ビットコインダンジョン2.0

Bitcoin (ビットコイン)やブロックチェーンを技術に詳しくない人たちのために、面白おかしく、そして真面目に語ります since 2014

フルタイムビットコイナー3周年になりました

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みなさーん、かなり久しぶりの更新になってしまいました。

どうでもいい個人的な話なのですが、9月1日でちょうど「フルタイムビットコイナー」3周年になりました。フルタイムビットコイナーとはなんだ、という突っ込みがすでに色々ありますが、ビットコイン、ブロックチェーン関連のことのみで基本的に生きていて、四六時中そのことばかり考えている人、というところでしょうか。

そこでちょっとテンションが上がって今日の早朝に久しぶりに動画を撮ったのですが、正直何をしゃべっていたかよく記憶にないのと、なんかむにゃむにゃ通常よりまとまりのない話をしてしまいました笑まあ、要はこれからも頑張りまーす、的な話だったと思うのですが…w

 

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というわけでこの動画は暇な時に見てくれれば十分だと思いますが、特にしばらく思っていることをちょっとだけブログでも書いておき、決意を新たにしたいなーと思います。個人的なことだけど、まあブログって元々そういうものですよね笑

 

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韓国で仮想通貨トレードが盛り上がっている理由 仮想通貨バブル特集

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8月の頭に韓国の仮想通貨業界の事情を説明する中々興味深い記事が出ていたので、動画で簡単に概要を説明して、印象や今後の展望について話しました。

 

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動画の方では基本的にEthereumやRippleなどが韓国で人気の理由や、日本との類似点などについて話していますが、こちらの記事でも一部内容の補足をしておきます。今後は動画の方で概要や印象、ニュアンスを出来るだけ説明するようにして細かい話などは記事の方でカバーするスタイルで行くことにします。


    1. 韓国はEtherの取引量世界1位

      Coinmarketcapの内訳によれば、韓国の3大取引所だけで世界のEther取引量の三分の1相当を誇っているようです。Etherの取引量は最近日常的にビットコインの取引量を上回っているのですが、韓国からの需要が大きな役割を果たしているのは間違いなさそうです。日本でもEthereum好きはいますが、取引量などで見るとそこまで盛り上がっている感じはないので、韓国のEthereum熱はやはりすごいみたいですね。


    2. 韓国プレミアム

      動画の中で、韓国で暗号通貨を買おうとすると割高になる(プレミアムがつく)という話もしたのですが、海外の取引所との価格の乖離がどれくらいなのか気になりませんか?(なります)

 
ビットコイン相場.comの管理人さんにダメ元で聞いてみたところ、

 

 

なんとこの神対応、しかも

仕事が早すぎる笑

というわけでこちらのページで、地域ごとのビットコイン価格乖離をグラフで終えるようにすでに一部対応してもらっているので、是非確認してみてください。今のところ見た感じでは韓国プレミアムはいうほどではなく、どちらかというと韓国よりさらに色々制限が厳しそうな中国の方が価格差はひどいですね。

 

などなどです。

今ビットコイン価格が急騰していて、もはや4000ドル超えでいまいち実感がわかないレベルまで行っていますが、これはどこの市場がリードしてるんでしょうね。Bitfinexがアメリカ人へのサービス提供を一部制限するというニュースがありましたが、日本、中国、韓国、アメリカというかYen,Yuan, Won, USDなどの暗号通貨取引市場での覇権争いみたいになっていて面白いですね。

Bitcoin Cash(ビットコインキャッシュ)のアップデートと今後の展望

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ビットコイナー反省会のチャンネルの方で、ビットコインキャッシュの最新状況と私見、今後の展望などを説明してみました。記事でも一部内容の紹介と動画で話せなかった部分の補足をします。

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ビットコインキャッシュの現在の状況

ビットコインキャッシュの最新の価格、ブロック承認時間、難易度、ハッシュパワーとそれらのビットコインとの比較をするにはBitinfochartsというサイトが超便利です。

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こんな感じで横並びでそれぞれの統計が比較できます。

これによると現在Bitcoin Cashの価格はBTCのちょうど10%ほど。ブロック承認時間も分裂直後の8時間~12時間などから大分改善し、現在20分に一回ブロックが発見される位のペースまで来ています。

難易度はBTCの17%まで落ちており、この難易度調整のからくりとマイナーの反応などについては動画で詳しく話しています。

その他の詳細はBitinfochartsもしくはCoin.danceでも確認できるので是非自分でも確認して欲しいですが、分裂直後のゴダゴダも落ち着き、Bitcoin Cashは安定期に入ってきており、この時点でハードフォークは完了して少なくともしばらくはBitcoin Cashという新しいコインが存在することになりそうです。

 

ちなみにBitcoin Cashの呼び方が問題になってますが、自分はBCH派です。

SegWitの話で1年以上消耗してきて、結局SWは導入される流れになりましたが、結果としてビットコインからハードフォークして新しいコインが生まれるとは当時は考えてなかったので、実は結構衝撃的な展開でもあります。まあ何が起きるのがわからないのがある意味ビットコインの楽しさでもあり、今後の展開次第では11月にまた同様の展開を迎えて、2つどころか3つにビットコインが分かれる可能性もありますしね。

今後の展望

動画でこちらも説明したので詳しくはそちらを見てほしいですが、Bitcoin Cashは今後SegWit2Xのハードフォーク議論で重要な意味を持つ可能性があると自分は予想しています。実使用はあったとしてもしばらく先だと思っており、当面はビットコイン政治の綱引きやトレーダーの投機ツールとして機能しそうです。ただし原理的にはBTCよりブロックサイズが大きく、より多くのトランザクションをより低い手数料で送れるようになるので、Bitcoin Cashへの支持が何かしらの理由で増えていけば店舗決済などももしかしたら始まるかもしれません。

 

ただし、この展開があったとしても宣伝目的というか限定的だと自分は予想しており、そもそも手数料が安いだけだったら「Litecoin使えばいいんじゃないの、Litecoinの方が承認時間も短いし、Bitcoin Cashよりもまだ分散化されている」とかの指摘もすでにあります。まあBitcoin Cashはまだ始まったばかりなので、ハッシュレートの分布や実利用もこれからどう変化していくか、判断するまでもう少し時間を上げてもいいと思います。

 

というわけでビットコインキャッシュは、何かしら大きな動きや騒動があるまで安定期に入ったといえます。次の大きなイベントはやはりBTC上のSegWitのロックインとアクティベート。待望のSegWitですし、その前後でまた色んな事件が起きそうな気もするので、引き続きウォッチしていきます。


(※サムネイルに使用させてもらっているのは、エヌ 🦁RETPYRCのメモリーチェーン作品です。)