ビットコインダンジョン2.0

Bitcoin (ビットコイン)やブロックチェーンを技術に詳しくない人たちのために、面白おかしく、そして真面目に語ります since 2014

12月30日(明日!笑) ビットコイナー反省会年末耐久特別放送スケジュール発表

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ヤヴァイ。もう明日30日、明後日は31日で2017年も終わりです。

 

「年末放送お楽しみに~!」とか言いながら昨日くらいまで何も考えてないことがばれ、気づいたら明日になってしまいました。というわけで明日の企画をひねり出し、今日これから準備します苦笑。年末忙しい、リアルが充実してやばいという人もいるかとは思いますが、30日の夜は反省会チャンネルで一緒にビットコイン、暗号通貨、ブロックチェーンの2017年を一緒に振り返りましょう…。

 

12月30日年末耐久放送スケジュール予定

18:00 ~ 19:00(予定) イスラエルの暗号通貨事情前編 with 平野さん

こちらはコインストリート用の収録ですが、ライブ放送はビットコイナー反省会チャンネル内で無料公開されます。(その後アーカイブ動画はコインストリートのみで限定公開)


先日自分も実際に現地で訪れたイスラエルではどんな人たちがかかわっていて、どんな衝撃的な業界が存在するのか。イスラエルは今まで行ってきた国の中でも特にインパクトが強い濃いコミュニティが存在しており、学ぶことも多かったので是非見てください!

 

19:30~ 20:30 2017年の暗号通貨業界を振り返る

 

こちらの放送では、割と真面目に2017年に業界内でどんなことが起きたか、どんな重要事件があって、今年をどう解釈すべきか、などについて比較的真面目にまとめ、考察していきます。

スケーラビリティ問題とフォーク危機、仮想通貨バブル、ICO狂乱、など色々ありましたけど、結構もう忘れていることも多いですね…。過去の反省会放送などを振り返りつつ、今年は一体どんな年だったのか、来年以降を予測する上でも重要なので真面目に考えましょう。

 

21:00~ 22:00 今年のぼやき部屋、ビットコイナーダークサイド連結特別放送

 真面目にイスラエルや今年の振り返りをした後は、今年の毒を完全に吐いていきます笑

 

いやー、今年も本当にくそみたいな年だった!!!(怒)

このころまでには結構体力を消耗している可能性もあり、かつ年納めということで、ぼやき部屋とダークサイドをまとめてフリートークで色々ディスって行きます笑マジで覚悟しろ

 

なお、今年に関する毒を吐きたい人、ダークサイドなエピソードを持っている人たちはこちらのGoogle フォームからバンバン投稿お待ちしておりますw。本番一部紹介します。

 

22:30~適当 今年の大賞!決定

 

そして放送する方も見る方も体力がもう残されてない状態に行った時点で、最後に今年の大賞!企画をします。

  1. クリプト川柳大賞

    先日Bitpressさんとのコラボで審査員になっていると言っていたクリプト川柳、自分が気に入った作品をいくつか紹介し、ライブ放送中に自分審査の大賞を吟味、発表します!(優勝者は純金もらえるそうです)

  2. 「今日のクリプトパンチライン」大賞

    Twitterで知る人ぞ知る、 #今日のクリプトパンチライン ハッシュタグ。色々問題発言も多いこのハッシュタグをTwitter見ていきながら、今年一番強烈に刺さったクリプトパンチラインを審査します。

  3. Scam ICO of the Year

    今年を大きく盛り上げてくれたICO。そしてスキャムICO as Entertainment。今年の記憶に残るScam ICO of the Yearを選出!勝ったプロジェクトの公式アカウントに無理やりエコビットトークンを送ります!!!笑

  4. 今年のマイクハーン/今年のダイモン

    今年は「今月のマイクハーン」から華麗に「今月のダイモン」に名称変更がされましたが、「今月のマイクハーン」の追悼祭として過去のBest of マイクハーンを選び殿堂入り事件を選定します。また、「今年のダイモン」大賞も審査!

 

というわけで、まさに自分もリスナーも耐久!!というか絶対途中でだれまくり気がしますが(笑)、上記のスケジュールでゆるゆる行こうと思います。全部見る人はおそらくいない気がしますが、イスラエル放送以外は全て反省会チャンネルで後日視聴出来るので、年末年始ゆっくり見てもらえば。

飛び入りゲストも募集!

今回Zakiyamaさんはスケジュール的に参加できるか微妙っぽいので、飛び入りで参加できるゲストが入れば途中で飛び入り参加的なのもウェルカムです(基本的に自分が直接知っている人オンリーにしますが)参加してみたい、という人がいればTwitterでDMかメッセージしてください。Zoomを使ってライブ参加できるようにします。

 

また、先日タイムバンクを使って飛び入り参加できる企画を考えてます、という話をしていましたが、ちょっと年末は企画でパンパンなので、こちらは年始に「今年の意気込み」的な感じで別枠で放送しようと思います。ちょっと予定変更申し訳ないですが、よろしくお願いします!

プロダクトのないICOプロジェクトは本当に問題なのか再考してみる

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気づいてなかったのですが、ポインさんのブログで日本でICOをやったプロジェクト「Alis」に関する記事が先日書かれており、自分のツイートも引用されていました。

ツイートが引用されること自体は別に問題ではないですが、一部文脈が抜け落ちていて自分が特に意図してなかったことに捉えられるかもと思ったので、一部補足と、プロダクトのないICOについてこちらのブログで改めて考察してみます。(ICOに関する記事は久しぶりな気がしますね)

 

ICOプロジェクトが過大評価され、プロダクトをリリースできない理由

btcnews.jp

 

自分が考えるICOの構造的な問題点とプロダクト開発の不在の理由については、数か月以上前にBTCNに寄稿したこちらの記事で比較的上手くまとめられたのではないかと思います。

 

記事としてはもう古くなってきてますが、ICOの問題点の指摘としてはまだ成立していますし、未だにプロダクトが存在していないICOが大部分なのは変わらないでしょう。今年の夏~秋、ICOのハイプが最高潮に達していた時との違いは、投資家や市場が現在の開発の遅れや投資としてのICOの魅力の低さに少しづつ気づき始め、調達が失敗するプロジェクトも増えてきていることでしょうか。

 

プロダクト不在のコミュニティ作り?

本題に入ります。今回の記事で自分のこちらのツイートが引用され、これが現在まだプロダクトが存在しない日本のAlisというプロジェクトへの批判のような形で紹介されていました。

 

まず若干の訂正ですが、上記のツイートは元々Alisを意識して言ったものではありません苦笑。ただし、Alisに当てはまることも多いと思うので少し追加で説明します。

 

これは実はイスラエルに先日いた時に、ICOのプロモーションなどを行っている会社の関係者と話をしていた時に出たトピックです。もっと言えば、むしろ「コミュニティがあるかどうかは結構重要だ」という趣旨の自分の発言に対して、PR会社の人がむしろそれを一部否定して、「コミュニティなんかより、重要なのはプロダクトがあるかどうかだ」という発言をしたものです。

これは自分はすごく興味深い発言だと思います。なぜならICOのPR会社はICOを宣伝したり、いわゆるコミュニティを創出したり運営したりすることのプロで、その人たちが「コミュニティ作りなんていうのは過大評価されている(そんなことは簡単だ)。本来全てプロダクトありきの話だ」、と言ってるわけですから。


もう少し具体的にAlisについて言うとしたら(正直自分はAlisについて細かく最新状況を追っているわけではないので、印象ベースになりますが)、別にプロダクトない状態で、ファンやコミュニティを作ろうとしていることを全て否定するわけではありません。

Alisの公式Twitterアカウントが後日コメントしているように、

 

当然企業として優先順位をつけつつも、他の業務は続行しなくてはいけないわけで、開発担当以外の人達もそれぞれ別の業務を分業するべきですし、そんなのは当たり前です。(まあ、開発にもっと人員を割け、などの批判は出来るかもしれないですが)

 

最近も、取引所が何かしらのアナウンスやキャンペーンなどを打つたびに、公式アカウントに対して、「早くサーバーを増強してください」「落ちなくなってからそんなことしろ」とか言う絡みをよく見るのですが、正直ちょっとかわいそうだな、と思うところもあります苦笑

企業としても当然色々同時並行で進めなくちゃいけないわけで、全て一気に解決できるわけでも、全ての人の不満を解消できるわけではないですからね。

 

プロダクトが存在しないICOの本当の問題とは?

では、プロダクトがなくても、プロダクトを鋭意開発しつつ、コミュニティも同時並行で盛り上げていけば何も問題ないじゃないか、と言っているかというと、実は全然そんなことはありません。

 

個人的に問題だと思っているのは、プロダクトがないのにトークンがすでに取引所で上場されていて、コミュニティを盛り上げるという名目でトークン価格を煽ってインサイダートレードが出来てしまったり、ある時点まで期待値だけ上げ続けることが出来てしまうことです。ある意味でこれがICOプラクティスの一番のガンだとも言えるかもしれません。

 

プロダクトが存在しないのにトークンがトレード出来てしまう場合、市場ではある種の「空気」とか「プロダクトへの期待値」みたいなよくわからないモヤモヤしたものが先にトレードされているわけです。

この状態で何が起きえるかというと、まともなプロダクトやユーザーベースが出来る前に、マーケティングやパートナーシップのアナウンスなどが連発され、プロダクトリリースを待たずしてコイン価格が数十倍などに跳ね上がることです。Factom、Augur、MobileGoなど、意図的かどうかは別としてこういうケースは本当に多いです。

 

別にコインの価格が上がるのは問題ではないような気もしますが、ICOの場合はインサイダートレードの規制やプリセールの参加者の売り抜け防止などの対応がないため、公式による価格操作、煽り行動が簡単にできてしまうのがまずいです。


Alisのケースにも当てはまりますが、そういうことではなく本当に完全な善意や戦略としてコミュニティ作りをしているということなのかもしれませんが、公式による煽りなのか、本当によかれと思って先にコミュニティを作っているのかの違いは外から見てる限りはわかりません。(まあ疑いすぎだろ、とか言われそうですがw)

つまり、プロダクトがまだないのにコミュニティを作ること自体は問題ではないですが、トークンがすでに取引所に上場されトレードされていることで、市場操作、モラルハザードが起きてもおかしくない状態を批判しています。

 

ICOトークンはプロダクトが存在するまで取引所上場させるべきではない

一言で言えば上記の通りです。

 

これは別にAlisに限ったことではないですが、自分はプロダクトや実ユースが存在しないICOトークンを取引所に上場すること自体をやめるべきだと個人的にしばらく主張しています。

もちろん、先行上場にはユーザーにとってもメリットもありますし、出来るだけ早くトレードしたいという需要も理解できます。また取引所としても一早くコインを上場させることで競合との差別化が図れたり、メリットも少なくないでしょう。

 

ただしプロダクトの存在しないトークンのトレードこそ、インサイダートレード、不平等な一部投資家のリスクなしの売り抜け、公式からの煽り、「コミュニティ」の拝金主義化など色んな問題の大きな原因になっていると思います。

 

逆にトークンがトレード出来ないのなら、トークンの価格変動などに気を取られる必要なくプロダクト開発に集中しつつ、プロダクトリリースに備えつつ良質なユーザーコミュニティーを作ろう、というのはむしろ健全だと思います。

最後に

というわけで久しぶりにICOの話をした気がしますが、イスラエルは本当にICOプロジェクト、またこれからICO実施を予定しているところも多く、自分も改めてICOの是非について考えさせられるところはありました。

特に自分はICO大嫌いのように思われてるかもしれませんが(笑)、プロダクトが存在するICO、不必要な金額を要求しないICO、ユーザーへのリスクをきちんと説明しているICOについては特にそこまで批判は実はしてません。

今回の話のように、プロダクトない状態の投機市場の存在などはいまだに問題だと思いますが、ICOに関しても業界、投資家ともに少しづつ冷静さを取り戻してきている空気もあり、それは良いことだと思いますし、ICOのベストプラクティスが今後完成していけばいいなーと遠目から思います。

 

そして、なんか今回名指しで一部批判しましたが、Alisもまともなプロダクトを出来るだけ早く出して、スキャムとか言ってたやつどこだ、とドヤってくれることを淡く期待しておきます。自分は別にスキャムとは言ってないけどね笑(あ、ちなみにICO前に昔さらっと読んだAlisのホワイトペーパーは、お世辞にもレベルが高いとは言えなかったと思ったのは白状しておきます)

 

【宣伝】

上記のようなICOの問題点、取引所とICOトークンの関係性、また韓国やイスラエルなど海外の暗号通貨界隈の事情などはコインストリートで動画で色々議論しています。今回の記事のような話が面白いと思ったら、是非こちらもチェックしてみてください。結構色々えぐってますw

独り身ビットコイナーとクリスマス2017年版

クリスマスですね。皆様いかがお過ごしでしょうか?笑

 

優雅にツリーを組み立てて家族サービスをしていたり、大切な恋人とムフフな感じになっている人もいるかもしれないですが、この記事は独身ビットコイナーの人に向けて書きたいのですが…

 

自分がフルタイムビットコイナーになってからこれで通算4度目のクリスマスですが、ここ数年クリスマスに何か特別な記憶があるかと言えば、特に何もありません。

 

いや、ただし正確に言えば、去年は全く同じタイトルのブログ記事ビットコインダンジョンで書きながら、大腸麺を食べていた記憶はあります。

 

そして一年が経過…、一体この一年で何が変わったのでしょうか?

 

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わかりますか、それもこれも全てビットコインのせいです。

 

それでも去年(2016年)は、来年(2017年)はビットコインがもっと一般浸透して、価格もMoonしてビットコイナーにとって春が来るんじゃないか!

 

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今年に入ってから「仮想通貨元年」だなんだとぬかして、確かにユーザー数は圧倒的に増え、一般浸透とも言ってもいいような状態が日本では来ています。暗号通貨全般の価格も今年1年で大きく上昇し、「億り人」とかいうかっこいいんだがダサいんだがよくわからない名前も出てきたり、ビットコイナーにとっては一応追い風にはなっていたはずです。


ただし、右肩上がりの相場に調子乗って焼肉パーティーしたり、オフ会行きまくったりチャラいことをやっている人たちも増えているようですが、そもそも本来はビットコインなんて元々オタクや反乱軍的な人たちがお互いをTwitterで罵りあったり、資産が1日で30%上下するほどの不安定感、またスキャマーみたいなのが国内外で跋扈する世界です。

 

女子に言わせれば「仮想通貨マンは全員無理」というのがまだコンセンサスなのはご存知の通りです。というか正直に言えば仮想通貨マンなんていうのは、仮想通貨をトレードしているくらいの人で別にそこまで本当はずれている人たちではないです。ある意味ではまだ更生の余地はあります。

 

世の中全てスキャム、とか、そろそろ国を作り始める、とか言い始めたり、そもそも住所不定無職、みたいなガチビットコイナーは、全員無理とかそういうレベル以前の問題です。

 

 

え、自分は今何をやっているのか?

 

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Baby boy、私はここにいるよ。

 

今年に至っては自分はクリスマスが宗教上の理由で存在しない国、イスラエルに避難してきました。ビットコインマキシマリストが集う聖地、クリスマス回避国、と言っても過言ではありません。そうです、クリスマスはスキャムです…。

 

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クリスマスとか関係なく働いています。

 

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まあというか本当に、そもそもクリスマスだからと言ってうわついてチャラチャラしている暇があったら働けって話ですよ。そういうの基本嫌いなんですよね。ビットコインはチャートもマイニングもクリスマスも年末年始関係なく動いているし、ビットコイナーもだからそんなの無視して粛々とやることやるのみ。

 

とりあえずユダヤ人の女の子超かわいいじゃん、改宗ワンチャンあるんじゃない!?とかアホなことを自分で言っていたのは目をつぶります。

 

それでは。

 

PS イスラエルの業界やプロジェクトの話はこちらのブログやコインストリートの方でまた話したりするのでお楽しみに!イスラエルは想像通り、想像以上にDopeな世界が広がってそうです。