal; font-variant-ligatures: normal; font-variant-caps: normal; font-weight: 400; letter-spacing: normal; text-transform: none; white-space: normal; word-spacing: 0px; -webkit-text-stroke-width: 0px;"> </p> <p style="color: #000000; font-family: 'Yu Gothic', YuGothic, 'Helvetica Neue', Helvetica, Arial, 游ゴシック体, 游ゴシック, 'ヒラギノ角ゴProN W3', 'Hiragino Kaku Gothic ProN', 'ヒラギノ角ゴPro W3', 'Hiragino Kaku Gothic Pro', メイリオ, Meiryo, 'MS ゴシック', 'MS Gothic', sans-serif; font-size: medium; font-style: normal; font-variant-ligatures: normal; font-variant-caps: normal; font-weight: 400; letter-spacing: normal; text-transform: none; white-space: normal; word-spacing: 0px; -webkit-text-stroke-width: 0px;"><span style="color: #000000; font-family: 'Yu Gothic', YuGothic, 'Helvetica Neue', Helvetica, Arial, 游ゴシック体, 游ゴシック, 'ヒラギノ角ゴProN W3', 'Hiragino Kaku Gothic ProN', 'ヒラギノ角ゴPro W3', 'Hiragino Kaku Gothic Pro', メイリオ, Meiryo, 'MS ゴシック', 'MS Gothic', sans-serif; font-size: medium;">以上のような記事を以前コインストリートで解説した動画の内容を一部紹介しつつ、書いてみたのですが、その後にもいくつか興味深い(予想通りの)動きがあったので、追記/コメントします。</span><br /><br /></p> <ol> <li><span style="color: #000000; font-family: 'Yu Gothic', YuGothic, 'Helvetica Neue', Helvetica, Arial, 游ゴシック体, 游ゴシック, 'ヒラギノ角ゴProN W3', 'Hiragino Kaku Gothic ProN', 'ヒラギノ角ゴPro W3', 'Hiragino Kaku Gothic Pro', メイリオ, Meiryo, 'MS ゴシック', 'MS Gothic', sans-serif; font-size: medium;">人気記事のトップに来る記事のレベルが低い<br /><br />これも完全に予想ができたことですが、かわいい女性の画像などを載せて、いいね!を不当に?稼ごうというあまり中身のないコンテンツ、もしくは単純にすでにフォロワーの多いインフルエンサーの中身のない紹介文(自分のもこれにカウントされるか?w)にいいね!つまりトークンが簡単に行ってしまうような状況になっています。<br /><br />それに対して、そんなのはおかしい!とか、レベルが低い!という、レベルの低い記事が共感を集めている、いいね!ロンダリングがすでに起きてますね。<br /><br />これはSteemitでもほぼ同じことが起きていた経緯があり、界隈のインフルエンサーがHi, I'm ○○。This is my first time using Steemit but it looks cool.みたいな全く中身のない自己紹介文みたいなのを書くだけで当時数十万円分のSteemitトークンをもらえる、みたいな状況が起きており、ALISも最初は多少こういうのは避けられないでしょう。(設計が失敗すると永遠にこのままかもしれないですし)<br /><br /><br /></span></li> <li>コンテンツはすぐ埋もれる<br /><br />1と関連してですが、昨日書いた自分の記事とかも比較的まともな記事(だと自分では思ってるのですがw)すぐにレベルの低い記事に埋もれます。もともと良質な記事の発見を目標としていると思うのですが、中々難しいですね。まあこれは検索性能やカテゴリ分けなどで一部対応出来ると思いますし、今後も改善されていくとは思いますが。<br /><br /></li> <li>記事の削除(一時的な非公開対応)<br /><br />また、そういう一種の荒らし行為に対し、すでに運営が一部記事を取り除く、みたいな対応があったという話もありましたが、こういうのは今後も永遠にはなくならないでしょうね。ただALISの場合アカウント登録に電話番号を要求しているので、こういうスパム攻撃には一定の効果があるかと(タダのフォーラムなのに電話番号聞かれるのは普及の面でアレだけど)<br /><br />ただこれやりすぎるとプラットフォーム上で書きたいという人も減るので、中々バランスが難しい。まあ今はまだ試行錯誤状態でしょう。<br /><br /></li> <li>トークンもらったけど…<br /><br />自分もなんか今の市場価格だと数千円分?トークンもらったみたいだけど、これってまだ引き出せないんですかね?今のところあまり使い道がないので(投票の重み付けとかにはなりますが)、引出しが可能になった時どれくらいの売り圧力になっていくのか興味ありますね。 </li> </ol> <p>というわけで、とりあえず上記のような状況がさっそく起きてますね。色々今後ルール変更してくことは間違いないでしょうが、こんな感じで実際に使われるようになっているのはでも、大きな前進だしよいのではないでしょうか。</p> <p> </p> <p>本当はトークンモデルの設計など突っ込みどころは色々あると思いますが、良くも悪くもALISはブロックチェーン上の暗号通貨というかポイントみたいなものですし、ルールがあまり現実にそぐわなくなったら積極的にルール変更して、色々実験していくのでしょう。変な風にブロックチェーンとか分散、とかにはこだわらない方が良さそうです。</p> <p style="color: #000000; font-family: 'Yu Gothic', YuGothic, 'Helvetica Neue', Helvetica, Arial, 游ゴシック体, 游ゴシック, 'ヒラギノ角ゴProN W3', 'Hiragino Kaku Gothic ProN', 'ヒラギノ角ゴPro W3', 'Hiragino Kaku Gothic Pro', メイリオ, Meiryo, 'MS ゴシック', 'MS Gothic', sans-serif; font-size: medium; font-style: normal; font-variant-ligatures: normal; font-variant-caps: normal; font-weight: 400; letter-spacing: normal; text-transform: none; white-space: normal; word-spacing: 0px; -webkit-text-stroke-width: 0px;"> </p> </div> coinandpeace Lightning, Enigma… セカンドレイヤーがブロックチェーンにとって重要な理由 hatenablog://entry/17391345971628265115 2018-03-24T12:23:36+09:00 2018-03-24T12:23:36+09:00 ここ1週間ほどで、大石さんとLightning Networkに関するQ&A放送と、西野カナゴールドさんとEnigmaに関する議論をビットコイナー反省会の方で放送しました。 www.youtube.com www.youtube.com それぞれコンセプト自体は難しいかもしれないですが、比較的平易に解説、議論できていると思うので、まだの人は是非見てみてください。両方ともまだまだ発展途上な技術ですが、今後重要性が高くなる可能性が大きいものです。 この二つの技術に共通してですが、メインブロックチェーン上のレイヤーに存在する、いわゆるセカンドレイヤーが今年(と多分来年も)最も重要なテーマ、トレンドに… <p><img class="hatena-fotolife" title="f:id:coinandpeace:20180324121222j:plain" src="https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/c/coinandpeace/20180324/20180324121222.jpg" alt="f:id:coinandpeace:20180324121222j:plain" /></p> <p> </p> <p>ここ1週間ほどで、大石さんとLightning Networkに関するQ&A放送と、西野カナゴールドさんとEnigmaに関する議論をビットコイナー反省会の方で放送しました。</p> <p> </p> <p><iframe class="embed-card embed-webcard" style="display: block; width: 100%; height: 155px; max-width: 500px; margin: 10px 0px;" title="Lightning Network Q&amp;A放送 with 大石哲之さん" src="https://hatenablog-parts.com/embed?url=https%3A%2F%2Fwww.youtube.com%2Fwatch%3Fv%3Dfm9-Dw9BvMI" frameborder="0" scrolling="no"></iframe><cite class="hatena-citation"><a href="https://www.youtube.com/watch?v=fm9-Dw9BvMI">www.youtube.com</a></cite></p> <p> </p> <p><iframe class="embed-card embed-webcard" style="display: block; width: 100%; height: 155px; max-width: 500px; margin: 10px 0px;" title="Enigmaの概要とトークンモデルについて with 「西野カナゴールド」さん" src="https://hatenablog-parts.com/embed?url=https%3A%2F%2Fwww.youtube.com%2Fwatch%3Fv%3Deh2xcofH22M" frameborder="0" scrolling="no"></iframe><cite class="hatena-citation"><a href="https://www.youtube.com/watch?v=eh2xcofH22M">www.youtube.com</a></cite></p> <p>  </p> <p>それぞれコンセプト自体は難しいかもしれないですが、比較的平易に解説、議論できていると思うので、まだの人は是非見てみてください。両方ともまだまだ発展途上な技術ですが、今後重要性が高くなる可能性が大きいものです。</p> <p> </p> <p>この二つの技術に共通してですが、メインブロックチェーン上のレイヤーに存在する、いわゆるセカンドレイヤーが今年(と多分来年も)最も重要なテーマ、トレンドになってくると思います。<br /><br />なぜセカンドレイヤーソリューションがブロックチェーン、特にビットコインなどのいわゆるパブリックチェーンにとって重要なのかいくつか自分が考えている理由を挙げます。</p> <p> </p> <h3>メインチェーンに影響を与えずに独立して実験ができる</h3> <p>今となってはずっと昔の話の気もしますが、去年までビットコインはいわゆるスケーラビリティ問題で、SegWitがブロックされ中々採用されない、コア開発者と中国のマイナーのどろどろの足の引っ張り合いみたいなことが起きており、技術的にもコミュニティー的にも中々前進できない苦しい時期が続いてました。結果としてビットコインとビットコインキャッシュにコミュニティーが枝分かれして、今はそれぞれがそれぞれの方向性を追求しているような状況です。</p> <p> </p> <p>セカンドレイヤーが重要な理由として、スケーラビリティ問題にみられるようなメインチェーン上の合意形成の難しさ、つまり良くも悪くも新しい変更を加えたり、方向性を決定したりするのに時間がかかる(場合によっては不可能)などのパブリックチェーンのある種の制約に影響されず、自由に機能を追加したり実験が出来ることが挙げられます。</p> <p> </p> <p>メインチェーンへ変更を加える場合は現在はBIP(Bitcoin Improvement Proposal)での提案後、その他のオープンソース開発者に提案をレビューされ、もし開発者コニュニティーの一定の合意が形成されれば仕様が公式クライアントで採用されたり、ソフトフォーク(場合によってはハードフォーク)によってマイナー及びユーザーによりルールが執行される、という流れになります。<br /><br />これはどんな提案でも時間がかかるプロセスですし、場合によってはSegWitのようにマイナーにブロックされ中々採用されなかったり、開発者コニュニティーの合意が得られずリジェクトされるかもしれません。(こういうことは実際に多い)</p> <p> </p> <p>一方、セカンドレイヤー技術に関しては、仕様の変更や機能追加に関して原則としてメインチェーンへの影響はないので、実際に有用かどうかは別として加えたい変更があれば開発者が自由に実験したり、機能拡張することができます。</p> <p> </p> <p>メインチェーンへの変更はリスクの高いフォークを誘発したり、予想外のバグを生み出してしまう可能性もあるため、実験の場がセカンドレイヤーに移行し、そこで色々好き勝手出来るというのは非常に重要です。</p> <p> </p> <h3>特定のチェーンへ依存しないこと</h3> <p>セカンドレイヤーソリューションのもう一つの利点として、特定のチェーンに依存しないということも挙げられます。</p> <p> </p> <p>今までの暗号通貨のよくあるパターンとしては、新しいコンセンサスアルゴリズムや機能、構造を持った暗号通貨を作りたい、という場合別の暗号通貨(ブロックチェーン)、俗にいうアルトコインを立ち上げて、その他のコインと競争していくというのが一般的でした。ただし、セカンドレイヤーソリューションの場合、特定のコイン(ブロックチェーン)に依存せず、多くの暗号通貨に等しく適用できる技術であることが多いです。</p> <p> </p> <p>例えば、元々ビットコインのスケーリング問題の解決策の一つとして提案されたLightning Networkですが、ビットコインだけではなく、Raidenなどの形でEthereumに、他にもLitecoin及びその他のブロックチェーンにも採用され始めています。</p> <p> </p> <p>つまり、セカンドレイヤーは「私はこのコインを推しています」という無益なポジショントークやシェアの奪い合いから離れ、単純に暗号通貨エコシステム全体に益する改善技術として公共性が高いというメリットがあります。</p> <p> </p> <p>また、最初に使用していたチェーンに問題が起きたり、そのチェーンが形骸化したりした場合、その他のチェーン上にその技術を移行することで簡単に生き残ることができ、セカンドレイヤー上で開発された技術やサービスは長期的に有効になる可能性が高いです。</p> <p> </p> <p>もちろん、そのセカンドレイヤーのプロトコルがその他のセカンドレイヤープロトコルとの競争に敗れ、置き換えられる可能性は当然ありますが、メインチェーン上のネイティブコイン同士の競争、セカンドレイヤーソリューション間の競争の違いという話自体は興味深いですが、複雑になるのでここでは割愛します。</p> <p> </p> <p>(ちなみに、Enigmaの放送でも少し話しましたが、ではセカンドレイヤープロトコルで独自のトークンを組み込むのは悪手なのか、については状況次第のところもあると思います。これについては次回以降機会があればまた考えてみたいです。)</p> <p> </p> <h3>メインチェーンへの負担削減</h3> <p>ビットコインやイーサリアムなどのメインチェーンは、原則的に記録を全てのノードで共有するという設計上、根本的にスケールさせるのが難しいという点はよく批判されてきました。<br /><br />例えば、World Computerという概念で売っているEthereumも、最近増えてきているCryptokittiesなどのブロックチェーンゲームなどの人気の影響をもろに受けており、メインチェーン上で大量のトランザクションを必要とするアプリケーションがたくさん出てくると、メインチェーン上の手数料高騰、同期やストレージコストの増加など全体への負の影響が出てきます。ビットコインはイーサリアムよりシンプルなトランザクションしか作れないですが、それでも特に去年ネットワーク混雑と手数料増加がユーザビリティなどにもろにダメージを与えていましたね。<br /><br /></p> <p> </p> <p>これに対してオンチェーンの容量を拡張したり(ブロックサイズ引き上げ)、トランザクションのサイズ削減したり、ネットワークを分割したり、など色々工夫、対策は考えられますが、オンチェーンでのトランザクションや記録されているデータの増加によるネットワーク全体の負担増、という構造は基本的に変わっていません。ユーザーや企業の利用コストの外部性が発生している、という表現を使うこともできるかもしれません。</p> <p> </p> <p>一方、セカンドレイヤーのわかりやすいメリットして、データや送金記録の大部分はオフチェーンに保管し、メインチェーンはあくまでデータの一部や存在証明を埋め込んだり、いざという時の返金、罰則メカニズムとして使われているだけなので、メインチェーンへの負担を著しく削減できます。要はネットワーク全体に共有する必要性のないデータは出来るだけ外に切り離して、ただしそれでもいわゆるトラストレスな性質な失わないように工夫しよう、という考え方です。</p> <p><br />結果としてオンチェーン(ファーストレイヤー)の混雑問題などが軽減されるだけでなく、セカンドレイヤー上でより高速で安価な送金やコントラクトの実行が可能になります。</p> <p> </p> <p>このようなオンチェーンとオフチェーンのレイヤーの住み分けの方向性ははビットコインやイーサリアムだけでなく、暗号通貨関連全般のトレンドと言えます。</p> <p> </p> <p> </p> <h3>最後に</h3> <p>というわけで、自分は今年以降は特にセカンドレイヤー技術が熱いな、と改めて思っています。</p> <p> </p> <p>ただし、それと同時並行でもはや自分が全く理解できないレベルのプライバシーやセキュリティー、スケーラビリティに関する画期的な提案や技術革新がメインチェーン上でも起きています。</p> <p> </p> <p>なので片方だけやるべきとかいう話ではなく、当然両輪で進めていくべきなのは間違いないでしょう。しかし、今まではオンチェーンでどこまでなんとか出来るか、コミュニティで一致団結して頑張らないといけない!という割と一元的な話から、セカンドレイヤー、そして将来的にはサードレイヤーなど新しいレイヤーが出来て、そこでより自由に開発や競争が進んで行くというのは、将来的な拡張性や技術革新にとって飛躍的な進歩だと考えています。</p> <p> </p> <p>自分がビットコインに興味を持った時に感じたポテンシャルや、広く一般的な使用に耐えうる新しいタイプのサービスなどはほぼ間違いなくセカンドレイヤー、もしくはサードレイヤーで初めて現実的になるんだと思います。</p> <p> </p> <p>というわけで、今年1年でいきなり全てががらっと変わるわけではないですが、おそらくその将来図が一部垣間見える年になるのではないか、と2018年には期待しています。今回はLightningとEnigmaについて話しましたが、他にも実は自分が注目している画期的なセカンドレイヤーソリューションは他にもあるので、また時間がある時に記事か動画にします。</p> <p> </p> <p>それでは。</p> <p> </p> coinandpeace SegWitとERC20両方に対応するモバイルウォレットEdge Walletって知ってた? hatenablog://entry/17391345971626259342 2018-03-16T19:23:37+09:00 2018-03-16T19:23:37+09:00 実はかなり前からずっとやりたいと思ってたのですが、昨日とうとうEdge Walletのレビュー動画を撮影できました!具体的にEdge Walletの特徴や懸念点などは以下の動画を是非見てください! youtu.be SegWit対応ウォレットの増加とSegWit浸透率の上昇 Edge Walletの細かい評価は動画を見てもらえればいいとして、SegWit対応のモバイルウォレットが今年に入ってから増えてきていますね。 SegWit浸透率もしばらく10%程度をうろうろしてたのですが、ここに来て一気に30%までジャンプしています。 これは世界最大の取引所CoinbaseがようやくSegWitを導入を… <p><img class="hatena-fotolife" title="f:id:coinandpeace:20180316192230j:plain" src="https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/c/coinandpeace/20180316/20180316192230.jpg" alt="f:id:coinandpeace:20180316192230j:plain" width="347" /></p> <p>実はかなり前からずっとやりたいと思ってたのですが、昨日とうとうEdge Walletのレビュー動画を撮影できました!具体的にEdge Walletの特徴や懸念点などは以下の動画を是非見てください!</p> <p> </p> <p><iframe src="https://www.youtube.com/embed/G_H2mdQYClc?feature=oembed" width="480" height="270" frameborder="0" allowfullscreen=""></iframe><cite class="hatena-citation"><a href="https://youtu.be/G_H2mdQYClc">youtu.be</a></cite></p> <p> </p> <h3> SegWit対応ウォレットの増加とSegWit浸透率の上昇</h3> <p>Edge Walletの細かい評価は動画を見てもらえればいいとして、SegWit対応のモバイルウォレットが今年に入ってから増えてきていますね。<br /><br /></p> <p><img class="hatena-fotolife" title="f:id:coinandpeace:20180316175730p:plain" src="https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/c/coinandpeace/20180316/20180316175730.png" alt="f:id:coinandpeace:20180316175730p:plain" /></p> <p> </p> <p>SegWit浸透率もしばらく10%程度をうろうろしてたのですが、ここに来て一気に30%までジャンプしています。</p> <p> </p> <p>これは世界最大の取引所<a href="https://blog.coinbase.com/announcing-segwit-support-on-coinbase-4e51117857c7">CoinbaseがようやくSegWitを導入</a>を導入したのが大きな理由だと考えられていますが、Edge Wallet含め、主要ウォレット、特に気軽に送受信できるモバイルウォレットでSegWit対応がもっと進まないとSegWit対応率は伸びていかないと思います。<br /><br />その点ではEdge WalletはSegWitを早い段階で採用しており、かつGreen Addressなどと比べ、シンプルで使いやすいので、応援したい気持ちもありますね。</p> <p> </p> <h3>ERC20トークン対応のモバイルウォレット</h3> <p>多分自分が知らないものも含めてEthereumのERC20トークン対応のモバイルウォレットってすでにいくつもあると思うのですが、大体はウォレットプロバイダーが指定した主要トークンしか送受信できなかったと思います。<br /><br />Edge Walletは実は誰も?気づいてないようですが、<a href="https://blog.edgesecure.co/how-to-add-erc20-tokens-to-edge-4c4951c3a8cc">マイナーなERC20トークン含めて基本的にはどのトークンでもモバイルウォレット内から扱えるようになります</a>。自分は一応ERC20の規格に対応しているネタトークン「Bananacoin」でも問題なく送受信できたので(笑)、その他のコインも問題なく扱えるはずです。</p> <p> </p> <p>これができるようになると、例えばサンタルヌーみたいな飲食店でのトークンの使用みたいなものが一気に楽になるので、これはかなり便利ですね。</p> <p> </p> <h3>ついに長年の夢が叶った?</h3> <p>ところで、今回の動画はある意味夢?が叶ったというか、実は自分テックとかガジェット系のレビュー動画が元々大好きで、特に最近またガジェット愛が戻ってきたというか、暇があれば最新スマホやラップトップの比較やレビュー動画ばっか見てます笑(別に必ずしも買うわけじゃないんだけどねw)</p> <p> </p> <p>ちなみに最近13インチ帯のラップトップを仕事用に買おうと思って、ひたすらにレビュー動画やサイトを研究してたのですが、結局HPのSpectre 13 x360を選びました。</p> <p> </p> <p><img src="http://www.mega.pk/items_images/16298nnnn.jpg" alt="「spectre 13 x360」的圖片搜尋結果" /></p> <p> </p> <p>美しい…笑</p> <p> </p> <p>同じ13インチ帯だと、DellのXPS13が鉄板で評価が高いですが、XPS持っている人はすでに結構多いのと、やはりインカメラのポジションが悪名高いですね。</p> <p> </p> <p>Spectre13 x360はデザインがユニークで気に入ったのと、バッテリー、処理能力なども必要十分以上にあり、外で仕事するのが多い人にとってはドヤりも含めて中々捗ります。ただ「360°」タブレットモードにできるのが売りなのですが、正直自慢する以外に使うことはほぼありません笑 <span style="text-decoration: line-through;">他にも希望をあえて挙げるとしたら…</span></p> <p> </p> <p>えーっと、というわけで話始めると永遠に続いてしまうので割愛しますが(笑)、まあともかく自分は必要以上に海外のガジェットレビュー動画とか見てたから、自分でもやってみたかったんですよ!以上笑</p> <p> </p> <p>まあ途中でかなり話はずれましたが、他にも色々使えるプロダクトやプロジェクトについては積極的に試してみて、ビットコイナー反省会の方でレビュー、評価を今後やってみようと思うので、もしこれレビューしてみて、とかこれは正直微妙だったとかあったら、是非動画の方でコメントください。</p> <p> </p> <p>ではでは。</p> coinandpeace マイニングが禁止されているはずの中国、深圳で、密かに盛り上がるマイニング市場 hatenablog://entry/17391345971623692584 2018-03-10T22:04:53+09:00 2018-03-10T22:21:33+09:00 今週まで中国(香港、深圳)に滞在して、現地の業界の様子を探ったり、関係者と会ったりしてきました。 その内容は通常通りコインストリートの方で、動画で今月放送する予定ですが、かなり謎に包まれていた中国の暗号通貨事情が、おぼろげながら少しづつ見えてきた感じがします。まだちょっと自分の中でも情報の整理、仮説を考えたりしている部分もありますが、今まで見てきた国とはまた全然違う雰囲気でかなり面白かったです。 その中でも今日は、深圳で見たマイニング市場について先に少しだけ紹介します。 「中国のシリコンバレー」深圳 これはかなり有名で今更説明する必要はないかもしれないですが、深圳は中国のシリコンバレーとか呼ば… <p>今週まで中国(香港、深圳)に滞在して、現地の業界の様子を探ったり、関係者と会ったりしてきました。</p> <p> </p> <p>その内容は通常通り<a href="http://coinstreet.club">コインストリート</a>の方で、動画で今月放送する予定ですが、かなり謎に包まれていた中国の暗号通貨事情が、おぼろげながら少しづつ見えてきた感じがします。まだちょっと自分の中でも情報の整理、仮説を考えたりしている部分もありますが、今まで見てきた国とはまた全然違う雰囲気でかなり面白かったです。</p> <p> </p> <p>その中でも今日は、深圳で見たマイニング市場について先に少しだけ紹介します。</p> <p> </p> <h3>「中国のシリコンバレー」深圳</h3> <p> </p> <p>これはかなり有名で今更説明する必要はないかもしれないですが、深圳は中国のシリコンバレーとか呼ばれることもあり、中国のテクノジー業界、特にハードウェア製造を支える特別な場所です。</p> <p> </p> <p>香港の北隣に位置し、香港から比較的簡単にアクセスできます。すでに行ったことある人も多いんじゃないでしょうか。(ちなみに自分はなんだかんだ今回中国初めて行きました)</p> <p> </p> <p>深圳の状況については以下の外部メディアの記事などでも考察されてますね。</p> <p> </p> <p><iframe class="embed-card embed-webcard" style="display: block; width: 100%; height: 155px; max-width: 500px; margin: 10px 0px;" title="深圳(深セン)が中国のシリコンバレーと呼ばれる理由とは |" src="https://hatenablog-parts.com/embed?url=https://www.capa.co.jp/archives/17903" frameborder="0" scrolling="no"></iframe><cite class="hatena-citation"><a href="https://www.capa.co.jp/archives/17903">www.capa.co.jp</a></cite></p> <p> </p> <p> </p> <p>自分の深圳の全体的な印象としては、新しい都市だけありきれいで整頓されていて、隣り合う都市である香港と比べて圧倒的にスペース感もあり印象は結構良かったです。また、新しく建設中のビルなども多くみられ、「成長著しい計画都市」感がすごかったです。</p> <p> </p> <p>それだけでなく、市内にはそれっぽいカフェとかも多く、<a href="http://coinandpeace.hatenablog.com/entry/bitcoiner_quality_day">サードウェーブ系ビットコイナー</a>としては働きやすそうだなーという印象。これはスペース不足もあってか、カフェとかがあまり見つけられなかった香港とは対照的でした。個人的には仕事をさっとすましたり、ドヤれるカフェは重要なので、深圳はここらへんもポイント高かったですね笑</p> <p> </p> <p><img class="hatena-fotolife" title="f:id:coinandpeace:20180310135307j:plain" src="https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/c/coinandpeace/20180310/20180310135307.jpg" alt="f:id:coinandpeace:20180310135307j:plain" /></p> <p> </p> <p> </p> <h3>深圳の電気街</h3> <p> </p> <p>深圳の電気街は日本でいえば秋葉原みたいなものですが、規模感がとりあえずすごいです。ありとあらゆる電化製品、部品などを販売するお店が集結するビルが一定のエリアに10以上立ち並んでおり、ちゃんと見ていくと、一つのビルを回るだけで丸一日潰れそうなくらいのボリュームです。</p> <p> </p> <p><img class="hatena-fotolife" title="f:id:coinandpeace:20180310135214j:plain" src="https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/c/coinandpeace/20180310/20180310135214.jpg" alt="f:id:coinandpeace:20180310135214j:plain" /></p> <p> </p> <p>ガジェットとかが好きな人にとってはここは天国のような場所で、最新の製品や他には中々売ってないようなものも含め、通常日本で払う値段の三分の一くらいの値段で買えるものも多いです。</p> <p> </p> <p><img class="hatena-fotolife" title="f:id:coinandpeace:20180310221920j:image" src="https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/c/coinandpeace/20180310/20180310221920.jpg" alt="f:id:coinandpeace:20180310221920j:image" /></p> <p> </p> <p>例えば自分はこのUSBポートが4つあるプラグを買いましたが、これは中々他の場所では買えないとのこと。地味に便利です。ちなみにこれで確か300円とかでした。(同じ建物内で全く同じものを売っているお店の間でも価格が二倍くらい違ったりもしました)他にもめちゃくちゃ長いUSBケーブルだったり、フロア3階分すべて各種面白いデザインのスマホケースを売っていたり、最近スマホやラップトップなどのガジェット愛が再燃している自分としてはめちゃくちゃ楽しかったです。</p> <p> </p> <p> </p> <p>今回自分は時間が限られていたこともあり、あまり買い物できなかったのですが、次回行くときはスーツケースのスペースに余裕を作っておこうと思います笑</p> <p> </p> <h3>電気街で大人気のマイニング機器 </h3> <p>そして電気街でASICが売られている、という話は一部元々聞いてたのですが、一緒に行った深圳在住の人も驚くくらいの量のASICが売りに出されていました。</p> <p> </p> <p><img class="hatena-fotolife" title="f:id:coinandpeace:20180310222122j:image" src="https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/c/coinandpeace/20180310/20180310222122.jpg" alt="f:id:coinandpeace:20180310222122j:image" /></p> <p> </p> <p>本来ラップトップ、コンピューターコーナーであったはずの階が半分くらいASIC販売所みたいになっており、数か月前には存在しなかった大量のマイナーショップがオープンしていました。</p> <p> </p> <p><img class="hatena-fotolife" title="f:id:coinandpeace:20180310215939j:plain" src="https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/c/coinandpeace/20180310/20180310215939.jpg" alt="f:id:coinandpeace:20180310215939j:plain" /></p> <p>Bitmainの最新モデルなども売っており、1000以上のユニットも普通に販売しているなど、在庫もかなりあるようでした。ちなみにマイナーだけではなく、Ledger Nano Sなどのハードウェアウォレットを大量に売っている店もありました(もしかしたらLedger自体が深圳で製造されているのかも)</p> <p> </p> <p><img class="hatena-fotolife" title="f:id:coinandpeace:20180310215840j:plain" src="https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/c/coinandpeace/20180310/20180310215840.jpg" alt="f:id:coinandpeace:20180310215840j:plain" /></p> <p> </p> <h3>なぜこんなにマイニングが人気なのか?</h3> <p> </p> <p>自分が気になったのは、なぜ中国ではここまでマイニング機器に需要があるのか、です。実際投資効果でいえば、個人が古いマイニング機器を買ってプールに参加したりするより、単純にビットコインもしくはその他のコインを直接買った方が投資効果は高そうな気もします。</p> <p> </p> <p>これについては色々説が考えられますが、どうやら「マイニング」という作業をすること自体への妙な先入観というか、「儲かりそうだ」みたいなイメージが中国では強いようで、投資回収効果とかをあまり考えないでとりあえずマイニングをしている人たちも少なくないそうです。</p> <p> </p> <p>やはり目に見える形で何かしらの作業をして、それに対して報酬が与えられる、という方が安心出来るのでしょうか?余談ですが、全体的に中国のマイナーと話していると「労働者(マイナー)信仰」というか、我々はマイニングをすることでネットワークに貢献しているんだ、「労働の美徳」みたいなニュアンスを自分は感じました。そして中国人のマイニング愛というか熱気は本当にすごかったです。</p> <p> </p> <p><img class="hatena-fotolife" title="f:id:coinandpeace:20180310220046j:plain" src="https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/c/coinandpeace/20180310/20180310220046.jpg" alt="f:id:coinandpeace:20180310220046j:plain" /></p> <p> (香港のマイニングミートアップの様子)</p> <p> </p> <p>また、面白かったのは深圳でASICを買っているのは中国人だけでなく、自分たちがお店を回っていた時だけでも、ロシア人と日本人がASICに熱い視線を浴びせながら、店員と価格交渉している人たちもいました。「俺のロシアの兄弟用にもう一つおまけしてくれ」とか交渉しててウケました笑</p> <p> </p> <h3>マイニングは禁止されているはずでは?</h3> <p> </p> <p>ここで一つ思うのは、マイニングは中国で禁止されていたはずなのに、こんなにあからさまに売り出したり、大人気になっちゃってて大丈夫なのか?ということです。</p> <p> </p> <p>確かに実際に現地の人に話を聞いてみても、政府はマイニングに関して禁止をしようとしたり、一部大きなマイニングファームを閉鎖した(しようとした?)という事実はあるようです。</p> <p><br /><br />ただし、禁止されているからやらないという単純な話ではなく、今回中国で全体的に感じた印象の一つでもありますが、「政府の動向などは確かに不安だが、ばれない範囲でやれば問題ない。重要なのはどうやってギリギリを攻めるか」というようなスタンスの人たちが多かったです。とはいってもこれは自分が受けた印象というだけで、本人たちがそう言っていたわけではないのですが、日本みたいに規制されているからやらないとか、金融庁に相談してくる、とかの優等生的な思考パターンとは根本的に価値観が違うのは明白でした。(まあ日本でも無視してやっている人たちは当然いますが、中国はまともな企業も含めてここらへんの認識の温度差を感じました)</p> <p> </p> <p>中国政府のマイニングへの対応はまだ明確ではないようですが、深圳の電気街でこれだけ大量にASICが売られ大人気になっているのを考えても、中国のマイニング産業に衰退の兆しはあまり見られませんでした。</p> <p> </p> <h3>その他の中国、香港の暗号通貨事情</h3> <p>というわけで今回紹介したのはマイニングの話でしたが、他にも中国、特に深圳、香港エリアの関係者や企業に色々インタビューをしてわかってきた興味深い事実、印象などについては、今月のどこかのタイミングでビットコイナー反省会の方でライブ放送するので是非そちらを見てください。中々面白い話が他にもあります(アーカイブ動画は通常通りコインストリートのみで限定公開)日時が決まったらまたTwitterなどでアナウンスします。</p> <p> </p> <p><strong>宣伝</strong></p> <p> </p> <p>他にも最近コインストリートの方ではアルトコイン分析動画などもアップしてます。正直言うとアルトコインについて表で記事を書いたり発言してもあまりいいことがないので、今後アルトコインなどの分析、コメントなどはコインストリートの方でやってく予定です。すでにLitecoinとLiskに関して動画を公開していますが、今後も似たようなフォーマットの考察、議論、また注目度の高いプロジェクトやコンセプトの考察をしていく予定です。</p> <p> </p> <p><iframe class="embed-card embed-webcard" style="display: block; width: 100%; height: 155px; max-width: 500px; margin: 10px 0px;" title="コインストリート 暗号通貨の世界をより深く!" src="https://hatenablog-parts.com/embed?url=https://www.coinstreet.club/" frameborder="0" scrolling="no"></iframe><cite class="hatena-citation"><a href="https://www.coinstreet.club/">www.coinstreet.club</a></cite></p> <p> </p> coinandpeace ビットコイナー反省会 登録者1万人達成時の公約+3月の放送予定 hatenablog://entry/17391345971621188355 2018-03-02T16:09:53+09:00 2021-02-04T01:40:11+09:00 少し前からビットコイナー反省会の登録者1万人を目指してかなりプッシュしています。 www.youtube.com 今登録者が7250人ほどなので、頑張れば一か月ちょっとで行けるかもと思ってるのですが、まだ登録してない方は是非ご協力お願いします。 なぜこんなにいきなり登録者数増やそうと頑張っているのかというと、1万人に行くと、六本木のYoutube Space Tokyoというのが使えるようになるからです。 www.youtube.com このスタジオが使えるようになると、日本いる間の撮影場所が確保できるだけでなく、その他の業界のYoutuberとのコラボなどがしやすくなりそうで、暗号通貨業界内… <p>少し前からビットコイナー反省会の登録者1万人を目指してかなりプッシュしています。</p> <p> </p> <p><iframe class="embed-card embed-webcard" style="display: block; width: 100%; height: 155px; max-width: 500px; margin: 10px 0px;" title="ビットコイナー反省会" src="https://hatenablog-parts.com/embed?url=https%3A%2F%2Fwww.youtube.com%2Fchannel%2FUCRP9Ij6gL9IViB7MS3Ez9aw" frameborder="0" scrolling="no"></iframe><cite class="hatena-citation"><a href="https://www.youtube.com/channel/UCRP9Ij6gL9IViB7MS3Ez9aw">www.youtube.com</a></cite></p> <p> </p> <p><img class="hatena-fotolife" title="f:id:coinandpeace:20180302160702p:plain" src="https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/c/coinandpeace/20180302/20180302160702.png" alt="f:id:coinandpeace:20180302160702p:plain" width="416" /></p> <p> </p> <p>今登録者が7250人ほどなので、頑張れば一か月ちょっとで行けるかもと思ってるのですが、まだ登録してない方は是非ご協力お願いします。</p> <p> </p> <p>なぜこんなにいきなり登録者数増やそうと頑張っているのかというと、1万人に行くと、六本木のYoutube Space Tokyoというのが使えるようになるからです。<br /><br /></p> <p><iframe class="embed-card embed-webcard" style="display: block; width: 100%; height: 155px; max-width: 500px; margin: 10px 0px;" title="YouTube Space Tokyo" src="https://hatenablog-parts.com/embed?url=https%3A%2F%2Fwww.youtube.com%2Fintl%2Fja%2Fyt%2Fspace%2Ftokyo%2F" frameborder="0" scrolling="no"></iframe><cite class="hatena-citation"><a href="https://www.youtube.com/intl/ja/yt/space/tokyo/">www.youtube.com</a></cite></p> <p> </p> <p>このスタジオが使えるようになると、日本いる間の撮影場所が確保できるだけでなく、その他の業界のYoutuberとのコラボなどがしやすくなりそうで、暗号通貨業界内だけでなく、界隈の外も絡めてゲストを呼びやすくなったり、もっと面白いことができるようになるんじゃないかと思ってます。ちなみにビールさんは「もてクリエイター」こと<a href="https://www.youtube.com/channel/UCxS4vbIvtjHQcEW61J2KQIw">ゆうこす</a>とコラボしたいとか言ってました苦笑</p> <p> </p> <p><img src="https://cdn-ak2.f.st-hatena.com/images/fotolife/c/coinandpeace/20010312/20010312033600.jpg" alt="## 繋がる" /></p> <p>(こういうちょっと意識高い感じで行きたい…w)</p> <p> </p> <p>普段はあまり登録者数とかそこまで気にしてないですし、数を増やすだけなら価格や投機の話をもっとしたり、もっと一般受けすることを狙えばいいのも当然わかっているのですが、界隈の生の声や、プロジェクト/最新トピックへ率直にコメントしていく、というスタイル、方向性を残しつつ、1万人というマイルストーンになるべく早く到達することでもっと面白いことができると思ってるので、是非ご協力よろしくお願いします。</p> <p> </p> <h3>1万人達成時の公約</h3> <p>というわけで、反省会の登録者1万人を目指しているのですが、無事1万人達成した時の公約を以下の通りいくつか考えています。</p> <p> </p> <ol> <ol> <li><strong>反省会の特別オフ会の開催<br /><br /></strong>登録者1万人に到達したら、記念にチャンネル視聴者を対象にしたオフ会を開催しようと思っています。<br /><br />今までオフ会みたいなのは開催したことはないですし、普段日本にいないのですが、このイベントのために日本帰ってきますw<br /><br />特にオフ会で何をするとも具体的なことはまだそこまで考えてないのですが、せっかくやるなら普段出来ない何か面白いことをしたいなと思っているので、盛大になんかやりたいです。<br /><br /><strong>ちなみに3月中にもし1万人到達したら、東京以外でも複数都市で開催します(約束)</strong><br /><br /><br /></li> <li><strong>特別ゲストの招待</strong><br /><br />1万人到達したら、某狭瀬たかおさんに反省会にゲスト出演してもらおうと思ってます!!なお本人には一言も確認とってません爆笑<br /><br />正直彼には、「何いきなりリップラーなってんの?」「ミルクセーキって結局何なの?」「ワイフGox自慢なんなの?」など聞きたいこともたくさんありますし、未だに反省会に来てくれてないけど、おそらくみんなが最も来てほしいゲストの一人だと思うので、本人にまだ完全無許可ですが一万人達成したら来てもらいます。<br /><br />パイプ椅子の準備ちゃんとしておいてほしいですね。<br /><br /> <p><img class="hatena-fotolife" title="f:id:coinandpeace:20180302154122p:plain" src="https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/c/coinandpeace/20180302/20180302154122.png" alt="f:id:coinandpeace:20180302154122p:plain" /></p> <br />あ、あとビールさんにその他のYoutuberとコラボしてもらいます、多分。(<span style="text-decoration: line-through;">…自分はちょっと人見知りなので)</span><br /><br /></li> <li><strong>記念Tシャツの作成<br /><br /></strong>まあ欲しい人いるのかわからないですが()、記念バッジャー君Tシャツ作ってイベントの時にでも配ります。<br /><br /></li> <li><strong>その他<br /><br /></strong>他にも1万人突破したらもしかしたら<a href="http://coinstreet.club">コインストリート</a>の方の動画を一部一般公開したり、他にも特別ゲストを呼んだりなども考えてます。まあ、とりあえず何かしらリスナーに還元してきますw<br /><br /><br /></li> </ol> </ol> <h3>3月の反省会の放送予定</h3> <p>というわけで、登録者1万人目指してやってきますが、当然基本的には面白い、役に立つコンテンツを上げていくのが前提です。今月は特別ゲストなどを呼びつつ、以下のような放送をすでに予定しています。</p> <p> </p> <p><strong>暗号通貨と税制改正への提言</strong></p> <p><br />暗号通貨の税金で苦しんでいる人も多いかと思いますが、現在の日本の税制は業界の成長や、将来的な技術の発展を阻害しかねない、ということで税制改正に動いている人たちがいます。<br /><br />これについて現在働きかけている公認会計士兼現在<a href="https://omisego.network/">Omise Go</a>で働いている柿澤さんに来ていただき、現在の税制の問題点は何なのか、どのような変更が適切か、そのために自分たちでできること、などを率直に議論したいと思います。時間があれば柿澤さんのOmise Goでの活動についても聞けるかもしれません。3月中旬の平日夜放送予定。</p> <p> </p> <p><strong>Enigmaの概要とポテンシャル</strong></p> <p> </p> <p>特に暗号通貨玄人の多くに大きく期待されている<a href="https://enigma.co/">Enigma</a>。自分の周りにもファンは結構います。</p> <p> </p> <p>ブロックチェーンの根本的な課題と言われる、スケーラビリティとプライバシーを解決するプロトコルして期待されるEnigmaですが、実際どんなものなのか、現状の開発の状況、将来的なポテンシャル、課題などをEnigmaに詳しい某ゲストをお招きし、色々話してみようと思います。これは自分もかなり楽しみです。</p> <p> </p> <p><strong>Lightning FAQ</strong></p> <p><br />また、以前からアナウンスしていたタイミングが悪く延期になってしまっていた、LightningのFAQ放送を大石さんと時間合わせて放送予定です。Lightningのデモ放送はすごい反響があったのですが、未だに勘違いなどもまだ多いLightningに関して議論します。</p> <p> </p> <p><iframe src="https://www.youtube.com/embed/YIgcuprvuos?feature=oembed" width="480" height="270" frameborder="0" allowfullscreen=""></iframe><cite class="hatena-citation"><a href="https://www.youtube.com/watch?v=YIgcuprvuos">www.youtube.com</a></cite></p> <p> </p> <p><strong>その他</strong></p> <p>他にも、<strong>新しいシリーズとしてウォレットのレビュー、評価動画、海外の開発者へのインタビューを基にした考察動画など、反省会でしか聞けないディープかつ面白い話</strong>を3月は連続して投稿予定です。<br /><br />2月は日本に戻ってきていて、ミーティングなどでかなりバタバタしてたのですが、3月はゆっくりリサーチ、コンテンツ制作などに時間当てられそうです。(とりあえず花粉回避できるのだけでもありがたい)<br /><br />また、まだ若干設定に手間取っていますが、放送用の結構いいマイクを買ったり、設備面でも大分アップグレードしたので、Youtuber感を上げて行きますw</p> <p><br />というわけで、とりあえず反省会のチャンネル登録者1万人目指して頑張っているので是非ご協力よろしくお願いします。現在メディア関連以外でも色々またやり始めようとしていることもあり、今年1年でただの投機を超えた、暗号通貨の技術やプロダクトをさらに盛り上げられるように頑張ります。反省会含め是非引き続き協力していただければ。</p> coinandpeace Weekly Ochiaiに今日(2/21)10時PMから出ます(国家ICOの件など) hatenablog://entry/17391345971618385603 2018-02-21T18:38:26+09:00 2018-02-21T18:38:26+09:00 お知らせですが、本日の10時PMからご存知メディアでも最近引っ張りだこの落合陽一さんの番組Weekly Ochiaiのライブ放送に出演することになりました。 m.newspicks.com 自分がビットコイナー反省会やコインストリートなど、最近動画メディアに力を入れてたり、もともと動画系のそういう考察、教育チャンネルみたいなのが好きなのもあり、他の人のチャンネルも面白いのは実は結構見てるんですよね。なのでWeekly Ochiaiも最近ちょくちょく見てた一視聴者なので、ちょっとノリみたいな感じで出演することになったのですが、楽しみです。生放送なので、いろいろいい意味で(悪い意味でも)やらかした… <p>お知らせですが、本日の10時PMからご存知メディアでも最近引っ張りだこの落合陽一さんの番組Weekly Ochiaiのライブ放送に出演することになりました。</p> <p> </p> <p><iframe class="embed-card embed-webcard" style="display: block; width: 100%; height: 155px; max-width: 500px; margin: 10px 0px;" title="WEEKLY BITCOIN拡大版" src="https://hatenablog-parts.com/embed?url=https%3A%2F%2Fm.newspicks.com%2Flive-movie%2F162" frameborder="0" scrolling="no"></iframe><cite class="hatena-citation"><a href="https://m.newspicks.com/live-movie/162">m.newspicks.com</a></cite></p> <p> </p> <p>自分が<a href="https://www.youtube.com/channel/UCRP9Ij6gL9IViB7MS3Ez9aw">ビットコイナー反省会</a>や<a href="http://coinstreet.club">コインストリート</a>など、最近動画メディアに力を入れてたり、もともと動画系のそういう考察、教育チャンネルみたいなのが好きなのもあり、他の人のチャンネルも面白いのは実は結構見てるんですよね。なのでWeekly Ochiaiも最近ちょくちょく見てた一視聴者なので、ちょっとノリみたいな感じで出演することになったのですが、楽しみです。生放送なので、いろいろいい意味で(<span style="text-decoration: line-through;">悪い意味でも</span>)やらかしたいですね笑</p> <p> </p> <p>ライブ放送は上記のリンクから10時PMからNewspicksの無料会員登録していれば誰でも見れるようなので、是非みなさんライブで見てください。アーカイブをすべて見るのは有料会員登録が必要なようです。</p> <p> </p> <p>さて、一部宣伝にもなってしまうのですが、今日の放送でICOについて、特に国家によるICOのインパクトについて落合さんと一緒に議論、考察みたいなことをしようと思っています。<br /><br />ちょうどタイミングよくベネズエラの石油に裏付けされた(とされる)PetroのICOが今日始まりすでに100億円近くの金が集まっているようですね。この国家によるICOというのは企業や開発者、分散プロトコルが行うICOとは全く違う意味を持っており、あまりまだ注目されてないですが、今後の暗号通貨業界の方向性を占う大きな話になりそうです。</p> <p> </p> <p>そういうような話を今日コインストリートの方で平野さんと議論した動画を公開しました。詳しくは是非<a href="https://www.coinstreet.club/single-post/2018/02/21/ICOofnation">そちらの動画</a>を見てほしいのですが、今日のWeekly Ochiaiの方でも国家ICOが何で大きな意味を持つのか、を一部話す予定なのでお楽しみに。</p> <p> </p> <p>ではでは。</p> coinandpeace ハードウェアウォレットはまだ人類には早すぎた?Ledger Nano Sで注意すべきポイント。 hatenablog://entry/17391345971614775088 2018-02-10T15:20:15+09:00 2018-02-10T15:20:15+09:00 先日ビットコイナー反省会の方で、メジャーなハードウェアウォレットの一つ、Ledger Nano Sの使い方パート①動画を公開しました! www.youtube.com すでに「助かった」「分からなくて困ってたのでありがたい」というようなコメントも来ているようで、非常に励みになりますし、是非もし使い方がわからない、という人がいたら紹介してあげてください。 さて、今回の動画は基本的に全てビールさんにお願いしたのですが、ただし初心者がどこでつまづいているのか、セキュリティーの面に関してもっと強調しないと絶対パスフレーズをメモらない人も出てくるよね、など内容に関しては自分の方でもコメントしたりしました… <p><img class="hatena-fotolife" title="f:id:coinandpeace:20180210151745p:plain" src="https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/c/coinandpeace/20180210/20180210151745.png" alt="f:id:coinandpeace:20180210151745p:plain" width="434" /></p> <p> </p> <p>先日ビットコイナー反省会の方で、メジャーなハードウェアウォレットの一つ、Ledger Nano Sの使い方パート①動画を公開しました!<br /><br /></p> <p><iframe src="https://www.youtube.com/embed/ndYJwg74cYY?start=1117&amp;feature=oembed" width="459" height="344" frameborder="0" allowfullscreen=""></iframe></p> <p><cite class="hatena-citation"><a href="https://www.youtube.com/watch?v=ndYJwg74cYY&amp;t=1117s">www.youtube.com</a></cite></p> <p> </p> <p>すでに「助かった」「分からなくて困ってたのでありがたい」というようなコメントも来ているようで、非常に励みになりますし、是非もし使い方がわからない、という人がいたら紹介してあげてください。</p> <p> </p> <p>さて、今回の動画は基本的に全てビールさんにお願いしたのですが、ただし初心者がどこでつまづいているのか、セキュリティーの面に関してもっと強調しないと絶対パスフレーズをメモらない人も出てくるよね、など内容に関しては自分の方でもコメントしたりしましたし、正直最初想定したよりかなりてこずりました(まあ主にビールさんにやってもらってるだけだけどw)</p> <p> </p> <p>今回改めて思ったのは、日本では仮想通貨がかなり一般化してきているものの、安全に仮想通貨を扱うためのハードウェアウォレット、というよりウォレット全般がまだまだ一般の知識があまり深くない人たちにとって敷居が高すぎるということです。 </p> <p> </p> <p> </p> <p><img class="hatena-fotolife" title="f:id:coinandpeace:20180210150722j:plain" src="https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/c/coinandpeace/20180210/20180210150722.jpg" alt="f:id:coinandpeace:20180210150722j:plain" width="517" /></p> <p> </p> <p>…さすがに首からぶら下げてファッションにするほどまだ自分は一体化はできてはいませんが…、自分もハードウェアウォレット愛好家というか、無駄にLedger Nano Sも複数持ってます。クリプト関連のものに関してはむしろ使い方が難解であればあるほど燃えるというか、楽しいみたいなところもあるのですが(笑)、初心者にとっては落とし穴でしかないハードウェアウォレット、特にLedger Nano Sで注意すべきポイントを何点か紹介しておきます。</p> <p> </p> <p>(なお、パスフレーズやPINコードをなくすとまずい、などの基礎的な注意点は上記のチュートリアル動画ですでに解説しています)</p> <p> </p> <h3>1.ファームウェアアップデート時にパスフレーズを再入力させられる。</h3> <p> </p> <p>ハードウェアウォレットはセキュリティーアップデートなど、頻繁にファームウェアのアップデートがあるのですが、Ledger Nano Sはファームウェアアップデートをする度にパスフレーズを再入力させる鬼仕様となってます。</p> <p> </p> <p>この時点でパスフレーズをちゃんと記録してない人は詰みます。いわゆる美しい<a href="https://bitpress.jp/column/cryptopedia/entry-6854.html">セルフGox</a>の典型例ですね。仮にきちんとパスフレーズをメモっていたとしてもやはりパスフレーズを再入力させられるのはナーバスになりますし、また記録に問題がなくとも、24英単語からなるパスフレーズ(or リカバリーシード)をLederの端末に打ち込む作業はかなり辛くて自分も涙目になった記憶があります。</p> <p> </p> <p>Trezorなどではファームウェアのアップデートでパスフレーズの再入力を要求されることはなく(稀にあるそうですが)、セルフGoxの被害の予防やUXの向上の面でも是非Ledgerに改善して欲しいですね。</p> <p> </p> <h3>2.コインごとの「アプリ」インストール</h3> <p><img class="hatena-fotolife" title="f:id:coinandpeace:20180210150953p:plain" src="https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/c/coinandpeace/20180210/20180210150953.png" alt="f:id:coinandpeace:20180210150953p:plain" /></p> <p> </p> <p> Trezorと比べてLedger Nano Sはクローム用のウォレットプラグインやプラグインマネージャーをインストールする必要があり、とりあえずごちゃごちゃしていてややこしいです。また、Ledger1台で管理できるコインの数は4つまでに限定されるという謎に優しくない仕様になっており、多種のコインを持っている人にとってはちょっと残念ですね</p> <p>(まあその分複数台買えということなのかもしれないですね。自分は4台とか無駄に持ってるのでいいんですが、そんな人は多くない…)</p> <p> </p> <p>なお、ここら辺についても<a href="https://www.youtube.com/channel/UCRP9Ij6gL9IViB7MS3Ez9aw">ビットコイナー反省会</a>の方でLedger Nano Sパート②の動画を近日公開予定で、アルトコインの管理方法についてもチュートリアル動画を公開するので、ご期待ください。</p> <p> </p> <h3>3.使用方法の説明が「ここのサイト行って、後は頑張れ」みたいになってる笑</h3> <p>複数アプリをインストールする必要があったり、また端末上でも初心者には慣れていない特殊な操作が必要だったり、なかなか学習コストが高いのですが、公式の使用ガイドなどは、「ここに行って、後は頑張れ!」みたいな思い切ったミニマリスト仕様になっています笑</p> <p> </p> <p>ハードウェアウォレットの重要性や基本的な仕組みを理解しているビットコイナー的な人たちであればそこまで難しくないのかもしれないですが、もう少し細かい説明がないと多分自分が何をやっているのか全くわかってない人たちも少なくないと想像します。<br /><br />今回動画作成している時に発覚したのですが、初心者は「SegWitとは何ですか?」などというレベルではなく、そもそも「BitcoinとBitcoin Cash、EthereumとEthereum Classicって違うんですか?」など、もはや自分が持っているコインが何なのかわからない、みたいな人たちもいるようで(さすがにそれはちょっと、え!?、と思いましたが)、やはり界隈特有の用語や基本的な仕組みの理解などを前提に話さない方がいいことが多くなってきてますね。<br /><br />まあこれはLedgerだけの問題ではなく、業界全体の問題と言えますけど。</p> <p> </p> <h3>4.そもそも在庫がなくて買えない笑</h3> <p>そしてある意味最大の鬼ポイントが、そもそもハードウェアウォレットが世界的に在庫が少なく、買おうと思っても買えない、もしくは二次市場でめちゃくちゃ高額で購入するしかない、ような状況になっていることです。</p> <p> </p> <p>少し高い値段で買うくらいなら必要ならまだいいのですが、ハードウェアウォレットの転売市場では本体が改造されていて、パスフレーズを盗まれるようになっていたり、「セットアップ完了してます」とか言って、何のことかよくわかってない初心者に使用済みのパスフレーズを使わせ、コインが集まった時点で中のお金を引き抜いたりするケースがすでに報告されているのでお気を付けください。</p> <p> </p> <p>ハードウェアウォレットに関しては不良品とかいうレベルではなく、入手経路を間違えると全クリプト資産持ってかれる、などの事態もあり得るので、そもそも入手するまでの時点でも落とし穴があります。<br /><br /></p> <p>なお、公式も現在在庫がほとんどないようですが、日本だと<a href="https://hardwarewallet-japan.com/">こちらのサイト</a>が公式代理店(の一つ)になっており、在庫も他のところと比べると豊富なようなので、比較的信頼度が高いと思います。</p> <p>(最終的には自分でリスクなども考えて欲しいですが)</p> <p> </p> <p>ちなみにまさかここまでハードウェアウォレットが世界的に売れる事態になるなんて、2年前とかに<a href="http://coinandpeace.hatenablog.com/entry/decorated_trezor">「Trezorデコったウェーイ」とかやってた時</a>は想像もしませんでした…</p> <p> </p> <p><img class="hatena-fotolife" title="f:id:coinandpeace:20180210151652p:plain" src="https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/c/coinandpeace/20180210/20180210151652.png" alt="f:id:coinandpeace:20180210151652p:plain" width="348" /></p> <p> </p> <h3>5.ハードウェアウォレットのセキュリティーも完ぺきではない </h3> <p>最後に、比較的簡単にコールド環境を作れるセキュアなツールとして自分もハードウェアウォレットの使用を推していますが、それでもまだハードウェアウォレットも完ぺきではありません。</p> <p> </p> <p>例えば先日、Ledger Nano Sのプラグインに対する<a href="https://www.ledger.fr/2018/02/05/man-middle-attack-risk/">いわゆる「中間者攻撃」(Man in the Middle Attack)が成功した</a>という話が出ました。</p> <p> </p> <p>簡単に言えば、前述のLedger Nano Sのクロームプラグインの送金先アドレスをマルウェアでハッカーのアドレスにこっそり書き換える、と言った攻撃方法で、気づいてないユーザーは自分のアドレスに送ったと思ったコインが、気づいたら別のアドレスに勝手に送られていた、ということが起こりえるわけです。</p> <p> </p> <p>ただし、ハードウェアウォレットではすでにこういう攻撃に対する対策も考えられており、基本的にはLedger Nano Sのスクリーンに表示されたアドレスが、本当に自分が送ろうとしているアドレスなのかきちんと確認することで、上記の攻撃は防げる可能性が高いです。実際には送金する時に毎回スクリーンを確認している人はそこまで多くないと思いますが、特に大きな金額を送金する時などは念の為きちんと確認した方がいいでしょう。</p> <p> </p> <p>他にも色々ハードウェアウォレットに対する攻撃方法は考えられ、それらへの対策も日々アップデートされているのですが、ハードウェアウォレットの仕組みを理解していない初心者にとっては自分で対策を考えたり、実践するのはかなり難しいのも事実でしょう。</p> <p> </p> <h3>結論</h3> <p>ハードウェアウォレットはまだまだ使いづらい点や落とし穴も多い。</p> <p> </p> <p>ただし、大きな額を取引所に置きっぱなしにしていたり、全財産をモバイルウォレットなどのいわゆるホットウォレットに置いておくより何倍もマシなので、最低限の使い方やセキュリティーのリテラシーを身に着けて、自分の資産を失ったりしないように理解できるように頑張りましょう。</p> <p> </p> <p>本当は「何も考えなくても、これを使えば絶対に安全です」という分かりやすいものがあればいいんですが、そういうものはまだこの世界には存在しないですし、暗号通貨のセキュリティーに関するものはもしかしたら永遠にそういう「完璧な利便性と完璧なセキュリティー」を両立したものは出てこないかもしれないので。</p> <p> </p> <p>また、もし上記のような話を含む、ハードウェアウォレットの仕組みや留意点、比較などについてももう少し詳しく知りたい人は、<a href="http://bit.ly/2mCTCkg">ビットコイン研究所の方でハードウェアウォレットについて決定版の比較、解説レポートを公開している</a>ので、興味があれば検討してみてください。</p> <p> </p> <p> </p> <p> </p> coinandpeace coincheck XEMハック事件の今のところの所感 hatenablog://entry/8599973812341273342 2018-01-27T15:26:40+09:00 2018-01-27T15:26:40+09:00 さて、何が起きたかなどをこのブログで繰り返しで説明する必要はないと思いますが、昨日1月26日日本で最も多くのユーザーを抱えるとされていた仮想通貨取引所coincheckから、時価で500億円相当以上のXEMが盗まれるという非常に深刻な事件が起きました。ちなみに昨日の深夜に行われた緊急会見の直前に、ビットコイナー反省会の方で自分の所感や感想も動画で公開していました。かなりテンション低いです。 www.youtube.com 他にもこの件は色々事件をまとめていたりするメディアやサイトはあるので、それは他の媒体に任せるとして、気になったポイントや所感について何点か準速報的に追記しておきます。 今回の… <p>さて、何が起きたかなどをこのブログで繰り返しで説明する必要はないと思いますが、昨日1月26日日本で最も多くのユーザーを抱えるとされていた仮想通貨取引所coincheckから、時価で500億円相当以上のXEMが盗まれるという非常に深刻な事件が起きました。<br /><br />ちなみに昨日の深夜に行われた緊急会見の直前に、ビットコイナー反省会の方で自分の所感や感想も動画で公開していました。かなりテンション低いです。</p> <p> </p> <p><iframe src="https://www.youtube.com/embed/7LVeEAQNxU4?start=493&amp;feature=oembed" width="480" height="270" frameborder="0" allowfullscreen=""></iframe><cite class="hatena-citation"><a href="https://www.youtube.com/watch?v=7LVeEAQNxU4&amp;t=493s">www.youtube.com</a></cite></p> <p> </p> <p>他にもこの件は色々事件をまとめていたりするメディアやサイトはあるので、それは他の媒体に任せるとして、気になったポイントや所感について何点か準速報的に追記しておきます。</p> <h3>今回のハック事件とマルチシグの使用について</h3> <p>今回なぜか記者からの取材でも「マルチシグ」「マルチシグ」という単語が連発されて、正直これ聞いてる方も何聞いてるかわかってないでしょ、という印象を受けました。自分が2015年に書いた<a href="http://coinandpeace.hatenablog.com/entry/what_is_multisig">マルチシグに関する記事</a>にも異様にアクセスが増えているので、おそらく今回の件で「マルチシグって何だよ」と思った人もかなりの数いたんでしょう。</p> <p> </p> <p>ただ、今回の事件の主要な問題点はマルチシグではありません。</p> <p> </p> <p>問題は数百億円規模のXEMを「ホットウォレット」に置いていたことです。<br /><br />(ホットウォレットは利便性を重視して、インターネットにつながっている状態で秘密鍵が保管されているウォレット、その状態です。ハックリスクがオフライン環境のコールドウォレットより高くなると考えられます)<br /><br /><br /></p> <p>なので、マルチシグしてなかったからハックされた、というわけではないですし、マルチシグをしていれば安全、というわけでもないです。過去にマルチシグを使っていたのにハックされたBitfinexのケースもあります。(詳しくは<a href="http://doublehash.me/bitfinex-and-multsig-security/">大石さんのこちらのレポートを参考</a>)</p> <p> </p> <h3>会見での記者の質問や態度、メディアの仮想通貨取り扱い姿勢全般<br /><br /></h3> <p>昨日の緊急会見の時の記者の質問のレベルや態度は一言で言えば不快と感じるレベルでした。</p> <p> </p> <p>今回ハック事件を起こしたcoincheckのセキュリティー体制についての批判はあって当然と思いますし、そこに関してどのような体制を敷いていたのか、なぜか、今後どういう対応していくのか、など見てる方としては事実関係の整理を期待してたのですが、なんだか大部分、「あなたはセキュリティーがしっかりしてたと思いますか」とか「顧客資産預かる意識が甘いんじゃないか」「代表がしゃべるべきじゃないか」とか何か精神論的なものをベースとしたどうでもいい質問の繰り返しと、なぜか記者が偉いのかよくわからないですが、高圧的な態度で偉そうにこき下ろす、的な状態になっていて、関係者としても、1視聴者としても非常に不快でした。</p> <p> </p> <p>当然記者は出来る限り情報を引っ張り出したいというのもわかるのですが、技術的にもあまり的確な質問とも言えず、一時的に上の立場(相手が「空気」的に反論できない)であることを利用してなぜこの人たちは悦に入ってしまっているんだろう、という感じでした。</p> <p> </p> <p>そもそもこの仮想通貨バブルというか、イケイケどんどんで利用者のリテラシーが追い付かない状態で儲かった人を特集して煽ったり、仮想通貨業界のエース(?)みたいな感じで直前までちやほやしてた人たちが、こういう事件があると手のひらを返してなぜかいきなり叩き始めるのも気持ち悪いです。</p> <p> </p> <p>コインチェックの体制や取引所全般のセキュリティーに関する懸念や警鐘は界隈では以前から一部言われてましたし、まあ今回の事件とは直接は関係はないんですが、メディアの行き当たりばったりの報道はもう長いこと低レベルなままだと改めてがっかりさせられました。</p> <p> </p> <h3>コインチェックユーザーへの影響</h3> <p>まだこれはコインチェックの今後の決定次第なので、細かくはまだ考えてないですが、XEMを保有していない他のコインチェックユーザーの資金凍結、もしくは一部資産の没収みたいなことが起きる可能性もあります。そんなのふざけるんじゃない、という声も理解は出来ますが、規約や仮想通貨の法律的な扱いなどを考慮してもどうしようもない、というような状況でしょう。</p> <p> </p> <p>また人によっては、去年支払った税金の分を考慮すると、儲かっていたはずが今回のハックの影響からトレード益がマイナスになってしまう人たちも出てきてしまう可能性もあるとは思います。ここらへんは仮想通貨の税金の制度の根本的な問題とも言え、今後これはこちらのブログや<a href="https://www.youtube.com/channel/UCRP9Ij6gL9IViB7MS3Ez9aw">ビットコイナー反省会</a>の方でも識者を呼んだりして色々考察、提言していければと思っています。</p> <p> </p> <p>などなど。</p> <p> </p> <p>他にも今回の件は改めて色々考えさせられることも多いので、また色々頭の整理をしてブログや動画、もしくは<a href="http://bit.ly/2mCTCkg">ビットコイン研究所</a>の方で色々考察、今後の展望の予想をしてみようと思っています。</p> <p> </p> <p>P.S. 年始にした大胆?予想が少しづつ的中し始めており、むしろ結構悲しいです。次は草コインフィーバーかな…</p> <p> </p> <p><iframe class="embed-card embed-blogcard" style="display: block; width: 100%; height: 190px; max-width: 500px; margin: 10px 0px;" title="2018年の暗号通貨業界の大胆?予想 - ビットコインダンジョン" src="https://hatenablog-parts.com/embed?url=http%3A%2F%2Fcoinandpeace.hatenablog.com%2Fentry%2F2018_bold_predictions" frameborder="0" scrolling="no"></iframe><cite class="hatena-citation"><a href="http://coinandpeace.hatenablog.com/entry/2018_bold_predictions">coinandpeace.hatenablog.com</a></cite></p> coinandpeace Weissの仮想通貨格付けの予想をしてみた hatenablog://entry/8599973812340294347 2018-01-23T20:44:47+09:00 2018-01-23T20:47:03+09:00 なんか昨日今日、界隈であえて仮想通貨の格付けをそれぞれするというのが流行っているようですね笑大石さんが記事にしてたり↓(前置きと注意書きとかが滅茶苦茶多い笑) doublehash.me またこちらのツイートも大きく支持されていたようです。 1月24日仮想通貨格付予想AAAかもしれないけどA〜Eでやってみる 時間軸も勝手に5年投資するとしてやるBTC AETH AXRP DBCH AADA ENEM CLTC BXLM DEOS EIOTA EDash BNEO DTRX EXMR BBTG Eむずい — 👑音速🍂のGOX(2冠)仮想通貨 (@GOXGOXGOX2) January 22, 2… <p>なんか昨日今日、界隈であえて仮想通貨の格付けをそれぞれするというのが流行っているようですね笑<br /><br />大石さんが記事にしてたり↓(前置きと注意書きとかが滅茶苦茶多い笑)</p> <p> </p> <p><iframe class="embed-card embed-webcard" style="display: block; width: 100%; height: 155px; max-width: 500px; margin: 10px 0px;" title="時価総額上位の仮想通貨格付けイメージ(2018.1.23)" src="https://hatenablog-parts.com/embed?url=http%3A%2F%2Fdoublehash.me%2Flcrypto-rating-like%2F" frameborder="0" scrolling="no"></iframe><cite class="hatena-citation"><a href="http://doublehash.me/lcrypto-rating-like/">doublehash.me</a></cite></p> <p> </p> <p>またこちらのツイートも大きく支持されていたようです。</p> <blockquote class="twitter-tweet" data-lang="en"> <p dir="ltr" lang="ja">1月24日仮想通貨格付予想<br />AAAかもしれないけどA〜Eでやってみる <br /><br />時間軸も勝手に5年投資するとしてやる<br /><br />BTC A<br />ETH A<br />XRP D<br />BCH A<br />ADA E<br />NEM C<br />LTC B<br />XLM D<br />EOS E<br />IOTA E<br />Dash B<br />NEO D<br />TRX E<br />XMR B<br />BTG E<br /><br />むずい</p> — 👑音速🍂のGOX(2冠)仮想通貨 (@GOXGOXGOX2) <a href="https://twitter.com/GOXGOXGOX2/status/955310729803923456?ref_src=twsrc%5Etfw">January 22, 2018</a></blockquote> <script async="" src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> <p> </p> <p> <br />直接のきっかけは<a href="http://finance.weissratings.com/crypto/">Weissという独立系格付け機関が仮想通貨の格付けをする</a>、という発表をしたことで、一応明日24日に評価付けが公開されるようです。</p> <p> </p> <p>これ、どんな結果が出てくるのか非常に楽しみですし、何よりそれぞれどういう評価基準で採点してるのか興味深いです。出てきた内容によっては結構がっかり感が漂うのかもしれないですし、逆に、「お、すごい、わかってるじゃん」みたいになるのかもしれません。一応「技術」「ユース」「トレードパターン」などを考慮しているらしいですが、これだけだと何を重視しているのかも微妙ですね。</p> <p> </p> <p>で、</p> <blockquote class="twitter-tweet" data-lang="en"> <p dir="ltr" lang="ja">暗号通貨の格付けか…。どうやって判断してるかの詳細が気になるな。まあでも出る前から多分あれは評価低いけど、あれは高くてうわぁってならうんだろうなーとかいう予想は出来る笑</p> — Koji Higashi (@Coin_and_Peace) <a href="https://twitter.com/Coin_and_Peace/status/955759486857224193?ref_src=twsrc%5Etfw">January 23, 2018</a></blockquote> <script async="" src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> <p> </p> <p>(安定のタイポしてますがw) 上記のツイートをしてふと、「どんな格付けが出るのか結構予想できるんじゃない?」と思ったので、せっかくなので便乗してWeissが24日に出す格付けを予想してみます!「予想できそう」とか言っておいて後出しで「分かってました」というのは卑怯ですからね笑</p> <p><br />これは自分個人の評価ではなく、あくまでWeissが出しそうなスコアを独断と偏見でお楽しみで予想しているだけです。自分が必ずしもこう思っているわけでも、こうなって欲しいわけでもありません。というか自分の評価とか書くと確実に変な人たちに絡まれたりしそうなのでやめておきます笑<br /><br />あえてなぜ自分がそのように予想したかも説明は(とりあえずは)しないので、結果が出てからまた答え合わせしましょう。</p> <p> </p> <p>以下市場規模順(A~Eで評価)</p> <p> </p> <p>1.Bitcoin B+<br /><br />2. Ethereum A-<br /><br />3. Ripple B-<br /><br />4. Bitcoin Cash B-<br /><br />5. Cardano B-</p> <p><br />6. Litecoin B<br /><br />7. NEM C<br /><br />8. Stellar C+<br /><br />9. EOS B-<br /><br />10. NEO C-<br /><br />11. IOTA D-<br /><br />12. DASH B-<br /><br />13. Monero B+</p> <p><br />14.TRON E<br /><br />15. Bitcoin Gold D-<br /><br />16. ICON B-<br /><br />17. Qtum C<br /><br />18. Ethereum Classic B<br /><br />19. Lisk C+</p> <p><br />20. VeChain (全く知らないので省略)</p> <p> </p> <p>という感じです。ちょっと意外なやつもあるかもしれないですが、あくまで外部機関がこういう評価をするんじゃないか、という予想なので。そもそも一回目が出ないと評価基準も全然わからないので、大体は妄想ですが、後で答え合わせ楽しみにしておきますw<br /><br />さて、どうなるか…。</p> coinandpeace Lightning Networkの実演デモと「人柱」の楽しみ hatenablog://entry/8599973812339887680 2018-01-22T18:57:57+09:00 2018-01-22T18:57:57+09:00 昨日ビットコイナー反省会の方に大石さんに来ていただき、Lightning Network(ライトニングネットワーク)の実際の使用デモをしてもらいつつ、ライトニングの今後などについても少し議論をしました。 www.youtube.com Lightningへの注目度もあると思いますが、ライブデモ500人近くの人に聞いてもらい、ライブでのコメントもかなり盛り上がりました。自分もめちゃくちゃ面白かったです。 SegWitやライトニングに関しては以前安土さんに細かい部分や基本的な仕組みを解説していただいたのですが、今回は実際のデモを一緒に見て体験することで、これで初めて腑に落ちたというか、初めてライト… <p><img class="hatena-fotolife" title="f:id:coinandpeace:20180122185741p:plain" src="https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/c/coinandpeace/20180122/20180122185741.png" alt="f:id:coinandpeace:20180122185741p:plain" width="538" /></p> <p> </p> <p>昨日ビットコイナー反省会の方に大石さんに来ていただき、Lightning Network(ライトニングネットワーク)の実際の使用デモをしてもらいつつ、ライトニングの今後などについても少し議論をしました。</p> <p><iframe class="embed-card embed-webcard" style="display: block; width: 100%; height: 155px; max-width: 500px; margin: 10px 0px;" title="Lightning Network(ライトニングネットワーク)を実際に体験してみよう with 大石さん" src="https://hatenablog-parts.com/embed?url=https%3A%2F%2Fwww.youtube.com%2Fwatch%3Fv%3DYIgcuprvuos" frameborder="0" scrolling="no"></iframe><cite class="hatena-citation"><a href="https://www.youtube.com/watch?v=YIgcuprvuos">www.youtube.com</a></cite></p> <p> </p> <p>Lightningへの注目度もあると思いますが、ライブデモ500人近くの人に聞いてもらい、ライブでのコメントもかなり盛り上がりました。自分もめちゃくちゃ面白かったです。</p> <p> </p> <p>SegWitやライトニングに関しては<a href="https://www.youtube.com/watch?v=jtRn6cFVc68&amp;t=130s">以前安土さんに細かい部分や基本的な仕組みを解説していただいた</a>のですが、今回は実際のデモを一緒に見て体験することで、これで初めて腑に落ちたというか、初めてライトニングがどんな技術なのか、どのように今後使われていくのかがイメージがついた人も多かったようです。</p> <p> </p> <p>今回のデモでは一部失敗した部分もあったり、ライトニングのポテンシャルを感じられる一方、まだ課題やバグも多く、一般的に広く使われるまでには改善しなくてはいけない部分も多いこともわかったと思います。<br /><br />ただし、今回の放送を通して改めて自分も思ったのですが、やはりこういうまだまだ発展途上の技術だったりプロジェクトを上手く行くかドキドキしながら突っ込んでいって体験したり、理解を深めたり、新しいユースケースを考えたりなど、やっぱりそういうのが一番楽しかったんだよなーと。</p> <p> </p> <p>やはりビットコイナーはしょせん人柱というか(笑)、嬉々としてGoxするリスクを省みずにガンガン突っ込んで行く方が「らしい」ですし、現在ライトニングもそういう人たちのおかげで急速に開発やユーザーコミュニティーが立ち上がってきています。<br /><br />(と言いつつも、実際に自分のお金を失う可能性もあるので、やる人は気を付けてくださいw)</p> <p><br />Lightningに限らずですが、初めてこのブログ用にCNPCOIN作って配り始めたり、トークンを使ってうんぬんということをやり始め時も、特に前例があったわけではないですし、今思うとものすごい額のBTCを手数料で持っていかれていたり(考えてはいけない笑)、そう考えると必ずしも経済的に得しているわけでもないかもしれないです。が、まあ面白いものとか新しいものに前のめりで突っ込んでったり実験したりするのが今までも一番面白かったですし、理解度を向上したり、新しいアイディアを考え付いたりする為の一番の近道ですしね。</p> <p> </p> <p>というわけで今後もこちらのブログやビットコイナー反省会でも暗号塚関連の新しいものが出てきた時に、またパッと飛びついて「実験台」「人柱」に積極的にやっていきたいな、と初心を思い出しつつ頑張りますw<br /><br />しばらくフォーク問題とかICOの話とか、最近は草コインとか、重要と言えば重要だけど、必ずしも新しい領域を切り開いていたり、前進をしているわけではないトピックが多すぎて正直かなりインスピレーションが欠けていたのですが、色々また見つけていきたいですね…。すでにちょっと考えていることもあるので、また初期の頃のように一緒に実験していきましょう笑</p> <p> </p> <p>それでは。</p> <p> </p> <p> </p> coinandpeace 2018年の暗号通貨業界の大胆?予想 hatenablog://entry/8599973812337366065 2018-01-14T21:44:38+09:00 2018-01-14T21:44:38+09:00 もう年始感はすっかりないですが…、一応今月頭に今年の業界の動向に関する予想を自分でもしておきました。 ビットコインに関する予想はビットコイナー反省会の方で動画で、またそれ以外の分野やその他の識者の予想も含めたものは、ビットコイン研究所のサロンの方で公開しています。 さて、ビットコイナー反省会の方の予想の一つで、「中国でマイニングが禁止され、マイニングの本場が中国から北欧に移る」というちょっと大胆な予想をしていたのですが、その直後に、本当に中国政府はマイニングを禁止しようとしているという報道が出たり(中国関連の報道なのでどこまで信ぴょう性が高いのかわからない部分もまだありますが)、すでに一部予言… <p>もう年始感はすっかりないですが…、一応今月頭に今年の業界の動向に関する予想を自分でもしておきました。</p> <p> </p> <p>ビットコインに関する予想は<a href="https://www.youtube.com/watch?v=Q34MGW5et2Q">ビットコイナー反省会の方で動画</a>で、またそれ以外の分野やその他の識者の予想も含めたものは、<a href="http://bit.ly/2mCTCkg">ビットコイン研究所のサロン</a>の方で公開しています。</p> <p> </p> <p>さて、ビットコイナー反省会の方の予想の一つで、「中国でマイニングが禁止され、マイニングの本場が中国から北欧に移る」というちょっと大胆な予想をしていたのですが、その直後に、<a href="https://news.vice.com/en_us/article/59w5eb/china-is-about-to-kill-nearly-all-bitcoin-mining-operations-in-the-world">本当に中国政府はマイニングを禁止しようとしている</a>という報道が出たり(中国関連の報道なのでどこまで信ぴょう性が高いのかわからない部分もまだありますが)、すでに一部予言が的中しそうなものもあります。</p> <p> </p> <p>そこでせっかくなので、他にも当たるかどうかは微妙だけど、あえていくつか大胆予想をしておきます。自分が起こって欲しいと思っていることでも、起こる確率が高いわけでもないけど、予想外のことを無理やり予想しておいた方がこの界隈だと逆に当たったりすることもあるかと笑</p> <h3><br />1.ビットコインマイニングの本場が中国から北欧などに移動する</h3> <p>これはすでに言ったことですが、繰り返し。</p> <p> </p> <p>中国でマイニングの禁止などが決定され、中国のマイニング市場の独占が終わる、というものです。</p> <p><br />これは現在時点ではむしろ可能性濃厚なシナリオのようにも見えますし、<a href="https://www.coindesk.com/bitmain-expands-to-switzerland-as-china-cools-to-bitcoin-miners/">マイニング最大手のBitmainもすでに中国外へのシフトを進めている</a>のでは?という報道もあります。</p> <p> </p> <p>また、中国の要因以外にもDragon MintなどBitmainのASIC市場の独占に対抗する動きもありますし、GMOなど日本の大手もマイニング、チップの開発などもすでに発表しており、中国内部の事情、外部からの競争など含めあり得ることかと思います。去年の年始には世界の取引量の95%以上を持っていたはずの中国(取引手数料0%による幻ではありましたが)が、1年たたないうちに取引所閉鎖まで踏み込みほとんど取引量がなくなってしまったように、現在8割以上を占める中国からのマイニングがかなり小規模までしぼむ可能性は十分にあります。</p> <p> </p> <p><img src="https://news.bitcoin.com/wp-content/uploads/2017/11/dragonmint-asic-miner-580x384.jpg" alt="The Curious Case of the New 'Dragonmint Bitcoin Miner'" /></p> <p> </p> <p>以前は中国はそんなことをするメリットはないのではないか、ということで、取引所の閉鎖やマイニングの禁止なども可能性は低いと考えていたのですが、結局取引所は去年実際に業務停止され、もはや何が起きても別に驚きはしません。<br /><br />仮に中国が大手のマイニング業者を閉鎖、摘発などし始めたらこれはかなり大きい話ですが、これは中国一強の状態が解消される可能性が高く、むしろビットコインにとっては悪い展開ではないでしょう。(中国政府がASICを集めて自分たちでマイニングし始めたらどうなるのか、という線もありますが、あまり可能性は高い気もしないですし、とりあえずここではスルーしておきます)</p> <p> </p> <p> </p> <h3>2.ビットコインの市場規模を抜くコインが出てくる</h3> <p> </p> <p>これも結構な大胆予想ですが、今年ビットコインの市場規模の不動の1位が揺らぐ可能性はあると思います。</p> <p> </p> <p>去年EthereumのEtherの価格が爆上げした時期があったのですが、ICOブームの追い風、有名VCや投資家などからの強力なサポート、ビットコインの当時のSegWitを巡る内部抗争など、当時<a href="http://coinandpeace.hatenablog.com/entry/Ethereum_ICO_Bubble">Ethereumの市場規模がBitcoinを一時的に抜いてもおかしくはないという話</a>も少しだけしていました。同じような動きが今年もあり、もし大きなスキャンダルなどがなければEthereum、もしくは他のコインの市場規模がBitcoinを抜くタイミングは来るかもしれません。</p> <p> </p> <p>先日一時的にXRPの市場規模がEthereumを抜く、もしくは去年Bitcoin Cashが一時的にEthereumの市場規模を抜く、ということもありましたし、最近は正直あまり中身がないコイン、もしくは完全な詐欺コインと言っても差し支えないようなものでもトップ10レベルの評価がついたり、もはや実用性や中身に関わらず何でも上がるポテンシャルがあるわけです。<br /><br /></p> <p>BTCの手数料高騰によるユーザビリティーの低下、新規参入層による特定コインの一時的な爆買いなどの状態を考えればマーケットキャップという観点でBTCを抜くという事態はありえるかもしれません。</p> <p><br />まあ、この「市場規模」というのがどれくらい重要な指標なのかもうよくわからないような状態になってきている気もしますが、それでもビットコインの1位の座が奪われたとしたらそれは中々大きな事件とも言えそうです。</p> <p> </p> <h3>3.草コインのマーケットシェアが50%を超える</h3> <p> </p> <p><img class="hatena-fotolife" title="f:id:coinandpeace:20180114185535p:plain" src="https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/c/coinandpeace/20180114/20180114185535.png" alt="f:id:coinandpeace:20180114185535p:plain" /></p> <p> </p> <p><a href="https://www.youtube.com/watch?v=k6cbGL68vbo&amp;lc=z22dc1todw22jp5fuacdp43apjb0un3rbuj0wtt3bg5w03c010c">草コインの定義は定かではない</a>ですが、ここではTop10以外、<a href="https://coinmarketcap.com/charts/">Coinmarketcapの「Others」</a>に分類されているものとでもしておきましょう。<br /><br />最新のOthersのマーケット占有率はおよそ25%。今年草コインフィーバーがむしろこれから来ると考えると、この比率が一時的に50%くらいに行くタイミングが来ても驚きではありません(驚くけどw)<br /><br />ある意味自分が起きて欲しくない、起きないだろうと無意識にバイアスをかけていることは逆によく起きたりするので、草コインの合計市場規模が過半になる展開はありえます。</p> <p> </p> <h3>4.取引所が複数大規模Goxする</h3> <p>草コインの人気と相関する形ですが、ここ数か月で草コインやビットコインのフォークコインが主力の新興取引所が躍進しています。</p> <p> </p> <p>取引所の順位は変動が激しいので、今年1年でも上位層の移り変わりは色々ありそうですが、新興取引所が出てきている一方、最近大規模なハック事件、いわゆるGox事件はあまり聞きません。</p> <p> </p> <p>これは取引所のベストプラクティスが少しづつ確立されてきているから、ともいえると思いますが、同時にこれだけ新興取引所がアグレッシブに新しいコインを追加したり、新規ユーザーの流入で一杯一杯になっているような状況はGoxリスクの観点から言っても結構怖いところはあります。中には今の時点であまりいい噂をきかない取引所も会ったり、今年自分は久しぶりに大規模なGoxがあり、Goxに慣れてない初心者層が大量に焼かれる危険性があると懸念しています。</p> <p> </p> <p>そしてここらへんがきっかけで規制の実効力がないことや、海外のサービスへのアクセスの制限、などが始まる、というところまでセットで考えてもいいかもしれないです。<br /><br />これは大胆予想というよりは、今までの経験則で十分にあり得る展開だな、と。</p> <p> </p> <h3>5.日本の仮想通貨取引マーケットシェアの低下</h3> <p> </p> <p>最後に、現在仮想通貨トレードの文脈で世界でも大きな存在感を示している日本ですが、今年の後半に関して急速にポジションを失っていく展開もなきにしもあらず、と予想します。</p> <p> </p> <p>普通に考えると草コインなども含めこのまま日本の市場は伸びていきそうですし、一応大枠はその方向性で予想していますが、別の方向で大胆予想するなら、ICOスキャンダル、取引所Gox、相場崩壊による関心の低下、海外(韓国など)のマーケットの成長による相対的ポジションの低下など、今より今年の年末は日本の市場の存在感が薄くなっている可能性も微妙にはあるな、と。</p> <p> </p> <p>まあ順当に考えるともう1段階、2段階伸びていきそうですが、投機の話ばかりになるのは個人的にちょっとつらいので、こういうシナリオがあっても別にいいかなーとw</p> <p> </p> <p> </p> <p>というわけで、あえての大胆?予想でした。<br /><br />これらは当たる確率は低いと思いますが、当たったら結構面白いという、ちょっとびっくり、くらいで考えています。また年末になったら答え合わせしましょう。</p> <p> </p> coinandpeace ゆく年くる年… 年始の暗号通貨業界予測答え合わせと2017年振り返り hatenablog://entry/8599973812331774079 2017-12-31T21:17:49+09:00 2017-12-31T21:17:49+09:00 もうすぐに2017年が終わります。今年は長かったような短かったような、まあ毎年同じようなことを言っている気がしますが、個人的には16年、15年などよりは長く感じたような気がします。今年は自分個人としても色々体制を整えたり、新しいことを始めたり、悪い年ではなかったかなーと思います。同時に暗号通貨業界全体で考えるとどうだったのか?というのを毎年恒例、年始の予想の答え合わせと一緒にやります。今年残りわずかをかみしめながら…w coinandpeace.hatenablog.com 上が今年年始にした予想記事です。ざっと答え合わせしていきます。というかさっと今見たんですが、全体的に大きく外してますね、… <p><img class="hatena-fotolife" title="f:id:coinandpeace:20171231211708j:plain" src="https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/c/coinandpeace/20171231/20171231211708.jpg" alt="f:id:coinandpeace:20171231211708j:plain" /></p> <p> </p> <p>もうすぐに2017年が終わります。今年は長かったような短かったような、まあ毎年同じようなことを言っている気がしますが、個人的には16年、15年などよりは長く感じたような気がします。今年は自分個人としても色々体制を整えたり、新しいことを始めたり、悪い年ではなかったかなーと思います。同時に暗号通貨業界全体で考えるとどうだったのか?というのを毎年恒例、年始の予想の答え合わせと一緒にやります。今年残りわずかをかみしめながら…w</p> <p> </p> <p><iframe class="embed-card embed-blogcard" style="display: block; width: 100%; height: 190px; max-width: 500px; margin: 10px 0px;" title="2017年のビットコイン/ブロックチェーン業界を予想する - ビットコインダンジョン" src="https://hatenablog-parts.com/embed?url=http%3A%2F%2Fcoinandpeace.hatenablog.com%2Fentry%2Fbitcoin_predictions_in_2017" frameborder="0" scrolling="no"></iframe><cite class="hatena-citation"><a href="http://coinandpeace.hatenablog.com/entry/bitcoin_predictions_in_2017">coinandpeace.hatenablog.com</a></cite></p> <p> </p> <p>上が今年年始にした予想記事です。ざっと答え合わせしていきます。というかさっと今見たんですが、全体的に大きく外してますね、今年は…苦笑</p> <p> </p> <h3>ビットコイン価格</h3> <p> </p> <p>年始の自分の年末ビットコイン価格予想は2,126ドル!現在12,856ドル!!!全くあってません!!!笑</p> <p> </p> <p>てかこんなの絶対当てられないッ!というわけで年始はこれでもかなり強気の予想をしたと自分では思ってたんですが、ふたをあけてみると結局自分の予想のはるか上を行きましたね。アルトコインも同様です。ただ正直一年で上がりすぎだろと思うところも強く、来年は厳しいのでは?と思いつつ、それはまた年始に別に予想します。</p> <p> </p> <h3>業界内で盛り上がるトレンド</h3> <p> </p> <p><strong>1.マイクロペイメント</strong><br /><br />マイクロペイメント、具体的にはライトニングなどが今年の後半には間に合って少しづつ使われ始めるのではないかという予想だったのですが、スケーラビリティ問題の長期化や分裂、フォーク問題などでこれは想定上に遅れてますね。またYoursなどはライトニングではなくBitcoin Cashに移行することも発表しており、そもそもBCHの存在なども含め予想外でした。まあSegWitが通り、2xHF危機がなんとか回避されたことで、ようやくセカンドレイヤーソリューションなどが動き始めたので、来年に期待しましょう。</p> <p> </p> <p><strong>2.MUFGCOIN</strong></p> <p> </p> <p>MUFGCOIN的なものがもっと注目されるのではないかと予想してたのですが、これは間違ってはなかったですが、同時に何か大きなインパクトを残したわけでも、実用が始まったわけでもないので、こちらの予想もいまいち当たってないですね。MUFGCOINにはもっと頑張ってもらわらないと…w</p> <p> </p> <p> </p> <p><strong>3.ICOプロジェクトの崩壊</strong></p> <p> </p> <p>全然ICO崩壊してないじゃないか!!!笑<br /><br />年始の予想では今年前半はまだICOは盛り上がるが、中盤位から段々プロジェクトの崩壊や停滞が明らかになって失速するのではないか、というもの。</p> <p><br />まあ、流れとしては必ずしも間違ってないところもありますが、ICOのここまでの盛り上がりとバズワード化は正直想像してなかったです。(むしろ今のような状態にならないことを祈ってたんですが…w)というわけでこれも外れですね。でも年始にここまでのICOのバズワード化予想していた人っていたのかな?</p> <p> </p> <p>ただし、プロジェクトの崩壊や開発が進まない状況はようやく少しづつ認知されてきているようで、Tezosのごたごたがあったり、年末くらいにかけてようやくICO全体の少しづつの失速感を感じますね。まあよくあることなんですが、業界全体の学習スピードを買いかぶりすぎてたところもあるなーと。来年の予想の時は気をつけますw</p> <p> </p> <p><strong>その他の分野は盛り上がらない</strong></p> <p> </p> <p>まあこれはそこまで難しくなかったですが、今年なんだかんだ盛り上がるのは結局トレード関連の分野で、コンシューマー向けのサービスとかはまだ間に合わない、今年はちょっと早すぎるという部分はあっていました。やはり時間かかりますね。</p> <p> </p> <h3>イーサリアムの動向</h3> <p> </p> <p>イーサリアムの動向としても自分は今年は全体的に静かなものを予想していました。<br /><br />もはや誰も覚えている人はいないような気がしますがw、イーサリアムは去年はThe DAO後のハードフォークのゴダゴダ、その後の一連のバグやハードフォークなどで結構苦しい状態がありました。ただ悪いニュースも出し切ったので、今年は静かに研究開発、ただまだまだ実際に使われるアプリケーションとかは出てこないのでは、という予想でした。</p> <p> </p> <p>出てきましたね。ICO…苦笑<br /><br />まあICOの部分を除けばそこまで予想はあながちずれてなかったと思うのですが、ICOのハイプがここまで盛り上がり、それの主戦場としてイーサリアムが使われた、ということで自分の予想は間違っていました。ただまあICOは本当に何か有用な、実用的なものを生み出しているのか、というのはご存知の通りかなり微妙、というか否定的なところも強く、これが来年イーサリアムにダメージを与えないことを祈りつつ、ただ今年はイーサリアムは想定以上の躍進の年だったのではないでしょうか。</p> <p> </p> <h3>アルトコイン(草コイン)たち</h3> <p> </p> <p>草コイン盛り上がってますね~(棒)</p> <p> </p> <p>まあこれはビットコインの状態次第では草が盛り上がる可能性はある、と予想していましたが、ただ今の状況やバブル相場みたいなのはちょっと予想とは違いましたね。来年も結局草の焼き畑農業が続くのかな~、なんだかな~。</p> <p> </p> <h3>国内の業界の動向</h3> <p>これはまああってましたね。</p> <p> </p> <p>規制の影響などもあり、今年は取引所中心のエコ士システムになり、世界的にも日本がトレードをリードしている状況です。これはあってた。◎。</p> <p> </p> <p> </p> <p><strong>というわけで全体的に自己採点するとしたら、ちょうど50点くらいですね…</strong></p> <p> </p> <p>まあ今年はビットコインのフォーク問題次第のところが大きい、というのはわかってましたけど、ICOの爆発などは全く想定を超えてくるところもありましたし、今年のような仮想通貨バブル市場も想定してなかったです。というわけで、来年はもう少しまともな予測が出来るようにがんばります…w</p> <p> </p> <h3>今年振り返り反省会放送</h3> <p>昨日耐久反省会収録をして、真面目な1年の振り返り、ダークサイド&ぼやき部屋放送(今年の毒は今年に吐き切ろう…)、またマイクハーン大賞など、<a href="https://www.youtube.com/channel/UCRP9Ij6gL9IViB7MS3Ez9aw">3つの動画をビットコイナー反省会の方で公開している</a>ので是非そちらも見てください。</p> <p> </p> <p>ではみなさん、よいお年を。2017年もおしまいですが、自分は静かにこれから今年を振り返りながら来年について計画を立てたりします。今年も色々ありがとうございました。また来年。</p> coinandpeace 12月30日(明日!笑) ビットコイナー反省会年末耐久特別放送スケジュール発表 hatenablog://entry/8599973812331116205 2017-12-29T14:30:41+09:00 2017-12-29T14:30:41+09:00 ヤヴァイ。もう明日30日、明後日は31日で2017年も終わりです。 「年末放送お楽しみに~!」とか言いながら昨日くらいまで何も考えてないことがばれ、気づいたら明日になってしまいました。というわけで明日の企画をひねり出し、今日これから準備します苦笑。年末忙しい、リアルが充実してやばいという人もいるかとは思いますが、30日の夜は反省会チャンネルで一緒にビットコイン、暗号通貨、ブロックチェーンの2017年を一緒に振り返りましょう…。 12月30日年末耐久放送スケジュール予定 18:00 ~ 19:00(予定) イスラエルの暗号通貨事情前編 with 平野さんこちらはコインストリート用の収録ですが、ラ… <p><img class="hatena-fotolife" title="f:id:coinandpeace:20171229142818p:plain" src="https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/c/coinandpeace/20171229/20171229142818.png" alt="f:id:coinandpeace:20171229142818p:plain" /></p> <p> </p> <p>ヤヴァイ。もう明日30日、明後日は31日で2017年も終わりです。</p> <p> </p> <p>「年末放送お楽しみに~!」とか言いながら昨日くらいまで何も考えてないことがばれ、気づいたら明日になってしまいました。というわけで明日の企画をひねり出し、今日これから準備します苦笑。年末忙しい、リアルが充実してやばいという人もいるかとは思いますが、30日の夜は反省会チャンネルで一緒にビットコイン、暗号通貨、ブロックチェーンの2017年を一緒に振り返りましょう…。</p> <p> </p> <h3>12月30日年末耐久放送スケジュール予定</h3> <p><strong>18:00 ~ 19:00(予定) イスラエルの暗号通貨事情前編 with 平野さん</strong><br /><br />こちらは<a href="http://coinstreet.club">コインストリート</a>用の収録ですが、ライブ放送はビットコイナー反省会チャンネル内で無料公開されます。(その後アーカイブ動画はコインストリートのみで限定公開)</p> <p><br />先日自分も実際に現地で訪れたイスラエルではどんな人たちがかかわっていて、どんな衝撃的な業界が存在するのか。イスラエルは今まで行ってきた国の中でも特にインパクトが強い濃いコミュニティが存在しており、学ぶことも多かったので是非見てください!</p> <p> </p> <p><strong>19:30~ 20:30 2017年の暗号通貨業界を振り返る<br /></strong></p> <p> </p> <p>こちらの放送では、割と真面目に2017年に業界内でどんなことが起きたか、どんな重要事件があって、今年をどう解釈すべきか、などについて比較的真面目にまとめ、考察していきます。<br /><br />スケーラビリティ問題とフォーク危機、仮想通貨バブル、ICO狂乱、など色々ありましたけど、結構もう忘れていることも多いですね…。過去の反省会放送などを振り返りつつ、今年は一体どんな年だったのか、来年以降を予測する上でも重要なので真面目に考えましょう。</p> <p> </p> <p><strong>21:00~ 22:00 今年のぼやき部屋、ビットコイナーダークサイド連結特別放送</strong></p> <p> 真面目にイスラエルや今年の振り返りをした後は、今年の毒を完全に吐いていきます笑</p> <p> </p> <p>いやー、今年も本当にくそみたいな年だった!!!(怒)<br /><br />このころまでには結構体力を消耗している可能性もあり、かつ年納めということで、ぼやき部屋とダークサイドをまとめてフリートークで色々ディスって行きます笑<span style="text-decoration: line-through;">マジで覚悟しろ</span></p> <p> </p> <p>なお、今年に関する毒を吐きたい人、ダークサイドなエピソードを持っている人たちは<a href="https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSf-hcOpFQAhKM0sLFaiVmZhxS09ieRIJjdrNknZ8XUdagMGtQ/viewform?usp=sf_link">こちらのGoogle フォーム</a>からバンバン投稿お待ちしておりますw。本番一部紹介します。</p> <p> </p> <p><strong>22:30~適当 今年の大賞!決定</strong></p> <p> </p> <p>そして放送する方も見る方も体力がもう残されてない状態に行った時点で、最後に今年の大賞!企画をします。</p> <ol> <li><strong>クリプト川柳大賞</strong><br /><br />先日Bitpressさんとのコラボで審査員になっていると言っていた<a href="http://coinandpeace.hatenablog.com/entry/crypto_senryu">クリプト川柳</a>、自分が気に入った作品をいくつか紹介し、ライブ放送中に自分審査の大賞を吟味、発表します!(優勝者は純金もらえるそうです)<br /><br /></li> <li><strong>「今日のクリプトパンチライン」大賞</strong><br /><br />Twitterで知る人ぞ知る、 #今日のクリプトパンチライン ハッシュタグ。色々問題発言も多いこのハッシュタグをTwitter見ていきながら、今年一番強烈に刺さったクリプトパンチラインを審査します。<br /><br /></li> <li><strong>Scam ICO of the Year</strong><br /><br />今年を大きく盛り上げてくれたICO。そしてスキャムICO as Entertainment。今年の記憶に残るScam ICO of the Yearを選出!勝ったプロジェクトの公式アカウントに無理やりエコビットトークンを送ります!!!笑<br /><br /></li> <li><strong>今年のマイクハーン/今年のダイモン</strong><br /><br />今年は「今月のマイクハーン」から華麗に「今月のダイモン」に名称変更がされましたが、「今月のマイクハーン」の追悼祭として過去のBest of マイクハーンを選び殿堂入り事件を選定します。また、「今年のダイモン」大賞も審査!</li> </ol> <p> </p> <p>というわけで、まさに自分もリスナーも耐久!!というか絶対途中でだれまくり気がしますが(笑)、上記のスケジュールでゆるゆる行こうと思います。全部見る人はおそらくいない気がしますが、イスラエル放送以外は全て反省会チャンネルで後日視聴出来るので、年末年始ゆっくり見てもらえば。<br /><br /></p> <h3>飛び入りゲストも募集!</h3> <p>今回Zakiyamaさんはスケジュール的に参加できるか微妙っぽいので、飛び入りで参加できるゲストが入れば途中で飛び入り参加的なのもウェルカムです(基本的に自分が直接知っている人オンリーにしますが)参加してみたい、という人がいればTwitterでDMかメッセージしてください。Zoomを使ってライブ参加できるようにします。</p> <p> </p> <p>また、先日タイムバンクを使って飛び入り参加できる企画を考えてます、という話をしていましたが、ちょっと年末は企画でパンパンなので、こちらは年始に「今年の意気込み」的な感じで別枠で放送しようと思います。ちょっと予定変更申し訳ないですが、よろしくお願いします!</p> coinandpeace プロダクトのないICOプロジェクトは本当に問題なのか再考してみる hatenablog://entry/8599973812330447103 2017-12-28T17:20:05+09:00 2017-12-28T17:20:05+09:00 気づいてなかったのですが、ポインさんのブログで日本でICOをやったプロジェクト「Alis」に関する記事が先日書かれており、自分のツイートも引用されていました。ツイートが引用されること自体は別に問題ではないですが、一部文脈が抜け落ちていて自分が特に意図してなかったことに捉えられるかもと思ったので、一部補足と、プロダクトのないICOについてこちらのブログで改めて考察してみます。(ICOに関する記事は久しぶりな気がしますね) ICOプロジェクトが過大評価され、プロダクトをリリースできない理由 btcnews.jp 自分が考えるICOの構造的な問題点とプロダクト開発の不在の理由については、数か月以上前… <p><img class="hatena-fotolife" title="f:id:coinandpeace:20171228171447p:plain" src="https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/c/coinandpeace/20171228/20171228171447.png" alt="f:id:coinandpeace:20171228171447p:plain" width="320" /></p> <p> </p> <p>気づいてなかったのですが、<a href="https://www.poipoikunpoi.com/entry/alismeetup171223">ポインさんのブログ</a>で日本でICOをやったプロジェクト「Alis」に関する記事が先日書かれており、自分のツイートも引用されていました。<br /><br />ツイートが引用されること自体は別に問題ではないですが、一部文脈が抜け落ちていて自分が特に意図してなかったことに捉えられるかもと思ったので、一部補足と、プロダクトのないICOについてこちらのブログで改めて考察してみます。(ICOに関する記事は久しぶりな気がしますね)</p> <p> </p> <h3>ICOプロジェクトが過大評価され、プロダクトをリリースできない理由</h3> <p><iframe class="embed-card embed-webcard" style="display: block; width: 100%; height: 155px; max-width: 500px; margin: 10px 0px;" title="10億集めたICOが何もプロダクトをローンチできない理由 | ビットコインの最新情報 BTCN|ビットコインニュース" src="https://hatenablog-parts.com/embed?url=https%3A%2F%2Fbtcnews.jp%2F2ojkkse512376%2F" frameborder="0" scrolling="no"></iframe><cite class="hatena-citation"><a href="https://btcnews.jp/2ojkkse512376/">btcnews.jp</a></cite></p> <p> </p> <p>自分が考えるICOの構造的な問題点とプロダクト開発の不在の理由については、数か月以上前にBTCNに寄稿したこちらの記事で比較的上手くまとめられたのではないかと思います。</p> <p> </p> <p>記事としてはもう古くなってきてますが、ICOの問題点の指摘としてはまだ成立していますし、未だにプロダクトが存在していないICOが大部分なのは変わらないでしょう。今年の夏~秋、ICOのハイプが最高潮に達していた時との違いは、投資家や市場が現在の開発の遅れや投資としてのICOの魅力の低さに少しづつ気づき始め、調達が失敗するプロジェクトも増えてきていることでしょうか。</p> <p> </p> <h3>プロダクト不在のコミュニティ作り?</h3> <p>本題に入ります。今回の記事で自分のこちらのツイートが引用され、これが現在まだプロダクトが存在しない日本のAlisというプロジェクトへの批判のような形で紹介されていました。</p> <blockquote class="twitter-tweet" data-lang="en"> <p dir="ltr" lang="ja">そういえば昨日話してた人と、(ICOに関して)活発なコミュニティがあるかどうかは重要だ、みたいな話をしたけど、いや、まともなプロダクトなかったらコミュニティ云々とかどうでもいいだろって結論に5秒でなった。そうなんだよね笑</p> — Koji Higashi (@Coin_and_Peace) <a href="https://twitter.com/Coin_and_Peace/status/944808655941193728?ref_src=twsrc%5Etfw">December 24, 2017</a></blockquote> <script async="" src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> <p> </p> <p>まず若干の訂正ですが、上記のツイートは元々Alisを意識して言ったものではありません苦笑。ただし、Alisに当てはまることも多いと思うので少し追加で説明します。</p> <p> </p> <p>これは実はイスラエルに先日いた時に、ICOのプロモーションなどを行っている会社の関係者と話をしていた時に出たトピックです。もっと言えば、むしろ「コミュニティがあるかどうかは結構重要だ」という趣旨の自分の発言に対して、PR会社の人がむしろそれを一部否定して、<strong>「コミュニティなんかより、重要なのはプロダクトがあるかどうかだ」</strong>という発言をしたものです。<br /><br />これは自分はすごく興味深い発言だと思います。なぜならICOのPR会社はICOを宣伝したり、いわゆるコミュニティを創出したり運営したりすることのプロで、その人たちが<strong>「コミュニティ作りなんていうのは過大評価されている(そんなことは簡単だ)。</strong><strong>本来全てプロダクトありきの話だ」</strong>、と言ってるわけですから。</p> <p><br />もう少し具体的にAlisについて言うとしたら(正直自分はAlisについて細かく最新状況を追っているわけではないので、印象ベースになりますが)、別にプロダクトない状態で、ファンやコミュニティを作ろうとしていることを全て否定するわけではありません。<br /><br />Alisの公式Twitterアカウントが後日コメントしているように、</p> <blockquote class="twitter-tweet" data-lang="en"> <p dir="ltr" lang="ja">では、プロダクトができるまで他のことはしないのか?というと、そうではありません。MVPで早期に反応を得ることでプロダクトローンチ後に受け入れられないという将来のリスクを最小化でき、中長期的には「ゴミを作らない」ことで開発スピードも上がります。<a href="https://t.co/Q548APOo8V">https://t.co/Q548APOo8V</a></p> — ALIS (@ALIS_media) <a href="https://twitter.com/ALIS_media/status/945230929580081152?ref_src=twsrc%5Etfw">December 25, 2017</a></blockquote> <script async="" src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> <p> </p> <p>当然企業として優先順位をつけつつも、他の業務は続行しなくてはいけないわけで、開発担当以外の人達もそれぞれ別の業務を分業するべきですし、そんなのは当たり前です。(まあ、開発にもっと人員を割け、などの批判は出来るかもしれないですが)</p> <p> </p> <p>最近も、取引所が何かしらのアナウンスやキャンペーンなどを打つたびに、公式アカウントに対して、「早くサーバーを増強してください」「落ちなくなってからそんなことしろ」とか言う絡みをよく見るのですが、正直ちょっとかわいそうだな、と思うところもあります苦笑<br /><br />企業としても当然色々同時並行で進めなくちゃいけないわけで、全て一気に解決できるわけでも、全ての人の不満を解消できるわけではないですからね。</p> <p> </p> <h3>プロダクトが存在しないICOの本当の問題とは?</h3> <p>では、プロダクトがなくても、プロダクトを鋭意開発しつつ、コミュニティも同時並行で盛り上げていけば何も問題ないじゃないか、と言っているかというと、<strong>実は全然そんなことはありません。</strong></p> <p> </p> <p>個人的に問題だと思っているのは、<strong>プロダクトがないのにトークンがすでに取引所で上場されていて、コミュニティを盛り上げるという名目でトークン価格を煽ってインサイダートレードが出来てしまったり、ある時点まで期待値だけ上げ続けることが出来てしまうこと</strong>です。ある意味でこれがICOプラクティスの一番のガンだとも言えるかもしれません。</p> <p> </p> <p>プロダクトが存在しないのにトークンがトレード出来てしまう場合、市場ではある種の「空気」とか「プロダクトへの期待値」みたいなよくわからないモヤモヤしたものが先にトレードされているわけです。<br /><br />この状態で何が起きえるかというと、まともなプロダクトやユーザーベースが出来る前に、マーケティングやパートナーシップのアナウンスなどが連発され、プロダクトリリースを待たずしてコイン価格が数十倍などに跳ね上がることです。Factom、Augur、MobileGoなど、意図的かどうかは別としてこういうケースは本当に多いです。</p> <p> </p> <p>別にコインの価格が上がるのは問題ではないような気もしますが、<strong>ICOの場合はインサイダートレードの規制やプリセールの参加者の売り抜け防止などの対応がないため、公式による価格操作、煽り行動が簡単にできてしまう</strong>のがまずいです。</p> <p><br />Alisのケースにも当てはまりますが、そういうことではなく本当に完全な善意や戦略としてコミュニティ作りをしているということなのかもしれませんが、公式による煽りなのか、本当によかれと思って先にコミュニティを作っているのかの違いは外から見てる限りはわかりません。(まあ疑いすぎだろ、とか言われそうですがw)<br /><br />つまり、<strong>プロダクトがまだないのにコミュニティを作ること自体は問題ではないですが、トークンがすでに取引所に上場されトレードされていることで、市場操作、モラルハザードが起きてもおかしくない状態</strong>を批判しています。</p> <p> </p> <h3>ICOトークンはプロダクトが存在するまで取引所上場させるべきではない</h3> <p>一言で言えば上記の通りです。</p> <p> </p> <p>これは別にAlisに限ったことではないですが、自分はプロダクトや実ユースが存在しないICOトークンを取引所に上場すること自体をやめるべきだと個人的にしばらく主張しています。<br /><br />もちろん、先行上場にはユーザーにとってもメリットもありますし、出来るだけ早くトレードしたいという需要も理解できます。また取引所としても一早くコインを上場させることで競合との差別化が図れたり、メリットも少なくないでしょう。</p> <p> </p> <p>ただしプロダクトの存在しないトークンのトレードこそ、インサイダートレード、不平等な一部投資家のリスクなしの売り抜け、公式からの煽り、「コミュニティ」の拝金主義化など色んな問題の大きな原因になっていると思います。</p> <p> </p> <p>逆にトークンがトレード出来ないのなら、トークンの価格変動などに気を取られる必要なくプロダクト開発に集中しつつ、プロダクトリリースに備えつつ良質なユーザーコミュニティーを作ろう、というのはむしろ健全だと思います。<br /><br /></p> <h3>最後に</h3> <p>というわけで久しぶりにICOの話をした気がしますが、イスラエルは本当にICOプロジェクト、またこれからICO実施を予定しているところも多く、自分も改めてICOの是非について考えさせられるところはありました。<br /><br />特に自分はICO大嫌いのように思われてるかもしれませんが(笑)、プロダクトが存在するICO、不必要な金額を要求しないICO、ユーザーへのリスクをきちんと説明しているICOについては特にそこまで批判は実はしてません。<br /><br />今回の話のように、プロダクトない状態の投機市場の存在などはいまだに問題だと思いますが、ICOに関しても業界、投資家ともに少しづつ冷静さを取り戻してきている空気もあり、それは良いことだと思いますし、ICOのベストプラクティスが今後完成していけばいいなーと遠目から思います。</p> <p> </p> <p>そして、なんか今回名指しで一部批判しましたが、Alisもまともなプロダクトを出来るだけ早く出して、スキャムとか言ってたやつどこだ、とドヤってくれることを淡く期待しておきます。自分は別にスキャムとは言ってないけどね笑(あ、ちなみにICO前に昔さらっと読んだAlisのホワイトペーパーは、お世辞にもレベルが高いとは言えなかったと思ったのは白状しておきます)</p> <p> </p> <p><strong>【宣伝】</strong></p> <p>上記のようなICOの問題点、取引所とICOトークンの関係性、また韓国やイスラエルなど海外の暗号通貨界隈の事情などは<a href="https://www.coinstreet.club/">コインストリート</a>で動画で色々議論しています。今回の記事のような話が面白いと思ったら、是非こちらもチェックしてみてください。結構色々えぐってますw</p> coinandpeace 独り身ビットコイナーとクリスマス2017年版 hatenablog://entry/8599973812329639897 2017-12-25T17:36:22+09:00 2017-12-25T17:36:22+09:00 クリスマスですね。皆様いかがお過ごしでしょうか?笑 優雅にツリーを組み立てて家族サービスをしていたり、大切な恋人とムフフな感じになっている人もいるかもしれないですが、この記事は独身ビットコイナーの人に向けて書きたいのですが… 自分がフルタイムビットコイナーになってからこれで通算4度目のクリスマスですが、ここ数年クリスマスに何か特別な記憶があるかと言えば、特に何もありません。 いや、ただし正確に言えば、去年は全く同じタイトルのブログ記事をビットコインダンジョンで書きながら、大腸麺を食べていた記憶はあります。 そして一年が経過…、一体この一年で何が変わったのでしょうか? わかりますか、それもこれも… <p>クリスマスですね。皆様いかがお過ごしでしょうか?笑</p> <p> </p> <p>優雅にツリーを組み立てて家族サービスをしていたり、大切な恋人とムフフな感じになっている人もいるかもしれないですが、この記事は独身ビットコイナーの人に向けて書きたいのですが…</p> <p> </p> <p>自分がフルタイムビットコイナーになってからこれで通算4度目のクリスマスですが、ここ数年クリスマスに何か特別な記憶があるかと言えば、<strong>特に何もありません。</strong></p> <p> </p> <p>いや、ただし正確に言えば、去年は<a href="http://coinandpeace.hatenablog.com/entry/christmas_and_bitcoiners">全く同じタイトルのブログ記事</a>を<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%D3%A5%C3%A5%C8%A5%B3%A5%A4%A5%F3">ビットコイン</a>ダンジョンで書きながら、大腸麺を食べていた記憶はあります。</p> <p> </p> <p>そして一年が経過…、一体この一年で何が変わったのでしょうか?</p> <p> </p> <p><img class="hatena-fotolife" title="f:id:coinandpeace:20171225165219j:plain" src="https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/c/coinandpeace/20171225/20171225165219.jpg" alt="f:id:coinandpeace:20171225165219j:plain" width="384" /></p> <p> </p> <p>わかりますか、それもこれも<strong>全て<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%D3%A5%C3%A5%C8%A5%B3%A5%A4%A5%F3">ビットコイン</a>のせい</strong>です。</p> <p> </p> <p>それでも去年(2016年)は、来年(2017年)は<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%D3%A5%C3%A5%C8%A5%B3%A5%A4%A5%F3">ビットコイン</a>がもっと一般浸透して、価格もMoonしてビットコイナーにとって春が来るんじゃないか!</p> <p> </p> <p><img class="hatena-fotolife" title="f:id:coinandpeace:20171225170048j:plain" src="https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/c/coinandpeace/20171225/20171225170048.jpg" alt="f:id:coinandpeace:20171225170048j:plain" width="577" /></p> <p> </p> <p>今年に入ってから「仮想通貨元年」だなんだとぬかして、確かにユーザー数は圧倒的に増え、一般浸透とも言ってもいいような状態が日本では来ています。暗号通貨全般の価格も今年1年で大きく上昇し、「億り人」とかいうかっこいいんだがダサいんだがよくわからない名前も出てきたり、ビットコイナーにとっては一応追い風にはなっていたはずです。</p> <p><br />ただし、右肩上がりの相場に調子乗って焼肉パーティーしたり、オフ会行きまくったりチャラいことをやっている人たちも増えているようですが、そもそも本来は<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%D3%A5%C3%A5%C8%A5%B3%A5%A4%A5%F3">ビットコイン</a>なんて元々オタクや反乱軍的な人たちがお互いを<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/Twitter">Twitter</a>で罵りあったり、資産が1日で30%上下するほどの不安定感、またスキャマーみたいなのが国内外で跋扈する世界です。</p> <p> </p> <p>女子に言わせれば<a href="http://coinandpeace.hatenablog.com/entry/christmas_and_bitcoiners">「仮想通貨マンは全員無理」</a>というのがまだコンセンサスなのはご存知の通りです。というか正直に言えば仮想通貨マンなんていうのは、仮想通貨をトレードしているくらいの人で別にそこまで本当はずれている人たちではないです。ある意味ではまだ更生の余地はあります。</p> <p> </p> <p>世の中全てスキャム、とか、そろそろ国を作り始める、とか言い始めたり、そもそも住所不定無職、みたいなガチビットコイナーは、全員無理とかそういうレベル以前の問題です。</p> <p> </p> <p> </p> <p>え、自分は今何をやっているのか?</p> <p> </p> <p><img class="hatena-fotolife" title="f:id:coinandpeace:20171225172318p:image" src="https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/c/coinandpeace/20171225/20171225172318.png" alt="f:id:coinandpeace:20171225172318p:image" /></p> <p> </p> <p><span style="color: #454545; font-family: 'Helvetica Neue', Helvetica, Arial, 'Hiragino Kaku Gothic Pro', Meiryo, 'MS PGothic', sans-serif; font-size: 15.2px; font-style: normal; font-variant-ligatures: normal; font-variant-caps: normal; font-weight: 400; letter-spacing: normal; orphans: 2; text-align: start; text-indent: 0px; text-transform: none; white-space: normal; widows: 2; word-spacing: 0px; -webkit-text-stroke-width: 0px; background-color: #ffffff; text-decoration-style: initial; text-decoration-color: initial; display: inline !important; float: none;">Baby boy、私はここにいるよ。</span></p> <p> </p> <p>今年に至っては自分は<strong>クリスマスが宗教上の理由で存在しない</strong>国、<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%A4%A5%B9%A5%E9%A5%A8%A5%EB">イスラエル</a>に避難してきました。<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%D3%A5%C3%A5%C8%A5%B3%A5%A4%A5%F3">ビットコイン</a>マキ<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%B7%A5%DE%A5%EA%A5%B9">シマリス</a>トが集う聖地、クリスマス回避国、と言っても過言ではありません。<span style="text-decoration: line-through;">そうです、クリスマスはスキャムです…。</span></p> <p> </p> <p><img class="hatena-fotolife" title="f:id:coinandpeace:20171225173336j:plain" src="https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/c/coinandpeace/20171225/20171225173336.jpg" alt="f:id:coinandpeace:20171225173336j:plain" /></p> <p> </p> <p>クリスマスとか関係なく働いています。</p> <p> </p> <p><img class="hatena-fotolife" title="f:id:coinandpeace:20171225173454j:plain" src="https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/c/coinandpeace/20171225/20171225173454.jpg" alt="f:id:coinandpeace:20171225173454j:plain" /></p> <p> </p> <p><span style="color: #454545; font-family: 'Helvetica Neue', Helvetica, Arial, 'Hiragino Kaku Gothic Pro', Meiryo, 'MS PGothic', sans-serif; font-size: 15.2px; font-style: normal; font-variant-ligatures: normal; font-variant-caps: normal; font-weight: 400; letter-spacing: normal; orphans: 2; text-align: start; text-indent: 0px; text-transform: none; white-space: normal; widows: 2; word-spacing: 0px; -webkit-text-stroke-width: 0px; background-color: #ffffff; text-decoration-style: initial; text-decoration-color: initial; display: inline !important; float: none;">まあというか本当に、そもそもクリスマスだからと言ってうわついてチャラチャラしている暇があったら働けって話ですよ。そういうの基本嫌いなんですよね。<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%D3%A5%C3%A5%C8%A5%B3%A5%A4%A5%F3">ビットコイン</a>はチャートもマイニングもクリスマスも年末年始関係なく動いているし、ビットコイナーもだからそんなの無視して粛々とやることやるのみ。</span></p> <p> </p> <p><span style="text-decoration: line-through;">とりあえず<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%E6%A5%C0%A5%E4">ユダヤ</a>人の女の子超</span><span style="text-decoration: line-through;">かわいいじゃん、改宗ワンチャンあるんじゃない!?とかアホなことを自分で言っていたのは目をつぶります。</span></p> <p> </p> <p>それでは。</p> <p> </p> <p>PS <a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%A4%A5%B9%A5%E9%A5%A8%A5%EB">イスラエル</a>の業界やプロジェクトの話はこちらのブログや<a href="https://www.coinstreet.club/">コインストリート</a>の方でまた話したりするのでお楽しみに!<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%A4%A5%B9%A5%E9%A5%A8%A5%EB">イスラエル</a>は想像通り、想像以上にDopeな世界が広がってそうです。</p> coinandpeace