ビットコインダンジョン2.0

Bitcoin (ビットコイン)やブロックチェーンを技術に詳しくない人たちのために、面白おかしく、そして真面目に語ります since 2014

Lightning, Enigma… セカンドレイヤーがブロックチェーンにとって重要な理由

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ここ1週間ほどで、大石さんとLightning Networkに関するQ&A放送と、西野カナゴールドさんとEnigmaに関する議論をビットコイナー反省会の方で放送しました。

 

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それぞれコンセプト自体は難しいかもしれないですが、比較的平易に解説、議論できていると思うので、まだの人は是非見てみてください。両方ともまだまだ発展途上な技術ですが、今後重要性が高くなる可能性が大きいものです。

 

この二つの技術に共通してですが、メインブロックチェーン上のレイヤーに存在する、いわゆるセカンドレイヤーが今年(と多分来年も)最も重要なテーマ、トレンドになってくると思います。

なぜセカンドレイヤーソリューションがブロックチェーン、特にビットコインなどのいわゆるパブリックチェーンにとって重要なのかいくつか自分が考えている理由を挙げます。

 

メインチェーンに影響を与えずに独立して実験ができる

今となってはずっと昔の話の気もしますが、去年までビットコインはいわゆるスケーラビリティ問題で、SegWitがブロックされ中々採用されない、コア開発者と中国のマイナーのどろどろの足の引っ張り合いみたいなことが起きており、技術的にもコミュニティー的にも中々前進できない苦しい時期が続いてました。結果としてビットコインとビットコインキャッシュにコミュニティーが枝分かれして、今はそれぞれがそれぞれの方向性を追求しているような状況です。

 

セカンドレイヤーが重要な理由として、スケーラビリティ問題にみられるようなメインチェーン上の合意形成の難しさ、つまり良くも悪くも新しい変更を加えたり、方向性を決定したりするのに時間がかかる(場合によっては不可能)などのパブリックチェーンのある種の制約に影響されず、自由に機能を追加したり実験が出来ることが挙げられます。

 

メインチェーンへ変更を加える場合は現在はBIP(Bitcoin Improvement Proposal)での提案後、その他のオープンソース開発者に提案をレビューされ、もし開発者コニュニティーの一定の合意が形成されれば仕様が公式クライアントで採用されたり、ソフトフォーク(場合によってはハードフォーク)によってマイナー及びユーザーによりルールが執行される、という流れになります。

これはどんな提案でも時間がかかるプロセスですし、場合によってはSegWitのようにマイナーにブロックされ中々採用されなかったり、開発者コニュニティーの合意が得られずリジェクトされるかもしれません。(こういうことは実際に多い)

 

一方、セカンドレイヤー技術に関しては、仕様の変更や機能追加に関して原則としてメインチェーンへの影響はないので、実際に有用かどうかは別として加えたい変更があれば開発者が自由に実験したり、機能拡張することができます。

 

メインチェーンへの変更はリスクの高いフォークを誘発したり、予想外のバグを生み出してしまう可能性もあるため、実験の場がセカンドレイヤーに移行し、そこで色々好き勝手出来るというのは非常に重要です。

 

特定のチェーンへ依存しないこと

セカンドレイヤーソリューションのもう一つの利点として、特定のチェーンに依存しないということも挙げられます。

 

今までの暗号通貨のよくあるパターンとしては、新しいコンセンサスアルゴリズムや機能、構造を持った暗号通貨を作りたい、という場合別の暗号通貨(ブロックチェーン)、俗にいうアルトコインを立ち上げて、その他のコインと競争していくというのが一般的でした。ただし、セカンドレイヤーソリューションの場合、特定のコイン(ブロックチェーン)に依存せず、多くの暗号通貨に等しく適用できる技術であることが多いです。

 

例えば、元々ビットコインのスケーリング問題の解決策の一つとして提案されたLightning Networkですが、ビットコインだけではなく、Raidenなどの形でEthereumに、他にもLitecoin及びその他のブロックチェーンにも採用され始めています。

 

つまり、セカンドレイヤーは「私はこのコインを推しています」という無益なポジショントークやシェアの奪い合いから離れ、単純に暗号通貨エコシステム全体に益する改善技術として公共性が高いというメリットがあります。

 

また、最初に使用していたチェーンに問題が起きたり、そのチェーンが形骸化したりした場合、その他のチェーン上にその技術を移行することで簡単に生き残ることができ、セカンドレイヤー上で開発された技術やサービスは長期的に有効になる可能性が高いです。

 

もちろん、そのセカンドレイヤーのプロトコルがその他のセカンドレイヤープロトコルとの競争に敗れ、置き換えられる可能性は当然ありますが、メインチェーン上のネイティブコイン同士の競争、セカンドレイヤーソリューション間の競争の違いという話自体は興味深いですが、複雑になるのでここでは割愛します。

 

(ちなみに、Enigmaの放送でも少し話しましたが、ではセカンドレイヤープロトコルで独自のトークンを組み込むのは悪手なのか、については状況次第のところもあると思います。これについては次回以降機会があればまた考えてみたいです。)

 

メインチェーンへの負担削減

ビットコインやイーサリアムなどのメインチェーンは、原則的に記録を全てのノードで共有するという設計上、根本的にスケールさせるのが難しいという点はよく批判されてきました。

例えば、World Computerという概念で売っているEthereumも、最近増えてきているCryptokittiesなどのブロックチェーンゲームなどの人気の影響をもろに受けており、メインチェーン上で大量のトランザクションを必要とするアプリケーションがたくさん出てくると、メインチェーン上の手数料高騰、同期やストレージコストの増加など全体への負の影響が出てきます。ビットコインはイーサリアムよりシンプルなトランザクションしか作れないですが、それでも特に去年ネットワーク混雑と手数料増加がユーザビリティなどにもろにダメージを与えていましたね。

 

これに対してオンチェーンの容量を拡張したり(ブロックサイズ引き上げ)、トランザクションのサイズ削減したり、ネットワークを分割したり、など色々工夫、対策は考えられますが、オンチェーンでのトランザクションや記録されているデータの増加によるネットワーク全体の負担増、という構造は基本的に変わっていません。ユーザーや企業の利用コストの外部性が発生している、という表現を使うこともできるかもしれません。

 

一方、セカンドレイヤーのわかりやすいメリットして、データや送金記録の大部分はオフチェーンに保管し、メインチェーンはあくまでデータの一部や存在証明を埋め込んだり、いざという時の返金、罰則メカニズムとして使われているだけなので、メインチェーンへの負担を著しく削減できます。要はネットワーク全体に共有する必要性のないデータは出来るだけ外に切り離して、ただしそれでもいわゆるトラストレスな性質な失わないように工夫しよう、という考え方です。


結果としてオンチェーン(ファーストレイヤー)の混雑問題などが軽減されるだけでなく、セカンドレイヤー上でより高速で安価な送金やコントラクトの実行が可能になります。

 

このようなオンチェーンとオフチェーンのレイヤーの住み分けの方向性ははビットコインやイーサリアムだけでなく、暗号通貨関連全般のトレンドと言えます。

 

 

最後に

というわけで、自分は今年以降は特にセカンドレイヤー技術が熱いな、と改めて思っています。

 

ただし、それと同時並行でもはや自分が全く理解できないレベルのプライバシーやセキュリティー、スケーラビリティに関する画期的な提案や技術革新がメインチェーン上でも起きています。

 

なので片方だけやるべきとかいう話ではなく、当然両輪で進めていくべきなのは間違いないでしょう。しかし、今まではオンチェーンでどこまでなんとか出来るか、コミュニティで一致団結して頑張らないといけない!という割と一元的な話から、セカンドレイヤー、そして将来的にはサードレイヤーなど新しいレイヤーが出来て、そこでより自由に開発や競争が進んで行くというのは、将来的な拡張性や技術革新にとって飛躍的な進歩だと考えています。

 

自分がビットコインに興味を持った時に感じたポテンシャルや、広く一般的な使用に耐えうる新しいタイプのサービスなどはほぼ間違いなくセカンドレイヤー、もしくはサードレイヤーで初めて現実的になるんだと思います。

 

というわけで、今年1年でいきなり全てががらっと変わるわけではないですが、おそらくその将来図が一部垣間見える年になるのではないか、と2018年には期待しています。今回はLightningとEnigmaについて話しましたが、他にも実は自分が注目している画期的なセカンドレイヤーソリューションは他にもあるので、また時間がある時に記事か動画にします。

 

それでは。

 

SegWitとERC20両方に対応するモバイルウォレットEdge Walletって知ってた?

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実はかなり前からずっとやりたいと思ってたのですが、昨日とうとうEdge Walletのレビュー動画を撮影できました!具体的にEdge Walletの特徴や懸念点などは以下の動画を是非見てください!

 

youtu.be

 

 SegWit対応ウォレットの増加とSegWit浸透率の上昇

Edge Walletの細かい評価は動画を見てもらえればいいとして、SegWit対応のモバイルウォレットが今年に入ってから増えてきていますね。

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SegWit浸透率もしばらく10%程度をうろうろしてたのですが、ここに来て一気に30%までジャンプしています。

 

これは世界最大の取引所CoinbaseがようやくSegWitを導入を導入したのが大きな理由だと考えられていますが、Edge Wallet含め、主要ウォレット、特に気軽に送受信できるモバイルウォレットでSegWit対応がもっと進まないとSegWit対応率は伸びていかないと思います。

その点ではEdge WalletはSegWitを早い段階で採用しており、かつGreen Addressなどと比べ、シンプルで使いやすいので、応援したい気持ちもありますね。

 

ERC20トークン対応のモバイルウォレット

多分自分が知らないものも含めてEthereumのERC20トークン対応のモバイルウォレットってすでにいくつもあると思うのですが、大体はウォレットプロバイダーが指定した主要トークンしか送受信できなかったと思います。

Edge Walletは実は誰も?気づいてないようですが、マイナーなERC20トークン含めて基本的にはどのトークンでもモバイルウォレット内から扱えるようになります。自分は一応ERC20の規格に対応しているネタトークン「Bananacoin」でも問題なく送受信できたので(笑)、その他のコインも問題なく扱えるはずです。

 

これができるようになると、例えばサンタルヌーみたいな飲食店でのトークンの使用みたいなものが一気に楽になるので、これはかなり便利ですね。

 

ついに長年の夢が叶った?

ところで、今回の動画はある意味夢?が叶ったというか、実は自分テックとかガジェット系のレビュー動画が元々大好きで、特に最近またガジェット愛が戻ってきたというか、暇があれば最新スマホやラップトップの比較やレビュー動画ばっか見てます笑(別に必ずしも買うわけじゃないんだけどねw)

 

ちなみに最近13インチ帯のラップトップを仕事用に買おうと思って、ひたすらにレビュー動画やサイトを研究してたのですが、結局HPのSpectre 13 x360を選びました。

 

「spectre 13 x360」的圖片搜尋結果

 

美しい…笑

 

同じ13インチ帯だと、DellのXPS13が鉄板で評価が高いですが、XPS持っている人はすでに結構多いのと、やはりインカメラのポジションが悪名高いですね。

 

Spectre13 x360はデザインがユニークで気に入ったのと、バッテリー、処理能力なども必要十分以上にあり、外で仕事するのが多い人にとってはドヤりも含めて中々捗ります。ただ「360°」タブレットモードにできるのが売りなのですが、正直自慢する以外に使うことはほぼありません笑 他にも希望をあえて挙げるとしたら…

 

えーっと、というわけで話始めると永遠に続いてしまうので割愛しますが(笑)、まあともかく自分は必要以上に海外のガジェットレビュー動画とか見てたから、自分でもやってみたかったんですよ!以上笑

 

まあ途中でかなり話はずれましたが、他にも色々使えるプロダクトやプロジェクトについては積極的に試してみて、ビットコイナー反省会の方でレビュー、評価を今後やってみようと思うので、もしこれレビューしてみて、とかこれは正直微妙だったとかあったら、是非動画の方でコメントください。

 

ではでは。

マイニングが禁止されているはずの中国、深圳で、密かに盛り上がるマイニング市場

今週まで中国(香港、深圳)に滞在して、現地の業界の様子を探ったり、関係者と会ったりしてきました。

 

その内容は通常通りコインストリートの方で、動画で今月放送する予定ですが、かなり謎に包まれていた中国の暗号通貨事情が、おぼろげながら少しづつ見えてきた感じがします。まだちょっと自分の中でも情報の整理、仮説を考えたりしている部分もありますが、今まで見てきた国とはまた全然違う雰囲気でかなり面白かったです。

 

その中でも今日は、深圳で見たマイニング市場について先に少しだけ紹介します。

 

「中国のシリコンバレー」深圳

 

これはかなり有名で今更説明する必要はないかもしれないですが、深圳は中国のシリコンバレーとか呼ばれることもあり、中国のテクノジー業界、特にハードウェア製造を支える特別な場所です。

 

香港の北隣に位置し、香港から比較的簡単にアクセスできます。すでに行ったことある人も多いんじゃないでしょうか。(ちなみに自分はなんだかんだ今回中国初めて行きました)

 

深圳の状況については以下の外部メディアの記事などでも考察されてますね。

 

www.capa.co.jp

 

 

自分の深圳の全体的な印象としては、新しい都市だけありきれいで整頓されていて、隣り合う都市である香港と比べて圧倒的にスペース感もあり印象は結構良かったです。また、新しく建設中のビルなども多くみられ、「成長著しい計画都市」感がすごかったです。

 

それだけでなく、市内にはそれっぽいカフェとかも多く、サードウェーブ系ビットコイナーとしては働きやすそうだなーという印象。これはスペース不足もあってか、カフェとかがあまり見つけられなかった香港とは対照的でした。個人的には仕事をさっとすましたり、ドヤれるカフェは重要なので、深圳はここらへんもポイント高かったですね笑

 

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深圳の電気街

 

深圳の電気街は日本でいえば秋葉原みたいなものですが、規模感がとりあえずすごいです。ありとあらゆる電化製品、部品などを販売するお店が集結するビルが一定のエリアに10以上立ち並んでおり、ちゃんと見ていくと、一つのビルを回るだけで丸一日潰れそうなくらいのボリュームです。

 

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ガジェットとかが好きな人にとってはここは天国のような場所で、最新の製品や他には中々売ってないようなものも含め、通常日本で払う値段の三分の一くらいの値段で買えるものも多いです。

 

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例えば自分はこのUSBポートが4つあるプラグを買いましたが、これは中々他の場所では買えないとのこと。地味に便利です。ちなみにこれで確か300円とかでした。(同じ建物内で全く同じものを売っているお店の間でも価格が二倍くらい違ったりもしました)他にもめちゃくちゃ長いUSBケーブルだったり、フロア3階分すべて各種面白いデザインのスマホケースを売っていたり、最近スマホやラップトップなどのガジェット愛が再燃している自分としてはめちゃくちゃ楽しかったです。

 

 

今回自分は時間が限られていたこともあり、あまり買い物できなかったのですが、次回行くときはスーツケースのスペースに余裕を作っておこうと思います笑

 

電気街で大人気のマイニング機器 

そして電気街でASICが売られている、という話は一部元々聞いてたのですが、一緒に行った深圳在住の人も驚くくらいの量のASICが売りに出されていました。

 

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本来ラップトップ、コンピューターコーナーであったはずの階が半分くらいASIC販売所みたいになっており、数か月前には存在しなかった大量のマイナーショップがオープンしていました。

 

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Bitmainの最新モデルなども売っており、1000以上のユニットも普通に販売しているなど、在庫もかなりあるようでした。ちなみにマイナーだけではなく、Ledger Nano Sなどのハードウェアウォレットを大量に売っている店もありました(もしかしたらLedger自体が深圳で製造されているのかも)

 

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なぜこんなにマイニングが人気なのか?

 

自分が気になったのは、なぜ中国ではここまでマイニング機器に需要があるのか、です。実際投資効果でいえば、個人が古いマイニング機器を買ってプールに参加したりするより、単純にビットコインもしくはその他のコインを直接買った方が投資効果は高そうな気もします。

 

これについては色々説が考えられますが、どうやら「マイニング」という作業をすること自体への妙な先入観というか、「儲かりそうだ」みたいなイメージが中国では強いようで、投資回収効果とかをあまり考えないでとりあえずマイニングをしている人たちも少なくないそうです。

 

やはり目に見える形で何かしらの作業をして、それに対して報酬が与えられる、という方が安心出来るのでしょうか?余談ですが、全体的に中国のマイナーと話していると「労働者(マイナー)信仰」というか、我々はマイニングをすることでネットワークに貢献しているんだ、「労働の美徳」みたいなニュアンスを自分は感じました。そして中国人のマイニング愛というか熱気は本当にすごかったです。

 

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 (香港のマイニングミートアップの様子)

 

また、面白かったのは深圳でASICを買っているのは中国人だけでなく、自分たちがお店を回っていた時だけでも、ロシア人と日本人がASICに熱い視線を浴びせながら、店員と価格交渉している人たちもいました。「俺のロシアの兄弟用にもう一つおまけしてくれ」とか交渉しててウケました笑

 

マイニングは禁止されているはずでは?

 

ここで一つ思うのは、マイニングは中国で禁止されていたはずなのに、こんなにあからさまに売り出したり、大人気になっちゃってて大丈夫なのか?ということです。

 

確かに実際に現地の人に話を聞いてみても、政府はマイニングに関して禁止をしようとしたり、一部大きなマイニングファームを閉鎖した(しようとした?)という事実はあるようです。



ただし、禁止されているからやらないという単純な話ではなく、今回中国で全体的に感じた印象の一つでもありますが、「政府の動向などは確かに不安だが、ばれない範囲でやれば問題ない。重要なのはどうやってギリギリを攻めるか」というようなスタンスの人たちが多かったです。とはいってもこれは自分が受けた印象というだけで、本人たちがそう言っていたわけではないのですが、日本みたいに規制されているからやらないとか、金融庁に相談してくる、とかの優等生的な思考パターンとは根本的に価値観が違うのは明白でした。(まあ日本でも無視してやっている人たちは当然いますが、中国はまともな企業も含めてここらへんの認識の温度差を感じました)

 

中国政府のマイニングへの対応はまだ明確ではないようですが、深圳の電気街でこれだけ大量にASICが売られ大人気になっているのを考えても、中国のマイニング産業に衰退の兆しはあまり見られませんでした。

 

その他の中国、香港の暗号通貨事情

というわけで今回紹介したのはマイニングの話でしたが、他にも中国、特に深圳、香港エリアの関係者や企業に色々インタビューをしてわかってきた興味深い事実、印象などについては、今月のどこかのタイミングでビットコイナー反省会の方でライブ放送するので是非そちらを見てください。中々面白い話が他にもあります(アーカイブ動画は通常通りコインストリートのみで限定公開)日時が決まったらまたTwitterなどでアナウンスします。

 

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他にも最近コインストリートの方ではアルトコイン分析動画などもアップしてます。正直言うとアルトコインについて表で記事を書いたり発言してもあまりいいことがないので、今後アルトコインなどの分析、コメントなどはコインストリートの方でやってく予定です。すでにLitecoinとLiskに関して動画を公開していますが、今後も似たようなフォーマットの考察、議論、また注目度の高いプロジェクトやコンセプトの考察をしていく予定です。

 

www.coinstreet.club