ビットコインダンジョン2.0

Bitcoin (ビットコイン)やブロックチェーンを技術に詳しくない人たちのために、面白おかしく、そして真面目に語ります since 2014

ビットコインに関して衝撃を受けたこと7つ

最近は常に仮想通貨のことばっか考えていますが、なぜ私はこんなにはまってしまったのでしょうか?他にもビットコインに多額の投資をする人や、仕事をやめる人もいますが、ビットコインの何にそんな感銘を受けたのでしょうか?かなり個人的ですが、私がビットコインに関して感動、ぞくぞく来たタイミング7つを紹介します。今後この感動は増えていく可能性もありますね。

(※2015年1月10日追記)

 

1、政府や銀行はビットコインを潰せない

ビットコインの分散型の仕組みのおかげで、ビットコインには大きな攻撃の対象がありません。つまり、ビットコインを気に入らない政府や企業がいたとしても、ビットコインを完全に撤廃するにはネットワーク参加者全員を監視し、コントロールする必要が出てきます。政府はビットコイン使用に対する罰則を設けたり、使用を難しくすることはできますが、最終的にはユーザーに選択肢がゆだねられるわけです。

 

最初このことを理解した時は、私はかなり衝撃を受けましたね。政府や銀行にとっておそらく気に食わない存在ではあるのに、潰せない。まさに下剋上が可能になるかもしれない。今考えても中々かっこいいですね笑

 

2、自分がいかに常識に縛られていたか

ビットコインについて学ぶ前に、特に円、ドルなどのお金というものに疑問をいだいたことはありませんでした。もちろん拝金主義に対する嫌悪感とか、なんでこんなに不公平な世界なのか、とか考えたことはありましたが、円は円、ドルはドル、これが変わることなどないし、そんなことを考える必要はないと自然と思い込んでいたのだと思います。

それがビットコインの紹介のビデオを見た瞬間、全部がらがらっと崩れた気がしました。今まで疑ったこともなかった「お金」という存在が、よくよく考えてみると不公平さとか権力の集中とかの大きな原因になっているということに気づきました。

あまり常識に縛られないようにしても、結局自分も色々と受け入れて生きていることを大きく感じ、衝撃を受けました。

 

3、世の中は信頼で出来ている

人を信頼しないのはある意味悲しいかもしれないですが、知らず知らずのうちに信頼を裏切られていることも多いと思います。

 

ビットコインは「信頼」というモデルの根本を揺り動かす技術であり、特定の団体や個人への信頼の必要性をなくします。

 

政府や銀行をいかに信頼して、円を信頼して生きていたか気づいた時に、同時に他にも信頼によって成り立っているものが社会には大きいことにも気づきます。また、いかに信頼によって成り立つモデルが、非効率で不公平で時代遅れかということも同時に理解できると思います。

それを全て変えられる可能性があると思うと、かなりゾクっと来ませんか?

 

4、世界は全然グローバルじゃない

インターネットの普及でインターネット接続さえあれば、世界中の誰とでも瞬時にコミュニケーションをとれるようになりました。これは20年前には全く考えられないことでした。その一方、メールを送るようにお金を瞬時に送ることは21世紀になってもいまだにできていませんでした。それぞれの国が自国の通貨の使用を国民に強制し、ローカルの経済をやりたいように形成しています。

 

人、モノ、情報が一層グローバルに、国境を関係なく動いている時代で、お金だけ20年前のモデルと大して変わってない、古びたシステムのままだということが言えます。

 

5、貧困、戦争、環境問題などへの新しいアプローチの可能性

ビットコインが世界に普及すれば、戦争はなくなると考える人も中にはいます。個人的にはそんなに簡単なものではなく、所詮人間はあの手この手で結局同じことを繰り返す気がしますが笑

ただし、ビットコインが貧困、 戦争、環境問題への解決策となりうる可能性は十分にあります。

例えば、今まで貧しい国の本当にお金が必要な人たちに直接お金を送るということは不可能でした。また、戦争をするために国がお金を無限に作る、ということもビットコインの仕組みでは不可能です。また、一人ひとりの環境を守るための善行が瞬時に報酬として与えられたりすることも可能になります。

ビットコインの技術が現れるまでは何年たっても不可能だったことが、現実的な可能性として浮かび上がってきたということはかなりの衝撃です。

 

6、誰でもエンジェル投資家になれる時代の到来


2013年はほとんど存在しなかった、ビットコインを使った新しい形のCrowdfundingが2014年に増えました。Ethereum, Storj, Gems・・・。最初にCrowdsaleに参加した時にその簡単さとスピードに感動しました。今まで投資家、VC、証券会社などが独占していた既存の構造を、ビットコインを使えば簡単にぶち壊し、個人が自分の信じるプロジェクトの投資家になれるのです。イノベーションのスピードが爆発的に加速する可能性すらあります。

 

もちろんプロの投資家ではない個人の投資はリスクが高いことも理解する必要はありますが、独占市場に穴を開けることが可能になったというだけで大きな意義があります。

 

7、強力なボランティア活動

暗号通貨コミュニティー には、様々な領域から優秀な人材が集まってきています。

彼らの知性、情熱、ビジョンなどに感化され、刺激をうけることも多いですが、何より彼らの多くが自分の才能を惜しみなく無料で、ボランティア的に公開していることにこそ衝撃を受けます。

 

暗号通貨は基本的に誰でも参加できるオープンソースの理念に基づいています。ボランティア的に複数のプロジェクトに協力したり、コードに修正を加えてくれたりする人たちの存在なしでは、コミュニティー内のイノベーションのスピードは成り立たないと思います。短期的な金銭的なインセンティブを超えた、理念、信条レベルで動いている人たちには正直頭が上がりません。

 

とりあえず5つ(+2つ)考えてみました。ちっちゃいことも含めれば他にも色々あるのですが。例えば、香港でデモをやってる、よくわからない人に直接寄付できちゃったりとかですね笑

 

私が感じた衝撃というのはまだ現実的になってないことも多いですが、その可能性が出てきた、それらの問題を解決するためのツールが出てきた、ということだけでも大きな話だと思います。と、自分は思ってますけど、他の人はなぜそう思わないのか不思議で、残念なんですよ笑

このブログを通して、ビットコインを正しく理解してくれる人や、共感してくれる人を増やすことを目指します。

 

それでは。