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ビットコインダンジョン

Bitcoin (ビットコイン)やブロックチェーンを技術に詳しくない人たちのために、面白おかしく、そして真面目に語ります。独自暗号通貨を使った、日本初の読者参加報酬型ブログ。

ビットコイン崩壊シナリオってどんなもの?

2008年末にホワイトペーパーがひっそりとリリースされてから、ビットコインはすでに7年ほど生き残ってます。必ずしもスムーズにここまで来たわけでもないので、生き残っているという表現が一番適当でしょう。

ビットコインの最大の特徴というか強みとは、「死なない」こととも言えるかもしれないくらいで、誰にもコントロールされず分散型で人間の欲望がある限り何があっても動き続ける、ゴキブリのようなしぶとさを持つようにビットコインは元々設計されています。

 

と言いつつも、ビットコインが崩壊する確率はゼロではありません。今日はどういうビットコイン崩壊シナリオが想定できるか考えてみます。


1. 政府がビットコインを禁止する

 

最も確率が高いシナリオの一つに考えられるのは、ビットコインの台頭による円やドルなどいわゆるFiat Currencyと呼ばれるものの存在が脅かされ(脅かされると政府が考え)、アメリカなど中心に世界的にビットコインの保有、マイニング、ビジネスなどが一律に禁止されることでしょう。

一部の国ではビットコインの保有なども含めて禁止されている国がすでにありますし、中国、ロシアなどは少なくとも体裁上では禁止ということになっていると思います。

実際、罰則の厳しさによりますが、ビットコインの保有から禁止されると、ビットコインの技術の進歩、発展などはかなり遅れる状況になるのは容易に想像できます。

 

では、本当に世界中でビットコインが禁止され、誰もビットコインを使わなくなり、ビットコインネットワークが崩壊する可能性が高いのかというと、実はそうでもないと自分は考えています。

 

そもそも世界中津々浦々でビットコインの保有などを禁止して取り締まるのは、政府にもものすごいコストがかかります。そんな実効力があるとは自分は思いませんし、世界に1国でもビットコインを受け入れる国があれば、その国にイノベーションの拠点が移るだけな気がするので、仮に主要国が全てビットコインを禁止したところで、ビットコインが崩壊する確率は低いと思います。

 

同時にビットコインビジネスを取り締まるのは比較的容易なので、政府の禁止によりイノベーションのスピードをかなり遅らせることは可能ですし、NYのBitLicenseなどすでにそのようなケースも見られています。


起こる確率: 5%

ビットコイン崩壊確率: 1%以下

【ビットコインが崩壊することにはならないけど、ビットコインのイノベーションを遅らせ、既存の仕組みをしばらくの間延命することくらいはできそう】


2. 致命的なバグが発見される


今のところビットコインをプロトコルレベルで崩壊されるようなバグは見つかってないようですし、日々コアデベロッパーなどによりセキュリティーの強化、バグ改善などが行われていますが、もしかしたら一撃でビットコインをひっくり返すようなバグがハッカーにより発見され、攻撃される可能性もゼロではありません。

 

具体的にどのような可能性があるかは自分には見当もつきませんが、送金が簡単にダブルスペンドできるようになったり、送金履歴がめちゃくちゃになったり、そもそもSha256が破られたりする可能性もゼロではないということで・・・。

 

具体的に確率がどれくらいあるかは推定できませんが、もしこれが起きたら一晩でビットコインとブロックチェーンが崩壊する可能性もありますね。まあこういうことがないように世界中の最強エンジニアたちが知恵を出し合ってるわけですが。

起こる確率: ?(正直わかりません。というか推定できません)

ビットコイン崩壊確率: 50% 

【もし致命的なバグを攻撃されても、必ずしもビットコインネットワークがそのまま潰れるわけではないと思います。が、そういうのが見つかればネットワークの分散化への信頼が失われ大多数がプロジェクトを離れる可能性もありますね】


3.価格操作

 

ビットコインの市場規模なんて、例えばAppleの株式市場規模などに比べれば大したことはないサイズで、この時点で5500億円くらいです。さっと調べたところ世界のFX市場規模が700兆円を超えてるくらいなので、単純比較でビットコインの市場規模はFXの1000分の1以下です。

もし今の外国為替市場などに入っている金の10%がビットコイン市場に流れ込み、価格操作など悪意のある攻撃のようなものをビットコイン市場に対して行った場合、ビットコイン価格が文字通り地につき、収益確保できなくなったマイナーはどんどん離脱。悪意のあるプレイヤーがそのタイミングでマイニングを支配することで、すくなくとも短期間の間ビットコインの送金ネットワークが機能しなくなる可能性がありますね。

ビットコイン価格が下がってもショートしておけばいいだけな気がするので、このシナリオって実は結構現実的な攻撃じゃないのかと思います。実際は、ビットコイン価格が下がり、マイナーが抜けていくと次第にマイニングのDifficultyも下がって、価格とDifficultyのバランスがダイナミックに決まっていくような仕組みになっていますが、この価格操作攻撃は一番現実味あって恐ろしいですし、攻撃する投資家のインセンティブも少なからずあります。

起こる確率 : 10%

※結構高い見積もりですが、そこまで大規模でなくとも何かしらの価格操作による攻撃や混乱は今後出てくる気がします。 

ビットコイン崩壊確率: 20%

【価格操作攻撃が起きたら、ビットコイン価格が$1くらいまで低下。マイナー離脱によるDiffuculty低下。51%攻撃含む色んな攻撃が考えられますね】


4. コミュニティー内での分裂

 

ブロックサイズやBitcoin XTの話で、ビットコインコミュニティー内での分裂の危機ではなど一時期危惧されましたが、実はこのブロックサイズの話など全くまだ解決したわけではないです。むしろ最近のニュースでさらに闇が深まったような気も・・・(まあ別に記事にするかもしれないですが)

 

どのように今後ビットコインをスケールさせていくかというスケーラビリティの話や、ビットコインと法規制の話、分散化維持の話、ビットコインコミュニティーはもう全く一枚岩でみんなが団結して誰かがリーダーシップをとって進んでいるという状況ではありません。

 

コミュニティー内で意見がわかれて、ビットコインネットワークが複数に分裂し、お互いがお互いの足を引っ張りあうような状況になったとしたら、ビットコインの価格低下、中央集権化の進行などが起こり、結果としてThe Blockchainであるビットコインが崩壊する可能性があります。

 

最終的には分裂してそれぞれが負けるような状況になるより、コミュニティー全体で協力してより強固なプラットフォームを作っていくのが理想ですが、最終的に一番難しいのは技術ではなく、人間同士が協力することですからね・・・。

起こる確率: 3% 「XTの話などでビットコインが真っ二つに分裂する確率は低いと思いますが、ない話ではないです」

 

ビットコイン崩壊確率: 10%

【どれくらいの規模の分裂かなどにもよりますが、ビットコインプラットフォームを弱体化させ、上記の価格操作、Difficulty低下、51%攻撃など様々なものと複合的に攻撃される可能性が】


5. Alternative Blockchain(アルトチェーン)の台頭

 

ビットコイン崩壊とまで行かなくとも、実質的にビットコインを形骸化させる可能性のあるシナリオとして、アルトチェーンがビットコインを置き換えるというパターンもあると思います。

今あるもので一番その可能性があるのは、例えばEthereumだと思いますが、5年~10年の間にEthereumがビットコインを置き換え、基軸暗号通貨がビットコインからEtherになったりする可能性はなくはないと思います。

 

と、同時にEthereum開発者自身ももともとビットコインを置き換えることがEthereumの目標ではないと言っていますし、用途が異なってきて共存という可能性の方が高いと思います。プラス、Ethereum自体がまだまだ発展途上のため、今後どのように発展していくかわかりませんし、Ethereumがビットコインを置き換える可能性より、Ethereumの機能がビットコインに移され、Ethereum自体が無意味化してしまう可能性の方がむしろ高いような気もします。(Rootstock, Counterpartyなどはこういう方向性ですね)


起こる確率: 1%

ビットコイン崩壊確率: 5% 

【仮にEthereumがビットコインを超えるレベルになっても、ビットコインが少なくともすぐに崩壊する確率は低いですね。じわじわ衰退していくパターンはあるかと】

 

 

6. 中央主権化の進行による形骸化(51%攻撃)

ビットコインのマイニングがどんどん産業化、中央集権化しているという批判を聞いたことがある人も多いと思います。すでにハッシュパワーの半分以上は、F2pool, Antpool, BitFuryの3社で構成されてしまっています。これって実はすでにかなりまずい状況とも言えます。

もしこの3社が結託して51%攻撃を継続して仕掛けてきたら、それだけでもビットコインネットワークは大きくぐらつきますし、そういうことをしなかったとしても、そもそも半分中央集権的になっているビットコインのブロックチェーンに意味はあるのか、という議論が起こり、形骸化というか誰も結局ビットコインを使わなくなるというシナリオも考えられます。


起こる確率: 10% (実はこれはすでに起こっている、大きな懸念の一つです)

ビットコイン崩壊確率: 5% 

【ビットコイン崩壊とはすぐに行かないと思うので、崩壊確率は低いと想定しますが、このマイニングの中央集権化の問題は実際中々現実的な解決策も見えないですし、個人的にもかなり大きな不安を持っているところでもあります。アンチビットコイナーはここらへんをやはり攻撃してきますね】

 

7. ビットコイン不要論

既存の金融機関などは割とこの見方をしているところも多いと思いますが、既存の仕組みがブロックチェーン技術などを応用することで効率化され、そもそもビットコインのような分散型公共ブロックチェーンは必要なくなるという考え方です。

 

確かに少なくとも一般の人にはビットコインが金融機関をひっくり返すというのは想像しづらい話だと思いますし、なんとなく現実味を帯びている気もします。

ただし、自分はいわゆるPermissioned ledgersなどが完全にビットコインを不要化するような状態は来ないと思っています。可能性はなくはないですが、いわゆるbank chainsの存在がビットコインを潰すことにはならないでしょう。共存はあり得ますけどね。

 

起こる確率: 1%以下 (というか自分は0に限りなく近いと思ってます)

ビットコイン崩壊確率 : 1%以下

【Permissioned ledgerなどの台頭でビットコインが不要になる確率も、その結果ビットコインが崩壊する確率も正直低いと思ってます】

 

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こう考えると、ビットコインが失敗するシナリオはいくつも考えられますし、そのような攻撃はすでに始まっているとも言えます。果たしてビットコインはこれらのリスクをくぐりぬけ、これから5年、10年、20年生き続けているのでしょうか?わかりませんが、ビットコイナーはそう信じてますし、一度、誰にもコントロールされず動き続ける、オープンな分散ネットワークというアイディアが世に提示された時点で、遅かれ早かれ実現は必至だと自分は考えています。それがもしかしたらビットコインではないのかもしれませんが。


確率はお楽しみでつけてみただけなので、全く正確ではないと思いますが、読者の方はどう思いますか?

 

そしてビットコインが仮に崩壊してしまったら自分含むビットコイナーは路頭に迷うのでしょうか?笑

 

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それでは。

 

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