アルトコインマップ(サロン寄稿記事)
アルトコイントレードしてますか?
自分も実はビットコインに興味を持ってからずっとちまちまアルトコインをトレードしているのですが、特に最初の方はよくわからないコインでも、「何か上がりそうだ」「ワンチャンあるかも!」みたいな感じでギャンブル的に買ったりしてました。(まあその「投資」結果がどうだったかなんて言わなくてもわかると思いますが笑)
まあ自分も初期はそんな感じだったので偉そうなことは言えないですが、どんなコインか全然わかってないのに、周りにあおられて買って大損みたいなことをしている人が結構いるようなのでちょっと心配してます。自分は最近はアルトコイン自身そこまで色んなものを買ったりはしてないですし、きちんとアップサイドやリスクを理解しているものだけ安くなったりしたら買い増ししたりするくらいです。でも明らかにそっちの方が勝率は高いです。(そこまでちゃんと計算もしてないですが笑)
だけど、アルトコインはたくさんありすぎて、全部調べるのも無理だし、そもそもどこから始めればいいかわからないという人も結構いると思います。そこで、アルトコインマップという形で、主要なアルトコインの特徴、懸念、個人的な見解、日本語での詳細情報ソースについて広く浅くではありますが、大石さんと運営している有料サロン「ビットコイン&ブロックチェーン研究所」用にまとめてみました。
今回まとめたコインは、
- Bitcoin
- Ethereum(Ethereum Classic)
- Steem
- Ripple
- Dash
- Monero
- NEM
- Sia
- Storj
- Maidsafe
- NXT
- Lisk
- Tether(とその他の価格安定通貨)
- GAME(要望が結構あったのでこの後追加)
です。(サロン内のコメントや要望次第でさらにいくつか追加するかも)
それぞれの特徴や懸念だけでなく、噂話とか自分が業界内で結構中にいるからこそ聞こえてくる声とかも加味して結構正直な自分の意見を書いています。結構バイアスがかかっているところもあるかと思いますが、一つの見方として参考にするにはいいかと。
もちろん自分も上記全てを詳細まで理解しているわけではないですが、上記の特徴などを理解しておくと、なんとなくアルトコインエコシステムの概要が見えてくるかと思います。
それにしても、2年前くらいは本当に有象無象のほとんど特徴のないコインが上位に食い込んだりしてたのですが、アルトコインも大分収束したというか、やはり大きな特徴がなくて、活発なコミュニティーが存在しないアルトコインはどんどん滑り落ちてっていますね。
同時にSteemやEthereum Classicのようにいきなり上位に食い込んでくるプロジェクトが出てきたり、アルトコインの順位変動は結構ウォッチしてくと面白いかもしれないですね。1年後にどのような状況になっているか想像するとちょっとドキドキです。ビットコイン同様、アルトコインの群雄割拠、浮き沈みも非常に速いので、今回の記事は、定期的に更新していこうかと思います。他にも最新のトレンドの解説だったり、役に立つ記事が見れるので、よければ「ビットコイン&ブロックチェーン研究所」ものぞいてみてください。
それでは。
(速報)ビットコイン内戦が終了!?
つい1時間ほど前に、上記のCoinbase CEOのBrian Armstrongさん(Bitcoin Classic推し)と、コア派の先鋒Samson Mowさん(多分笑)が仲良くにっこり握手をした写真がTwitter上で流されて、ビットコイン内戦が終了しました、という宣言が出されました。
正直まだ情報が乏しく果たしてこれは本当なのか、今後どうなりそうかはまだよくわからないですが、CoreとClassicが歩み寄り、協力してブロックサイズの引き上げ、スケーラビリティの問題の解決に向かい始める第一歩なのかもしれません。
要因は色々あるとは思いますが、現在Ethereumに起きているETHとETCの分裂と混乱、コンセンサスなきハードフォークのリスクなどが露呈されたのも大きな要因としてあると思います。その点ではEthereumでの教訓がビットコインに生かされるということになるのか。
ビットコイン価格はこの数日で爆裂下降中でしたが、もしかしたらこのニュースがきっかけに反転するのかもしれません。よくわかりませんが、自分はでもあんまり期待してないですし、逆にCoinbaseと中国の取引所の代表が握手した写真流しただけで価格が爆上がりしてしまうのも結構微妙なので、むしろ市場が冷静に反応してくれた方が自分は嬉しかったりしますが。
とりあえず続報あり、情報の整理がついたらまた何か記事書くと思います。
それでは。
ビットコイン黎明期よ、さようなら
昨日、bitFlyer代表加納さんとCFO金光さんという豪華なコンビをゲストに迎えた毎月末のポッドキャストビットコイナー反省会の収録がありました。
あまりこういうカジュアルな企画に参加するイメージがなかったbitFlyerの加納さん達にゲストとして参加していただけるという奇跡もあり、かなり興味深いエピソードになったと思います。
詳細はビデオを見るのが一番手っ取り早いですが、昨日の収録の中で、Mt.Gox事件前後の国内のビットコイン業界の様子、一般普及の転換点に関する話が自分としては特に面白かったです。
加納さんは2010年からビットコインを知っていて、Mt.Gox以前2013年前半のビットコイン業界を実際に体験している国内ではかなり貴重な人だということで、今から考えると笑えるMt.Goxのひどいトレードシステム、ローカルビットコインで対面取引しようとしても国内にビットコイン持っている人が10人くらいしかいなかった状況など、自分たちが聞いてもすごい面白い話がポンポン出てきました。
自分はMt.Gox後に入ってきた「Goxチルドレン笑」なので、それ以前の話は語れないですが、Mt.Gox後もしばらくは、「ビットコインに関する仕事」をしていますと言うのはかなりアレな感じで見られましたし、しばらくはビットコインを買ったり、保管したり、詐欺や取引所のハック倒産などを避けるのも結構大変だったりしました。自分も最初はローカルビットコインでビットコイン買ったりしてまし、わけのわからないアルトコイン買ってみたり、Bterなどでも小規模Goxしたりしましたしね。
Mt Gox事件後に、国内でビットコイン関連の会社が2つ、3つ段々出てきて、ようやく何か国内でも業界らしきものが形成され始めたくらいの時期で、何やっても国内で初めてですし、何やるにも前例がないような楽しさもしばらくはありましたね。○○がビットコイン受付開始!というレベルのニュースでかなり喜んだりしていました笑
それからフェーズは大分変わって、もうビットコイン黎明期は完全に過去のものになりましたね。ビットコインを買うのもそこまで難しくはないですし、テレビや雑誌などで好意的な特集が組まれたり、日本語のビットコインニュースメディアもたくさんありますし、別にビットコインの話をするのはタブーでもなくなりました。(合コン以外では…)明確な法規制が来年には施行されたりもします。
転換点は色々あったと思いますが、金光さんは2015年の5月に発売されたWiredの「Money特集」に興奮したことがこの業界に入るきっかけになったということで、自分も当時のWiredの特集は一般雑誌がビットコインなどについて好意的にかつそこそこマニアックなところまでカバーしていて、かなり印象に残っていたことの一つです。他にはR3CEVと銀行コンソーシアムのアナウンスでブロックチェーンが世界を変えると確信したというような発言もポッドキャスト内でありました。
(ちなみにWiredのバックナンバーはこちらから買えるので、記念に買っとくといいかも)
昨日の放送でゲストとそんな感じの話をしながら、過去2年半くらいでも色々変わったし、黎明期には黎明期の楽しさみたいなのはあったのを思い出しつつ、同時に業界と技術の成長スピードはすごいなとも改めて思いました。
また、ビットコインの黎明期は過ぎたかもしれないですが、スマートコントラクトだったりDAOだったり今まさに現在進行形で黎明期とも言えるような現象が起きている領域もあり、多分2年後くらいに、「昔はEthereumは一つしかなかったんだよ」とか「スマートコントラクトカンファレンスには何かスーツの人たちばっかり来てる時期とか会ったよね」とかいう話をしているのかもしれません笑そう考えると、何かまだまだこの先も予測不能なことが起きたり、色々楽しめる気もします。
まあとりあえず昨日結構頑張ったので、ビットコイナー反省会Ep7見てねっていうことです!笑
それでは。
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