ビットコインダンジョン2.0

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CNPCoin現状報告 Counterpartyについて学んだことなど

ブログの内容改善や、拡散に協力してくれる読者へのインセンティブを作るため、ブログ独自のコインCNPCOINを作って実験的に運用しています。

 

 過去記事↓

ビットコインを語ろう2.0 読者と作るブログへ2.0進化します! - ビットコインを語ろう2.0

 

CNPCoin 仕組み提案(11月時点) - ビットコインを語ろう2.0

 

Counterparty上でCNPCoinを売ろう! - ビットコインを語ろう2.0

 

 

2週間ほど前に広告枠を実験的に買ってくれる人を見つけ、マーケット上でCNPCOINの売買がスタートしましたが、まだまだ課題が多いです。今日は今までの経験から学んだこと、今後の改善などについて考察してみます。

 

結果報告

 

サイドバーの一か月の広告枠を5000CNPで売りに出しました。

5000CNPに対して、Counterparty上のマーケットでおよそ1000円の買い注文がつきました。(ちなみに先月の1か月の総アクセス数は1000ちょっとでした)

 

結果として、500CNPはマーケットで売られ、残り4500CNPは売りがつかなかったので、私が買値で買い取りました。私に900円くらいの広告収入(XCPの形で)が入った形になりました。

 

なお、参加者の協力のおかげで、ブログへのアクセス数は一か月前などに比べておよそ2倍になっています。SNSなどでの共有がブログの初期などでは特に重要だと思われるので、その点では今回の試みの結果はすでに出てきています。

 

気づいたこと

Counterpartyは、いちいちかかる手数料がネック

Counterpartyは、ほぼ完全にDecentralizedされたプラットフォームであることが大きな魅力だと思っています。ただ、それは同時に基本的に全てのトランスアクションに対して、ビットコインのマイナー向けの手数料(4円~7円程度)が発生することを意味します。

コインの送信、売買注文作成などの時にいちいち手数料がかかります。これはCentralizedの取引所などと比べてかなり高いと言えます。

CounterpartyのDecentralizedマーケットは現状では、大量の取引をするには向いてないと言えます。

 

Counterpartyは時間がかかる

Counterpartyはビットコインのブロックチェーン上で全ての承認作業などをするので、基本的にビットコイン同様、1Confirmationに10分程度かかります。Counterpartyで注文を出したりする時は、完了するまで10分ではなく、30分程度かかることが体感では多かった気がします。

また、買い注文、売り注文は1週間以上マッチングがなければ、取り下げられてしまいます。もちろん注文するのにかかった手数料(4円)は返ってきません。

 

配当機能は素敵

今のところ私が気に入っているのはCounterpartyの配当機能です。特定のコインを保有している人に、一回の手数料で指定の割合のコインを配ることができます。これは、今後も上手く活用していけば、手数料削減だけでなく他にも面白い応用ができる気がします。

 

反省点

コイン分配基準

現状では特に頻繁にリツイートしてくれている参加者には毎月500CNPを配当とは別に送っています。

CNPCOINのそもそもの目的はブログの質の向上と、拡散への協力のお礼だと考えていますので、もう少しコメント、提案、リツイートなどに対するリターンを多くした方がいいかな、と思っています。

 

また、基本的にはツイッターのフォロワー数×10の初期CNPCOIN分配で運用していますが、この初期分配をもう少し下げた方がいい気もします。

 

ブログへの貢献、拡散協力にもう少しきちんとしたインセンティブを与えられるように、設計を変更する可能性があります。

(すでに考えているモデルはあるのですが、手数料の問題、技術的障壁などで実現できてない状態です。)

 

価格設定がややこしい

現状では、広告主はCounterparty上のマーケットで払った額と同額のビットコインを私に支払ってもらうようにしています。例えば、広告主は5000CNPをマーケットで1000円で買ったとしたら、それプラス1000円分のビットコインを私に別途送ってもらうように設計していました。

 

これは正直設計した時からわかりにくいと思いましたし、あまり市場原理に基づいてない(自分への配分は自分で決められる)ので違う方法に変更しようと思っています。今他の方法についてはすでにある程度アイディアはまとまってきてますが、妥当性については再度検討します。

 

CNPを燃やす意味はあるのか?

広告枠に使われたCNPは基本的にBurnするように考えていますが、Burnをすることが直接コインの価値の上昇につながるとは実は言えません。確かに総供給量はBurnをすることで減るのですが、供給量のほとんどを私が握っている状態なので、ユーザー市場にはほぼ影響がないと思われれます。

Burnするのではなく、リサイクルし、市場に吐き出し戻した方がいいかもしれないと今考えており、これも要検討です。

 

 

ここ数日は特にコイン価格の決定モデルなど、仮想通貨というより完全に経済モデル的なことをぐちぐち考えてます笑

まだ要検討項目が多いですが、改善案をまた後日共有しようと思います。

 

ちょっと他の件などで忙しくなってきてますが、CNPCOINの実験は可能な限り継続していきたいと思っているので、今後ともご協力よろしくお願い致します。

 

それでは。